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Twitter広告のプロモ広告(旧プロモツイート)とは?特徴や配信手順、効果を徹底解説

公開日:2021年06月25日

最終更新日:2024年02月20日

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Twitter広告の中でも最もシンプルで、多くの広告主に利用されているのが「プロモ広告(旧プロモツイート)」です。本記事では、プロモ広告の特徴や仕組みをご紹介するとともに、利用することで期待できる効果、実際の配信手順をご紹介します。

Twitter広告の概要についてはこちらの記事をご確認ください。

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プロモ広告(旧プロモツイート)とは

プロモ広告の概要

プロモ広告(旧プロモツイート)は、Twitter広告プロダクトの種類の一つで、通常のツイートと同じ形式でテキストや画像を配信する最もオーソドックスなフォーマットです。2021年4月のTwitter広告プロダクトのリブランディングにより、「プロモツイート」から「プロモ広告」へと名称変更しました。

Twitter広告には現在、20以上の種類があり、大きく以下の5つのカテゴリに分けられています。

  • プロモ広告
  • フォロワー獲得広告
  • TwitterAmplify
  • Twitterテイクオーバー
  • Twitterライブ

参照:Twitterビジネス『Twitter広告プロダクトのリブランディングのお知らせ』

名称変更まとめ

また、他の広告プロダクトも、以下のように名称変更しました。

プロモ広告の3つの特徴

通常のツイートと同じ形式で表示できる

プロモ広告は、通常のツイートと同じくテキストや画像、動画を利用した投稿を配信します。ユーザーのタイムライン上で、他のアカウントの投稿と並んで表示されるので、自然な形でユーザーにアプローチできます。アカウント名の下やツイート左下に「プロモーション」と表示することでオーガニックなツイートと区別されます。

精度の高いターゲティングできる

Twitterテイクオーバーは買い取り制の広告枠のためターゲティングができませんが、プロモ広告ではターゲットの属性を絞り込んで配信でき、より関連性の高いユーザーへのアプローチが可能です。

Twitter広告では、地域や年齢などオーディエンスの特性を絞り込んだり、特定のトピックやキーワードをツイートしているユーザーを指定したり、特定のアカウントのフォロワーと類似するフォロワーに配信したりと、多様なターゲティングが可能です。

Twitter広告のターゲティングの種類や設定など詳しく知りたい方はこちらの記事もご確認ください。

2次拡散が期待できる

プロモ広告は、通常の広告と同様にユーザーがいいね・リツイート・コメントをすることができます。リツイートされることで、ターゲットオーディエンスに含まれないユーザーにも広く情報を拡散できます。また、リツイートされた投稿では、アクションがあっても課金されることがありません。高い費用対効果を保ちつつ、認知拡大が実現できます。

プロモ広告で期待できる効果

プロモ広告をビジネスで利用することで、以下のような効果を期待できます。

情報を広く拡散し、認知を拡大できる

Twitterの最大の強みは拡散力です。関連性の高いターゲットに配信するだけでも効果は高いですが、そのターゲットユーザーが広告をリツイートしたり、広告についての話題をツイートしたりすることで、さらなる情報の拡散が期待できます。

ユーザーに投稿してもらいやすいよう、商品・ブランドにまつわる独自のハッシュタグを作ってテキストに含めるなどすると良いでしょう。

2次拡散により、潜在顧客を獲得できる

既に述べたように、プロモ広告はリツイートをすることが可能です。リツイートされることで、そのアカウントをフォローしているユーザー、つまり広告のターゲット層以外のユーザーにも広告を見てもらうことができ、認知がさらに広がります。これまでアプローチしていなかった新しいユーザーを獲得することにも繋がるでしょう。

UGCを促し、ユーザーをファン化することができる

ユーザーも参加できるような企画を広告で行い、UGCの創出を促すと効果的です。UGC(ユーザー生成コンテンツ)とは、ユーザーから発信されたコンテンツで、商品やサービスの宣伝に繋がるような投稿のことです。広告配信後もユーザーの投稿は残るので、リツイートしたり、作り直してオーガニックの投稿として利用したりすることで、投稿のバリエーションが増えるとともに、ユーザーのエンゲージメントが向上してファンになってもらうことも期待できます。

UGCの効果的な活用方法については、こちらの記事をご確認ください。
UGCとは?SNS時代の今こそマーケティングに取り入れよう!メリットや活用事例を徹底解説

プロモ広告の配信面

プロモ広告は、以下の5つの配信面に表示されます。配信面は、広告設定の際に広告グループの「プレースメント」項目で指定することもできます。

  • タイムライン:広告主が設定したターゲティングにマッチするユーザーが、ホームタイムラインにアクセスした際に広告が表示されます。
  • アカウントのプロフィール:広告主が設定したターゲティングにマッチするユーザーが、自身のプロフィールにアクセスした際に広告が表示されます。
  • 検索結果ページの上部:ユーザーが「キーワード検索」の検索欄で検索したとき、そのキーワードが広告と関連性が高い場合、検索結果の上部に広告が表示されます。
  • トレンドテイクオーバーのクリック後の画面:「話題を検索」タブ内の「おすすめ」や「トレンド」のハッシュタグの1番上にハッシュタグとテキストで表示される広告をトレンドテイクオーバーと呼びます。トレンドテイクオーバーをクリックすると、そのハッシュタグをが入ったツイートが一覧で表示されますが、そこにプロモ広告が表示される場合があります。
  • 公式Twitterクライアント:iOS版Twitter、Android版Twitterなどデスクトップ版/モバイル端末版Twitter公式クライアントに広告が表示される場合があります。

ターゲティングを設定した場合、基本的には条件にマッチするユーザーにしか広告は表示されません。ただし、すべてのプロモ広告はTwitterのタイムライン上にあるため、検索すると閲覧することができます。

参照:Twitter広告ヘルプセンター『プロモ広告について教えてください。』

プロモ広告の課金形式

Twitter広告では、選択したキャンペーンの目的によって課金タイミングが異なります。例えば、キャンペーンの目的として「リーチ」を選択するとインプレッション1,000回ごとに、「ウェブサイトのクリック数」を選択するとリンクがクリックされるごとに料金が発生します。広告が表示されても、請求対象となるアクションが行われなかった場合は課金されません。

現在、キャンペーンの目的には以下の8つがあります。

広告キャンペーンの目的課金対象
リーチインプレッション数(CPM)
動画の再生数CPV(動画の再生数)
プレロール再生数CPV(プレロール再生数)
アプリのインストール数アプリのクリック数(コストパーアプリクリック)
ウェブサイトのクリック数リンクのクリック数(CPC)
エンゲージメント数エンゲージメント数(CPE)
フォロワー数フォロー数(CPF)
アプリのエンゲージメント数アプリのクリック数(コストパーアプリクリック)

参照:Twitter広告ヘルプセンター『Twitter広告キャンペーンの基本』

広告効果を高めるためには、広告を見たユーザーに最終的にどんなアクションをとってもらいたいか、まずは目的を明確にすることが重要です。

また、課金対象のアクションごとに支払う金額は固定されているわけではなく、以下の4つの要素から総合的に判断されて決定します。

  • 広告の魅力
  • ターゲティングしているオーディエンスのサイズ
  • 同じオーディエンスをターゲティングしている他の広告主様の数
  • 入札額

広告主は、課金対象となるアクションに対して支払う意思のある上限金額を「入札額」として設定することができます。Twitter広告の入札タイプには「自動入札」「上限入札単価」「目標入札単価」の3種類があるので、広告配信の目的によって適切な入札タイプと入札額を設定しましょう。

さらに、キャンペーンの予算を設定し、支払ってもよい合計金額の上限を指定することも可能です。最小額は決められておらず、自由に設定できます。

Twitter広告の費用について、詳しくはこちらの記事で解説していますのでご確認ください。
Twitter広告の費用はいくらかかる?費用対効果を高めるポイントもご紹介

プロモ広告の種類と入稿規定

画像広告

1枚の画像とテキストにより、シンプルかつ視覚的に商品・ブランドを表現します。

<基本の画像広告の入稿規定>

  • 文字数:半角280文字以内(全角の場合140文字以内)。リンクを含める場合、全角12文字分はリンクに使用されます。
  • 画像サイズ:横600ピクセル以上推奨
  • アスペクト比:デスクトップは2:1~1:1、モバイルは16:9

動画広告

通常15秒以内の動画とテキストにより、動きを含めてよりリアルに商品の魅力を伝えます。

<基本の動画広告の入稿規定>

  • 文字数:半角280文字以内(全角の場合140文字以内)。リンクを含める場合、全角12文字分はリンクに使用されます。
  • タイトルの長さ:70文字
  • ファイルサイズ:1GB未満のファイルを推奨
  • 動画の長さ:15秒以内(一部の広告主では最長10分までの動画を配信できる場合がありますが、できるだけ短い動画が推奨されます。)
  • ファイル形式:MP4またはMOV
  • アスペクト比:2:1~1:1対応(1:1を推奨)
  • 動画サイズ: 1200ピクセル×1200ピクセル推奨(1:1の場合の最小は600×600)
  • GIF画像サイズ:横600ピクセル以上推奨
  • サムネイル画像:ファイル形式はPNGまたはJPEG、アスペクト比は動画と同じ比率を推奨、最大サイズは5MB
  • 解像度:1280×720(横置き画面)、720×720(正方形)

カルーセル広告

複数のビジュアルを水平方向のスワイプ形式で表示することで、商品やブランドのストーリーや使い方、複数の機能などを紹介できます。

<カルーセル広告の入稿規定>

  • スライドの数:2~6枚(画像または動画)
  • アスペクト比:1.91:1または1:1(すべての画像で1つのアスペクト比のみ使用可)
  • リンク:それぞれのスライドに個別のウェブサイトまたはアプリのリンクを割り当て可

モーメント広告

複数のツイートをまとめる「モーメント機能」により、140文字では伝わらない商品やブランドの魅力を表現します。

テキスト広告

文字だけで表現することで、伝えたい情報を絞り、簡潔に伝えることができます。タイムラインに溶け込みやすいので、ユーザーから受け入れられやすいです。

<テキスト広告の入稿規定>

  • 文字数:半角280文字以内(全角の場合140文字以内)。リンクを含める場合、全角12文字分はリンクに使用されます。

Twitterオーディエンスプラットフォーム

Twitterオーディエンスプラットフォーム

Twitterタイムラインだけでなく、Twitterオーディエンスプラットフォーム上のさまざまなモバイルアプリのネットワークにも広告を表示し、拡散性をさらに高めます。既存の広告のクリエイティブを利用できるので、新しいクリエイティブを作成するための工数も削減できます。

参照:Twitter広告ヘルプセンター『広告クリエイティブの仕様』

プロモ広告の配信までの6つの手順

アカウントの作成

Twitterアカウントを持っていない場合、まずはアカウントを作成する必要があります。アカウントを作成したら、メニューから「Twitter広告」タブを開き、広告の作成を開始します。

キャンペーンの設定

最初にキャンペーンの目的を選択します。選択した目的に応じて広告が最適化されるので、ユーザーに最終的にどんな行動をとってもらいたいかを明確にイメージしてから設定しましょう。

キャンペーンの目的

次に、「キャンペーンの詳細」で支払い方法、日別予算または期間全体の総予算、配信期間などを設定します。

キャンペーンの詳細

広告グループの設定

キャンペーンの設定の次は広告グループの設定を行います。配信期間、広告グループ単位の総予算、入札戦略、課金方法などを選択します。

広告グループの詳細

ターゲティングの設定

性別や年齢などを指定するオーディエンスの特性、端末、顧客データをアップロードするカスタムオーディエンス、キーワードや興味関心を指定するオーディエンスの条件によってターゲティングを設定します。

ターゲティングの設定

Twitter広告のターゲティングについて、詳細はこちらの記事をご確認ください。
Twitter広告のターゲティングの種類と設定のポイント【2021年最新版】

配信面の設定

タイムライン、プロフィール、検索結果などから配信面を指定します。

プレースメントの設定

クリエイティブの設定

「ツイートを作成」を選択すると、広告のツイート作成画面に遷移します。フォーマットを選択してメディアをアップロードし、テキストやURLなど必要項目を記入します。

クリエイティブの設定

右側にプレビューが表示されるので、どのように配信されるか確認しながら作成しましょう。

クリエイティブを設定したら確認画面で全体の設定項目を確認し、「キャンペーンを開始」します。

プロモ広告を配信する時の注意点

引用リツイートを削除できない

プロモ広告は、リツイートや引用リツイートによって2次拡散されるのがメリットです。しかし、広告に誤った情報や不適切な表現が含まれているなどして削除した場合、リツイートは削除されますが、引用リツイートはそのまま残ってしまいます。

配信前に広告の内容を入念にチェックし、誤った情報が拡散されることがないようにしましょう。万が一削除する場合、引用リツイートしたユーザーに投稿の削除を依頼するなどの対応が必要です。

ネガティブなコメントをされる可能性がある

ユーザーはプロモ広告にコメントすることができ、コメントしたユーザーが非公開設定でなければ、すべてのユーザーがコメントの内容を見ることができます。好意的なコメントだけでなくネガティブなコメントをされることも想定されるので、対応方法を考えておきましょう。

対応方法の一つとして、Twitter広告ではツイートにコメントできるアカウントを制限することができます。

非表示・ブロックされる可能性がある

ユーザーは、Twitter広告の右上のメニューから「この広告に興味がない」を選択すると、その広告を非表示にすることができます。また、「○○さんをブロック」を選択すると、そのアカウントの広告だけでなく通常のツイートも表示されなくなります。

ユーザーに不快感を与えてしまうことのないよう、他の投稿になじむ広告、面白く惹きつけられる広告、有益だと感じてもらえる広告を作成しましょう。

配信開始までに時間がかかる場合がある

Twitter広告は、審査に通らなければ配信することができません。アカウントがTwitter広告への参加資格を満たしているかどうかが審査され、最短数日間、最長で2~3週間かかると言われています。新規のアカウントの場合、一定期間の運用が必要なため、より時間がかかる傾向にあります。

あらかじめTwitter広告ポリシーを確認し、ルールに従って広告を作成しましょう。審査の期間も考慮し、余裕のあるスケジュールで配信準備を行う必要があります。

プロモ広告の成功事例を読みTwitter広告の魅力に触れよう


Twitter広告事例┃ビジネスを加速させた会社3社を紹介

上記リンクから”プロモ広告を活用しビジネスを加速させた企業”について知ることができます。上記リンク記事を読むメリットは”それぞれ別業界の企業3社がプロモ広告をどのように利用したか”、そして”どのような成果を創出することができたのか”を理解することができることです。

Twitter広告を利用する目的は各社ごと微妙に異なるため、様々な状況下でTwitter広告が利用できることが理解できるはずです。

プロモ広告で効率的に認知拡大しよう

プロモ広告を上手く活用することで、狙ったターゲットはもちろん、新しい潜在顧客へもアプローチを広げることができます。プロモ広告の特徴を理解し、効率的・効果的に認知拡大を図りましょう。

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この記事を書いた人
松崎 明日香

松崎 明日香

マーケティング部

2020年に新卒入社後、オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティングを中心に、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務に幅広く携わる。お問い合わせ数・売上アップを目標に日々奮闘中。趣味は喫茶店・カレー屋巡り。

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