公開日:2021年01月08日
最終更新日:2022年05月02日
Twitterは国内の月間アクティブユーザー数が4,500万人となっており、日本ではLINEに続き2番目に多く利用されているSNSです。(参照:GrowthSeed『SNS利用者数と各媒体の特徴まとめ』)
この記事では、幅広い世代に馴染みのあるTwitterを利用したTwitter広告はどのくらいの費用で始められるのか、費用対効果を高めるポイントは何かを解説します。
Twitter広告の概要については、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
目次
Twitter広告では、広告キャンペーンまたは広告グループごとの「総予算」と「1日の上限予算金額」を設定することができます。予算には最小金額が決められておらず、Twitter広告にどれくらい費用をかけるかを広告主自身が自由にコントロールできます。そのため、想定外の金額が発生することはなく、上手く運用できれば少ない費用で成果を得ることも期待できます。
予算の使い方は標準配信と集中配信の2種類から選べます。標準配信では、1日を通して予算を均等に使います。一方、集中配信では1日の予算をできるだけ早く使い切るので、イベントやテレビ生放送などの特定期間中に集中的に広告を出したい場合に効果的です。
参照:Twitter for Business『広告キャンペーンの期間と予算』
Twitter広告を配信し、最終的にいくら支払うかは、主に「オークション」「広告スコア」「入札」の3つの要素で決まります。この3つの要素について、詳しくご説明します。
Twitter広告では、キャンペーンの開始とともに広告がオークションに入札され、落札するとユーザーに広告が表示されます。広告がどのオークションに入札されるかはターゲティング条件によって決まります。例えば「興味関心:日本食」をターゲティング条件として設定していた場合、同じく日本食に興味があるユーザーに広告を表示したい広告主と競い合うことになります。
見込み顧客を狙ったターゲティングでは、競合の広告主の入札も多いため競争率が高くなり、同時に費用も高くなります。そのため、潜在顧客を狙って競争率の低そうな部分へターゲティングしてみるのもよいでしょう。
オークションでは、次に説明する「広告スコア」と「入札額」によってどの広告主の広告が落札されるかが決まります。
入札額のみでオークションの勝敗を決定してしまうと、予算のある広告主の広告だけが表示され情報の偏りが生まれてしまうので、入札額以外の指標として「品質スコア」が設けられています。
品質スコアは、以下の要因をもとに決定されます。
参照:Twitter for Business『入札とオークションに関するよくある質問』
この品質スコアと入札額の2つを組み合わせたものは「広告スコア」と呼ばれ、広告スコアによってどの広告主の広告が落札され、表示されるかが決まります。
品質スコアを高めるために、広告のツイートに以下の5つのことを取り入れると効果的です。
参照:Twitter for Business『ツイートのアイデア』
入札額は、課金対象となるアクションに対して支払う意思のある金額を示します。課金対象となるアクションは、広告作成時に設定する「キャンペーンの目的」によって異なります。
オークションで他の広告に勝って落札した場合、支払う金額は設定した入札額ではなく、オークションで2番目だった広告主の入札額に1円上乗せした金額です。この課金のモデルを「セカンドプライスオークション」と呼びます。
Twitter広告には「自動入札」「上限入札単価」「目標入札単価」の3つの入札タイプがあります。 自動入札では入札額を設定する必要はありません。上限入札単価、目標入札単価を選択した場合は他の広告主の入札額に基づいた推奨入札額が表示されるので、競争力の高い入札額を設定可能です。
予算内で最大限の成果が得られるように、最適な入札額が自動的に決定されます。全キャンペーンで選択可能な入札タイプで、一度予算を設定するだけで手間なく効率的に入札が行えます。 初めてTwitter広告を配信する場合や、素早く広告キャンペーンを実施したい場合に効果的です。
課金対象となるアクションごとに、支払ってもよい金額の上限を細かく設定できます。設定した金額を超えて請求されることはありません。 アクションごとの費用感を把握している経験豊富な広告主であれば、自動入札よりも成果を得られる可能性があります。
キャンペーンの目的が、フォロワー数/ウェブサイトのクリック数/リーチ/アプリのインストール数/アプリのリエンゲージメント数の場合に選択できる入札タイプです。アクションごとに支払ってもよい金額を設定し、1日の合計支払い金額の平均がその金額に近づくように入札額が最適化されます。 難易度は高いですが、上手く活用できれば広告費用を抑えて最大限の成果を上げることができます。
既に述べたように、Twitter広告では、選択した「キャンペーンの目的」によって課金方式(課金タイミング)が決まります。キャンペーンの目的に応じた特定のアクションが発生した場合のみ、課金されます。
広告の成果を高めるために、適切なキャンペーンの目的を選択することは非常に重要です。キャンペーンの目的によって、課金方式だけでなく広告の表示方法なども変化するので、「認知拡大」「購入数アップ」などTwitter広告で達成したい目標を明確にしてから選択しましょう。ここでは、6つのキャンペーンの目的を簡単にご紹介します。
これらのキャンペーンの目的のうちどれを選択するかによって、課金対象となるアクションが異なります。例えば、目的として「フォロワー」を選択した場合、ユーザーに広告が表示されただけでは課金されず、フォローするというアクションが発生して初めて料金も発生します。
<課金体系>
参照:Twitter for Business『キャンペーン目的の選び方』
Twitter広告では、課金対象以外のアクションでは課金されません。また、リツイートされた広告ツイートであれば課金対象のアクションが発生しても費用は発生しません。Twitterは拡散性が高いことが大きな強みなので、この二次拡散を上手く活用できれば、費用をかけずに多くのユーザーにリーチすることが可能です。 トレンドも踏まえつつ、ユーザーの興味をひくことのできる内容を考えてみましょう。
最終的にユーザーにどんな行動を起こしてもらいたいか、広告配信の目的を明確にしておくことでターゲティングや広告の精度も高めることができます。「認知」「購入検討」「コンバージョン」といったユーザー行動の中で、どの段階のユーザーにアプローチするかを決め、最適なキャンペーンの目的を選択しましょう。
費用対効果を高めるためには、見込み顧客にターゲットを絞って広告を配信する必要があります。Twitter広告では、ユーザーの属性や興味関心、さらに投稿・検索したワードからターゲティングすることも可能です。これらを組み合わせて、精度の高いターゲティングを行いましょう。
また、ユーザーが実際に目にすることになる画像・動画・テキストといった広告クリエイティブも非常に重要です。タイムライン上でユーザーの目に留まるよう、キャッチーなクリエイティブで引きつけましょう。クリエイティブの質が高まると、品質スコアの評価も高まるので、オークションで優位に立つことができます。
Twitter広告は、配信して終わりではなく、定期的に成果を確認して分析・改善を繰り返すことでパフォーマンスが高まります。どの部分を改善すると成果に繋がりやすいか、費用対効果が高まるかといったことを分析・実行して知見をため、広告をブラッシュアップしましょう。
Twitter広告の費用は、「オークション」「広告スコア」「入札」と最初に設定する「予算」によって決まります。少額からでも始めることができるので、初心者の方でも分析・改善を繰り返してパフォーマンスを高めていきましょう。
~バズから紐解くTwitter運用法~
松崎 明日香
マーケティング部
2020年に新卒入社後、オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティングを中心に、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務に幅広く携わる。お問い合わせ数・売上アップを目標に日々奮闘中。趣味は喫茶店・カレー屋巡り。
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