公開日:2019年08月05日
最終更新日:2022年06月14日
企業でのSNSプロモーション施策の重要性は年々高まっておりますが、中でもFacebookは実名登録制であり、ビジネスとの相性も良いSNSです。まずは、Facebookにおけるビジネスアカウントである「Facebookページ」を開設し、運用することをお勧めいたします。
企業のSNS運用のポイントについてはこちらの記事もご覧ください。 企業のSNS運用のポイントや手順・事例を紹介!SNSで認知度を高めてファンを増やそう
また、Facebookを活用したマーケティングでは、アカウント運用だけでなく広告運用も効果的です。Facebook広告の基礎知識や出し方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
目次
ユーザーは、企業の投稿に対して「いいね」「コメント」「シェア」をすることができます。Facebook上で定期的に接点をもつことでファンになってもらい、エンゲージメントを高めることが可能です。
Facebookの特徴の一つとして拡散機能があります。企業の投稿をユーザーが「いいね」することで、ユーザーの友達のタイムラインにもその投稿内容が表示されます。
また「シェア」機能もありますので、発信した情報を多くのユーザーに見てもらうことで認知度の向上につながる可能性が高まります。
多くの企業はFacebookを第二のホームページとして利用し、情報の発信源として利用しています。アカウント作成、投稿、削除も簡単に行うことができ、全ての機能を無料で利用できるというメリットがあります。 まだFacebookアカウントを開設していない方はいち早く開設することをお勧めします。
企業におけるSNS全般の運用のメリットについてはこちらの記事をご確認ください。
Facebookには個人アカウントと企業用のFacebookページ(ビジネスアカウント)の二種類のアカウントが存在し、使用可能なサービスに違いがあります。
まずFacebookの個人アカウントが必要となりますので、まだお持ちでない方は個人アカウントを作成しましょう。Facebookの「新規アカウントを作成」ページで必要項目を入力すると作成できます。PC/スマートフォン、ブラウザ/アプリのいずれからでも作成できます。
個人アカウントを用意できたら、ページの管理者が自分のアカウントを使ってFacebookページを開設します。
まずは下記URLに移動してページのカテゴリを選択します。 https://www.facebook.com/pages/creation/
「ビジネスまたはブランド」、「コミュニティまたは公人・著名人」の2つのカテゴリから、近いものを選択してください。
今回は「ビジネスまたはブランド」の画面で説明しますが、「コミュニティまたは公人・著名人」を選んだ場合も手順は同様です。
「スタート」ボタンをクリックすると、個人アカウントへのログイン画面が表示されるので、登録したメールアドレスまたは電話番号とパスワードを入力してログインしてください。
次に下記のような入力画面が表示されますので、「ページ名」「カテゴリ」「詳細」を入力します。「カテゴリ」は、キーワードを入力するといくつかの候補が表示されるので、ページに当てはまるものを3つまで選択してください。「詳細」は、最大255文字まで入力できます。
ページ名を設定するときは以下の事項に注意してください。
入力が完了したら、「Facebookページを作成」をクリックしましょう。
「詳細」入力部分の下に「プロフィール写真」と「カバー写真」の設定項目が表示されるので、任意で画像を追加してください。
「プロフィール写真をアップロード」をクリックし、プロフィール写真を追加します。
<写真の表示サイズ> PC:170×170ピクセル SP:128×128ピクセル MB:36×36ピクセル
カバー写真があると「いいね!」やアクセスが増えやすくなります。 「カバー写真をアップロード」をクリックし、カバー写真を追加します。
<画像の表示サイズ> PC:幅820ピクセル×高さ312ピクセル SP:幅640ピクセル×高さ360ピクセル
ここまででFacebookページの初期設定が完了し公開されますが、全ての設定が完了するまでは非公開にすることを推奨します。Facebookページを非公開にすると、自分のページに「いいね!」している人を含め、すべてのユーザーに対して非表示になります。
ユーザーネームとは、個々のFacebookページURLの「https://www.facebook.com/」のあとに続く文字列のことです。ページ名が日本語であれば、ユーザーネームの初期設定は日本語のままなので、URLが分かりづらくなってしまいます。ユーザーネームを設定することで、ユーザーから見つけやすく、覚えてもらいやすいものにしましょう。
ユーザーネームを設定するには、Facebookページに移動し、ページ名の下に表示されている[ページの@ユーザーネームを作成]をクリックして設定してください。
ページ左側のメニューから[ページ情報を編集]をクリックし、ページの基本情報を設定します。最初に設定したページ名やカテゴリを変更したり、連絡先や住所、営業時間などを追加したりすることができます。
ページ左側のメニューから[設定]をクリックし[一般]タブに入ると、下記のような画面が現れます。編集したい項目の[編集]をクリックしてそれぞれの詳細を設定しましょう。
Facebookページを先ほど非公開設定にしましたので、すべての設定が終わったら「公開」に戻す必要があります。ページ左側のメニューから[設定]→[一般]→[公開範囲]の[ページは公開されています]にチェックを入れ、変更を保存します。
以上でFacebookページの設定から公開まで完了です。
Facebookページを公開できたら、コンテンツを投稿し運用していきましょう。企業アカウントの運用手順や事例についてはこちらの記事をご確認ください。 企業のSNS運用のポイントや手順・事例を紹介!SNSで認知度を高めてファンを増やそう
Facebook運用を始める際に最初に決めるべきなのが「ターゲット」です。宣伝したい商品やFacebookの利用者層を考慮し、アプローチするユーザーの年齢層、性別、地域、趣味などの属性を明確にしておきましょう。ターゲットを決めるとおのずと投稿の方向性も定まります。
さらに、Facebook運用を行う目的に応じて、具体的なKPIも設定します。例えば、認知を拡大したい場合はリーチ数、ファンを獲得したい場合はフォロワー数、購入を促したい場合はWebサイトのアクセス数をKPIとして設定すると良いでしょう。
企業のSNSアカウントに携わる際は、個人アカウントと異なり、「組織全体としての発信」と捉えられることを意識しましょう。投稿内容の方向性、投稿頻度、コメントへの対応など、アカウント運用に携わる全員の共通の認識となる運用ルールを事前に決めておくことが非常に重要です。運用ルールをしっかり定め、体制を明確にしておくことは炎上対策にも効果的です。
最初に決めたターゲット層がどのような情報を求めているのかを想像して、「有益だ」「おもしろい」と思ってもらえるコンテンツを発信しましょう。ターゲットのニーズと異なる投稿をすると、「自分には不要だ」と思われフォロー解除されてしまったり、想定したターゲットとは異なる層にリーチしてしまったりする可能性があります。
Facebook広告は、FacebookだけでなくInstagram、Messenger、Audience Networkなどさまざまな面に配信できるので、多くのユーザーにリーチできます。また、実名登録制のためターゲティングの精度が高いのも特徴です。
Facebook広告アカウントを作成すれば、初心者でも簡単に配信できます。企業アカウントを開設後、まずは広告を配信して認知拡大・フォロワー獲得に注力し、ある程度フォロワーが増えてから通常の投稿などの運用を行っていくのも効果的です。
Facebook広告の費用や種類、ターゲティングについて詳しくはこちらの記事で紹介しています。気になる方はご確認ください。
ビジネスマネージャは無料で利用でき、広告アカウント、Facebookページ、アプリ、アクセス権限などをすべて1か所で管理することが可能になります。(参照:Facebookビジネスヘルプセンター『Facebookビジネスマネージャについて』)
ビジネスマネージャを開設するためには「Facebook個人アカウント」「Facebookページ」「広告アカウント」の3点が必要となります。
上記3点が用意できていることを確認してから、下記URLにアクセスし、「アカウントを作成」をクリックします。 https://business.facebook.com/
「ビジネスおよびアカウントの名前」、「あなたの名前」、「仕事用メールアドレス」を入力すると作成完了です。
詳細情報は、ビジネスマネージャのメニューの[ビジネス設定]から[ビジネス情報]タブに入り設定します。ビジネスの正式名称、住所、電話番号、ウェブサイトのURLなどを設定できます。
次にFacebookページと紐づけましょう。メニューの[ビジネス設定]から[アカウント]の[ページ]を選択します。「追加」をクリックして、Facebookページの名前またはURLを入力するとFacebookページの追加が可能です。
運用する中で効果測定をして改善していくことも重要です。Facebookには「ページインサイト」という機能があり、指定期間内のリーチ数やいいね数、フォロワー数の推移、投稿ごとのエンゲージメント、さらにフォロワー属性など、Facebookページの詳細なパフォーマンスを確認することができます。
ページインサイトはFacebookページ左側のメニューバーから「インサイト」を選択して確認できます。
ページインサイトでの分析方法についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。
化粧品を販売する資生堂では、企業のお知らせや新商品情報、商品の使い方などさまざまなコンテンツを発信しています。ただ商品を紹介するだけでなく、オウンドメディアやブランドサイトを記載してアクションを促しているのもポイントです。 投稿頻度が高いため、ユーザーからのエンゲージメントも安定的に獲得できています。
日清食品の商品『チキンラーメン』の公式キャラクターである「ひよこちゃん」が自らの目線で発信する形式となっています。チキンラーメンのアレンジレシピの紹介、マンガ、さらにはひよこちゃんの日常が垣間見えるような投稿など、工夫を凝らしたコンテンツによりファンを増やすことに繋がっていると言えます。
日本テレビ報道局が運営するFacebookアカウントでは、最新ニュースから独自のコアなニュースまで、多くのニュースを発信しています。実際にテレビで報道されたニュースを動画で投稿しているため、テキストや画像のみで見るよりも分かりやすく、お役立ちメディアとして幅広い世代のユーザーに受け入れられています。
Facebookページ(ビジネスアカウント)は簡単に、しかも無料で開設することができることを理解頂けたかと思います。 実際に効果的なアカウント運用を目指すためには、投稿内容はもちろん重要ですが、クリエイティブ、投稿時間などを精査する必要があります。
Facebookにはエッジランクと呼ばれる表示ロジックがあり、「エッジランクの高いページはユーザーに投稿が届きやすくなりますが、エッジランクを下げてしまったページは投稿が到達しづらい」という特徴があります。 Facebookのエッジランクとは? 知っておきたい基礎知識
定期的な投稿でコンテンツの「鮮度(時間)」を保つだけでなく、投稿からより多くのエンゲージメント(いいね、コメント、シェア)を得ることがFacebookページの運用では重要なポイントになります。 Facebookのエンゲージメント率とは?
アカウント運用をはじめると、効果的なアカウント運用の方法が分からない、 運用工数を削減したい、等の悩みが出てくることもあります。そのような時は弊社のようなSNSアカウントの運用代行~戦略立案まで行っている企業がありますので、ご相談してみては如何でしょうか。
GrowthSeed編集部
株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。
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