SEO内部対策とは?考え方からマイナス要因を無くす施策まで解説!
SEOとは
- 用語解説
公開日:2016年06月08日
最終更新日:2022年12月26日
SEOとは検索エンジン最適化のこと。Search Engine Optimizationの頭文字を取って「SEO」といいます。(「SEO対策」と呼ばれるようなこともあります)
「SEO」という言葉については「上位表示をするための手法」「スパムまがいのもの」「Googleが認めていないもの」など、やや胡散臭いイメージが付いて回りますが、本来はそういったものではありません。
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2種類ある「SEO」
まずSEOは大きく2種類の手法に分類されます。
一つが一般的に「胡散臭いもの」としてイメージされている「ブラックハットSEO」
もう一つがGoogleも推奨している正しい手法にのっとった「ホワイトハットSEO」
それぞれの特徴について見ていってみましょう。
ブラックハットSEOとは
「ブラックハット」と名前が付くとおり「黒い(好ましくない)」施策で、代表的な施策は以下の通りです。
- サイト内のキーワード詰め込みをする
- ユーザーに見せる情報と検索エンジンに見せる情報を変えて検索エンジンを騙す
- 品質の低いコンテンツを大量に入れてあたかも大きなサイトのように見せる
- 人工リンクを利用し色々なサイトからリンクされているように見せ検索エンジンからの評価を上げる
施策を見てみると分かるように、「裏技(スパム手法)を使って検索エンジンを騙し、検索エンジンからの集客を高める」といった施策が中心になっています。
特にこれまでは人工リンクを使ったスパム施策が多く実施されていました。
ただし近年、検索エンジンの精度も徐々に高くなってきており、こうしたスパム対策は簡単に見破られるようになりました。
スパム対策の度合いがひどい場合にはペナルティを受け、本来そのサイトが持っている評価よりも検索順位を下げられてしまうことがあります。
ホワイトハットSEOとは
ブラックハットと反対の「白い(潔白な/好ましい)」施策で、代表的な施策は次のようなものです。
- 検索ユーザーが探している情報を提供する良質なコンテンツを作る
- ユーザーの回遊しやすいサイトを作る
- 検索結果の説明文をユーザーにわかりやすく伝えられるようにする
- 人工リンクではない、自然なリンクを獲得できるようにする
検索エンジン向けの施策ではなく「ユーザーに向けての施策」が中心と言えます。
■従来の考え方
Search Engine Optimization(検索エンジン最適化):検索エンジンという「機械」を対象にした考え方
■私たちの考え方
Search Engine user Optimization(検索エンジンユーザー最適化):検索ユーザーという「人間」を対象にした考え方
近年検索エンジンの発達により「ユーザーの評価」と「検索エンジンの評価」が近くなってきています。従来の機械を対象にした考え方に加え、ユーザーの事を考えたサイト設計やコンテンツ設計を行っていくと検索エンジンにも評価されやすい傾向にあります。
また「SEO」と言うと「ブラックハットSEO」のイメージが一般的には強いため「Googleが禁止している・反対している」と考えられがちですが、ホワイトハットSEOについてはGoogleは「SEOが必要なケース」として公式に必要なケースがあることも言及しています。
内部施策と外部施策の違い
SEOの中でも施策が「内部対策」「外部対策」と2種類に分けられます。
内部施策
サイト内の改修などを行っていくことです。
- ユーザーに読みやすい文章構成になっているか
- ユーザーに使いやすいサイト構成になっているか
- ユーザーが探している情報が適切にサイト内に配置されているか
- ユーザーに読みやすいマークアップで記述をされているか
内部施策については「ユーザーに使いやすいサイトになっているか」を目安に考えるといいでしょう。最近話題になっている「コンテンツSEO」と呼ばれるジャンルも内部対策の一環(上記で言うと「ユーザーが探している情報が適切にサイト内に配置されているか」)となります。
SEO内部対策に関する考え方やマイナス要因を無くす施策などはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひお読みください。
外部施策
他のサイトからどれくらいのリンクを獲得しているかの指標になります。
サイトがどのくらいインターネット上で評価されているかの目安となります。
前述のブラックハットSEOにおける「人工リンク」が徐々に評価されにくくなっていたり、ペナルティを受けやすくなっているために「外部施策はもう意味が無い」と考えている人も多いですが、外部リンクは依然として重要です。
Googleの経営理念「Googleが掲げる10の事実」の中にも以下のようにリンクの重要性について記述があります。
4.ウェブ上の民主主義は機能します。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。
(Google が掲げる 10 の事実)
「外部施策は意味が無い」のではなく「外部施策は依然として重要なものの、人工リンクは従来よりも効きにくくなってきた」というのが事実です。
ここまでの話をまとめると次のような表になります。
これからSEOを意識したサイト作りをするのであれば、ホワイトハット向きの施策なのかどうかを考えるようにしましょう。
日本で意識しなくてはいけない検索エンジン
最後に「日本で意識しなくてはいけない検索エンジンについて」です。
日本で使われている検索エンジンの代表的なものとしてはGoogle/Yahoo!/Bingの3つが思い浮かべられることがほとんどでしょう。
その中で、GoogleとYahoo!のシェアを合わせると9割以上と言われています。
そしてさらにYahoo!はGoogleの検索技術を採用しており、検索結果は現在ほとんど同じ検索結果となっているため、原則的にはGoogleの検索技術や公式ブログなどの情報をキャッチしておけば問題ありません。
(※一部Yahoo!独自のサービスの差し込みなどで検索結果が異なる場合もあります)

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