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SEOコンテンツをAIで作成するツールが急増中
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公開日:2023年02月03日
SEOコンテンツをAIで作成するツールが急増しています。当記事では2022年に発生したAIブームについてインターネットの世界がどのように迎えているかご説明し、これまでにAIによるSEOコンテンツツールがどれほど世に誕生したかまでご紹介します。
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目次
2022年末湧きあがったAIとの対話
OpenAIが開発したGPT-3を利用した、ChatGPT対話型インターフェイスの衝撃的なデビューは、インターネット上でAIブームに火をつけたのではないでしょうか。
OpenAIへの検索流入推移調査を見ると、2022年を沸かせたAI画像生成モデルのDALL·E 2に関する盛り上がりによる爆発的な伸びが6月頃にありました。
その後いったん落ち着きをみせますが、2022年末のChatGPTのリリースにより、流入の勢いは増加。2022年2月と比較して2023年2月は389.94%の伸びを見せる勢いです。
※Ahrefsを使った調査
期待よりも不安が多い?
盛り上がりを見せる一方、新しい技術には不安も付きまといます。プログラマ向けQAサイト最大手StackOverflowでは一時的とするものの、ChatGPTあるいはGPTモデルで生成された回答の投稿を禁じるポリシーを公布しています。理由は単純で間違いが多いから。
その他にも報道によれば、フランスの大学やニューヨークの公立学校などでも、その利用を制限するとしているところも出てきています。
いまのところ、GTP-3モデルの出力は限りなくそれっぽい。小さい子供が、トウモロコシを「とうもころし」と音位転換したり、大人だとしてもシミュレーションのことを「シュミレーション」と言ってしまう程度にはそれっぽく話してるのと同じように、それっぽくある。ある意味で彼らは嘘をつくとも言える。
インターネットの世界でAIはどう迎えられているか
Googleが発表する検索品質に関するガイドラインの一つであるE-A-Tを発展させE-E-A-Tを発表。ダブルイーエーティーと読むそれは、Expertise, Authoritativeness, and TrustにExperience(経験)を新しく追加したものです。
追加部分の意図するところは「実際に人が経験・体験したことを基にして作成したコンテンツは信頼できる」という事になり、つまりAIなどによって生成されたモノはダメとは言ってないですが、品質ガイドラインとしては推奨する要素ではないと示した形です。
AIは21世紀の電卓となるか
悲観的な話ばかりではありません。Googleに次ぐ検索エンジンを持つMicrosoftはOpenAIに対して2019年から投資を行っていますが、2023年1月さらに数十億ドルの追加投資と、検索エンジンBingへの統合を計画していると発表しました。
また、OpenAI自身からもAIが作成した文章を見抜くためのツールの(おそらく)初期段階のものを公開。今後もAI生成コンテンツを見抜く技術開発も進めるとコメントしています。さらにはOpenAI、Google、DeepMind でのインターンを経て、2022年8月にAravind Srinivas氏が立ち上げたスタートアップによる”情報の出展を明示する”perplexity.aiや、論文検索に特化したelicitなども人気を見せています。
次々と発表されるAIxSEO(コンテンツ生成)ツール
preplexity.aiの場合はChatGPTとの差別化ポイントは情報のフレッシュさと出典明示という点にあります(もちろん出典を添えてそれっぽく見えるだけの時もあります)それと同様にGPT-3、かどうかは分かりませんが類するモデルであるGPT-neoなどを利用しているのではと考えられるNLPアプリケーションといか、WebサービスがSaaS型サブスクリプションで続々と世に出てきています。
2023年2月1日調査時点で、SEOに関する機能を有して、コンテンツ生成機能を提供するサービスだけでもざっとこれだけ発見できました。
ジャンル | URL | 最低コスト (ドル) | 単位 |
---|---|---|---|
Writing | https://ghostwryter.net/ | 2.99 | 月額 |
Writing | https://magicblog.ai/ | 0.001 | / word |
Writing | https://magiksystem.com/ | 9.90 | 1記事 |
Writing | https://atonce.com/ | 24 | 月額 |
Writing | https://enwrite.co/ | 14 | 月額 |
Writing | https://www.contentedge.com/ | 24 | 月額 |
Writing | https://writey.ai/ | 9 | 月額 |
Writing | https://seo.ai/ | 49 | 月額 |
Writing | https://inkforall.com/ | 39 | 月額 |
Writing | https://wordplay.ai/ | 99 | 月額 |
Writing | https://seocopy.ai/ | 24 | 月額 |
Writing | https://www.markcopy.ai/ | 33 | 月額 |
Writing | https://www.frase.io/tools/ | 14.99 | 月額 |
Writing | https://typli.ai/ | 25 | 月額 |
Writing | https://betterwriter.ai/ | 19 | 月額 |
Writing | https://www.bramework.com/ | 17 | 月額 |
Writing | https://copymatic.ai/ | 32 | 月額 |
Writing | https://kafkai.com/ja/ | 29 | 月額 |
Writing | https://www.articleforge.com/ | 13 | 月額 |
AIxSEOライティングツールの紹介!使用した感想と費用感についても解説
月額制のモノだけで平均すると、約27ドル。1ドル130円だとすると3,510円です。べらぼうに高くはない絶妙なラインといった感じでしょうか。このあたりも今後の淘汰において変化してくる部分かもしれません。現時点で検索流入ベースでみるとInkforall.comがダントツです。残念ながら日本語を使った生成には現時点で対応していませんでしたが、Seo.aiやCopymaticなど日本語も対応言語にしているモノもすでにありましたので少し触ってみました。
inkforall
標準でダークモードであったり、インターフェイスが洗練されている感じはします。基本的にはinkforallに搭載されている各種機能フレームワークが他のプロダクトにもあるのかなという印象です。記事作成にいたるフローは概ね以下の流れです。
- Detailsを入力するところから始まります。キーワード、ペルソナ、記事の概要
- タイトルの生成と選択
- 記事のアウトライン/パラグラフの生成と選択
- 具体的なコンテンツの生成
Copymatic
日本語で記事を生成してもらった。生成したまんまでもそれっぽいですが、やはりパラグラフごとに生成量を増やしていくと記事全体でどんどん破綻してしまうので、使うにはコツがいる。
Seo.ai
Seo.aiはよりSEOコンテンツの生成だけに特化している作りに感じられた。
seo.aiでの原稿生成画面。プロンプトへの指示だしのコツがありそう。右側に見えているグラフはSEO適合スコア、果たしてその意味は有るのでしょうか。
「Creative Drive」
「Creative Drive」は、SEOに特化したAI自動記事作成ツールだそうです。AI技術とSEOノウハウと組み合わせることで、競合コンテンツ分析からユーザーインサイトの抽出、そしてターゲット向けのコンテンツ設計までの一連のSEO対策を自動で行ってくれるようです。
Creative Driveを実際に使ってみて、初期機能の「簡単記事作成」からキーワードを入力して4~6分待つだけで、ライティングの知識がない方でも簡単に記事生成ができました。また、Creative Driveは見出し(h2)だけでなく、小見出し(h3)なども生成してくれます。
しかし、専門的な内容を生成する場合、必ずしも正しい情報を生成されるとは限らないです。情報の正誤を確認した上で、何度か同じキーワードを入力し生成して記事を作成することをおすすめします。
AI以前には戻らない
すべてのジャンルにおいてそうであった様に、SEOとAIというジャンルでのツール・サービスに関しても一気に増え、その後ユーザーや市場に評価されたものだけが残るでしょう。場合によってはその全てが無くなるかもしれませんし、それ以前にSEOを必要とする検索エンジンが、ディレクトリ型が過去のモノになってしまったようにガラリとその形と意味を変えるかもしれません。
未来をあてることはできませんが、AIというツールが世の中に出てしまったこと自体は不可逆な流れです。大なり小なり我々はその新しい道具を受け入れ、生活に、ビジネスに活用していく事が求められます。
その中で、恐らく完全に詐欺的なサービスや、結果的に自分が詐欺的なコンテンツの生成を行なってしまう可能性があります。検索エンジンにも上手な使い方や付き合い方があるようにAIツールやサービスに関しても、嘘くさいモノに騙されず、上手に付き合っていくことが求められているのではないでしょうか。
2023年は少なくともAI領域でどのようなこと起きていくのか、コンテンツの生成というのはそこそこに、テクニカルSEO領域での活用や応用方法も追っていきたいと思います。
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田中義一
WEBマーケティング部
ガラケーの時代からWEBマーケを始める。2018年からフルスピード勤務。SEOを中心としたコンサルティングを行う部署でマネージャーの傍らAhrefsのアンバサダーを自称している。

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