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初心者向けLINE広告の始め方!特徴から配信設定まで徹底解説

2021年04月14日

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LINE広告は、幅広いリーチを獲得できるため認知拡大から売上アップまで期待できます。そんなLINE広告を、マーケティングに活用しようと検討している企業様は多いのではないでしょうか。

本記事では、LINE広告の初心者へ向けて、特徴や設定手順、コツなどLINE広告を始める際に知っておきたい知識を徹底的にご説明します。

※本記事の情報は2021年4月時点のものです。今後のLINEのアップデートにより、内容が変更される可能性があります。

LINE広告の5つの特徴

幅広いリーチが獲得できる

日本国内においてLINEはコミュニケーションツールとして広く普及しており、月間アクティブユーザー数は8600万人、月間アクティブ率は85%です(2020年9月時点)。以下のグラフを見ると、他のSNS媒体と比較しても圧倒的にユーザー数が多いことが分かります。

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参照:Growth Seed『【2021年最新版】SNS利用者数と各媒体の特徴まとめ』

また、LINEユーザーは年齢層が幅広く、10~30代では90%以上、40~50代では80%以上、60代でも60%以上の利用率を持つのが特徴です。この数値は他のどのSNS媒体よりも高いです。

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参照:総務省『令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査』

このように、利用率の高いLINEのプラットフォームを利用したLINE広告では、広くリーチを獲得でき、インプレッションも確保できます。また、若年層だけでなくシニア世代の利用率も高いので、他のSNS媒体では接触が難しいユーザーにもリーチすることが可能です。

配信面が多い

LINE広告には現在、以下の11種類の配信面が用意されています。

  • Smart Channel
  • LINE NEWS
  • タイムライン
  • ウォレット
  • LINEマンガ
  • LINE BLOG
  • LINEポイントクラブ
  • LINEショッピング
  • LINEチラシ
  • LINEクーポン
  • LINE広告ネットワーク

LINE広告の配信面

トーク画面の上部の枠である「Smart Channel」や、友だちの投稿が表示される「タイムライン」面はもちろん、その他のLINEサービスやLINEと提携したアプリへも配信することが可能です。

広告を出す際に配信面を指定することはできませんが、配信面が多いことでさまざまな角度からユーザーにアプローチすることができます。

各配信面の特徴はこちらの記事で詳しく紹介しています。
【2021年最新】LINE広告のターゲティングの種類と配信面一覧

低予算から始められる

LINE広告は比較的手軽に始められるのも特徴の1つです。広告媒体には最低出稿金額が定められている場合が多いですが、LINE広告では現在最低予算設定額が撤廃されているため、広告主が自由に予算を設定し少額からでも始めることができます。

複数の広告主の広告のうち、どの広告を表示させるかは「広告オークション」で決定します。その際の入札方法や入札価格、課金方法などによって最終的な広告の費用が決まります。

<広告オークションの流れ>

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参照:LINE for Business『LINE広告運用ガイド』

ただし、広告オークションの勝敗を決定する要素の1つ「入札価格」には最低設定価格が定められているので、注意して設定してください。

LINE広告の費用が決まる仕組みについて、詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
LINE広告の費用の目安は?料金決定の仕組みから予算設定のコツまで

他媒体にはない特殊なターゲティング機能

LINE広告のターゲティングでは、年齢、性別、地域、興味関心などのユーザーの「みなし属性」を指定することができます。この「みなし属性」とは、LINEファミリーサービス上でのユーザーの登録情報や行動履歴をもとに作成されたユーザー情報です。「みなし属性」を用いたターゲティングは精度が高く、関連性の高いユーザーに広告を配信することが可能です。

また、LINE公式アカウントの友だち、またはブロックしているユーザーをオーディエンスとして設定する、LINE広告独自のターゲティングがあるのも特徴です。既に接触のあるユーザーのエンゲージメントを高めたり、類似オーディエンスを作成して潜在層へ認知を広げたりすることが可能です。

LINE広告のターゲティングの種類についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【2021年最新】LINE広告のターゲティングの種類と配信面一覧

LINEの他サービスと連携できる

LINEでは2020年1月から「クロスターゲティング」という機能が開始されました。LINEの各プロダクトのデータを連携し、横断して配信できる機能です。

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参照:LINE for Business『クロスプラットフォーム』

LINE公式アカウントで配信したメッセージを開封したユーザーをターゲティングしてLINE広告を配信する、などの活用方法があります。LINE広告とその他のサービスのデータが横断的に利用できることで、LINE施策全体としての相乗効果が生まれ、成果が高まることが期待できます。

LINE広告配信までの7ステップ

LINE広告を配信するには、オンライン上で以下の7つの手順の設定を行う必要があります。

LINEビジネスIDの発行

LINEビジネスIDを持っていない場合、まずはLINEビジネスID登録画面からLINEビジネスIDを取得して、ビジネスアカウントを作成しましょう。

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ビジネスIDを取得する時は、個人のLINEアカウントではなくメールアドレスを使用することが推奨されています。入力したメールアドレスに登録用のリンクが送信されるので、そこからビジネスアカウントの名前とログイン時のパスワードを登録します。

広告アカウントの作成

ビジネスアカウントを作成できたら、管理画面ログインページからLINE広告の管理画面にログインして、LINE広告を管理するための広告アカウントを作成します。企業の請求先情報や宣伝したい商材のサイトURLなどを入力することで作成できます。
1つの広告アカウントでは、最初に登録した商材しか訴求できません。別の商材の広告配信を行いたい場合は新しく広告アカウントを作成してください。

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広告アカウントを作成するには、あらかじめLINE公式アカウントを取得している必要があります。まだ持っていない場合は、LINE for BusinessのLINE公式アカウント開設ページから作成してください。

LINE公式アカウントの詳しい作成方法については、こちらの記事で解説しているので参考にしてください。
LINE公式アカウントの機能や作成方法、運用のコツまで徹底解説!企業のマーケティングに活用しよう

クレジットカードの登録

次に、管理画面の「設定」の「請求と支払い」からクレジットカード情報を登録します。このクレジットカード情報は必須で登録する必要があります。
請求先一覧からクレジットカードを登録したい請求先を選択し、必要情報を入力します。

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クレジットカード情報の登録後、LINE社により企業や商材情報の審査が行われます。

LINE Tagの設置

広告配信後の効果測定のために必要なタグ「LINE Tag」を設置します。LINE Tagには「ベースコード」「コンバージョンコード」「カスタムイベントコード」の3種類があります。

  • ベースコード:ユーザー行動を計測したいすべてのページに設置します。広告アカウントごとに設置が必要です。
  • コンバージョンコード:商品購入後のサンクスページなど、CVを計測するページに設置します。
  • カスタムイベントコード:任意のページに設置し、イベントベースで効果測定を行います。

各種LINE Tagは管理画面の「トラッキング(LINE Tag)」から取得できます。コピーして、Webサイトのそれぞれ指定された場所に設置してください。

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LINE Tagの詳しい設置方法については、LINE for Businessコラム『【公式】LINE広告の効果を計測する「LINE Tag」の使い方』をご確認ください。

キャンペーンの設定

ここからは配信設定を行います。LINE広告で実際にユーザーが目にする広告は、主に「キャンペーン」「広告グループ」「広告」の要素から成り立っています。

まず、「キャンペーンを作成」をクリックしてキャンペーン情報を入力します。

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キャンペーンの目的

最終的にユーザーにとってもらいたいアクションに応じて、6種類の中からキャンペーンの目的を選択します。キャンペーンの目的によって、のちに選択できる入札方法や課金方法が変わるので注意してください。

キャンペーンの目的には以下の6種類があります。

目的 内容
ウェブサイトへのアクセス ウェブサイトやLPへのアクセスの増加を目指します。
ウェブサイトコンバージョン ウェブサイト内で、商品購入や資料請求、会員登録などのコンバージョン数を最大化させることを目指します。
アプリのインストール アプリのインストールの増加を目指します。
アプリのエンゲージメント アプリをインストールしているユーザーへ向けて、アプリの起動回数を増やすことを促します。
動画の再生 動画の再生数を最大化させることを目指します。
友だち追加 LINE公式アカウントの友だち数を増やすことを目指します。LINE公式アカウントが認証済みの場合のみ選択可能です。

1広告アカウントにつき、キャンペーンは300個まで作成できます。一度設定したキャンペーンの目的を変更することはできないので、異なるキャンペーンの目的を利用したい場合は新しいキャンペーンを作成しましょう。

掲載期間

掲載期間は、「今日から継続的に配信」もしくは「開始・終了日時を設定」から選択します。

キャンペーン上限予算

キャンペーン全体の上限予算を任意で設定できます。設定する場合は、1か月ごとの「月単位」または設定した掲載期間全体の「全期間」を選択して設定します。
最終的に支払う費用がここで設定した予算を超えることはないので、広告の成果に関わらず予算内で広告を配信したい場合は必ず設定してください。

キャンペーン予算の詳細はLINE for Businessマニュアル『キャンペーン予算について』を参照してください。

広告グループの設定

キャンペーン情報を入力したら「保存して広告グループ作成へ」をクリックし、次に広告グループを作成します。

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ターゲット

LINE広告のターゲティングには、年齢、性別、地域、興味関心などのユーザーの基本属性を指定する「LINEデモグラフィックデータ配信」と自社で保有するカスタマーデータをアップロードして利用する「オーディエンス配信」の主に2種類があります。

LINE広告のターゲティングは、地域セグメントを都道府県・市町村単位だけでなく半径レベルでも指定できたり、LINE公式アカウントの友だちをオーディエンスとして指定できたりすることが特徴です。LINE広告のターゲティングの詳細は、こちらの記事で解説しているのでご確認ください。
【2021年最新】LINE広告のターゲティングの種類と配信面一覧

最適化と配信

入札方法、課金方式、入札価格などを設定します。

入札方法には手動入札と自動入札があり、自動入札で配信する場合は「イベント単価の上限を設定」「入札額の上限を設定」「単価の上限なしで1日の予算の消化を最大化」の3つから入札戦略を選択できます。

課金方式は「クリック課金タイプ(CPC)」と「インプレッション課金タイプ(CPM)」の2種類があり、キャンペーンの目的ごとに利用できる課金方法が異なります。

入札価格はキャンペーンの目的や最適化対象、課金タイプによって最低設定価格が定められているので、注意して設定してください。

予算設定

1日ごとの予算を1円以上1円単位で設定します。ただし、上限予算ではないため超過する場合があり、その日の配信金額が予算の200%を超えた場合は200%までの金額が課金対象となります。予算を超えたくない場合は、キャンペーン作成時にキャンペーン上限予算を設定しておきましょう。

配信方法や予算設定については、こちらの記事でも詳しくご紹介しているのでご確認ください。
LINE広告の費用の目安は?料金決定の仕組みから予算設定のコツまで

広告の設定

広告グループ情報を入力したら「保存して広告作成へ」をクリックし、最後に広告を作成します。

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広告フォーマット

CPM課金の場合は画像と動画、カルーセル、画像(小)から、CPC課金の場合は画像とカルーセル、画像(小)から選択できます。

広告

画像、タイトル(20文字以内)、ディスクリプション(75文字以内)、アクションボタン、ランディングページのURL、計測用パラメータ付きURL(任意)、インプレッショントラッキングURL(任意)を設定します。設定した内容はプレビューとして表示されるので、確認・調整しながら設定してください。

LINE広告の画像・動画サイズやクリエイティブに作成のコツについては、こちらの記事で解説しています。
【LINE広告】クリエイティブの画像・動画サイズや入稿規定、審査や制作のコツまで徹底解説!

ここまででLINE広告の配信設定は終了です。10営業日ほどで審査が完了し、広告配信を開始することができます。

参照:LINE for Businessコラム『【公式】LINE広告のアカウント開設から配信までの手順|オンラインでの設定方法』

LINE広告の効果を高めるための2つの設定のコツ

広告配信をしても、最初と比較してパフォーマンスが落ちてしまったり、最終的な成果に結びつかなかったりする場合もあるでしょう。そんな時に活用できる配信設定のコツをご紹介します。

ターゲティング別にキャンペーンを分ける

複数のターゲティングを設定して効果を比較したい場合、同じキャンペーン内にターゲティングの違う複数の広告グループを作成するのではなく、キャンペーン自体を分けるようにしましょう。

同じ広告グループ内で複数のターゲティングがあると、重複してターゲティングされるユーザーが出てしまうため、広告配信の効率が悪くなる上、CPCも高騰してしまう可能性があります。

画像ごとに広告グループを分ける

LINE広告では、機械学習に基づき、よりクリックされたりCVに結びついたりする可能性の高い広告が表示されます。そのため、同じ広告グループ内の広告でも、均等に配信されるわけではありません。

1つの広告グループ内で優秀だと判断される広告は2~3つの場合が多いようです。タイプの異なる複数のクリエイティブを効果検証したい場合は、1つの広告グループ内に複数の広告を作成するのではなく、広告グループを分けて設定するとよいでしょう。

LINE広告を始める時の2つの注意点

広告配信できない業種・商材がある

LINE広告では、広告配信できないまたは規制のある業種・商材が細かく定められているので注意してください。

例えば、宗教関連、ギャンブル・パチンコ、アダルト関連、出会い系などの商材は広告配信が禁止されています。また、化粧品、健康食品(サプリなど)、医薬品・医薬機器(コンタクトレンズなど)、健康器具(マッサージ器など)といった商材では、広告表記に関する規定が法律により定められています。違反していると審査に通らず配信できないので、注意してクリエイティブを作成しましょう。

LINE広告の審査の詳細は、こちらの記事でも紹介しているのでご確認ください。
【LINE広告】クリエイティブの画像・動画サイズや入稿規定、審査や制作のコツまで徹底解説!

審査に時間がかかる

通常、Facebook広告では24時間以内、Googleのリスティング広告では1営業日以内、Yahoo!のリスティング広告では約3営業日で審査が終了するとされています。しかしLINE広告では、審査に約10営業日が必要とされています。(参照:LINE for Businessよくある質問『審査にはどれくらいの時間がかかりますか?』

広告配信を開始したい日程から逆算し、余裕を持って広告の作成・審査を行うようにしましょう。

LINE広告の2つの成功事例

ここでは、実際にLINE広告を配信したあと、どのような運用を行ってどのような成果が期待できるか、企業の成功事例をもとにご紹介します。

クリエイティブの効果検証により売上アップ|エーザイ株式会社

医薬品を製造・販売するエーザイでは、血圧対策サプリ「ヘルケア」と美容サプリ「美 チョコラ」の新規定期購入者数アップを目的としてLINE広告を利用しました。

静止画や動画などさまざまなフォーマットと配信機能の組み合わせをテストしたり、クリエイティブの背景色やコピーを変更してABテストを実施したりして、PDCAを回しました。その結果、「ヘルケア」では新規定期購入者が前月比1,200件以上増加、「美 チョコラ」では月間の新規定期購入者が2倍以上となったそうです。

この事例から、「パッと目に留まる」「クリックしたくなる」ようなクリエイティブを作成するために、ユーザー目線で効果検証と改善を繰り返して“勝ちパターン”を見つけることが重要だと言えるでしょう。

参照:LINE for Business事例『「人物より商品、静止画より動画」。エーザイがLINE広告で重視した他社との差別化ポイントとは』

クロスターゲティングで潜在層にリーチ|花王株式会社

日用品メーカー花王のスキンケアブランド「キュレル」では、クロスターゲティングを活用した広告配信を行いました。

LINE公式アカウントの友だちや、LINE公式アカウントで過去に配信したメッセージを開封した友だちの類似ユーザーに対してLINE広告を配信しました。まだリーチしていなかった潜在層へリーチできたことで、通常のリターゲティング配信と比較して8倍以上のサンプル申し込みを達成できたようです。

この事例から、クロスターゲティングを活用することで、LINE公式アカウントで既存顧客とコミュニケーションを取りつつ、そのデータをもとにLINE広告にて関連性の高い新規顧客へもリーチできることが分かります。

参照:LINE for Business事例『クロスターゲティングで潜在層にリーチ!キュレルのデジタルマーケティング戦略』

コツを理解してLINE広告を始めてみよう

LINE広告を有効活用することで幅広いユーザーにアプローチでき、認知拡大から売上アップまで期待できる効果的なマーケティング施策となります。効果検証と改善を繰り返し、コツをつかんで運用していきましょう。

LINEを活用したマーケティングでは、広告配信だけでなく公式アカウントの運用も重要です。初期設定方法や友だちを増やすための施策、メッセージ配信やリッチメニュー作成のコツまで、こちらで詳しくご紹介していますのでご確認ください。
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