Twitter広告のトレンドテイクオーバー(旧プロモトレンド)とは?メリットや入稿規定、活用例まで
Twitter広告の出し方徹底解説ガイド【初心者向け】
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公開日:2022年02月08日
最終更新日:2024年06月02日
当記事では、Twitter広告の出し方を初心者でもすぐ配信できるよう配信手順や注意点などをわかりやすくご紹介します。Twitter広告の配信方法は3通り(キャンペーン管理画面から配信する/クイックプロモートを利用して配信する/オートプロモートを利用して配信する)ありますが、3つの配信方法について記事冒頭でご紹介した後に、それ以降は“柔軟なターゲティング設定ができる「キャンペーン管理画面からTwitter広告を配信する方法」”について分かりやすく解説します。
(※当記事を読む前にTwitter広告の基本知識について理解を深めたい方はこちらの記事を確認してください)
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目次
【前提確認】Twitter広告の出し方(=配信方法)は3通りある
上図の通り、Twitter広告を配信する方法は3通りありますが、特に「キャンペーン管理画面から配信する方法」をマスターしておけばTwitter広告を企業として配信する際などに役立ちます。キャンペーン管理画面からTwitter広告を配信する方法をとれば、他の配信方法よりも作った広告に対して感度の高そうな視聴者に向けて柔軟にターゲティング設定できるためです。
ちなみにクイックプロモートやオートプロモートを使ってTwitter広告を配信する方法は、細かな広告配信設定をせずにすぐ広告配信したい場合に有効です。配信先を正確に狙ってTwitter広告を出したい場合はキャンペーン管理画面から配信し、インスタントにサクッとTwitter広告を配信したい場合はクイックプロモート等を利用すると良いでしょう。
上図でご紹介しています通り、当記事はキャンペーン管理画面からTwitter広告を配信する方法についてこれ以降詳しく解説しますが、その前に、3つの各Twitter広告配信方法について1つずつご紹介しておきます。
【配信方法1】キャンペーン管理画面からTwitter広告を配信する
Twitter広告を出す時の最も一般的な方法は、Twitter広告アカウントにログインし、広告マネージャーの管理画面にて作成する方法です。達成したい目標に合わせて8つの目的の中から選択し、予算・スケジュール・ターゲティング・クリエイティブなどを細かく設定できます。広告主が自ら素早くPDCAを回し、成果アップに繋げることができます。
今すぐキャンペーン管理画面からTwitter広告を配信する操作手順を確認したい方はここから確認できます。リンクをクリックし操作説明へ移動してみましょう。
【配信方法2】クイックプロモートを利用してTwitter広告を配信する
Twitter広告を配信する2つ目の方法「クイックプロモート」は、管理画面にログインしなくても、投稿したツイートをそのまま広告に利用できる機能です。
ツイート下部に表示される「プロモーションする」というボタンを選択し、目標、オーディエンス(場所・年齢・性別)、日別予算、期間を設定するだけで配信を開始することができます。クイックプロモートは複雑な設定が必要ないので、すぐに配信開始したい場合におすすめです。
【配信方法3】オートプロモートを利用してTwitter広告を配信する
Twitter広告を配信する3つ目の方法は、「オートプロモート」です。オートプロモートとは、月額固定9,900円の定額制で、毎日最初の10件を広告として配信できるサービスです。配信設定をしたり、広告用のクリエイティブを作ったりする必要がなく、工数をかけずに簡単に広告配信できるのが特徴です。
ただし、Twitterビジネス『広告アカウントに関するよくあるご質問』によると、オートプロモートは現在、新規で利用できなくなっているようなので注意してください。
キャンペーン管理画面からTwitter広告を配信するための8手順を解説
ここからは、広告マネージャーの管理画面からTwitter広告を出すときの設定手順について詳しく解説します。広告マネージャーの管理画面からTwitter広告を出すには以下の8つのステップが必要です。
【手順1】Twitter広告アカウントを作成する
Twitter広告アカウントを作成するためにhttps://twitter.com/にログインしてhttps://ads.twitter.com/に移動し広告アカウントを作成してください。Twitter広告アカウントはTwitterユーザー名に紐づいていますので、いったん普段のようにTwitterに自分のアカウントでログインして上記の操作を進めるだけでTwitter広告アカウントの作成は完了します。
※1つだけ注意点があります。Twitter一般アカウントのプロフィールを完成させてから2~3週間経過していないとTwitter広告アカウントは作成ないのでここだけ注意しましょう。
また、これまで健全にTwitterを利用してきた方は無視して良い情報ですが、Twitter広告ポリシーに反している場合は「アカウントが参加資格を満たしていない」とみなされ、広告アカウントを作成することができない場合がありますのでこちらも注意して下さい。
【手順2】クレジットカードを設定する
<「新しいお支払方法を追加」をクリック>
Twitter広告の管理画面に入ると、キャンペーンの目的を設定する画面が表示されますが、まずはクレジットカードを設定しましょう。管理画面右上にあるアカウント名の横の矢印を選択し、「新しいお支払方法を追加する」をクリックします。
<クレジットカード情報を入力する>
上図のようなポップアップ画面が表示されたらクレジットカード情報を入力してお支払方法を設定しましょう。「ビジネス」「個人」のいずれかを選択し、会社名や住所、クレジットカード番号、名義など順番に沿って入力してください。最後に「クレジットカード情報を保存」を選択すると設定完了です。
【手順3】キャンペーンを作成する
<シンプルorアドバンスで配信するか決定するまでの流れ>
お支払方法を記入したら、さっそく上図のようにTwitter広告のキャンペーンを作成していきましょう。「キャンペーンを作成」をクリックして進みます。クリックすると以下のように表示されます。
当記事冒頭でTwitter広告を詳細にターゲティングして配信するならTwitter広告管理マネージャーから設定するとお伝えしましたが、Twitter広告管理マネージャーからTwitter広告を配信する場合においても「シンプルにサクッと広告配信する方法」と「正確にターゲティングして広告配信できるアドバンス配信方法」の2通りから選択することができます。どちらのやり方も当記事にて解説しても良いのですが、アドバンスの設定手順を踏むことが基本的に多いこと、そしてアドバンスの設定手順さえ理解できればシンプルの配信手順も理解できるということで、当記事ではアドバンスを選択してTwitter広告配信を行う手順をご紹介します。
ということで「アドバンス」を選択して次に進みます。すると次のように「キャンペーンの目的」を選択する画面に切り替わります。
<キャンペーンの目的を選択する>
次に、新規でキャンペーンを作成します。まずは、今回のTwitter広告の配信で達成したい目標に応じてキャンペーンの目的を選択しましょう。キャンペーンの目的とは、シンプルに今回のTwitter広告の配信目的ととらえて良いです。以下の表の通りTwitter側がTwitter広告で何を成し遂げたいかのかに合わせて最適化してくれるようになっていますので、うまく利用してください。
<広告キャンペーンの利用目的一覧>
目的 | 特徴 | |
---|---|---|
認知 | リーチ | 広告に接触するユーザー数を最大化 |
検討 | 動画の再生数 | 動画広告の視聴を促し、ブランドの認知度アップ |
プレロール再生数 | コンテンツ発信者の動画と広告主の広告を組み合わせて認知度・想起率アップ | |
アプリのインストール数 | モバイルを使用中のユーザーへ向けてアプリダウンロードを促進 | |
ウェブサイトのクリック数 | Webページへのアクセス数を最大化 | |
エンゲージメント数 | ツイートや動画へのアクション(いいねやリツイート、返信、リンククリックなど)を促進 | |
フォロワー数 | タイムラインでフォローを促し、フォロワー数アップ | |
コンバージョン | アプリのリエンゲージメント数 | アプリユーザーへアプリの起動や更新などのアクションを促進 |
参照:Twitter for Business『広告キャンペーンの目的』
目的によって、適用される課金アクションや広告フォーマットが決まるので、よく考慮して選択しましょう。
<キャンペーンの詳細を決定する>
キャンペーンの目的を選択したあとは、上図のように「キャンペーンの詳細を選択する画面」に遷移します。キャンペーン名、日別予算、総予算(任意)、配信開始日、終了日(任意)を設定しましょう。
日別予算は、1日に利用する上限の金額で、この金額を超えて請求されることはありません。また、任意で総予算を設定しておくことで、広告キャンペーン全体の上限金額を指定することができます。
「キャンペーンの詳細」の設定を終えたら、画面右下の「次」をクリックしてキャンペーンの設定を完了させましょう。
【手順4】広告グループを設定する①予算と掲載期間
続いて、広告グループを作成します。「①予算と掲載期間」「②ターゲティング」「③配置」「④クリエイティブ」の順で設定します。まずは広告グループ名を入力し、広告グループの総予算を任意で設定します。広告グループの総予算は広告グループで利用する上限金額を指定するもので、設定しなかった場合はキャンペーンの総予算・日別予算が適用されます。
また、広告の掲載期間があらかじめ決まっている場合は開始/終了日時も設定しましょう。
さらに、入札戦略も選択します。Twitter広告の入札タイプには「自動入札」「上限入札単価」「目標入札単価」の3種類があり、キャンペーンの目的によって選択できる入札タイプは異なります。初心者であれば、予算内で最大限の成果が得られるように入札額が自動で決定される「自動入札」がおすすめです。ただし、単価が高くなる傾向になるため、広告運用に慣れてきたら「上限入札単価」「目標入札単価」で入札額を調整すると良いでしょう。
参考記事:Twitter広告の費用はいくらかかる?費用対効果を高めるポイントも紹介
【手順5】広告グループを設定する②ターゲティング
次にターゲティングを設定します。Twitter広告のターゲティングには、ユーザーの基本属性を指定する「オーディエンスの特性」、既存のデータをアップロードする「カスタムオーディエンス」、キーワードや特定アカウントのフォロワーを指定する「オーディエンスの条件」の3種類があります。まずは下図をご確認ください。
上図の通り、Twitter広告のターゲティング設定画面の情報量は多いですが、その分どんなTwitter利用者に作成したTwitter広告を配信したいか丁寧に設定できます。上手にターゲティング設定することができれば、こちらから広告視聴者を限定して効率よく配信できるため広告配信のコストパフォーマンスの向上が期待できるでしょう。
Twitter広告の各ターゲティング設定に関する内容は以下表の通りです。
<Twitter広告のターゲティング設定一覧>
オーディエンスの特性 | ・地域 ・性別 ・言語 ・年齢 ・オペレーティングシステム ・端末モデル ・携帯電話会社 ・新しい端末 |
カスタムオーディエンス | ・会話 ・イベント ・ツイートエンゲ―ジャー ・キーワード・絵文字 ・映画とテレビ番組 ・興味関心 ・フォロワーが似ているアカウント ・フォロワー |
オーディエンスの条件 | ・リスト ・ウェブサイトアクティビティ ・アプリアクティビティとアプリアクティビティの組み合わせ |
ターゲティングを設定しオーディエンスを絞り込むことで、より関連性の高いユーザーにアプローチできますが、絞り込みすぎてしまうとそもそも広告の掲載機会が減少し、成果を得られなくなってしまいます。まずは広いオーディエンスに配信し、一定期間経過後に結果を分析し、成果が大きい層に絞り込んでいくと良いでしょう。
また、Twitter広告のターゲティングには、条件を追加するほどオーディエンスが大きくなる「ORターゲティング」と条件を追加するほどオーディエンスが小さくなる「ANDターゲティング」があるので、上手く組み合わせて調整することが重要です。Twitter広告のターゲティングの詳細や設定する際のポイントについては、以下の参考記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
参考記事:Twitter広告のターゲティング一覧と設定のポイント
【手順6】広告グループを設定する③配置
続いて、広告の配信先を「ホームタイムライン」「プロフィール」「検索結果」から選択します。選択する配信先が多いほど広告の掲載機会が増え、リーチを増やすことができます。また、「Twitterオーディエンスプラットフォーム」をオンにすることで、Twitterと提携した外部のアプリやWebサイトにも広告を配信できます。Twitterユーザーだけでなく、さらに幅広い属性のユーザーにリーチしたい場合に効果的です。
【手順7】広告グループを設定する④クリエイティブ
広告グループを設定する最後の手順は、クリエイティブの作成です。過去に投稿したツイートを広告として利用することも、新しく広告用のツイートを作成することも可能です。
既存のツイートを利用する場合は、「既存の広告を使う」ボタンを押すことでこれまで配信してきたツイート一覧が確認できます。ここから広告として配信したいツイートを選択します。新しく広告用のツイートを作成する場合は、表示された画面上で求められている入力内容を記入します。添付したい画像や動画がある場合は「メディアを選択」ボタンをクリックすることで添付可能です。
広告用ツイートの作成が終わったら、「広告用」のチェックボックスにチェックが入っているのを確認して、右上の「ツイート」を選択します。Twitter広告のフォーマットごとの画像サイズや文字数の規定は、こちらの記事に詳しくまとめていますのでご確認ください。
参考記事:Twitter広告の画像サイズや文字数は?クリエイティブ入稿規定一覧
【手順8】確認して審査を受ける
手順7でクリエイティブ設定が完了し管理画面右下の「次」をクリックすると、広告の最終確認画面に遷移します。問題がなければ「キャンペーンを開始」をクリックして配信を開始します。
キャンペーンが開始される前に、広告アカウントと広告用のツイートが審査対象となり、過去のTwitter使用実績、プロフィール、コンテンツなどが審査されます。承認されるとすぐに広告として配信できるようになります。
参照:Twitter for Business『Twitter広告の承認について』
Twitter広告設定でよくある疑問
ここからは、Twitter広告を初めて配信するときによくある質問とその回答をご紹介します。
個人のアカウントからでも配信できる?
Twitter広告にはビジネス用の特別なアカウントはないので、個人用アカウントとビジネス用アカウントに違いはありません。そのため、個人で利用しているアカウントでログインした状態でTwitter広告(https://ads.twitter.com/)を開くと、個人用アカウントでも配信することが可能です。
審査にはどれくらい時間がかかる?
前述したように、Twitter広告では広告キャンペーンの開始前にアカウントとコンテンツの審査が行われます。審査にかかる日数は公表されていませんが、通常1~2営業日で完了すると言われています。Twitterの利用規約やTwitter広告ポリシーをしっかり確認して審査に備えましょう。
予算の相場はいくら?
Twitter広告では最小予算が設定されていないため、広告主が予算を自由にコントロールして配信することができます。運用次第では少ない費用で成果を出せる可能性もありますが、データを集めて分析・改善するためにも、少なくとも1日1,000円、月間約3万円ほどで配信すると良いでしょう。
どのサイズのクリエイティブを用意すればいい?
↑Twitter広告の画像サイズや文字数は?クリエイティブ入稿規定一覧
画像の場合は1.91:1または1:1、動画の場合は16:9または1:1の比率のクリエイティブが利用できます。Twitter広告では、テキスト、画像、GIF画像、動画といったクリエイティブ形式ごとに推奨サイズが異なるので、詳しい入稿規定は上記の記事でご確認ください。
効果測定の方法は?
↑Twitterアナリティクスの使い方・見方と5つの目的別の分析方法
広告の配信結果は、広告マネージャーの管理画面で確認できます。キャンペーン・広告グループ・広告ごとのインプレッション数、エンゲージメント数(いいね、リツイート、返信など)、予算の消化状況などのデータを確認することができます。一定期間経過した後に確認し、ターゲティングや入札額、クリエイティブを改善していきましょう。
Twitterアカウントのメニューから入ることができる「Twitterアナリティクス」にて、オーガニックツイートのパフォーマンスと共に広告のパフォーマンスも確認することもできます。
Twitterアナリティクスの詳しい使い方は上記の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
Twitter広告を配信して成果に繋げよう
Twitter広告は少額でも配信でき、初心者でも成果を出しやすい広告の一つです。予算、ターゲティング、クリエイティブなどの設定のコツをつかむことで費用対効果も高まるので、配信しながら分析・改善を繰り返していきましょう。
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松崎 明日香
マーケティング部
2020年に新卒入社後、オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティングを中心に、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務に幅広く携わる。お問い合わせ数・売上アップを目標に日々奮闘中。趣味は喫茶店・カレー屋巡り。
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