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インフルエンサーとは?マイクロ・ナノインフルエンサーの意味や活用方法、事例まで

2021年07月21日

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インフルエンサーとは?マイクロ・ナノインフルエンサーの意味や活用方法、事例まで

SNSの普及に伴い、「インフルエンサー」と呼ばれる人たちが各媒体で活躍するようになりました。企業のマーケティングにおいても、インフルエンサーを起用したプロモーションが数多く行われています。

企業でインフルエンサーを起用し、成果をあげるためには、インフルエンサーの特性を正しく理解することが重要です。そこで本記事では、インフルエンサーの意味や種類、企業で起用する際の選び方や注意点など、基礎から応用まで徹底的に解説します。

目次

インフルエンサーとは

インフルエンサーの意味

インフルエンサーの語源は英語の「Influence(影響、影響する)」です。その意味の通り、インフルエンサーとは特定の領域や場所で影響力を持つ人のことを示しており、現在は特に、SNS上でフォロワー数が多かったり、影響力が大きかったりする人を「インフルエンサー」と呼んでいます。

2000年代始めはブログで情報発信をする「ブロガー」と呼ばれる人たちが存在し、SNSの普及に伴って、「インスタグラマー」「YouTuber」「TikToker」など各媒体でのインフルエンサーが登場しました。

インフルエンサーマーケティング普及の背景

企業がインフルエンサーを起用してマーケティング施策を行うことを「インフルエンサーマーケティング」といいます。具体的には、インフルエンサーに企業の商品・サービスを紹介してもらうことでそのファンやフォロワーに認知し、アクションを促す手法です。

現在の社会では、インターネット上で気軽に情報発信・収集ができるため、正しい情報を取捨選択することが難しくなっています。そのような中で消費者は、友人・知人や信頼できる人からの「口コミ」を重視するようになりました。そんな消費者の心理を利用し、「信頼するインフルエンサーの情報をもとに行動してもらう」というのがインフルエンサーマーケティングです。

特に中国では、WeiboやWeChatなどのSNSで影響力が大きい人たちのことを「KOL(Key Opinion Leader)」と呼び、ライブコマースなどで活躍しています。KOLは特定の分野に対する専門性が高いため、KOLがライブコマースで商品紹介をすると消費者は信頼性を持ってその情報を受け入れ、購入を検討します。

インフルエンサーマーケティングの市場規模

株式会社デジタルインファクトと株式会社サイバー・バズが2020年に発表した共同調査の結果によると、2020年のインフルエンサーマーケティング市場は317億円で前年比105%となっており、企業のマーケティングにおいてインフルエンサーが大きな力を持つことが分かります。さらに2025年には2020年比で2倍以上の723億円に達すると見込まれており、今後もインフルエンサーマーケティング市場は急速に拡大する見通しです。

参照:株式会社デジタルインファクト『2020年のソーシャルメディアマーケティング市場は5,519億円、前年比107%の見通し 2025年には2020年比約2倍、1兆1,171億円規模に』

企業がインフルエンサーを起用する4つのメリット

拡散性が高い

SNSは誰でも気軽に発信ができ、シェアすることで多くのユーザーに拡散できる点が大きな特徴です。インフルエンサーの発信はファンやフォロワーに届くだけでなく、その情報を受け取ったユーザーがSNS上や口コミによって投稿・シェアすることでさらに多くの人にリーチすることができます。連鎖的に情報が広がっていくので、「バズ」を起こせる可能性が高いです。

SNSの中でも特に拡散性の高いTwitterにおいてバズを起こす方法について、こちらの資料にまとめていますのでぜひご確認ください。
バズから紐解くTwitter運用法

ファンからの信頼性が高く、行動に繋がりやすい

インフルエンサーは、一般人との距離や価値観が近く、特定の分野に特化していることも多いため、ファンやフォロワーからの信頼性が高い傾向にあります。ファンやフォロワーは「この人が使っている商品なら私も使いたい」「この人がこう言っているなら間違いない」と感じ、情報を取り入れて行動するでしょう。

また、インフルエンサー個人の意見として発信されるため、企業が発信するよりもセールス感が少なく、ユーザーに受け入れられやすいのも特徴です。

費用対効果が高い

インフルエンサーのキャスティング費用は、一般的に「2~4円×フォロワー数」が相場だと言われています。例えば、フォロワー数10万人のインフルエンサーを起用したすると、費用は20万~40万円が目安となります。一方、芸能人をキャスティングした場合数百万円近くの費用がかかるため、インフルエンサーマーケティングでは芸能人を起用するよりも少ない費用でのプロモーション効果が期待できます。

データ規制に影響されることがない

昨今、個人情報保護の観点から、ユーザーデータの取得・利用への規制が厳しくなっています。GoogleやAppleでは、ユーザーのWeb上の行動をトラッキングする「サードパーティCookie」をブラウザ上で廃止すると発表しています。こうした動きによりWeb上の行動履歴をもとにした「リターゲティング広告」の配信が難しくなりました。

Cookie規制について、詳しくはこちらの資料をご確認ください。
Cookie規制と規制後のマーケティング施策について

インフルエンサーマーケティングは、そのインフルエンサーの全フォロワーに向けて発信するためターゲティング広告のように個人情報に左右されず、かつそのインフルエンサーの発信内容に関心の高いユーザーにリーチできるので高い効果を期待できます。

インフルエンサーの種類

SNSは誰でも気軽に情報発信ができるため、一般人であってもSNS上で影響力を持ち、インフルエンサーになれる可能性があります。そのため、インフルエンサーと呼ばれるのは一概にフォロワー数の多い人だけではありません。フォロワー数によって4つの区分に分けられ、それぞれ特徴があります。

インフルエンサーの種類

トップ・メガインフルエンサー(フォロワー100万人以上)

フォロワー数が多く、絶大な影響力・拡散力を持ちますが、エンゲージメントは低くなる傾向にあります。テレビなどに出演している芸能人・著名人である場合が多いです。

2021年7月時点、Instagramは渡辺直美さん(@watanabenaomi703)が953万人、Twitterは前澤友作さん(@yousuck2020)が1070万人、YouTubeはせんももあいしーCh Sen, Momo, Ai & Shiiが1020万人と、日本人のインフルエンサーとしてそれぞれトップとなっています。

ミドル・マクロインフルエンサー(フォロワー10万人~100万人)

ファッション・コスメ・ゲーム・料理など、特定の分野でカリスマ的な存在となっているインフルエンサーで、複数のSNS媒体を使って活躍している場合が多いです。SNS上で有名になったことをきっかけにテレビや雑誌などに露出するようになったインフルエンサーも多くいます。
特定の分野での知名度・信頼性が高いため、購入などのアクションに繋がりやすいです。

マイクロインフルエンサー(フォロワー1万人~10万人)

特定の分野に特化して発信しており、ミドル・マクロインフルエンサーよりも一般人に近いのでフォロワーから親近感を感じてもらいやすいのが特徴です。エンゲージメントも高く、より購買に繋がりやすい傾向にあります。

ナノインフルエンサー(フォロワー1万人以下)

特定の分野、ニッチな分野に精通している場合が多いです。フォロワーが少ない分双方向でのコミュニケーションも生まれるため、友達感覚でフォロワーとの関係性を構築することができます。投稿へのいいねやコメント、そこからのアクションなどエンゲージメントが非常に高いです。

媒体ごとのインフルエンサーの特徴と事例

インフルエンサーは、フォロワー数だけでなくどのSNS媒体で活動しているかによっても特徴が異なります。プロモーションの企画内容と相性の良いインフルエンサー・媒体を選びましょう。それぞれの媒体特性とともに、インフルエンサーの特徴を見ていきます。

各媒体の利用者数や特徴はこちらの記事もご確認ください。
【2021年最新版】SNS利用者数と各媒体の特徴まとめ

Instagramのインフルエンサー

Instagramはビジュアル要素が強く、視覚的に訴求できるのが特徴です。若年層の女性のユーザーが多いイメージもありますが、実際のユーザーの男女比は女性53%、男性47%と男女問わず幅広く利用されています。

フィードの投稿面だけでなく、ストーリーズ、リール、IGTVなど動画の配信面やまとめ(ガイド)機能などがあり、さまざまな形式で訴求できます。また、投稿からECサイトに遷移させることができるショッピング機能や、インフルエンサーが企業をタグ付けして投稿するブランドコンテンツなどの機能を活用すると、より購入などのアクションに近づけることが可能です。

この投稿をInstagramで見る

ミチ(@mi0306chi)がシェアした投稿

モデルとしても活躍するミチ(@mi0306chi)さんは、普段からファッションやコスメに関する発信をしており、PR投稿もオリジナル投稿に馴染む形で自然に投稿されており、セールス感がなく受け入れやすくなっています。

Twitterのインフルエンサー

Twitterの特徴は何よりも、リアルタイム性と拡散性です。リツイートによりシェアでき、140文字以内という短い文章と写真・動画での発信により、手軽に広く拡散させることができます。ただし、拡散性が高いことで炎上にも繋がりやすいので注意が必要です。
投稿内にURLを入れてWebサイトに遷移させたり、写真にタグ付けして企業のアカウントに遷移させたりすることも可能です。

Twitterでは、マンガをクリエイティブとして利用したインフルエンサーマーケティングも多く見られます。漫画家の凸ノ高秀(@totsuno)さんは、企業の商品・サービスと絡めたストーリーをマンガにして発信しています。

Twitterでのインフルエンサーマーケティングの特徴と事例については、こちらの記事で詳しくご紹介していますのでご確認ください。
Twitterにおけるインフルエンサーマーケティングの活用事例と可能性

YouTubeのインフルエンサー

YouTubeは国内のMAUが6,500万人(2020年12月時点)となっており、10代~50代まで幅広い世代に利用されています。弊社フルスピードが2020年に実施した調査では、20~40代の約47%のユーザーがYouTubeの動画を見た後に購買や来店などの行動を起こした経験があると答えています。
【2020年最新版】YouTubeに関する意識調査|株式会社フルスピード

動画で訴求できるので、文字や画像だけでは分からない臨場感のある動きやYouTuberの表情で伝えることができます。

料理動画を発信するはるあんさんは、食事の宅配サービスとコラボしてアレンジメニューを紹介しています。動画なので調理の手順や食べている時の表情が分かりやすいです。

TikTokのインフルエンサー

TikTokは短尺縦長動画を投稿でき、AIによって各ユーザーに関連性の高い動画がレコメンドされるので、フォロワー数に関係なく拡散されやすいのが特徴です。編集機能が豊富でかつ簡単に利用できるため、10~20代の若い世代を中心に多くの動画が発信されています。

@kinakokkonew

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♬ オリジナル楽曲 (シングルマザー) – きなこっこ🐔

主婦のきなこっこ(@kinakokkonew)さんは、子育てや家事、美容について発信しており、PR投稿では日常のシーンに絡めながら商品の使い方や感想を分かりやすく紹介しています。

インフルエンサーを選ぶ際の3つのポイント

ここまで、インフルエンサーの種類や特徴についてご紹介しましたが、実際にインフルエンサーマーケティングを行う際にはどのような観点から選定すべきか、3つのポイントをご説明します。

フォロワー数は適切か

既にご説明したように、インフルエンサーはフォロワーの規模によってそれぞれ特徴が異なり、相性の良い施策も異なります。例えば、とにかく早く広く認知させてインパクトを出したい場合は「トップインフルエンサー」、特定のニッチな層にアプローチして根強いファンを獲得したい場合は「ナノインフルエンサー」など、まずはフォロワー数を基準に施策の内容と目的に合ったインフルエンサーを選びましょう。

ターゲット層とフォロワー層がマッチするか

関連性の高いユーザーにリーチさせるためには、フォロワーの数だけでなく、企業が狙うターゲット層とインフルエンサーのフォロワー層がマッチしているかも重要です。インフルエンサーが20代の女性であるからといって、そのフォロワーも20代女性が多いとは限りません。フォロワーの性別や年齢、地域などが商品・サービスのターゲット層と合っているか、必ず確認しましょう。

企業とインフルエンサーの世界観や価値観がマッチするか

企業やブランドの世界観や価値観、コンセプトを理解した上で、提携関係に関わらず好意を持ってくれるインフルエンサーを起用するとよいでしょう。密にコミュニケーションをとって企業側の思いを共有し、良好な関係を築くことが重要です。

企業側も、インフルエンサーの普段の投稿の世界観に沿って施策を立てる必要があります。普段と異なるトンマナの投稿や、コスメ系のインフルエンサーがゲームのPRをするなどのジャンルの違いにより、エンゲージメントが低くなる可能性が高いので注意してください。

インフルエンサーを起用する際の3つの注意点

徹底してステルスマーケティングを防ぐ

企業から金銭が支払われていることを明記せずにその企業の宣伝を行うことを「ステルスマーケティング」といい、決して行ってはいけません。

インフルエンサー自身のリテラシーは高まっていますが、経験の浅いインフルエンサーを起用する際は、しっかりと教育してステルスマーケティングを防ぐ必要があります。投稿内に「#PR」「#タイアップ」などと必ず表記してもらい、企業との提携によるプロモーションである旨を示しましょう。

炎上しないよう管理体制を整える

ステルスマーケティングは発覚すると炎上に繋がる可能性が大きいですが、それ以外にも、インフルエンサーが不適切な表現をしたり、問題行動を起こしたりすることで炎上に繋がる場合もあります。

インフルエンサーと綿密にコミュニケーションをとって関係性を構築し、企業と提携した施策として責任感を持って発信してもらえるようにしましょう。

フォロワー買いはないか確認する

前章でも述べたように、インフルエンサーを選定する際、フォロワー数の多さは重要な指標となります。しかし最近では、金銭を支払ってフォロワーやいいね、コメントを獲得する「フォロワー買い」「いいね買い」「コメント買い」などが発生しているので注意してください。フォロワー買いによってフォロワーを多く見せていても、購入など最終的なアクションに繋がらないので意味がありません。

フォロワー買いを確認するには、チェックツールを利用したり、フォロワー数に対するエンゲージメント数を調べたり、アクティブでないフォロワー数を調べたりすると良いでしょう。

インフルエンサーの特徴を知って活用しよう

「インフルエンサー」といっても、フォロワー規模や使用する媒体によって特徴が大きく異なります。プロモーションの目的や企業の価値観に合うインフルエンサーを選定し、インフルエンサーマーケティングの費用対効果を高めましょう。

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