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「TikTok売れ」が起きる理由は?どんな商品が売れるか┃成功事例

公開日:2022年06月20日

最終更新日:2022年06月21日

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~「Tiktok売れしたい」を実現するために抑える~Tiktok売れが起きる理由 成功事例から商品戦略を分析

「TikTok売れが起きる理由」と、「どんな商品が売れるのか」を実際にTiktok売れを達成した成功事例から紐解き解説します。

さらにTiktok売れに欠かせないmeme(ミーム)動画についても当記事で触れています。「TikTok売れしたい!」を叶える参考資料としてご活用ください。

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そもそも「TikTok売れ」とは何か?

「TikTok売れ」とはTikTok内で紹介された商品やコンテンツが爆発的な拡散を経てトレンド化しヒットすることを指した言葉です。TikTokならではの「スマホ全画面に映し出される縦型ショートムービー」によって商品魅力がダイナミックに波及していく特徴を持ちます。

2022年現在、低価格帯商品であるお菓子や高価格帯商品である高級車までTikTok売れによって売れています。2021年12月には「日経トレンディ2021年12月号」にて2021年ヒット商品ベスト30の1位に「TikTok売れ」が選ばれました。

もはやTiktokは若者が歌ったり、踊ったりするだけのアプリではありません。Tiktokは他SNSと肩を並べるほどに成長しSNSマーケティングにとって欠かすことのできない、無視できないSNSとなっています。

そもそも「meme(ミーム)」とは何か?

”Tiktok売れを解説するにあたって重要となるのが”meme(ミーム)”です。

Tiktokの”meme(ミーム)”とはネット上でユーザーがマネとアレンジを重ねて楽しみながら広がっていくコンテンツのことと指します。”
引用:https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/introduction-of-meme

マネとアレンジを加えた動画、つまりmemeがTiktok内での増加することで商品認知度、関心度、購入欲求が高まりTiktok売れの現象が発生します。

memeという言葉は日本で聞き馴染みがありませんが、世界では「模倣」という意味で広く利用されています。TikTokではこのmemeをうまく引き起こすための施策がTikTok売れのために重要となってきます。

次にTikTok売れの成功事例をご紹介します。memeが各事例でどのように影響を与えているか確認してみてください。

代表的なTikTok売れの成功事例(コスメ&食品)

【コスメ】リップモンスターの取り組み(カネボウ化粧品)

TikTokでの取り組み

@01310mu どれも色合いが良くって可愛い!!どの色がタイプ??✨ #リップモンスター ♬ リップモンスター – KATE


上の15秒ショートムービーがTikTok内で配信されたことによってカネボウ化粧品が発売した口紅「ケイト リップモンスター」は多くのTikTokユーザーの目に触れ話題が拡散しました。その結果、TikTok売れを引き起こし発売から約10カ月で累計出荷本数240万本を突破した商品となりました。

このTikTok動画ではリップモンスターという商品について大々的に紹介するような動画の作りにはなっておらず、むしろ「動画的な可愛さに注力した動画」になっていることが分かります。

この動画のmeme要素

つまり「TikTok動画としてTikTok利用者に魅力的に映るように動画構成が練られている」ということです。自分も同じような動画を投稿したい、memeしたいという気持ちにさせる戦略が読み取れます。

この動画をざっくり要素分解すると、TikTokユーザーの興味を引き付けるためのサウンド、そしてエフェクト、それから商品の利用者である女性TikTokerの3要素で成り立っています。加えて小気味良いテンポで何度もショートムービーが繰り返し再生されるTikTok独自のシステムも相まって動画の魅力が意識に刷り込まれていきます。

このようにして動画の魅力がTikTokユーザーに伝染したことで「自分もマネして動画投稿したい!memeしたい!」の欲求へと繋がり、更なる動画拡散へと繋がっていったのだと推測します。

しかしリップモンスターが売れた原因はすべて「TikTokというSNSに最適化した動画構成で配信したから」という一点に尽きるのでしょうか?ということで、次にリップモンスターという商品そのものについてもチェックしてみます。

商品そのものの取り組み

KATE リップモンスター公式サイト画面
引用:https://www.nomorerules.net/pickup/lip_monster/

上図はリップモンスターの公式WEBサイトから引用したものです。まずはリップモンスターのイメージキャラクターである中条あやみさんの隣に表示されたキャッチコピーから確認します。

【リップモンスターのキャッチコピー】
新しいモンスターで唇を制す。

インパクト大のキャッチフレーズの中心にある”モンスター”というワードが際立ちます。キャッチコピー1つを取っても話題性を高めるための施策を見受けます。

そして次にリップモンスターのカラーラインナップ(口紅のカラーバリエーション)も確認してみます。

【リップモンスターのカラーラインナップ】
・01 欲望の塊
・02 Pink banana
・03 陽炎
・04 パンプキンワイン
・05 ダークフィグ
・06 2:00AM
・07 ラスボス
・08 モーヴシャワー ※Web限定色
・09 水晶玉のマダム ※Web限定色
・10 地底探索 ※Web限定色
・11 5:00AM ※Web限定色
・12 誓いのルビー(2022年4月23日発売)
・13 3:00AMの微酔(2022年4月23日発売)
・14 憧れの日光浴(2022年4月23日発売)

カラーラインナップを見る限り1つとしてありきたりなネーミングが存在しません。「欲望の塊」、「ラスボス」、「水晶玉のマダム」、「3:00AMの微酔」など、特徴的なネーミングからワクワクしながらカラーバリエーションを連想することができます。

このネーミング施策の狙いは「商品そのものの興味をかきたてるための仕掛け」であることに加えて「WEB上での話題性の獲得/拡散を目指すための仕掛け」も兼ねているように見受けます。

YouTubeでもこのネーミングを利用した効果的な商品動画が公開されています。

Tiktokだけに留まらず各動画配信プラットフォームでぬかりなく広告展開されている様子がうかがえます。

このように、リップモンスターのTikTok売れの背景には「TikTok投稿に最適化した動画配信によるmemeのしやすさの提供」と「リップモンスターという商品自体のWEB上での話題性の獲得/拡散の施策」の2つの要因があることが読み解けます。

【食品】ファイブミニの取り組み(大塚製薬)

TikTokでの取り組み

@motokano._.29 最近マイブームが来てるオススメドリンクだよー!🧡#ファイブミニ #食物繊維 #PR ♬ WAVE 16bit 44.1khz(968422) – ImoKenpi-Dou


大塚製薬が製造するファイブミニは、上記のようなTikTok動画のmeme動画が多数配信されたことによってTikTok売れを果たしました。2022年6月現在、「#ファイブミニ」付きの動画視聴数は3500万回に到達する勢いで増加しています。

”ファイブミニは、不足しがちな食物センイを手軽に補給できるトクホの飲料です。プロモーションについては30-50代をターゲットにして、SNSも含めてウェブを中心に行っていました。”
引用:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/8757/

引用文の通り、ファイブミニは30代~50代をターゲットとしていたにも関わらずTikTok動画で紹介されたことをきっかけに若い女性に注目され、大塚製薬からは何も仕掛けていないにも関わらずコンビニの1日販売数が突然2倍になるというTikTok売れを果たしました。

この動画のmeme要素

この動画をざっくり要素分解すると「ファイブミニの購入場所の情報、味の情報、飲んで得られた体調の悩み改善情報など」について生活感を感じさせる雰囲気の中で解説されています。

親しみを感じることができる配信スタイルで「サウンドもエフェクトも必要としないmemeしやすい動画投稿」と言えます。

この場合のmemeで重要であったのは「購入者の率直な口コミ」だったのではないかと思います。「実はコンビニで売っている」、「実は昔からある商品」、「サイズも色味もかわいい」、など、meme動画によって多くの口コミが広がることでファイブミニの魅力度が上昇したのだと推測します。

では次にファイブミニの公式WEBサイトもチェックしてみます。

商品そのものの取り組み

ファイブミニ公式サイト画面(大塚製薬)
引用:https://www.otsuka.co.jp/fib/

公式WEBサイトのデザイン(クリエイティブ)を確認してもやはり日々の生活に寄り添う形でファイブミニが演出されていることが分かります。

またキャンペーンとして「ファイブミニお得にまとめ買いフェア」が2022年6月6日~7月5日まで開催中であり、「ファイブミニ7日間チャレンジ」が2022年6月7日~7月10日まで開催中であることも分かりました。

【ファイブミニお得にまとめ買いフェア(2022年6月6日~7月5日)】
ファイブミニお得にまとめ買いフェア
引用:https://www.otsuka.co.jp/fib/

【ファイブミニ7日間チャレンジ(2022年6月7日~7月10日)】
ファイブミニ7日間チャレンジ
引用:https://lp.unlog.me/fibemini/

上記2つのキャンペーンから「Tiktok売れ以降もファイブミニの話題性を欠かさないための施策」が行われていることが分かります。このような施策がTiktokのmemeの投稿ボリュームの維持/増加の要因となりうることは間違いありません。

大塚製薬のファイブミニのTiktok売れは”企業が仕掛けることなく”個人消費者であるTiktokerの発信から実現した成功事例ですが、Tiktok売れ以降も企業がキャンペーンを打つことでmemeの投稿ボリュームのフォローを続けている事実は参考にするべきでしょう。

成功事例から読み解れるTikTok売れの仕組み

TikTok売れの仕組み

リップモンスターとファイブミニのTikTok売れの結果を漠然と読み進めるだけでは実りがないため、ここでTikTok売れの仕組みを図解してみることにします。

まずは2つの共通点を探し出すと「きっかけとなった動画が注目され話題になった」ことがTikTok売れの始まりでした。そのあと多くのmeme動画が投稿されています(リップモンスターは2022年6月の時点で「#リップモンスター」で2400万回再生、ファイブミニは3500万回再生されている)。

上図を作成して気付いたことは、「きっかけとなった動画」を見て購入アクションに進んだTikTokユーザーは購入後にTiktok内でmeme動画を投稿できる循環が用意されており、自然とTiktok内でのmeme動画の増加/拡散が進んでいく構図になっていたことです。

この循環はTiktok自体のSNS人気が衰退するまで継続するだろうと予測がつきます。Tiktokはいまや世界で月間アクティブユーザー数が10億人を超えているSNSで日本でも現在進行形で成長しているSNSでもあるため、Tiktok売れ現象を横から眺めて過ごすだけではビジネスチャンスを損失している可能性が高いと言えます。

ではTiktok売れのチャンスを逃さないように何から始めればよいのでしょうか?重要なのは当記事で何度も説明しています「meme(ミーム)動画」です。Tiktok内での商品認知度を爆発的に向上させるには、meme動画の増加/拡散で商品露出頻度を高め、meme動画の繰り返し視聴による”商品の擬似体験回数”を増やす方法が有効です。

meme動画の繰り返し視聴による”商品の擬似体験回数”は次第にその商品への購入欲求に変換され最終的には商品購入アクションへと繋がっていくと推測します。

meme(ミーム)動画による”擬似体験の拡散”でD2C商品が売れる

これまでに説明した成功事例の通り、TikTok売れを果たしたリップモンスターもファイブミニもmeme(ミーム)動画による拡散が発生していることが分かります。このmeme動画による「擬似体験の拡散」こそ商品魅力の向上や購買意欲の向上に寄与する要素だといえるでしょう。

meme動画が拡散することでTikTokユーザーはその商品の特徴や性質を網羅的に理解することができますし、良い意見も悪い意見も理解したうえで商品の価値を判断できるようになります。

さらにD2C商品がTiktokと相性が良い原因もmemeで説明できます。なぜなら「meme動画を配信するのは基本的に一般消費者であり、企業ではないから」です。meme動画で利用されやすい商品は一般消費者の手元にある商品である可能性が高いため、必然的にD2C商品のTikTok売れの可能性が高まります。

TikTok特有の連続再生されるシュートムービーを視聴し続けているうちにmeme動画から商品魅力や購買意欲が上昇し始め、購買アクションへと繋がるといった流れが想定されます。

meme(ミーム)に最適化した動画コンテンツからTiktok売れ商品は生まれる

結論、TikTokでは「meme動画の最大化を図った動画コンテンツの作成と配信」に成功した商品がTikTok売れを実現できることがTiktok売れの成功事例から読み解けます。

つまりmemeに最適化された動画コンテンツを配信できるかどうかが自社商品でTikTok売れできるかどうかを決定づけるということになります。

もちろん他要因によるTikTok売れの可能性もあるはずです。しかし今回の成功事例からmemeの重要性を理解し、持てる武器を少しでも多くしておくことは正しい判断でしょう。

広告の匂いがする商品紹介動画を配信するのではなく、あくまでもTikTok動画として楽しめる動画構成の中で自社商品が輝くような見せ方を追求することがTikTok売れを実現するために必要とされます。
それでも自社商品の魅力を全面的に表現したいと考える場合は、リップモンスターのように自社WEBサイトなどのTikTokとは別の場所に環境整備することをお勧めします。

TikTokが求める動画コンテンツを配信しよう~Tiktok 君が次に好きなもの~

@meet_your_x 見たことないものを見てみよう。TikTokで出会う#きみが次に好きなもの ♬ オリジナル楽曲 – TikTok新CM公開中! #きみが次に好きなもの – きみが次に好きなもの


最後になりますが、そもそもTikTokがどんなSNSプラットフォームを作ろうとしているのかを思い返してみましょう。

「TikTok 君が次に好きなもの」はTikTokのキャンペーンとなったテーマであり、さらにTikTok広告配信画面であるTikTok For Business では「Don’t Make Ads.Make TikTok videos.(広告を作らずTikTokビデオを作ろう)」と画面表示されます。

2つから分かることはTiktokが”Tiktokらしくあなたらしい動画配信”を求めているということ。つまりTiktok売れは「Tiktokという土俵の中でTiktokらしくあなたらしいを追求した動画配信から実現されることが望ましい」ということではないでしょうか。

Tiktokらしさの定義は人によって千差万別ですが、ここでもmemeの文化をリスペクトすることで一定のTiktokらしさを維持した動画配信が可能となるはずです。「この動画をマネして配信したい!meme動画を作りたい!となる動画作り優先の考え方」でTiktokアカウントを運営してみてください。

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この記事を書いた人
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株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。

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