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TikTok広告とは┃基本知識・出し方・費用など完全解説

公開日:2022年05月26日

最終更新日:2024年02月20日

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TikTok広告の基本┃出し方・費用・利用メリットなど徹底解説

当記事はTikTok広告の基礎知識・利用メリット・出し方・費用・成功事例など分かりやすく解説しています。「TikTok広告とは何か?」のような”基本的な疑問から解決できるよう優しくまとめました。

2024年現在、SNSマーケティングに欠かせないTikTokの”魅力”と”利用価値”を当記事で感じながらTikTok広告の基本知識を完全マスターして頂きたいと思います。ぜひ御社における”Tiktok広告配信の検討資料”として当記事をご利用ください。

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目次

TikTok広告とは?

TikTok広告とは”TikTokで配信できる広告”のこと

TikTok広告とは「TikTokで配信できる広告のこと」です

TikTok広告とはその名の通り「TikTokのアプリ内で配信できる広告のこと」を意味します。代表的なSNSであるTwitterやInstagram、Facebook、YouTubeなどと同様にTikTokでも広告配信することができるということをまず知っていただきたいと思います。

TikTokは2022年現在、人気のSNSとして多くのユーザーに楽しまれており、また多くのメディアにも取り上げられていますが、ただ配信動画を視聴し楽しむだけでなく“企業が自社商品広告を展開して商品購買を促したり会社の認知を得るためのマーケティングツール”としても話題となっています。

TikTok広告の利用価値はTikTokアプリのダウンロード数から証明できる

App Storeのダウンロード数で第1位を獲得(2022年第1Q)

TikTokが2022年第1QのApp Storeダウンロード数で第1位に輝く
【画像引用】Global App Revenue Growth Was Flat in Q1 2022, While Usage Grew Nearly 5%

上図が示すのは2022年第1Qでのアプリとゲームの総ダウンロード数ランキングです。上図の左に位置するOverall Downloads(App StoreとGoogle Playの合算ダウンロード数)のランキング表で堂々の第1位を記録していることが分かるはずです。さらにApp StoreでもTikTokのアプリダウンロード数は第1位を記録しており(App Store Downloads)、Google PlayではInstagramとFacebookに惜しくも1位と2位を記録されていますが、第3位に位置することに成功しています。

TikTokのアプリダウンロード数が多いということは、TikTok自体に話題性があり人気があることを裏付けることとなり、それすなわちTikTok広告を配信する魅力も人気の拡大に伴い大きくなっていきます。

この事実はTikTokが世界で急速に人気を集めているという注目すべき事実であり、さらにTikTok広告の利用価値もSNSマーケティングを行うにあたって無視できない事実であると言い切れます。

SNSとしてのTikTokの特徴と現在の利用状況も改めておさらい

TikTokの特長と現在の利用状況

TikTokは独自スタイルを貫くSNS(全面縦型動画/15秒ショートムービー配信等)

TikTokは「全面縦型動画」や「15秒ショートムービー配信」など、従来のSNSとは異なるオリジナル性を多く取り入れたSNSとなっています。TikTokは中国のByteDanceという企業が運営する動画SNSです。もともと2016年に中国市場でリリースされたSNSが国際版となり全世界に広まりました。

アクティブユーザー数は現在進行形で増加中(世界の月間アクティブユーザー数は10億人、日本は950万人)

月間のアクティブユーザー数は世界で10億人を超えており、日本でも950万人が利用しています。ユーザー層は10代の若年層ユーザーが多いのが特徴です。とはいえ現在は20代~40代まで幅広くユーザーを獲得しています。

日本では女子高校生の間で話題になり人気に火が付いたSNSです。テレビでご活躍中の山之内すずさんもTikTokでバズったことがきっかけで人気を集めました。

実は日本のTikTokユーザー層は「40代男性の利用者数」が1番多く興味深い

女性人気から話題が広がったTikTokですが、今では国内の利用者数で40代男性ユーザー数が最も多く存在するSNSに成長しています。TwitterやInstagram、Facebookなどと比較してもZ世代と呼ばれる1990年中ば~2010年生まれのユーザー人気が高いため、Z世代向けの商品プロモーションをしかけるならTikTokは外せないSNSとなっています。

今が旬のTikTok広告の利用メリットを5つ紹介!

Tiktok広告の利用メリット5個

スマホの全画面でインパクト大の動画広告が打てる

TikTok広告ならスマホ画面すべてを利用した動画広告を配信することができます。
全画面動画によって視聴者に強烈なインパクトを与えながら自社商品を紹介できるのはTikTok広告の強みです。

視聴者がストレスを感じにくい広告表示方法

TikTokはユーザー体験を重要視しているSNSのため「露骨な広告表示でユーザー体験を阻害しない工夫」がなされているのが特徴的です。

TikTok広告は一般の動画投稿に混じって動画広告が配信されるため、いかにも広告という印象を抱かせることなく広告提供することができます。イメージを文章化するなら「視聴者が動画を楽しむ過程で、興味を持った動画がたまたま広告動画であった」というような位置付けになっています。

多くのZ世代に感覚的に広告配信できる

TikTokはインターネットと親和性の高いZ世代が多く利用しているため、彼らをターゲットにした広告動画を配信することができます。
Z世代とは1990年代半ば以降に生まれた「だいたい25歳以下の若い世代」を指します。今後の日本市場を担う世代であるため、Z世代を制することは企業価値を向上させることに繋がるはずです。

「参加型の擬似体験」をエンタメ性高く提供できる

TikTok売れの仕組み

上図の通り、TikTokは魅力的な配信動画の視聴を契機に、「自分も同じような動画を配信してみたい!」という欲求にかられたTikTokerによる”ものまね動画”が配信されるTikTokの文化ともいえる擬似体験の場が用意されています。このものまね動画は「Meme(ミーム)動画」と呼ばれ、Meme動画が上図のように繰り返し配信されることで多くのTikTok視聴者に「擬似体験の場」が提供されていきます。

この環境は”TikTokアプリ内で商品が爆発的に人気となって売れていく現象”である「TikTok売れ」を引き起こす要因にもなっており、TikTok広告を利用するなら意識しておくべき内容です。

Meme動画が生まれるきっかけとなる動画は、もちろん魅力的な動画である必要があるのですが、TikTok広告には「ハッシュタグチャレンジ」や「ブランドエフェクト」といった”動画を魅力的に装飾するための広告スタイル”が用意されています。これら広告スタイルは、TikToker(TikTok動画配信者)がMeme動画を配信していくことを前提とした広告スタイルとなっており、TikTok売れを実現するのに非常に効果的です。

ハッシュタグチャレンジは「#(ハッシュタグ)」を付けて広告動画を拡散できるTikTok広告で、ブランドエフェクトは「商品紹介のために企業が作成したエフェクト」をTikTokerが投稿動画に利用できる広告です。ハッシュタグチャレンジやブランドエフェクトのようなTikTok広告が利用できることでTikTokerは個人の動画配信のネタ探しに困りません。そして企業側も彼らTikTokerが広告を利用して訴求力の強い動画を配信し擬似体験の輪を広げてくれるため大きなメリットがあります。

(※TikTokの擬似体験の仕組みについては「TikTok売れ」が起きる理由は?どんな商品が売れるか┃成功事例という記事にて具体的に解説しています)

高精度なAIターゲティングで広告をニーズとマッチングできる

TikTokを視聴していると次々と自分好みな動画が再生されます。この事実は少しでもTikTokを視聴したことがある方ならご理解いただけるはずです。これはTikTokが採用しているAI技術によるもので、視聴者の趣味嗜好に合わせた動画がある程度のランダム性を保ちつつ自動選択されるためです。

TikTok広告の配信においても優秀なAI分析を利用した「自社商品を求めるニーズを持っているであろう視聴者とのマッチング」が期待できます。

TikTok広告の一覧┃7種類の純広告と運用型広告が使える

TikTok広告の種類

上図で示した通りTikTok広告の一覧は合計7種類で構成されます。ただ、その前に「純広告」と「運用型広告」という2つの大きな広告の枠組みがあることを理解していただけたらと思います。

これ以降で詳しく説明しますが、純広告と呼ばれる広告の枠組みは「広告配信可能なTikTokアプリ内の特定領域をある程度大きな固定の金額をTikTokに支払うことで広告配信の契約をおこない、その領域内で一定期間だけ広告配信する方法」です。一方、TikTok運用型広告と呼ばれる広告の枠組みは「広告主が自ら広告費用を自由に設定し、配信先の視聴者をターゲティング設定することで”広告主が狙った人物像に持ち得る予算分だけ配信することができる広告方法”となっています。

では実際に、TikTokの純広告と運用型広告について1つずつ解説していきます。

TopViewの特徴(純広告)

TopViewは1日1社限定の音声付き起動画面広告枠です。TopViewではアプリ起動時の15秒間、最初のインフィード動画として全面クリッカブルな縦型フル画面動画を配信することができます。

またTopViewの動画広告配信はユーザー体験を損ねない工夫がされています。動画配信開始から3秒間は広告が非表示状態なためユーザーが自然な気持ちで動画視聴できるのです。純粋に動画視聴を楽しんでいる過程で広告表示されるためユーザーにとってストレスのかかりにくい設計になっています。動画再生3秒後に動画を阻害しない形で広告表示されますが、広告感はさほど感じられないため、ユーザー体験を損ねることなく広告を打てるのが魅力です。(※TopViewの配信秒数は60秒までです)

起動画面広告の特徴(純広告)

起動画面広告もTopViewと同様に、1日1社限定の起動画面枠となっています。
アプリ起動時に必ずファーストビューとして表示されます。動画だけでなく静止画の配信も可能な縦型のフル画面広告です。(※起動画面広告はTopViewとは異なり音声は再生することができません)

Brand Premiumの特徴(純広告)

Brand Premiumはネイティブな動画広告です。最大60秒のフルスクリーン動画が再生でき、オリジナルスタイルのUIデザインを音声付きで自動再生できます。

One Day Maxの特徴(純広告)

指定の1日に限りユーザーが初接触するインフィード広告です。自然な形でのコミュニケーションが取れるため、視聴とクリックの質が高くなります。最大60秒のフルスクリーン動画を「おすすめ」フィード4post目に掲載します。

ハッシュタグチャレンジの特徴(純広告)

TikTokならではの広告スタイルなのがハッシュタグチャレンジです。ハッシュタグチャレンジとは、企業SNSアカウントが「#(ハッシュタグ)」をビジネス利用しながら展開する広告スタイルを言います。企業発信のコンテンツに多くのTikTokerがハッシュタグを付けて投稿参加していくため、多くの共感を生みながら広告拡散できるメリットを持ちます。ハッシュタグチャレンジはいわゆる広告らしさがなく、どちらかというとユーザーのコンテンツ投稿のきっかけになる広告スタイルのためユーザーに身近な広告スタイルでしょう。

Instagramと同様にUGC(User Generated Content)が生まれやすいプラットフォームです。UGCで情報拡散が期待できますし、何よりUGCの広告臭のなさが好感され魅力的なサービスとして認知される可能性が高まります。

ブランドエフェクトの特徴(純広告)

ブランドエフェクトもTikTok独自の広告スタイルです。ブランドエフェクトを利用すると、自社商品をユーザーに擬似体験してもらうことができます。

例えばコスメ商品をブランドエフェクトで広告宣伝する場合、商品企業がコスメに関わるエフェクトを作成します。そのエフェクトをTikTok内でユーザーが利用することで、実際にコスメを利用したかのような体験をすることができ、その様子を動画におさめ投稿することが可能です。

運用型広告

TikTokの運用型広告は1種類のみです。これ以降で説明しておりますが、運用型広告はTikTok for Businessにてアカウント作成することですぐに利用できます。また、詳細なターゲティング設定をおこなったうえで配信することができたり、配信費用の上限額を設定しながら配信できおすすめです。

純広告の配信費用は数十万円から必要としますが、運用型広告だと1日1000円だけ配信するなど、つまり月額3万円ほどの低額設定で配信できますので、TikTokユーザーの広告反応率を確認するのにも推奨します。

TikTokの純広告の出し方(Webサイトのお問い合わせで申込む)

実はTikTokの純広告を配信したい場合、TikTok公式サイトであるtiktok for businessからお問い合わせする必要があります。TikTok運営者と広告配信方法を相談ベースで決定していく流れとなりますので、TikTokの純広告を本気で利用したい方は迷わずお問い合わせいただくと良いでしょう。

前述した通り、純広告の配信費用は高額です。効果的な広告配信とするためにもしっかりと広告配信の目的をTikTok運営側に伝えましょう。「TikTok広告に何を求めているのか」を記載することで6種類の純広告の中から適切な広告をご紹介いただけるかと思います。

TikTokの運用型広告の出し方(TikTok For Businessから配信する)

TikTok運用型広告の配信はTikTok For Business内でアカウント作成することで配信できるようになります。
↓TikTok For Businessアカウントの作成ページはこちら
https://www.tiktok.com/business/ja

リンクをクリックすると以下のような画面が表示されます。

TikTok For Businessのアカウント作成-手順1

↑「今すぐスタート」をクリックしましょう。

TikTok For Businessのアカウント作成-手順2

↑必要事項を入力して「登録」をクリックします。

TikTok For Businessのアカウント作成-手順3

↑請求情報の設定を選択して、「広告マネージャーを開く」をクリックします。

TikTok For Businessのアカウント作成-手順4

↑上図のようにTikTok広告マネージャーが表示されればアカウント作成完了です。

このまま操作を続けるとTikTokの運用型広告を作成して配信することができます。「簡易モード」と「カスタムモード」の2つから広告配信方法が選択できますので、ご自身にマッチするやり方で広告配信してみましょう。

(※設定に時間をかけたくない場合は「簡易モード」を選ぶと良いです)
(※広告配信方法を細かく設定したい場合は「カスタムモード」を選ぶと良いです)

これ以降の操作手順はTikTok For Businessで運用型広告を配信する方法という記事にてTikTok For BusinessでTikTok広告マネージャーを利用した運用型広告の作成/配信方法を実践形式で解説しています。ご興味がある方はぜひお読みになられてください。

TikTok広告の配信費用について

TikTok純広告の配信費用

TikTok純広告の費用

上図の通り、TikTokの純広告の利用に必要な費用は他サービスと比較すると高い金額設定になっています。裏を返せばそれだけ広告に対して反応が良いSNS媒体とも言えます。それでも「純広告のコストが高額で手が出せない」と感じる方はいらっしゃるはずです。その場合はTikTok運用型広告をおすすめします。純広告より投入資金安く設定しながら広告配信することが可能です。

運用型広告の費用については次に解説しています。

TikTok運用型広告の入札方法

・インプレッション課金型(CPM)
・最適化インプレッション課金型(oCPM)
・再生課金型(CPV)
・クリック課金型(CPC)

上記の通り、TikTokの運用型広告には4つの入札方法があります。これら入札方法の計算式や課金ポイント、利用できるプロモーションは下図にて確認ください。加えて、各入札方法の特長に関しても画像解説以降で1つずつ解説しておきます。

TikTok運用型広告の入札方法

インプレッション課金型(CPM)

インプレッション課金型(CPM)は「リーチ」目的で配信する場合に利用可能な入札方法です。インプレッション課金型(CPM)方式では、広告の1,000回表示あたりのコストで入札を行います。

システムは広告の露出を高め、広告主の予算設定に応じて、可能な限り多くのユーザー数にリーチします。そして広告主が提示した価格に基づき、実際のインプレッション単価が入札設定額に可能な限り近づくよう調整します。

最適化インプレッション課金型(oCPM)

最適化インプレッション課金型(oCPM)は「アプリのインストール」と「コンバージョン」目的で配信する場合に利用可能な入札方法です。最適化インプレッション課金型(oCPM)方式では、広告の1,000回表示あたりのコストで入札を行います。

システムがコンバージョンまたはアプリインストールイベントを完了する可能性が高いと判断したユーザーを対象として広告配信を行います。

再生課金型(CPV)

再生課金型(CPV)は「動画視聴」目的で配信する場合に利用可能な入札方法です。再生課金型(CPV)方式では、6秒または2秒の動画再生1,000回あたりのコストで入札を行います。

システムは広告主様の予算設定に応じて、動画の再生回数を最大限に高めます。
そして広告主様が設定した価格に基づき、実際の再生1,000回あたりのコストが入札設定額に近づくよう調整します。 

クリック課金型(CPC)

クリック課金型(CPC)は「トラフィック」、「アプリのインストール」、「コンバージョン 」目的で配信する場合に利用可能な入札方法です。クリック課金型(CPC)方式では、1クリックあたりの広告コストで入札を行います。

システムは、クリックする可能性の高いユーザーに広告を配信し、広告主様が提示した価格に基づき、クリックあたりのコストが入札提示額に可能な限り近づくよう調整します。 

TikTok広告の入稿規定

TikTok広告の入稿規定

TikTok広告の入稿規定は上図の通りです。アスペクト比は3種類利用できますが、推奨はスマホ画面にフルサイズで表示できる9対16がおすすめです。動画尺は5~60秒で利用できます(Tiktokが推奨している秒数は9~15秒)。

Tiktok運用型広告の7つの配信方法

【TikTok運用型広告】7種類の配信目的から選択

運用型広告には目的に合わせて7つの配信方法が選択できます。

①リーチ
②トラフィック
③アプリインストール
④動画視聴数
⑤リード生成
⑥コミュニティインタラクション
⑦コンバージョン

運用型広告作成前に、まず達成したい目標を検討し、目的に合わせて配信方法を決定しましょう。

以下、配信目的の詳細説明です。

リーチ

「リーチ」の配信方法を選択すると、広告を表示するターゲットオーディエンス数を最大化することができます。できる限り多くのTikTok視聴者に広告を配信できる最もコスト効果の優れた配信方法です。

例えば、自社ブランドの認知を目的としたTikTok広告配信を行いたい場合に「リーチ」の配信方法が有効です。広告表示の頻度はフリークエンシーコントロールにて管理できるようになっています。

トラフィック

「トラフィック」の配信方法を選択すると、TikTok視聴者をランディングページなどのTikTok外部のWebサイトに誘導することができます。

もちろん、自社ウェブサイトのランディングページ、ブログ投稿、アプリなど各種URLへも誘導可能です。例えば自社製品を販売するための自社サイトを作成していた場合、「トラフィック」の配信方法を選択することでTikTok視聴者を自社サイトへアクセスさせる導線を作れます。

配信動画では自社製品の魅力を分かりやすく伝えても良いでしょうし、製品完成までの試行錯誤の歴史を配信しても商品価値を高める手段となりえるはずです。

アプリインストール

「アプリインストール」の目的は、広告クリックから直接アプリストアページへ遷移させ、アプリインストール数を増やすことです。アプリの説明を閲覧してもらい、アプリをダウンロードできるアプリストアへTikTok視聴者を誘導します。

例えば10代、20代向けのゲームアプリ開発会社が「アプリインストール」の配信方法を利用することで、多くのZ世代に対し効果的に訴求することができるはずです。

動画視聴数

「動画視聴数」の配信方法を選択すると、動画広告視聴の可能性が最も高いオーディエンスによる動画広告視聴数を最大化することができます。この配信方法を選択すると「動画視聴の秒数別にコスト請求」されるようになります(再生課金型の入札方法)。つまり、長く動画視聴されなければコストを抑えることができる配信方法であることが分かります。

加えて、長時間視聴してくれる視聴者は自社商品に興味を持ったため長時間視聴している可能性が高いため、潜在顧客の発掘に貢献できる配信方法でもあります。

リード生成

「リード生成」の配信方法を選択すると、見込み顧客の連絡先情報を獲得することができます。リード広告でユーザーがCTAボタンをタップするとインスタントフォームが開き、御社のビジネス情報や連絡先を理解してもらえます。

例えば、連絡先情報や発送先情報を提供してくれたTikTok視聴者に特別な商品サンプルを配布することも実現可能です。「トラフィック」の配信方法と似ていますが、「リード生成」の配信方法ならダイレクトに顧客情報を集めることができるのが特徴です。

コミュニティインタラクション

「コミュニティインタラクション」目的の配信方法を選択すると、TikTokアカウントをプロモーションする広告を展開することができます。TikTok内での繋がりをより強固に構築したい場合におすすめの配信方法です。コミュニティインタラクションを使用することで、TikTokユーザーとのつながりを構築し、育てていくことができます。

TikTokでコミュニティを構築する方法は最適化目標に「フォロー数」を選択するか「プロフィール訪問」するかの2択です。

次の場合は、最適化目標としてフォロー数を選択すると効果的です。

•​TikTokを始めたばかりで、コミュニティを迅速に構築したい場合
•​TikTokでオーガニックな存在感を高めたい場合
•​今後のマーケティング活動のために、関心の高いオーディエンスベースを開発したい場合

次の場合は、最適化の目標としてプロフィール訪問を選択すると効果的です。

•​オーガニックコンテンツの閲覧数を増やしたい場合
•​メッセージ送信など、ユーザーに自社TikTokアカウントとやりとりしてほしい場合

これら配信方法を利用すると、TikTok上のオーガニックな存在感がより高まるため、自社ブランドについてメンションする可能性が12倍、動画にコメント、共有、「いいね」をする可能性が32%高くなったとTikTokビジネスヘルプセンターで公表されています。

コンバージョン

「コンバージョン」の配信方法を選択すると、TikTok視聴者の購買行動を促すような広告配信が行えます。

また、既にウェブサイト上で購買したことのあるユーザーをターゲティングしたい場合、「アセット」の「オーディエンス」をクリックし、「オーディエンスを作成」で「カスタムオーディエンスを作成」を選択すると、これまでウェブサイトにアクセスしたまたはウェブサイト上で特定のアクションをした人をターゲティングできるのも魅力的です。

TikTok運用型広告のターゲティング機能

TikTok運用型広告のターゲティング機能

TikTokの運用型広告では、ユーザー属性/興味・関心・行動属性/オーディエンスなどの要素でターゲティングすることができます。

デモグラフィック属性でのターゲティング

性別

男性/女性からターゲティング可能です。

年齢

「13~17歳」、「18~24歳」、「25~34歳」、「35~44歳」、「45~54歳」、「55歳以上」でターゲティング可能です。

地域

国/地域、地方/県、市などからターゲティング可能です。ユーザーのロケーションに基づいて配信します。

言語

各ユーザーのアプリ言語設定に基づいて広告配信します。

興味&関心でのターゲティング

興味・関心

特定の興味との高い関係性に基づいて、ユーザーに配信します。例:「ゲーム」。

行動

ユーザーの最資金のアプリ内の行動に戻づいて広告配信します。

ユーザー環境によるターゲティング

接続タイプ

Wi-Fi、2G、3G、4G

OS

iOSおよびAndroid 

OSバージョン

ユーザーの利用端末のソフトウェアバージョンに基づく広告配信(iOS10.0以上、Android4.0以上など) 

デバイスモデル

​ユーザーの携帯電話キャリアに基づく広告配信 

キャリア

ユーザーのデバイス価格に基づく広告配信(無制限から1,000ドル以上まで設定可能)

TikTok広告の成功事例

TopView活用事例(Fit me(メイベリン ニューヨーク))

TikTok広告の活用事例(TopView)
参照元:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/9590/

メイベリン ニューヨークのリキッドファンデーション「Fit me(フィットミー)」はTopView広告を利用して認知を広げ、売上も大幅UPすることに成功した商品です。

TopView広告を利用するとTikTokのアプリ起動時直後に15秒~60秒の音声付き動画広告を流せ、3秒以上の視聴でシームレスにフィードに入りますが、このTopView広告を利用したことでTikTokでのフルファネル型マーケティングに成功しています。配信後、数十分で大量のコメントといいねがつき、結果的に1500万ビュー、5万4000いいね、750件のコメント、1400件のシェアを記録しています。また、TopView広告の利用に加えて、TikTokクリエイターとの商品コラボレーション投稿も実施しています。

TopView広告で大々的に認知を広めた後にインフルエンサーマーケティングを実施し、広告臭を抑えたうえで商品について語ってもらうことで商品への信頼感を上げる施策を行いました。結果的に「TopView」を起点として向上を図った認知度は、ブランドリフト調査で33%増。さらに売り上げにも寄与し、TopView出稿の前後2週間を比較して1.3倍もの成長を果たしています。

ブランドエフェクト活用事例(Lightee(ライオン))

TikTok広告の活用事例(ブランドエフェクト)-1
参照元:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/9577/

ライオンの美白*ハミガキ「Lightee(ライティー)」はTikTokのブランドエフェクト広告を利用し商品ブランドを向上させました。

ライオンはブランドエフェクト広告を利用し「歯が白くなるエフェクト」をTikTokerが利用しながら動画投稿できるようにアプローチしています。ハミガキ粉のLightee(ライティー)を利用して歯が白くなったように見せるエフェクトを利用した動画が拡散されることで商品の認知度と愛着度を大きく向上させました。

TikTok広告の活用事例(ブランドエフェクト)-2
参考元:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/9577/

このようにTikTokの動画配信を楽しみつつ、商品利用の擬似体験ができるのがブランドエフェクトの魅力です。結果的に投稿数は2万6000本以上となり、合計視聴数は約2億4000万回に上る実績を手にしています。

ハッシュタグチャレンジ活用事例(UCC COLD BREW レモネード(UCC上島珈琲株式会社))

TikTok広告の活用事例(ハッシュタグチャレンジ)-1
参照元:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/7125/

UCC上島珈琲株式会社はTikTokハッシュタグチャレンジを利用して「UCC COLD BREW レモネード」という自社商品の認知度を向上させました。

『#香るどブリューオーディションキャンペーン』というハッシュタグチャレンジを実施し、新Web CMに出演する広告モデルを決定するというアプローチでTikTokerに魅力を訴求しています。

TikTok広告の活用事例(ハッシュタグチャレンジ)-2
参照元:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/7125/

「#香るどブリューオーディション」を付けて動画投稿するだけでキャンペーンに参加できるためTikTokerは楽しみながら応募することができます。

レモネードコーヒーのハッシュタグチャレンジですが、CMモデルの池田エライザさんの認知度やポップな楽曲と掛け合わせることでTikTok内での話題を作ることに成功しています。

成功事例からTikTok広告がTikTokマーケティングに役立つことが分かるはず


TikTokマーケティングとは?戦略利用すべき今の状況とメリット/運用方法まで解説

前述しましたTikTok広告の成功事例から、TikTok広告がTikTokマーケティングに大きく貢献することが理解できたはずです。もちろんTikTokマーケティングで戦略的にTikTok広告を利用しない方法も考えられますが、素早く結果を残したい場合は投下できる予算があるのであればTikTok広告を積極的に利用することをおすすめします。視聴者により素早く購入検討回数を提供できるという意味でコスパもタイパも良いはずです。

もちろんTikTokマーケティングのやり方はTikTok広告を利用するだけではありません。もっと具体的にTikTokマーケティングについて理解を深めたい方は、TikTokマーケティングで商品販売する戦略や運用方法をまとめた記事を上記に掲載しましたのでご一読ください。

TikTokコンサルティングサービスのご紹介┃株式会社フルスピード

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この記事を書いた人

矢野翔大

パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。

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