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TikTokのKPI設定┃バズって売れるを狙って起こす方法

公開日:2022年12月20日

最終更新日:2024年02月20日

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TikTokのKPI設定方法~バズると売れるを狙って起こす方法~

当記事では企業がTikTokでバズって売れるを実現するためのKPI設定方法を紹介します。話としては「バズる」と「売れる」を要素分解し、2つの目標に向かってKPIを設定しようという流れで分かりやすくお話します。

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「バズるためのKPI」と「売れるためのKPI」の2要素を設定しよう

それでは記事冒頭でお話しした通り、TikTokで「バズるためのKPI」と「売れるためのKPI」をそれぞれ設定していきます。なぜ2つに分解するかというと、1つにまとめてKPI設定するとKPIとして設定した指標の意味が曖昧になるからです。記事中盤で1つにまとめますのでまずは以下の内容をご確認ください。

バズるためのKPIは「視聴者満足度が測定できる指標」で設定する

TikTokでバズるを実現するためのKPI設定

TikTokで自社商品を売るためにはまずは認知される必要があります。ということでまずはバズることを目指しましょう。TikTokでバズるには視聴者から動画へ高評価をもらう必要があります。そして視聴者の評価を確認するために特に利用しやすいのが「平均視聴時間」、「動画のフル視聴率」、「シェア数」、「いいね数」です。

上図の指標からフォロワー数が外れているのは、TikTokにおいてはフォロワー数が少なくても動画拡散されるアルゴリズムとなっているからです。もちろん、フォロワー数が多いこともプラス材料ではあるはずですが、それよりも1動画に対する評価指標の結果の方が尊重される傾向にあります(例えばTwitterやInstagramはフォロワー数が多いほど拡散力が増す傾向にありますが、TikTokはそこが重要ではないということです)。

「平均視聴時間」、「動画のフル視聴率」、「シェア数」、「いいね数」で高評価を受ける動画を投稿することができれば、TikTokアプリのおすすめフィードに動画が表示され多くの視聴者に拡散されます。動画が拡散されても視聴者の評価指標の数値が落ちなければさらに拡散され、また拡散が発生するようになっていますので、まずはこの流れを理解しましょう。

TikTokの動画再生アルゴリズムの仕組みについては『「おすすめ」に動画をレコメンドする仕組み』というタイトルでTikTokのニュースページで紹介されていますのでご一読されることをお勧めします。

売れるためのKPIは「商品名の測定ができる指標」で設定する

TikTokで売れるを実現するためのKPI設定

バズるためのKPI設定を理解した後は、「売れる」ためのKPI設定を確認してみましょう。では上図を見てください。今回は「売れる」ための直接的な要因となりえる要素として「商品名の巻き込み量」というものを測定するためのKPIを設定していきたいと思います。「商品名の巻き込み量」は、動画拡散される過程で「商品名のハッシュタグ数」と「商品に対するコメント数」をどれだけ獲得できたか計測すると良いです。

「商品のハッシュタグ数」と「商品に対するコメント数」はバズのためのKPI設定としても良いのでは?とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、ここではあえて「売れる(=商品名の巻き込み量)」というターゲットに対するKPIとします。

このように目標を「バズる」と「売れる」で要素分解しておくことで”バズって→売れる”という2段階の工程をクリアする必要があることを意識できるようになり正しく指標を利用できるようになるためお勧めです。

「バズるためのKPI」と「売れるためのKPI」の2要素の達成でTikTok売れが近づく

バズると売れるを満たせばTikTok売れに近づく

結論、「バズる」と「売れる」を攻略することができれば「TikTok売れ」という現象に近づくことができます。

例えば、「バズる=TikTok売れ」と定義していた場合、バズったのに商品が売れない結果に直面した時にどのKPI設定が悪かったのか判断しづらいでしょう。だからこそ「売れる(=商品名の巻き込み量)」というゴールをあえて設定しておき、バズった動画の中で”商品に対してどれほど反応があったのか”を測定する環境を前もって用意しておくのが理想的です。

上図のように設定しておくことで、バズったのに商品が思った以上に売れなかった場合に「動画をバズらせることには成功したが商品魅力の訴求の詰めが甘かった」と反省でき、次回の動画投稿に今回の結果が活かせるためおすすめです。

バズり動画で商品名が露出するようクリエイティブ内に仕掛けを用意しておこう

KPI設定を考えるうえで動画クリエイティブの作り方についても検討が必要です。特にTikTok売れを目指すなら、動画がバズっただけで商品が売れない現象を回避するための対策として、動画がバズった場合に売りたい商品名が拡散先の視聴者に露出されるように「動画クリエイティブ内に仕掛け」を設定して置く必要があります。

meme(ミーム)動画の「きっかけとなる動画」に商品を映しこんでおくこと

meme(ミーム)動画とは、いわゆるモノマネ動画のことを意味し、このmeme動画が多くのTikTokerによって作成され投稿が繰り返されることで大きなバズを生むことができます。以下の画像はTikTok売れについて解説した記事でも利用している説明画像です。まずは画像を確認してみて下さい。

TikTok売れの仕組み

上図のように「きっかけの動画」をスタート地点としてmeme動画が繰り返し投稿されることでTikTok売れという現象が生まれます。つまり、きっかけの動画は商品自体が映っている動画であった方が以降のmeme動画で商品名を巻き込めるということになります。

このように仕組みを分解していくと、必要な要素が特定できTikTokアカウントを運用する際に非常に有効です。

商品を使うベネフィットを視聴者に簡単に想像させる動画構成で配信すること

また、視聴者がその商品を手にしたときにどんなメリットがあるのかを簡単に想像しやすい動画構成にしましょう。例えばシンプルにメリットをテキスト表示することも有効ですし、動画の開始タイミングで商品を使った際に感じるファーストインプレッションを一言でドドン!とインパクト良く表現する手法も有効です。

この時、商品の魅力を動画の魅力として落とし込むことができればなお良いでしょう。淡々と商品魅力を説明するだけでは動画として面白くはないはずです。商品の魅力を利用して動画を面白く構成することで、多くのTikTok視聴者に拡散され、結果的に多くの人に商品魅力を届けることに繋がるはずです。

Z世代に商品魅力が伝われば、その親にもその魅力は伝染する

多くの流行を生み出すZ世代ユーザーに対して商品の魅力が伝わる形で商品訴求することをしっかり検討することも重要です。10代、20代であるZ世代に魅力が伝われば、その周りに存在する親や家族、親戚まで情報は伝わります。

まずはTikTok内で商品訴求を発信していくわけですが、TikTokを起点にアプリ外の潜在層にも可能な限り訴求できる可能性を残すために、Z世代に対する価値提供の手段も検討することをお勧めします。

TikTokのインサイト機能で確認できる指標一覧

TikTokのインサイト機能で確認できる指標一覧

ではここで「バズる」と「売れる」のKPI設定に使用する指標を簡単に確認する方法を紹介します。ご存じの通り、TikTokアプリ内にはインサイト機能という動画配信の結果を数値で測定してくれる機能が備わっていますのでこれを利用します。

TikTokのインサイト機能で確認できる指標は上図の通りですが、テキストでも再度以下の通りまとめておきます。

<TikTokのインサイト機能で確認できる指標一覧>
・動画視聴回数
・フォロワー数
・合計再生時間
・プロフィール表示回数
・コンテンツ数
・リーチ数
・コメント数
・平均視聴時間
・動画のフル再生率
・シェア率
・LINE配信関連の分析

では、これらの指標を確認するためのTikTokのインサイト機能の確認方法は次にご紹介します。

TikTokのインサイト機能の利用方法

TikTokのインサイト機能はTikTokビジネスアカウントでのみ利用できる機能ですので、アカウントが一般アカウントの方はまずはビジネスアカウントに切り替えましょう。また、インサイト機能は「クリエイターツールから確認できる指標」と「投稿した動画から確認できる指標」がありますのでこれらの確認方法についても以下にてそれぞれご紹介します。

まずはアカウントをビジネスアカウントに切り替える

【TikTokビジネスアカウントの作成手順】
手順1:TikTokアプリ内のプロフィール画面右上にある「3本線」をタップ
手順2:「アカウント管理」をタップ
手順3:「プロアカウントに切り替える」オプションから「ビジネス」を選択

一般アカウントからビジネスアカウントに切り替えることは3手順で完了します。上記手順を見ながらアカウントを切り替えてみて下さい。(すでにビジネスアカウントに切り替えている方は次に進んでください)

クリエイターツールからインサイト機能を利用する操作手順

【クリエイターツールからインサイトを表示する手順】
手順1:TikTokアプリ内のプロフィール画面右上にある「3本線」をタップ
手順2:「クリエイターツール」をタップ
手順3:「インサイト」をタップ

上記3手順で各指標が確認できます。まずは実際に操作して確認してみましょう。次に「投稿した動画からインサイトを表示する方法を紹介します。

投稿した動画からインサイト機能を利用する操作手順

【投稿した動画からインサイトを表示する手順】
手順1:TikTokアプリ内のプロフィール画面にある「投稿動画」をタップ
手順2:投稿動画の右下にある「三点リーダー」をタップ
手順3:ポップアップされた表示内にある「インサイト」をタップ

投稿した動画からインサイトを確認すると「合計再生時間」、「平均視聴時間」、「動画のフル視聴率」、「リーチした視聴者数」が確認できます。これら4つの指標は各動画のインサイトでのみ確認できる指標となっています。クリエイターツールからインサイトを確認した際に表示されませんので慌てず確認しましょう。

ビジネスアカウントに切り替えると自由に楽曲が利用できなくなるので注意

ビジネスアカウントに切り替えた場合の欠点として「自由に楽曲が使用できなくなる」ことが上げられます。これはビジネス利用して良い楽曲だけが選択できる設定に切り替わるためで、巷ではやっている楽曲が使えなくなる可能性があるのでご理解下さい。

流行りの楽曲に合わせてキャッチーに動画配信できる方が動画への反応が良い場合が多いため、「指標確認できる環境を選択するか、自由に楽曲を選択できる環境を選択するか」はしっかりご判断下さい。

KPI達成のためにTikTok広告を利用することも有効

KPI達成のためにTikTok広告の利用も有効

TikTok広告を使えば「バズる」と「売れる」をシームレスな導線で繋げられます。つまり、TikTok広告を利用すると投稿動画内に外部Webサイトリンク(商品販売ページなど)へのCTAボタンを設置することができるのです。動画が「バズる」ことを想定して、その動画内に「売れる」仕掛けを設置することで、視聴者の次なるアクションを購入アクションへ近づけることができるため効率が良くおすすめです。

TikTok広告でKPI達成に向けてブーストをかける手法について興味が湧いた方は、TikTok広告の基本情報をまとめた解説記事と、TikTokの運用型広告の操作手順解説記事も別記事にてまとめています、併せてご一読下ください。

【まとめ】TikTokのKPI設定をおこなって狙いの見える運用環境を整えよう

KPI設定を行うことで感覚でTikTokアカウントを運用した場合よりも狙いの分かる運用ができるようになるはずです。当記事で説明しました「バズるためのKPI」と「売れるためのKPI」を設ける手法はTikTokのKPI設定方法における1つの考え方にすぎません。あなたの考える理想のTikTokのKPI設定を考え、可視化し、チーム内共有することで「快適で目的を持ったTikTok運用」に繋げてみて下さい。

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この記事を書いた人

矢野翔大

パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。

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