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【2023年最新】Instagramアルゴリズムを詳しく解説!事例や運用ポイントもご紹介
- SNSマーケティング
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公開日:2021年07月30日
最終更新日:2022年10月04日
当記事は下記、Instagram公式ブログの情報を元に、Instagramのアルゴリズムの全体像、フィードやストーリーズ、探索タブ、リールの表示順が決まる流れ、運用ポイントについて詳しく解説致します。
2021年6月8日、Instagramの責任者アダム・モッセリ氏による公式ブログ
『Shedding More Light on How Instagram Works(Instagramの仕組みを解き明かす)』
2022年8月、Meta社による発表『How Instagram suggests new content(Instagramが新しいコンテンツを提案する方法)』
2023年5月31日にも同氏が公式ブログ
『Instagram Ranking Explained(Instagramランキングの解説)』
Instagramでの商品販売戦略または認知活動を行うために、まずはInstagramのアルゴリズムを理解しておく必要があります。アルゴリズムに逆らわない形でのコンテンツ投稿ができればスピード感を持ってInstagramマーケティングが行えるようになります。「アルゴリズムとは?」などの基本知識から解説していますので、ゆっくり読み進めてみてください。
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目次
Instagramのアルゴリズムとは
Instagramのアルゴリズムとは「Instagramのシステムがユーザーにどんな投稿を表示させるか判断する仕組み」のことです。Instagramのアルゴリズムにはさまざまなアルゴリズムが存在し、分類機能、プロセスなどから総合的に判断し表示結果を導き出すとされています。Instagramを利用しているユーザーがより楽しんでもらえるように、Instagramのアルゴリズムはよりパーソナライズする仕組みになっています。
2010年にInstagramがリリースされた直後は、投稿が時系列で表示されていましたが、ユーザー数が増えるにつれて、全部はおろか見たい投稿すらチェックできなくなっていきました。このような状況を鑑み、2016年6月にInstagramはユーザーの関心に基づいて投稿をランク付けする新たな表示順のアルゴリズムを開発して導入したという背景が存在します。
この「アルゴリズム」では、以下に関する情報を集め、表示するコンテンツを決定しています。
- Instagram投稿
- そのInstagram投稿を投稿した人
- そのInstagram投稿を見ている人の好み
そして、この表示するコンテンツを決める様々な情報は「シグナル」と呼ばれています。Instagramでは数千もの「シグナル」を使って多角的・総合的に分析した上で、ユーザーへ表示するコンテンツを判断しているのです。
Instagramのシグナルとは
数千もの数が存在するこの「シグナル」ですが、フィードやストーリーズ、リール、発見タブなどの投稿形式に関わらず主に以下4点が共通して重要だと言われています。
- 投稿に関する情報
「いいね!」数などエンゲージメントから図る「人気度」や、投稿日時、動画の長さ、投稿が関連付けられたスポット情報などの「一般的な情報」を含みます。 - 投稿者に関する情報
投稿者に対するユーザーの関心の度合いを表します。直近の数週間で、ユーザーとその投稿者との間に何回やり取りがあったかなどを含みます。
これには、フォロワーからのエンゲージメントを獲得できている頻度やDM上でのやりとりなどが考えられます。ストーリーズにおけるアンケート回答やQ&Aなど、フォロワーと積極的にコミュニケーションを取ることが大事になってくるでしょう。 - ユーザーのアクティビティ
ユーザーが過去に「いいね!」やコメントなどのアクションをした投稿数などを含みます。このシグナルからユーザーが関心を持つ可能性があるコンテンツのカテゴリが判断されます。 - ユーザーと特定のユーザーとのやり取りの履歴
ユーザーが特定のユーザーの投稿にコメントしたりDMでメッセージを送ったりしたかなどを含みます。このシグナルで、ユーザーがどのユーザーにどれくらい興味を持っているかが判断されます。
上記のような情報に基づいて、投稿に対するそのユーザーのアクションの可能性が予測されます。また、このシグナルと予測は時間の経過とともに削除・追加されるようです。
そしてこのアルゴリズムは、フィード・ストーリーズ・リール・発見タブなどの投稿形式によって重視するシグナルが異なるため、次項からそれぞれ解説いたします。
ストーリーズとフィードのシグナルについて
ストーリーズとフィードは時系列で表示されるのではなく、Instagramがシグナルやユーザーの傾向から情報を収集し、より気に入ってもらいやすい投稿を優先的に見てもらえるように自動的に並び換えて表示します。
また、ストーリーズは、興味関心が高いほど画面上部の左側に表示されるようになります。
フィードについては、先述した4つの重要なシグナルに加えて、以下5つのユーザーアクションが重要視されます。
- 投稿に「いいね!」する
- 投稿にコメントする
- 投稿を保存する
- 投稿に数秒間の時間を費やす
- 投稿者のプロフィール写真をタップする
それぞれを見ると、①~③のユーザーによるエンゲージメントはよく聞かれるかと思いますが、「④投稿に数秒間の時間を費やす」と「⑤投稿者のプロフィール写真をタップする」については、初見だった方も多いのではないでしょうか?
また、Instagramでは様々なユーザーの投稿を見て新しい発見を得てもらうために、同じユーザーの投稿が連続で表示されないようになっています。そのため、短時間で連続して何度も投稿をするのは避けるのがよいかと考えられます。
発見タブのシグナルについて
発見タブでは、ユーザーが新しいコンテンツに出会えるよう、フォローしていないアカウントの投稿の中から関連性の高いものがおすすめとして表示されます。先述した4つの重要なシグナルに加えて、以下のフローで計測されるとのことです。
- ユーザーが興味を持ちそうな写真や動画を見つけるため、その人が過去に行ったアクションを収集
- ユーザーが気に入ったユーザーについて、その人のフォロワーのフォロワーまで深堀りして興味関心を調査
- 興味のあるカテゴリー・グループで表示させる投稿を選定
リールのシグナルについて
唯一リールは他の投稿形式と変わっており、「ユーザーに楽しいと思われるかどうか」を特に重視しています。先述した4つの重要なシグナルに加えて、「楽しいかどうか」を判断するために以下4点が重視されます。
- 「いいね!」をされる
- リールを最後まで見られる
- 「楽しかった」または「面白かった」とコメントされる
- 音源ページに移動するなどのアクションがある
上記のように、ユーザーが「自分のリールを作ってみたい」という刺激を受けていればポジティブに判断されるとのことです。
また、リールは他の投稿形式と比べて、アルゴリズムとフォロワー数はそこまで比例しないようですので、少ないフォロワーアカウントでも多くのユーザーに接触してもらうチャンスがあります。
追記:2022年4月にオリジナルコンテンツを重視するためアルゴリズムを更新
2022年4月にMeta傘下のInstagramの代表を務めるアダム・モセリ氏から、「オリジナルコンテンツを重視するためアルゴリズムを更新する」との発表があり、他の誰かが投稿したコンテンツを再共有するよりも、新しくオリジナルコンテンツを作り投稿する方が高いランク付けをされるようアルゴリズムを変更されました。
そのため、自社のInstagramアカウントを運用する場合はコンテンツの方針を検討し、オリジナルのコンテンツを発信するよう心がけましょう。
さらにアダム・モセリ氏は、Twitterにて次のように説明しています。
Instagramで撮影しないといけないわけではない
Instagramの外部で編集されアップロードされたコンテンツは、この変更によるペナルティには含まれないとのことです。モセリ氏は「アイデアは、あなたがそれを作った場合、それはオリジナルです。 Instagramの外で編集して、ギャラリーから持ち込んでも大丈夫です。」と伝えています。
リポストアカウントはペナルティ対象になる可能性がある
そもそもリポストとは、Instagramでほかの人が投稿した画像を、自身のアカウントで再度投稿することです。 他アカウントのコンテンツをリポストし集めているアカウントは、オリジナルでないと判断される可能性があるります。なるべく投稿するコンテンツは考慮して運用していきましょう。
追記:2022年8月に「Instagramが新しいコンテンツを提案する方法」を公開(Meta社より)
Meta社は2022年8月に「How Instagram suggests new content(Instagramが新しいコンテンツを提案する方法)」という記事タイトルでInstagramの「おすすめの投稿」がどのようなアルゴリズムで表示されるかを公開しました。「ホームフィードにユーザーがフォローしていない投稿が表示される」ことは企業にとってはビジネスチャンスとなりえますので、今回の内容を理解しておきましょう。
ホームフォードのレコメンドアルゴリズムの概要
Instagramの「おすすめの投稿」はInstagram利用者の嗜好データに基づきホームフィードに表示されるようになっています。この嗜好データは以下の基準で判定されています。
・フォローしているアカウントの「おすすめの投稿」の表示に関しては、そのコンテンツのエンゲージメントとコンテンツ力でランキング付けされ、あなたのアプリ内に「おすすめの投稿」として表示されます。
・フォローしていないアカウントの「おすすめの投稿」が表示される場合は、Instagram全体でのユーザーのアクティビティに基づいて暗黙的に導き出され、そのコンテンツのエンゲージメントとコンテンツ力でランキング付けされ、あなたのアプリ内に「おすすめの投稿」として表示されます。
Instagramの設計原則は”FEEL LIKE HOME”
Instagramはホームフィードにおすすめ投稿を表示するものの、まるで家で過ごしているかのようなホームフィードの快適さを提供する設計原則を目指すと記載されています。
アルゴリズムを加味した投稿内容のポイント
Instagramのアルゴリズムを踏まえて、運用での投稿内容の5つのポイントを事例と一緒に紹介します。
自分ゴトとして共感できるコンテンツを選定する
個々の属性が特徴的な内容や、問いかけることで「自分ならどうか」と考えてもらい、自分ゴト化してもらえるとエンゲージメント向上に繋がります。
スターバックス公式「47JIMOTOフラペチーノ」
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ユーザーに役立つコンテンツを選定する
コラム記事や豆知識など、ユーザーに有益だと感じてもらえて、後で見返したくなるようなコンテンツを目指しましょう。
アイリスオーヤマ株式会社(Official)「人気サーキュレーター比較してみた」
カインズ「 レンジで楽チンクッキング?」
ユーザーの趣向に合わせてコンテンツを選定する
今後はユーザーが何を求めているか「インサイト分析」をし、どんなコンテンツが好まれるか根拠をもとに投稿することが重要となります。
MILBON(ミルボン)
上記のミルボンのアカウントでは、運用者が売上との関係性を分析しつつ運用を行っています。
おかげさまで弊社の公式アカウントが5.5万人にファンの方にフォローいただけました。運用を自身で回しているので、フィード、リールズ、IGTV、まとめ、アーカイブ、ストーリーズと多岐にわたる機能に奮闘していますが、弊社としての運用と売上の関係性が見えてきました。 pic.twitter.com/QakA9WSE4c
— 池田 龍正 | 美容メーカーで企業ブランディング (@tatsusan_sns) July 5, 2021
ハッシュタグの種類が多いコンテンツを発信する
ハッシュタグ数が多く、Instagram上で流行っている「 #おうちキャンプ」「#おうちピクニック」を題材にコンテンツを発信しています。
サントリー(SUNTORY)「今年の夏はおうちキャンプが流行の予感⁉️」
テキスト内にプロフィール誘導文を入れる
フィードのシグナルの重要な指標である「⑤投稿者のプロフィール写真をタップする」に該当します。より多くの方にアイコンをタップして、プロフィールを閲覧してもらうために重要となります。
【公式】エステティックサロン スリムビューティハウス
アルゴリズムを加味したクリエイティブのポイント
最後に、Instagramのアルゴリズムを踏まえて、運用での4つのクリエイティブのポイントを事例と一緒に紹介します。
長時間投稿を見てもらえるよう複数の写真を入れる
複数枚の写真や尺の長い動画を投稿に使用し、より長く投稿を見てもらえるようにしましょう。写真は最大10枚まで追加できます。飽きさせず、「次も見たい」と思わせることが重要です。
山崎実業 キッチン_インテリア_ランドリー_収納のメーカー
クリエイティブ内にテキストを入れる
テキスト面の内容は見逃されてしまう可能性があるので、クリエイティブ内にテキストを記載して、ユーザーに読ませる工夫をしましょう。
アクア株式会社「これな~んだ?スリムフリーザー!」
オリジナリティ溢れるクリエイティブに
手書き文字やイラスト・漫画などと組み合わせることで、キャッチーさが生まれ、他の投稿よりも目を引きやすくなります。
スコッティ®︎【公式】「あるあるエピソード①【買う物を忘れがち…?】」
Ora2(オーラツー)「Q:ハブラシってどのくらいのペースで交換するべき?」
クリエイティブ内でプロフィールへ誘導する工夫を
プロフィールへ促すことで、アカウントをフォローしてもらったり、プロフィール欄に記載されたWebサイトへ遷移してもらったりと、さらに次のアクションへ誘導することができます。
ORIHICA
ダスキン | 快適な心地よい暮らし【公式】
まとめ
冒頭でも述べたとおり、Instagramではインサイト内で独自のアルゴリズムが存在しており、日々の運用も、この「アルゴリズム」を意識して運用いただくことが非常に重要になってきます。更に日々新しい機能がアップデートされ、情報発信の表現手法も多岐にわたりますので、企業や商品の認知拡大・ブランディングにご活用ください。
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ただ、数ある業務の中でこのようなアルゴリズムをキャッチアップした運用までは手が回らない、もっとInstagramアカウントを効果的に運営したいが社内リソースが少なく困っているという企業様は弊社フルスピードのInstagram運用代行サービスをご検討ください。弊社には1000件以上のSNSアカウント運用実績がございます。御社のご要望をお伺いしながらご納得いただける形でInstagramアカウントの運用代行をさせていただきます。上記バナーよりサービス内容が分かる資料が無料ダウンロードできます、お気軽にご確認ください。

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