公開日:2015年10月12日
最終更新日:2021年02月12日
2015年8月、Ameba社がロゴを変更したニュースをきっかけに、ふと「いろいろな企業のロゴやブランドは、どのようなガイドラインで守られているんだろう」と考えていました。
人気の高いサービスのロゴは、運営チームのアイデンティティが込められていると同時に、そのサービスや運営企業の持つブランドを損なわないよう、ガイドラインによって守られていることが多いようです。
目次
ガイドラインは法的根拠を持つものではありませんが、著作権として管理しているものと放棄しているもの、どのように使って欲しいか、というアウトラインを提示することで、企業間や個人間でのトラブルを軽減する大切な指針となります。
たとえば、「FacebookやTwitterのロゴを勝手に使い、あたかもサービス提携しているように見せる」ことを防ぐために、ガイドラインが機能します。
このようなロゴやブランドのガイドラインはとても重要である一方、表だってアナウンスされるケースが少なく、Web制作やソーシャルボタン、バナーなどをつくるときに検索し、利用規約のカテゴリを探してようやく発見する、という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ソーシャルメディアをほぼ毎日利用しているのに、ロゴやブランドの適切な扱いについては知らない、というのは悲しいもの。備忘録として、有名と思われるソーシャルメディアの2015年4月現在のロゴと、ガイドラインの特徴についておさらいしてみました。
ロゴやスクリーンショットのガイドラインはこちら 利用規約はこちら
Facebookは、ソーシャルメディアの中でも広告商品の展開が非常に早かったと認識していますが、ブランドガイドラインも多岐にわたり策定されています。※今回の記事ではロゴを掲載していますが、これは「Facebookのブランドについて言及する」というルールに則って作成している、ということになるようです。
ブランドガイドラインはこちら
昔のTwitterバードを使っている方やパロディも見かけますが、実は規約違反のようです。 ※過去のロゴやパロディについて言及する場合は問題ないようですが、「現在のTwitterそのものが、このようなロゴである」と誤認するような表現は好ましくない、という考え方でよいと思います。
ガイドラインはこちら
ロゴの規定もありますが、mixiへのリンク規定や社名の規定が充実しています。
LINEロゴ一覧はこちら ロゴ利用ガイドラインはこちら
今回は、ブランドキットで見つけたロゴを掲載します。 ガイドラインはこちら
国内での人気も急上昇のInstagramですが、ブランドガイドラインについてはこれから構築されていく印象を受けました。美しいビジュアルとスッキリとしたUIで「魅せる」ことに特化したソーシャルメディアと感じているため、日本語版の案内もあるととてもありがたいです。
日本ではあまりユーザ数が伸びない状況が続くPinterestですが、ビジネスやプロモーションを目的として使う方にはとてもわかりやすいガイドラインと言えます。
ガイドラインこちら(デベロッパー向け) ブランドポリシーは、現在英文のみのようです。
自由度の高い印象があるGoogle+ですが、ブランドポリシーはかなり厳格な印象です。ただし、これはGoogleが多種多様なプロダクトを持ち、多くのユーザに使われているからこそ、「決められた使い方」を提示することで、混乱を防いでいるのかもしれません。
こちら ロゴ・アイコンのガイドラインはこちら
巨大動画共有サービスということもあり、チャンネル利用者からサービスを利用できる端末に至るまで、幅広くガイドラインを設けています。
ガイドラインはこちら(英文)
簡素なブランドページですが、ロゴの形式は一通りそろっています。短い動画を共有できる新興SNSという意味合いでは、競合にあたるInstagramと比べ、わかりやすい印象を受けました。
久しぶりにこのロゴを見る、という方もいるのでは。地道にユーザ数が増えているというニュースもあるので、ご興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ブログプラットフォームとして定評のあるTumblrですが、Yahoo!に買収されてからも言葉づかいはユーモア満点のようです。
ブランドガイドラインの策定範囲や配布形式は、企業によってかなり違いがあることを実感しました。
今回、ガイドラインページを集めるにあたって、サイトのさまざまな場所を巡ってたどり着いたケースが多く、時間を要しました。 では「webサービスのガイドラインをつくる立場」として考えた場合、どうすれば利用者に伝わりやすいのでしょうか。既に規定を作成した場合、これから策定する場合に関係なく思いつく限り、アイディアを挙げてみます。
今回は有名なソーシャルメディアに絞ってご紹介しましたが、webサービスや業界別などでガイドラインを比較しても面白いと思います。 なんらかの理由でロゴを使いたいときのまとめに、普段使っているソーシャルメディアのトリビアとして、組織のイメージに合う形でガイドラインを策定したいとき、などなど。 こちらの記事がご参考となれば、とても嬉しいです!
※この記事は、フルスピードが運営する[探す]を楽しむメディア「サチラボ」にて公開した記事を加筆修正したものです。
GrowthSeed編集部
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