FacebookとInstagramでMeta Verified(メタ・ベリファイド)というサブスク導入を発表
Facebookのアカウント成長に役立つダッシュボードに関するアップデートについて解説&考察!
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公開日:2023年11月07日
最終更新日:2024年05月29日
Facebookは2023年11月2日、Meta公式ブログにて「クリエイターがコンテンツをテストし、Facebook上で成長するためのパフォーマンスを測るための機能を追加した」と発表しました。今回、以下の機能が追加されました。
- リールのA/Bテスト機能
- 目標と実績を確認できる「Achievements」タブ
- すべての投稿、リール、ビデオの一括管理が可能なダッシュボード
- インサイトで確認できるデータが過去28日間から90日間に拡大
- クリエイターサポートセンターに検索機能
当記事では上記の各機能について解説、Metaの最新情報についても補足的にご紹介いたします。
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目次
今回、発表されたアップデート内容
アップデート①:コンテンツを最適化するためのリールのA/Bテスト機能
1つ目のアップデート内容は、リールのA/Bテスト機能です。
リールのA/Bテスト機能は短尺動画「リール」にて複数の異なるキャプションやサムネイルを試し、どのコンテンツがエンゲージメント高いのかテストできる機能です。
最大4つの異なるキャプションとサムネイルをテストでき、その結果は「プロフェッショナルダッシュボード」で確認できます。自分で変更しない限り、最も効果的なものがプロフィールやページに表示されます。
引用元:Meta公式ブログ
さらに、A/Bテスト機能に付随して「モバイル上でリールを簡単に作成できる機能」も追加され、リールの作成画面で「Your Content」タブから既存の投稿や過去のライブ配信から動画を選択し、それを編集してリールとして投稿できるようになりました。
ちなみに、Meta社は、現在、生成AI技術でキャプションやサムネイルを作れる機能も作成・テスト中とのことです。
アップデート②:コンテンツのエンゲージメントに関する目標と実績を確認できる「Achievements」タブ
2つ目のアップデート内容は、「Achievements」というコンテンツのエンゲージメントに関する目標と実績を確認できるダッシュボードのページです。
プロフェッショナルダッシュボードに新しく「Achievements」というタブが追加され、自身のコンテンツのエンゲージメントに関する目標と実績を確認できるようになりました。「Achievements」には「Stars」「Reels」「Levels」などそれぞれの目標をクリアするごとにバッジを獲得できるようです。
引用元:Meta公式ブログ
そして、「Achievements」のすべての目標を達成した18歳以上のアカウントは、フィードに表示されやすくなったり、「期待のクリエイター」というラベルがページやプロフィールに付与されるそうです。さらに、すべての目標を達成すると、毎週月曜日に新しく「コメントに返信した数」や「一定数のリール閲覧回数」などのチャレンジが用意され参加できるようになります。
アップデート③:すべての投稿、リール、ビデオの一括管理が可能なダッシュボード
3つ目のアップデート内容は、すべての投稿、リール、ビデオを 1 か所で確認できるコンテンツ管理ツールをプロフェッショナルダッシュボードに追加したことです。
これにより、以前は投稿の各コンテンツを「削除」、「非表示」、「パフォーマンスに関する分析情報の確認」などをする際、フィード内の各投稿を個別に開き操作する必要がありましたが、一括管理が可能なダッシュボードにて簡単に表示、操作ができるようになりました。
アップデート④:インサイトで確認できるデータが過去28日間から90日間に拡大し、長期的な分析が可能に!
4つ目のアップデート内容は、インサイトで確認できるデータが過去28日間から90日間に拡大し、長期的な分析が可能になったことです。
プロフェッショナルダッシュボードのインサイトは、その週のアカウントのハイライト (集計と個別の両方) が表示され、投稿、閲覧ユーザー、コンテンツのパフォーマンスに関する情報が確認できます。今回のアップデートにより、インサイトで確認できる情報の期間が以前までは過去28日間まででしたが、これが過去90日間にわたるデータを確認できるようになりました。これにより、より長期的な分析が可能になりました。
また、プロフェッショナルダッシュボードのインサイトで新しく以下ようなリールに関する指標が確認できるようになりました。
- リールでリーチできているユーザーのうちフォロワーと非フォロワーの割合
- ユーザーがリールを視聴した時間
- ユーザーがいつリール視聴をやめたか
- 他のリールと比較してリールのパフォーマンスを示す分布スコア
これにより、各リールのパフォーマンスがどのようになっているのか、どのリールがエンゲージメントが高いのかより把握できるようになりました。
引用元:Meta公式ブログ
引用元:Meta公式ブログ
アップデート⑤:トラブルシューティングがより簡単になるクリエイターサポートセンターに検索機能
5つ目のアップデート内容は、トラブルシューティングがより簡単になるクリエイターサポートセンターに検索機能です。
自社でFacebookやInstagramを運用している際、機能面で不明点が生まれるかと思います。その際に役立つのが、5つ目のアップデートであるポートセンターにある検索機能です。
何かのトラブルシューティングを行っている際、または機能についてさらに詳しく知りたい際、検索機能を使用すると質問に答えるための関連するヘルプセンターの記事が表示されます。また、検索機能に付随して追加されたショートカット機能を使用すると、探している情報の記載がある場所に直接移動して詳細を確認することもできます。
考察:TikTokを意識したアップデート!Meta社はクリエイターにもっとリールを活用して欲しい狙いか?
今回のFacebookのリールやダッシュボード(特にInsight)がアップデートされました。おそらく、今回のアップデートは競合SNSであるTikTokに対抗するためのアップデートだと推測されます。
TikTokは縦長動画を楽しむSNSで、Instagramと同様利用ユーザーは主に若年層が占めています。そのため、Meta社は以前からInstagram利用ユーザーがInstagramから離れないように、Instagramでもリールに関するアップデートを多くしてきました。
そして、今回もリールのA/Bテストや簡単にリール作成可能な機能、そして「Achievements」のすべての目標を達成したアカウントは、フィードに表示されやすくなったり、ラベルがページやプロフィールに付与されるなどMeta社がクリエイターにもっとリールを活用して欲しいという意図が強く感じられます。
このことから、Facebook利用ユーザーの利用頻度の減少防止、また、Instagramへのクロスポスト(FacebookとInstagramで同様の投稿をすること)もできるため、Instagramの利用頻度の減少防止も兼ねていると思われます。
まとめ:FacebookやInstagramを利用している企業やクリエイターはリールに注力した方がいいかも?
今回のアップデートでは、Meta社がクリエイターにもっとリールを活用して欲しいという狙いがある推測でき、FacebookやInstagramを利用している企業やクリエイターもリールにも注力した方がいいと考えられます。
FacebookやInstagramのリールがユーザーにとってどれほどの需要があるかどうかのエビデンスはありませんが、一定の目標を達したアカウントは、フィードに表示されやすくなったり、ラベルがページやプロフィールに付与されるという特典があることを考えると、よりユーザーにリーチするためにリールを活用した方がいいでしょう。
もちろん、リール一辺倒にならず、他のフィード投稿やストーリーズなどのバランスも考えた上で投稿していきましょう。
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伊藤 康貴
マーケティング部
2018年Web広告会社に入社、比較メディアやSEOのコンサルティング営業に従事。3年間で200社以上の企業様の集客に携わる。 より集客の見識を深めるために2021年フルスピード入社。 オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティング、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務を担当している。
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