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Twitter広告のターゲティング一覧と設定のポイント【2022年最新版】

公開日:2021年01月15日

最終更新日:2024年06月02日

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Twitter広告のターゲティング一覧と設定のポイント

国内に4,500万人と多くのユーザーを持つTwitterですが(参照:SNS利用者数と各媒体の特徴まとめ)、匿名登録制ということもあり、Twitter広告のターゲティング精度には疑問を持っている方も多いかもしれません。しかし、Twitter広告では、ユーザーの属性や興味・関心などから詳細にターゲットを絞り込むことが可能です。効果的にターゲティングを活用できれば、大きな成果に繋がるでしょう。

本記事ではTwitter広告で利用できるターゲティングについて詳しくご紹介します。また、当記事を読み進める前にTwitter広告の基本知識の理解を深めたい方はこちらの記事をご確認ください。

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Twitter広告のターゲティングの特徴

Twitter広告は「キャンペーン」「広告グループ」「広告(ツイート)」の3段階の要素で構成されており、ターゲティングはこのうちの「広告グループ」内で設定します。

1つのキャンペーンに対して100個まで広告グループを紐づけることが可能です。同じキャンペーンで複数のターゲティングを試したい場合は、ターゲティングごとにそれぞれ別の広告グループを作成しましょう。

Twitter広告のフォーマットについてはこちらの記事をご確認ください。
Twitter広告の種類を徹底解説!メリットや成功事例まで

Twitterのユーザーは、今リアルタイムで起きている出来事について話題にしており、情報感度が強くエンゲージメントも高い傾向にあります。Twitter広告のターゲティングでは、そんな影響力の大きいTwitterユーザーの中から広告主のビジネスと関連性の高いオーディエンスをさらに絞り込んで配信できるので、高い成果を期待できます。

Twitter広告のターゲティング一覧

Twitter広告のターゲティングは、大きく以下の3つのカテゴリに分けられます。

  • 属性
  • オーディエンスの条件
  • オーディエンス

ここからは、ターゲティングのそれぞれのカテゴリについて詳しくご説明します。

属性

オーディエンスの属性では、ユーザーの基本属性によってターゲットを絞り込みます。このようなユーザーの基本情報をもとにしたターゲティングは、他の広告媒体でも実装されていることが多いです。

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ターゲティング特徴
地域ユーザーの現在地または最近の位置情報履歴をもとに、特定の地域にいるユーザーへ配信します。日本では、都道府県単位まで絞り込みが可能です。「東京都」「東北地方」
性別ユーザーの登録情報に基づきます。性別が設定されていない場合はアカウントの類似性によって性別が判断されます。「すべて」「男性」「女性」
言語ユーザーの登録情報やTwitter上で使用している言語に基づき、特定の言語を理解するユーザーに配信します。「日本語」「英語」
年齢登録された誕生日に基づき、13歳以上で年齢範囲を指定して配信します。「13歳以上」「30~39歳」
オペレーティングシステム使用されているオペレーティングシステムの種類を選択して配信します。「iOS」「Android」
端末モデル使用端末の種類を選択して配信します。「iPhone 12」
携帯電話会社各国の携帯キャリアの中から選択して配信します。「au」「SoftBank」
新しい端末過去1~6か月間または任意の期間より前に新しい端末を購入したユーザーを絞り込みます。「過去1か月間に新しい端末を購入したユーザー」

活用方法

・オペレーティングシステムターゲティングは、デバイスに応じた新しいアプリを宣伝する時に効果的です。
・携帯電話会社ターゲティングは、広告主が携帯電話会社の場合、自社のユーザーをターゲティングして新商品の訴求をしたり、逆に除外して新規ユーザーにリーチしたりする場合に効果的です。
・新しい端末ターゲティングは、新しいアプリ・サービスに関心の強いユーザーへのリーチが期待できます。

オーディエンスの条件

オーディエンスの条件では、ツイート内のキーワードで絞り込んだり、フォロワーが似ているアカウントを見つけ出したりと、Twitter独自のターゲティング手法により配信します。

Twitterad-targeting2

ターゲティング特徴
会話スポーツ、ライフスタイルなど25カテゴリー・1万種類以上の会話トピックの中から選択します。指定したトピックについてツイートやエンゲージメント履歴のあるユーザーへ配信します。「K-pop」「ペット」
イベントスポーツやエンターテイメントなど、世界各地の数百のイベントから選択し、そのイベントに興味を持っているユーザーへ配信。イベントの2週間前~3週間後まで利用可能です。「大阪国際女子マラソン」
ツイートエンゲージャーツイートを閲覧したりポジティブなエンゲージメントをしたりしたユーザーに配信します。
キーワード任意のキーワードについて、検索やツイート、ツイートへのエンゲージメント履歴があるユーザーに配信します。最低25個のキーワード設定が推奨されており、除外も可能です。「東京オリンピック」
映画とテレビ番組Twitter上のシグナルをもとに特定の番組・映画を観る可能性の高いユーザーを特定して配信します。「ちびまる子ちゃん」
興味関心25カテゴリー350種類の中から、特定の興味関心を持つユーザーに配信します。ユーザーの興味関心は、ツイート内容やフォロワーしているアカウントなどのシグナルをもとに判断され、選択するトピックは10個以内が推奨されています。「食べ物、飲み物 — イタリア料理」
フォロワーが似ているアカウント指定したアカウントのフォロワーと似た興味関心を持つユーザーに配信します。類似するユーザーは、ツイート・リツイート内容など様々なシグナルにより判断され、1キャンペーンに30前後のアカウントを設定することが推奨されています。「@McDonaldsJapan(マクドナルド公式アカウント)」
フォロワー広告主のアカウントをフォローしている既存ユーザーに配信できます。

活用方法

・ツイートエンゲージャーターゲティングでは、商品・サービスに関心の高い見込み顧客にリーチできます。
・映画とテレビ番組ターゲティングは、キーワードターゲティングよりも高い精度で、番組と関連性の高いユーザーをターゲティングできます。
・フォロワーが似ているアカウントのターゲティングでは、自社と類似のビジネスや競合他社を設定することで、自社のビジネスにも興味を持つ可能性の高いユーザーへリーチできます。

オーディエンス

カスタムオーディエンスは、広告主が持つ顧客データをアップロードして特定のユーザーに配信します。ユーザーのプライバシー尊重のため、100人以上のTwitterユーザーが含まれる場合のみカスタムオーディエンスを利用できます。

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ターゲティング特徴
リストメールアドレス、モバイル広告ID、Twitterのユーザー名(@●●)またはユーザーIDのリストをアップロードし、一致したアカウントに配信します。
ウェブサイトアクティビティ広告主のWebサイトにTwitter Webサイトタグを設置してデータを収集し、Webサイトにアクセスしたり、特定のアクションを行ったりしたユーザーをターゲティングします。サイト訪問後90日間オーディエンスとして残ります。
アプリアクティビティとアプリアクティビティの組み合わせインストールや情報登録など、アプリで特定のアクションを起こしたユーザーに配信します。複数のアプリアクティビティを指定し、それらに時間条件を設定することも可能です。
ただし、AdjustやAppsFlyerなどのアプリ計測ツールとの契約が必要です。

参照:Twitter for Business『広告キャンペーンターゲティング』

Twitter広告のターゲティングの絞り込み条件

Twitter広告では、ターゲティングのカテゴリによって絞り込み条件が異なります。絞り込み条件はオーディエンスサイズにも関わるので注意が必要です。一般的にオーディエンスサイズが大きいほど広告を表示するユーザーが多くなり、表示回数も多くなります。

以下で説明する2つのターゲティングタイプを上手く組み合わせて、オーディエンスサイズを調整しましょう。

付加的ターゲティングタイプ(「OR」ターゲティング)

付加的ターゲティングタイプでは、条件を追加するほどオーディエンスは大きくなります。つまり、ターゲティング条件①、条件②、条件③を設定すると、3つのうちいずれかを満たすユーザーがオーディエンスに含まれます。

<付加的ターゲティングタイプのターゲティング>

  • 興味関心
  • フォロワーが似ているアカウント
  • 映画やテレビ番組
  • イベント
  • キーワード
  • 会話トピック

例えば、興味関心で野球・サッカー、キーワードで「オリンピック」をターゲティングとして設定した場合、このうちの1つでも条件を満たしているユーザーに広告が配信される可能性があります。

制限的ターゲティングタイプ(「AND」ターゲティング)

制限的ターゲティングタイプでは、条件を追加するほどオーディエンスは小さくなります。つまり、ターゲティング条件①、条件②、条件③を設定すると、3つの全てを満たすユーザーのみがオーディエンスに含まれます。

<制限的ターゲティングタイプのターゲティング>

  • 地域
  • 年齢
  • 性別
  • 端末モデル
  • プラットフォーム
  • 言語

例えば、地域ターゲティングとして東京都、年齢ターゲティングとして20~29歳、性別ターゲティングとして男性を設定した場合、「東京都にいる20~29歳の男性」のみ広告が配信される可能性があります。

参照:Twitter for Business『入札とオークションに関するよくある質問』

効果を高めるターゲティング設定のポイント

ターゲティングごとに広告グループを分ける

ターゲティングの条件を増やすほど、オーディエンスが広くまたは狭くなってしまったり、どのターゲティングによってパフォーマンスを得られたか測定できなくなったりしてしまいます。

1つのキャンペーン内に最大100個まで広告グループを作成することが可能なので、試したいターゲティングごとに広告グループを分けて配信してみましょう。

広く試してから狭く絞る

最初からオーディエンスを絞り込みすぎてしまうと、成果を出しづらくなる可能性があります。リーチしたいペルソナ像を決めたら、まずは広く配信し、結果を分析してパフォーマンスの高いターゲット層を絞り込んでいきましょう。

例えば化粧品の訴求の場合、まずは「20代の女性」に広く配信し、「20代後半でダイエットに関心がある女性」といった形で絞り込んでいくことができます。

ユーザーの興味関心をリサーチする

自社の商品やサービスのユーザー層がどのような話題に関心を持ち、どのようなツイートをしたりアカウントをフォローしたりしているのかリサーチしましょう。Twitterだけでなく他のSNS媒体やメディアもチェックし、ユーザーの間でトレンドになっていることを把握しましょう。それらをキーワードターゲティングや興味関心ターゲティングなどに利用することができます。

Twitterの特徴を活かしたターゲティングを

Twitter広告では、Facebook広告やGoogle広告とは異なるユニークなターゲティングをすることができます。リアルタイム性が強く拡散性が高いというTwitterの特徴を理解し、自社の商品・サービスに関心の高い影響力の大きなユーザーに広告を届けましょう。

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この記事を書いた人
松崎 明日香

松崎 明日香

マーケティング部

2020年に新卒入社後、オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティングを中心に、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務に幅広く携わる。お問い合わせ数・売上アップを目標に日々奮闘中。趣味は喫茶店・カレー屋巡り。

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