TikTok企業アカウントの作り方と参考にすべき5つの会社を紹介
企業はTikTok Creative Challengeでクリエイターに広告動画作成を依頼できるようになった┃アメリカ限定
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公開日:2023年07月04日
最終更新日:2024年06月03日
TikTokは2023年6月27日、「TikTok Creative Challenge(クリエイティブ チャレンジ)」という”クリエイターがブランド(=企業)の広告動画を作成して配信することで報酬を与られる新機能”をアメリカ限定で公開しました。当記事では「TikTok Creative Challengeに関する最新の公開情報を簡潔にご紹介致します。
※この機能は現在日本で利用できませんが”アメリカ利用者の反応次第で日本でも公開される可能性があるはず”ですので、当記事で取り上げることに致します。
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目次
TikTok Creative Challengeとは
引用:More Ways for Creators to Collaborate with Brands: TikTok Creative Challenge
クリエイターが動画広告を企業に作成/送信しパフォーマンスに基づいて報酬を得るアプリ内機能
TikTok Creative Challengeとはクリエイターが企業へ動画広告を作成/送信し、その動画広告のパフォーマンスに基づき報酬を受け取ることができる新しいTikTokアプリ内の機能です。クリエイターは”クリエイターに動画広告を作成してもらいたい企業のリスト”を参照し、気になった企業の広告作成依頼に関する”報酬内容”や”詳細ルール”や”要件”を確認し、動画広告を作成/送信することで企業の広告配信を手助けします。
またTikTok Creative Challengeでは、クリエイターに”広告に対する完全なクリエイティブの自由”が与えられ、自身が選んだ企業と自由な発想でコラボレーションを実現させることができるようです。TikTok動画クリエイターにとっては、自身が得意とする動画コンテンツ作成スキルで広告動画の報酬を得つつ、かつ企業ともコラボレーションできるため、TikTokアプリ内外における自身の認知度向上に影響を与える可能性がある新機能となりそうです。
企業はクリエイターに求める広告動画詳細/ルール/要件/概要などを提供し、クリエイターの動画提出を待つ仕組み
企業視点で見たTikTok Creative Challengeについても詳しくお話ししておきます。企業がTikTok Creative Challengeを利用する場合、クリエイターに求める広告動画の詳細/ルール/要件/概要などを提供出来るようです。企業はクリエイターに求める広告動画の要素を提供した後、クリエイターの動画作成とその動画送信を待つ流れになります。
その後の流れについては公式ブログでも詳細には語られておりませんが、おそらく、クリエイターから動画コンテンツの送信を受けた企業は、その動画コンテンツの審査に進み、その動画コンテンツが企業の広告動画として相応しいと判定できた場合は承認を実施することになるはずです。
最終的には、“承認を得たクリエイター作成の広告動画”は広告として「おすすめフィードに掲載」されるようです。(※おすすめフィードに掲載されるこの仕組みについてはTikTok公式ブログにて発表されている情報です。)
TikTok Creative Challengeのクリエイター参加条件
現在のTikTok Creative Challengeのクリエイター参加条件は「18歳以上のアメリカに拠点を持ったフォロワー数が50,000人以上のTikTokアカウント」となっています。つまり、仮に日本でTikTok Creative Challengeが利用できるようになった場合、18歳以上かつフォロワー数50,000人以上が求められると予測できます。
18歳以上という年齢制限はさておき、フォロワー数として求められる数が50,000人であることから、”TikTokクリエイターの中でも一定の認知を獲得しているクリエイターのみにサービス開放している”ことが理解できます。TikTok Creative Challengeにご興味をお持ちのクリエイター様は”将来的な日本でのサービス展開を見越して、まずはフォロワー数の50,000人獲得を目指す”と良いでしょう。
※加えてTikTok Creative Challengeに提供するすべての動画はコミュニティガイドラインに従う必要があります。企業の広告運用者様もコミュニティガイドラインをご一読されると良いでしょう。
企業がTikTok Creative Challengeを利用するメリット
フォロワー数50,000人以上の信頼度の高いクリエイターに広告動画の作成を依頼できる
クリエイターのTikTok Creative Challenge利用条件はフォロワー数50,000人以上となっています。これは企業的には”信頼を置きやすいクリエイターにのみ広告動画作成依頼できる”ことを意味するはずです。
基本的にフォロワー数が多いクリエイターは「動画コンテンツの質が良い」、「クリエイター自身の信頼度が高い」、「TikTokアプリに愛着を持ち継続的にコンテンツを育てている」などの、信頼度を高める何らかのプラス材料を有していることがほとんどです。
TikTok Creative Challengeの利用条件(フォロワー数50,000人以上)でクリエイターの実力が一定基準担保されていますので、最終的には広告運用者がTikTokアカウントの運用状況などを目視し確認することで”精度の高いクリエイター”とコンタクトを取るよう調整すると良いでしょう。
企業は広告作成コストを金額面と時間面で抑制可能(=コスト削減)
従来の広告動画作成スキームとしてはどのサービスを紹介するか精査したのち、コンセプト作成、絵コンテ作成、キャスティング調整など、広告配信までの過程で多大な時間とコストを消費していたはずです。TikTok Creative Challengeを利用すれば、クリエイターにコンセプト等を提示し成果物を待つだけですので”消費時間と消費コストを抑制する”ことに期待が持てます。
ただし、クリエイターが受け取る報酬額については「広告動画のパフォーマンス基づいて決定される」と発表されているだけで、どの程度ほど企業がクリエイターに支払いを実施するか詳細情報は発表されていない状況です。おどらくその辺りの報酬額についてもアメリカでの試験的なサービス公開の過程で整備されていくと思われます。詳細情報については今後のTikTok Creative Challengeのサービス動向を見守りましょう。
クリエイターに依頼する場合、UGC最大化に特化した動画広告が良いはず
企業が企業動画広告を作成し展開する魅力は”企業ブランドの底上げ”に大きく寄与すること(もちろんこれ以外にもある)だと思いますが、TikTokクリエイターに動画広告を作成してもらって広告展開する魅力は”TikTokアプリ内でのUGCコンテンツ増加”に大きく寄与することだと考えます。
過去、TikTokアプリ内で爆発的に話題となり拡散された動画コンテンツは「自分もUGC動画をモノマネして配信してみたい!」といった動画視聴者の配信欲求を巻き込みながら生まれています。TikTok売れを果たした「リップモンスター」や「ファイブミニ」は多くのミーム(ものまね動画)を生み出すことで消費者を商品購入へ至らせていますので、この辺りのTikTokのSNS特性を加味しながらTikTok Creative Challengeを活用するイメージを膨らませておくと日本展開時に有利に利用できるかもしれません。
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矢野翔大
パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。
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