2020年02月27日
今回ご紹介する施策は、LINE広告(旧:LINE Ads Platform)の配信においてバナーデザインの変更のみでCVRを200%改善することに成功した事例となります。
LINE広告の成果に悩んでいる方やクリエイティブのパフォーマンスに悩まれている方はぜひご覧ください。
目次
商品:ナイトブラ 配信媒体:LINE広告 (旧:LINE Ads Platform) 設定:リターゲティング 期間1日 配信期間:2ヵ月間
コンバージョン1件あたりの獲得コストの目標を6000円に設定してリマーケティングの配信をしていたところ、コンバージョン率が低く、1件あたりの獲得コストが目標値に達していない状況が継続していました。
最もCVRが高かったバナーの配信結果においても、
コンバージョン数:9件 CVR:2.19% CPA:6,900円
となっており、目標値に達していない状況でした。
▼検証前 最も成果の高かったバナーのパフォーマンス
広告運用において、ユーザーがまず目にする情報であるクリエイティブは重要な要素であるため、バナーデザインやテキストなどの検証を実施することによって目標のCPAに近づけることができると考え、今回はバナーの検証を行いました。
バナー画像のパフォーマンスを検証するため、クリエイティブの一つであるテキスト部分(タイトル・ディスクリプション)のの訴求はすべて同一内容にして、訴求軸の異なる4パターンのバナー画像を新たに用意しABテストを実施しました。
※下記に掲載しているバナー画像は、イメージ画像であり本来使用していたものとは異なります。
一つ目は、商品を着用している人物写真で制作したバナーです。
2つ目は、広告の遷移先であるLPのファーストビューに使用していた画像をバナーとして使用したものになります。
3つ目は、商品画像のみを使用して制作したバナーになります。
4つ目は、過去に配信したことがありパフォーマンスが高かったバナーです。商品を着用している人物写真に商品画像を組み合わせたバナーとなります。
配信結果は下記のようになりました。
約2か月分の配信データとなりますが、結果としては「B:LPのファーストビューを加工したバナー画像」が最もCVRが高く、以前配信していたバナーと比較してCVRが約200%改善という結果になりました!
BのバナーのパフォーマンスとしてはCV数:27件 CVR:4,25% CPA:3,969円 となり、目標CPAも大きくクリアすることができており配信も継続・拡張することが実現してます。
注目したいのは、ラインディングページのファーストビューと親和性の高いバナーだとCVRが高くなったという点です。 運用型広告のクリエイティブは、クリック率の向上に目が向きがちですが、クリックがゴールではないためその後のユーザーの動きをふまえて制作する必要があります。
今回の配信結果のように、バナーとLPの差異が少なくなることでユーザーが感じる違和感は少なくなり、自然とLPのコンテンツを受け入れられたという点があるかもしれません。
なお、CTRに関しては4種のバナーの中で最も低い結果となってしまったので、CVR観点でのみ優位となったバナーとなります。 ※CTRはAパターンのバナーが最も高かったです。
運用型広告では、クリエイティブの勝ちパターンを見つけていくことが重要です。 今回の結果では、売上に近い部分であるCVRの向上が確認できたため、検証としては良い結果を得られた形となりますが、 逆にCTRについては、改善の余地が残る結果となりました。
今後CTR・CVRの両軸で成果の高いクリエイティブへの改善に向けて更なる検証が必要となりそうです。
配信の設定や、クリエイティブ、遷移先のLPなど、それぞれでユーザー心理を仮説立てし、 成果の向上を目指して勝ちパターンの検証を行っていきましょう。
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