【連載】SEOの本質とは?|SEOの基礎力講座 Vol.01
SEOがマーケティングでなぜ重要なのか?検索エンジンにコンテンツを最適化させる価値について解説
公開日:2024年11月20日
当記事では「なぜSEOがマーケティングで重要なのか」について分かりやすくご紹介いたします。検索エンジンにコンテンツを最適化させる価値は高まるばかりで、インターネット市場が大きく広がっている現代において、もはや必須施策とも言えます。当記事を読み、SEOのマーケティングにおける利用価値の高さを再確認してみて下さい。
↓【無料DL】「SEO内部対策チェックシート」を無料ダウンロードする
目次
SEOがマーケティングで果たせる役割(Web資産を検索意図にマッチさせる)
●「各Webコンテンツの価値」を最大限に引き出せる
●「検索エンジン経由の情報検索者」と接点が作れる
●「検索結果上位のWebコンテンツ」から無料の集客窓口を作れる
はじめにSEOがマーケティングで果たせる役割について3つご紹介いたします。SEOを実施することで得られる成果の輪郭をざっくりと掴んでみて下さい。
SEOなら「各Webコンテンツの価値」を最大限に引き出せる
SEOは検索エンジン経由での「Webコンテンツの見つけやすさ」と「Webコンテンツの評価」を最大限に高めるための手法です。どれほど有益な情報を提供しているコンテンツでも、それが検索エンジンで適切に認識されずユーザーの目に留まらなければ、その価値はインターネット上で埋もれてしまい、本来インターネット上で発揮できる価値を100%示すことができていない状態だと言えます。
SEOの基本は「ターゲットとするユーザーのニーズを深く理解し、ユーザー(=検索読者)にとって価値の高いコンテンツを”検索エンジンのアルゴリズムに従い”ながら実現」することです。SEO施策としてはSEO内部対策やSEO外部対策がありますが、例えば、適切なキーワード選定や内部リンクの最適化、さらにはメタデータの調整のようなSEO内部対策を行うことで、コンテンツの価値を効果的に伝えることが可能です。これにより、単に流入数を増やすだけでなく、ユーザーの満足度を高め、ブランドの信頼性を向上させる結果にもつながけることができるようになります。
SEOなら「検索エンジン経由の情報検索者」と接点が作れる
検索エンジンを利用して情報を探しているユーザーは、具体的な悩みや質問を抱えた「見込み客」であることが多く、SEOを活用することでこれら検索者と効率的に接点を持つことが可能です。
検索エンジン(例えばGoogle検索)は日常的に使われるツールです。特定のキーワードに対する検索結果に「自社のWebコンテンツが表示される」ことで、検索者に自社が認知される第一歩となります。例えば「○○のやり方」「○○のおすすめ」といった具体的なキーワードを中心にコンテンツを作成して最適化を施すことで、検索者にとって有益な情報を提供することが可能です。
SEOなら「検索結果に上位表示されたWebコンテンツ」から無料の集客窓口を作れる
SEOを利用すれば「検索結果に上位表示されたWebコンテンツ」から無料の集客窓口を作れるようになります。検索エンジンの上位に自社のWebコンテンツが表示されることは「無料で安定的な集客ができる窓口を得る」ことと同義です。SEOは有料広告(SEM)とは異なり、SEOによる集客にはクリックごとの課金が発生しないため、長期的に見ても費用対効果の高い施策と言えます。
上位表示されたコンテンツは、常にユーザーにアクセスされやすい状態を維持することとなります。その結果、新規顧客の獲得はもちろん、リピーターの流入も検索エンジンから見込めるようになります。SEOではWebコンテンツの更新を続けることで、この集客窓口の効果を無料で持続させることも可能です。要するに、SEOは他のマーケティング施策と比べても長期的な資産として機能するため、「企業の成長を支える重要な戦略」となるのです。
SEOに取り組む時の基本的なマーケティング思考とは?
「顧客の情報収集目的」を汲み取って実施する
SEOの成功の鍵は「ターゲットとする顧客が何を求めて検索しているのか、その意図を正確に理解する」ことです。例えば「製品Aの使い方」や「製品Aの比較」などの検索意図を持つユーザーに向けて、具体的かつ実用的な情報を提供するコンテンツを用意することで顧客のニ検索ニーズを満たし自社への信頼感を底上げすることができます。
具体的には、単にキーワードを盛り込むだけではなく、顧客のニーズや悩みを深く掘り下げ、それに応える形でコンテンツを構築すべきです。この「検索意図を汲み取る」姿勢が、ユーザーの満足度を高め、その結果、検索エンジンに評価されるだけでなく、最終的には自社にとってのゴールであるコンバージョンにもつながる結果を生みます。
「検索エンジン経由の継続的な集客窓口」を作る目的で実施する
SEOの本質的な目標は「検索エンジン経由で継続的に集客できる窓口を構築する」ことにあります。一度適切に最適化されたコンテンツは、長期間にわたり検索エンジンの上位に表示され続け、新規ユーザーの流入を促進します。例えば、ブログ記事やサービス紹介ページが検索結果で上位表示されると、広告費をかけずに安定的なアクセスを獲得できます。
この「SEOによる持続的な窓口」は一度の訪問で終わらず、何度もユーザーを引き寄せる可能性を秘めています。そのため、SEOにおいては「単発の成果を追求するのではなく、中長期的な視点で取り組む」ことが求められます。これにより、費用対効果の高いマーケティング基盤を構築することができます。
「検索者にとって良質なコンテンツを用意して待つ」イメージで実施する
SEOの基本理念は「検索エンジンを利用するユーザーにとって役立つ情報を提供する」ことです。これは、単にアクセス数を追求するのではなく、コンテンツそのものの質を向上続けることが重要だということを意味します。
あなたが「検索者が具体的な悩みや疑問を解決できるコンテンツを提供する」ことで、結果的に検索エンジンからの評価も向上します。例えば、わかりやすい文章構成、信頼できる情報ソース、視覚的に見やすいデザインなど、ユーザー体験を意識した工夫を盛り込むことでコンテンツの品質を高めるよう努めると検索エンジンからの評価も向上するということです。
読者のために作られた高品質なWebコンテンツを提供し続けることで、ユーザーはあなたの企業に信頼感を抱き、再訪率を高めたり、ブランド認知度を高めたりします。SEOで「読者にとって高品質なWebコンテンツを用意(=公開)して待つ」ことができれば、持続的な成功を収めることは可能です。
SEOが施された公開コンテンツは企業にとって費用対効果の良い資産
SEOは無料で実施でき、SEMは有料で実施するマーケティング施策
SEOとSEM(検索エンジンマーケティング)はどちらも検索エンジンを活用するマーケティング手法ですが、その実施に必要なコストに大きな違いがあります。SEOは「自社のリソースを使ってキーワード調査やコンテンツ制作、Webサイトの最適化を行う」ことで基本的には無料で始められます。
一方、SEMは「広告費用を支払って検索結果の上部や横に広告を表示させる手法」であり、クリックごとに費用が発生します。どちらの手法にもメリットがありますが、SEOは「長期的な視点で取り組むことで持続的に集客が可能」な点から、”費用対効果が高い施策”といえます。予算や目的に応じてSEOとSEMを使い分けることが重要です。
SEOで「検索結果に上位表示するための継続的な課金」は必要ない
SEOを利用した場合、「Webコンテンツを上位表示させるための継続的な課金」は不要です。公開したWebコンテンツが検索エンジンのアルゴリズムに評価された場合、その効果を長期的に課金なしで持続させることができます。広告表示の形をとるSEMの場合では「検索結果にWebコンテンツを表示させるために継続的に課金」する必要があります。もちろんSEOが無料でできる施策と言えども、競合やアルゴリズムの変更に対応して定期的な更新や改善は必要ですが、SEMのようにクリックごとに課金される心配がないことは、SEOに取り組む大きな理由となるでしょう。
この特性により、SEOは「限られた予算でマーケティングを行いたい企業にとって非常に有効な選択肢」となります。特に、SEOで構築されたコンテンツは資産として機能し、長期的な集客効果をもたらす点に注目すべきです。
SEMとSEOの両方でマーケティングすれば多くの表示面が獲得可能
SEOとSEMは特性がそれぞれ異なるため、「SEOとSEMを組み合わせて活用する」ことで相乗効果を生み出すことができます。例えば、SEOとSEMを同時利用することで「検索結果ページでの露出を最大化する」ことが可能です。検索エンジンの上位部分に広告、自然検索の両方で表示されることで、ユーザーの目に触れる機会が増加します。これにより、クリック率の向上やブランド認知の強化が期待できるはずです。
また、「SEMを活用して特定のキーワードで短期的な成果を狙いながら、SEOで中長期的な集客窓口を構築する戦略」なども有効でしょう。
SEOとSEMの強みを理解して適切に組み合わせることで、より多くのターゲット層に短時間でリーチすること可能ですので上手に組み合わせてみましょう。
SEOはコンテンツマーケティングの中の1手段であり、コンテンツマーケティングそのものではない
当記事をここまでお読みになられますと、「SEOだけ実施しておけばコンテンツマーケティングがうまく機能する」と解釈された方もいらっしゃるはずです。しかし、SEOは利用価値が高いコンテンツマーケティングの1手法でしかありません。ここではSEOにおける「最終ゴール」と「ターゲット層」についてご紹介いたします。
(※解釈の仕方はマーケター単位で多少のズレはあると思いますが、企業がSEOを利用するべき理由をシンプルに示すために、以下、ご紹介します。)
「SEOの最終ゴール」は基本的に”アクセス数の増加”と思ってよい
SEOの最終的な目標は「Webサイトやコンテンツへの”検索エンジン経由のアクセス数”を増加させる」ことだと思ってよいです。検索エンジンを使ってユーザーが求める情報を見つける過程で「自社のコンテンツが適切に表示させる」ことで『自社サイトへの訪問者数の増加』を目指します。
また、「SEOによるアクセス数の増加」は単なる数の増加だけにとどまらず、質の高い読者のアクセスを呼び込むことにも貢献します。なぜなら”ターゲットユーザーが実際に求めているコンテンツ”を予め用意し提供することは、ターゲットユーザーの満足度を高めることを意味すするからです。このように”自社が求める検索読者を狙って集客できるのがSEO”です。
SEOを通じて「自社にとっての見込み客を効率的に引き寄せる」ことで、最終的には「自社にとってのコンバージョン」につながる可能性も高くなります。SEOを施すほどに、そのWebサイトの全体パフォーマンスは向上していくでしょう。
「SEOのターゲット層」は”検索エンジン経由の読者”である
SEOのターゲット層は、何らかの検索エンジンを利用して情報を探しているユーザーです。これらのユーザーは、特定の問題を解決したり、情報を得るために検索を行っており、非常に具体的なニーズを持っています。このため、SEOのアプローチはそのニーズに応える形でコンテンツを最適化することが重要です。
例えば、検索者が「○○方法」「○○とは」などのフレーズで検索している場合、その問いに直接答えるコンテンツを提供することが求められます。SEOでは「ターゲット層に対して価値のある、ニーズに合った情報を提供する」ことで、より多くの読者を惹きつけることができます。共起語などを意識し、読者満足度の高いWebコンテンツを提供することで、検索エンジン経由で得られる集客効果が最大化されます。
「SEOと他コンテンツマーケティングの組み合わせる」と更なる成果が期待可能
SEOは検索エンジンを利用した非常に強力な集客手段ですが、他のコンテンツマーケティング施策と組み合わせることで、さらに高い成果を期待することができます。
例えば、SEOとソーシャルメディアマーケティングを組み合わせることで、コンテンツの拡散範囲を広げることができ、より多くのユーザーにリーチできます。また、SEOとメールマーケティングを連携させることで、訪問者がサイトにアクセスした後のフォローアップやリピーターの獲得も可能になります。さらに、SEOによるコンテンツが他のメディアで引用されることで、バックリンク(=被リンク)の獲得や、ブランド認知度の向上にもつながります。
このように「SEOと他のコンテンツマーケティング手法を効果的に組み合わせる」ことで、各施策の強みを最大限に活用し、施策成果をより高めることができます。
【まとめ】SEOで「資産価値が長期的に持続するWebコンテンツ」を作成し上手にマーケティングしよう!
それでは当記事のまとめとなります。SEOを利用して「資産価値が長期的に持続するWebコンテンツ」を作成し、上手にマーケティングしてみましょう。
●「各Webコンテンツの価値」を最大限に引き出せる
●「検索エンジン経由の情報検索者」と接点が作れる
●「検索結果上位のWebコンテンツ」から無料の集客窓口を作れる
●「顧客の情報収集目的」を汲み取って実施する
●「検索エンジン経由の継続的な集客窓口」を作る目的で実施する
●「検索者にとって良質なコンテンツを用意して待つ」イメージで実施する
●SEOは無料で実施でき、SEMは有料で実施するマーケティング施策
●SEOで「検索結果に上位表示するための継続的な課金」は必要ない
●SEMとSEOの両方でマーケティングすれば多くの表示面が獲得可能
●「SEOの最終ゴール」は”アクセス数の増加”と捉えて良い
(※より精度高くSEOを施せば最終ゴールをCVに調整可能)
●「SEOのターゲット層」は”検索エンジン経由の読者”である
●「SEOと他コンテンツマーケティングの組み合わせる」と高成果が期待可能
繰り返し述べますが、SEOの最大の利点は「長期的に価値を維持する資産を”無料”で作成できる」ことです。検索エンジンで上位に表示されるコンテンツは、時間が経っても安定して集客を生む可能性があります。これを実現するためには、ただ単にhtmlの記述を整えるだけのSEOを施すだけでなく、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供し続けることが重要です。
SEOの技術を高めるにはある程度の学習時間が必要ですが、例えば、弊社の株式会社フルスピードが提供します「デフォイキ eラーニング」などのリスキリングサービスを利用することで学習時間を圧縮することは可能です。SEO知識に自信がない方、または、SEO学習の時間コストが捻出できない方は弊社のSEOコンサルティングサービスのURLからお問い合わせ、もしくはサービス資料を無料DL下さい。SEOを活用するために上手に立ち回られることを強くお勧めします。
Webコンテンツの情報を定期的に更新(=リライト)したり、トレンドに合わせてコンテンツをリフレッシュすることで、検索結果での順位を維持しやすくなります。またSEOで自社のWebコンテンツが上位表示されることは「自社の信頼性や権威を高め、他のマーケティング施策との相乗効果を生む」ことにも寄与します。SEOで作成したコンテンツは、短期的なキャンペーンに依存せず、企業のブランド価値を持続的に支える重要な資産となりますので、当記事をお読みになられた方はぜひSEOに挑戦してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
株式会社フルスピードのSEOコンサルティングサービスのご紹介
↓株式会社フルスピードのSEOコンサルティングサービスのご紹介(資料DLページ)
株式会社フルスピードはSEOコンサルティングサービスをご提供しています。株式会社フルスピードは2001年の創業から5,500社以上ものSEOコンサルティング実績を積み上げてまいりました。
株式会社フルスピードは世界で60万人が導入する最高水準のSEO分析ツールAhrefsのオフィシャルパートナーでもあり、これまで培ってきたSEOノウハウとAhrefsのサイト分析力を活かしたSEOコンサルティングサービスをご提供することが可能です。SEOコンサルティングサービスの詳細に関しましては上記バナーをクリックしてご確認くださいませ。お気軽にご相談ください。
矢野翔大
パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。
-
なぜNAVERまとめはサービス終了したのか!?SEO視点で調べてみた
- Ahrefs
-
サーチコンソールの権限付与の方法を画像解説┃2024年最新
- Google Search Console
-
GA4(アナリティクス4)とサーチコンソールの連携方法【2024年最新】
- Google Search Console
- Google アナリティクス
-
CLSとは? 低下要因と改善方法をわかりやすく解説
- Google検索アルゴリズム
- SEO内部対策
- SEO基礎
-
Googleサーチコンソールとは?設定~活用までの基礎を解説【2024年最新版】
- Google Search Console
- SEO 分析
-
検索順位別のクリック率(CTR)は?CTRの改善方法を状況別に解説!
- Google検索結果
-
サーチコンソールで24時間ビューが確認可能に!メリットと表示方法まとめ
- Google Search Console
- 最新ニュース
-
【検索順位を上げる方法】具体的なSEO対策の作業手順10個と考え方・注意点を解説
-
ドメイン貸しとは?リスクとメリット・デメリットを解説
-
Googleが「サイトの評判の悪用に関するポリシーの更新」を発表(悪質なドメイン貸しに対する対策資料)
- 最新ニュース