2016年08月09日
被リンクとは他のサイトから自分のサイトに貼られているリンクのことです。 例えば、フルスピードのコーポレートサイトからGrowthSeedに設定されているリンク。これはGrowthSeedの被リンクです。
例)フルスピードのコーポレートサイトからの被リンク
GrowthSeedがフルスピードのコーポレートサイトから被っている(受けている)リンクなので「GrowthSeedの被リンク」と言います。
SEOを考える上で被リンクは非常に重要な要素です。 Google公式サイトの「Google が掲げる10の事実」というページに被リンクについての記述があるとおり、Googleのランキングを考える上では被リンクは避けて通れません。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。 (Google が掲げる10の事実)
かつてはこのリンクの重要度の比重が極端に大きかったため、リンク売買や自作自演リンクが横行し、実際にそれらのリンクで狙ったキーワードのランキングが簡単に上がってしまうような時代がありました。極端なことを言うとサイトの中身が伴っていなくてもリンクさえあれば上位表示ができたような状況でした。 そのため自作自演の被リンク作成や、被リンクの売買などが横行していました。
Googleでは従来よりこうしたランキング操作を意図したリンクは検索結果のクオリティが保てなくなるため違反としていた(※)ので、2012年前後から不自然なリンクに対してのペナルティを次々に強化していき、人為的なリンクでランキングを上げようとしているサイトに対して評価を一斉に下げる措置を実施しました。 ※参照「リンク プログラム – Search Console ヘルプ」
以降、Googleの人工リンク検出精度が向上し、それに伴いランキング操作に対してのペナルティがどんどんと厳しくなっていったため、人工リンクの提供や自作自演のリンクの活用などが減少していきました。
外部リンクペナルティが多発したことがメディアなどでも取り上げられ、一般的にも認知されるようになったためか「被リンクの効果はなくなった」「被リンクは今や意味がない」といった論調で語られることがあります。
この「被リンクが終わった」という表現は正しくなく、「人工リンクに対しての評価が厳しくなった」「人工リンクを使った際にペナルティを受けるリスクが今まで以上に大きくなった」というのが正確な表現です。被リンクの効果については依然としてあり、終わっていません。
同じようなコンテンツを作った場合でも、被リンクを獲得しているサイトと獲得していないサイトとでは検索エンジンからの評価が大きく変わってきます。
人工リンクの評価が厳しくなっている今、どういった被リンクを獲得すればいいのかと言うと、人が普通に設定してくれる・ランキング操作目的ではない、いわゆる「自然リンク」です。
実際に「自然リンクを獲得する」となると難しいことも多いです。普通にサイト運用をしていれば獲得できるというものでもありませんし、良いコンテンツを作ればそれだけで獲得できるものでもありません。
自然リンクを獲得する確実な方法はありませんが、考え方としては「どういう時に人はリンクを貼りたくなるのか」ということを念頭に入れておくと良いでしょう。
例えば「人がリンクを貼る」パターンを考えた時に次のようなものが思い浮かんだとします。
ここから逆算してコンテンツを設計していくと、被リンクを獲得しやすいコンテンツをイメージできます。
リンクを貼られるパターンを想像することによって被リンクを獲得しやすいコンテンツの設計がしやすくなります。 ※自然リンクを獲得しているパターンについては「自然リンクが貼られるパターン10種類」という記事にも紹介しているので参照ください。
またコンテンツを充実させるだけではなく、SNSへの導線を整備する(拡散しやすくする)、読みやすい構成にするなどページやサイトの細かい工夫を重ねていくことでリンクを獲得できる精度は高まってきます。
サイト運用をしていく上で「どうしたら自然な被リンクを獲得できるか」についても考えておくと、長期的に被リンクが獲得しやすくなり、被リンクの積み重ねでサイトが強くなっていくでしょう。
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