公開日:2016年06月08日
最終更新日:2021年02月12日
インプレッションとは、インターネット広告が表示される回数を表す単位で、1回広告が表示されると1インプレッション(1imp)とカウントされます。
主にバナー広告やリスティング広告での指標となり、だいたいどのくらいの数の人が広告を見てくれたのかを把握することができます。
目次
インプレッションはPV(ページビュー)との違いが分かりにくく誤解されることもよくありますが、PVはページが表示された回数で、広告が表示された回数とは異なります。
例えば、1ページに一つだけある広告枠に2つの広告を同じ確率でローテーション表示させた場合、広告ごとのインプレッション数はPV数の50%になります。
このように、ページが表示された回数とそこに掲載された広告の表示回数が常に同じになるとは限りませんので、この違いについてはきちんと把握しておきましょう。
インプレッション保証型広告とは、保証されたインプレッション数に達するまで掲載されるタイプの広告で、大手ポータルサイトなどへのバナー広告などで利用されている方式です。
大手のポータルサイトは、不特定多数のユーザーが集まり、ニュースなどのカテゴリでは繰り返し訪問する傾向もあるため、とにかく露出を高めて認知度を高めていきたい場合などに向いています。
ただ、浅く広くという傾向があるため、広告による直接的な利益はあがりにくいと言えます。
インプレッション保証型広告の多くが、1,000インプレッションあたりのインプレッション単価であるCPM(Cost Per Mille)で表されています。 ちなみに、Cost Per MilleのMilleは、ラテン語で1,000を意味する言葉です。
インプレッション数は言い換えれば、露出された回数だと言えますので、インプレッション数が多ければ多いほど、たくさんの人がその広告を見ているという事にはなります。 しかし、バナー広告などの最初から露出させることを目的にしている場合を除いて、インプレッション数は多ければ多いほど良いというわけではありません。
検索連動型のリスティング広告などでは、キーワードのバリエーションを無駄に広げすぎてしまうと、ターゲットとしているユーザー以外にも広告を見せることになってしまうので、無駄なクリック(高い確率でコンバージョンしないクリック)を生んでしまうことになります。
特に、「部分一致」や「フレーズ一致」などで出稿しているキーワードで、無駄なインプレッション・無駄なクリックが発生してしまう傾向がありますので、キーワードそのものを絞り込んだり、年齢や性別などでも絞り込んでいくことが重要になってきます。
ただ、インプレッション数を稼ぐということも重要な戦術ではあります。 最初の段階では、とにかくインプレッション数を稼いで、徐々にCPAの良いキーワードなどに絞り込んでいくという方法もよく使われます。
インプレッションは広告だけに使われる言葉ではありません。例えば、Facebookページなどでも使われる言葉です。
Facebookページのインプレッションは、Facebookページの投稿が表示された回数のことを指します。
インプレッションとPVの誤解のように、Facebookページの場合はリーチ数と勘違いされることがあります。 Facebookページのリーチ数とは、投稿が表示された利用者数のことですので、インプレッション数よりもリーチ数の方が少なくなる場合があります。
SEOにおいてはインプレッションという言葉自体はそれほど使われません。
しかし、サーチコンソールの検索アナリティクスで表示される「表示回数」は、英語では「Impressions」と表示されており、この数値がSEOにおけるインプレッション数だと言えます。
検索アナリティクスの表示回数は、検索結果に何回表示されたかを表す数値なので、実際のクリック数や対象のページのPV数よりも大きな数字になります。
ちなみに、検索アナリティクスの表示回数のカウントは、ユーザーが検索結果をスクロールせずに実際にページにWebサイトへのリンクが表示されなかったとしても1回とカウントされます。 そのため、表示回数=ユーザーが検索結果で目にした回数とはなりませんので注意してください。
ご紹介したように、インプレッションという言葉は広告だけでなく、様々なところで使われる用語ですので、それぞれの場合の意味をきちんと理解しておきましょう。
GrowthSeed編集部
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