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FacebookとInstagramとThreadsでAI生成画像にラベルが付くようになる!その理由と将来的な展望まとめ
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公開日:2024年02月14日
最終更新日:2024年05月29日
Metaは2024年2月6日、FacebookとInstagramとThreadsで公開されたAI生成画像に対してラベルを付けるようにアップデート予定だと発表しました。どうやら「人が視認可能なラベル」と「画像ファイル内に埋め込まれる見えないラベル」の2つが実装されるようです。
当記事では「Meta社のAI生成画像に対するラベリングの取り組み」と「将来的なAI生成画像の活用方法の展望」を簡潔にご紹介いたします。
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目次
MetaがAI生成画像にラベルを張り付け表示することを発表
FacebookとInstagramとThreadsで適用される
記事冒頭でご紹介しました通り、今回のMetaの発表でFacebookとInstagramとThreadsの3つのSNSでAI生成画像に対してラベル表示されるようになります。上記3つのSNS利用者は、興味を持つアカウントが投稿するデータがAI生成画像であるかどうかを目視できるようになり、これまで以上にAI生成画像かどうかの区別がつきやすくなります。
Facebook上のAI生成画像ラベルの表示イメージ
引用:https://about.fb.com/news/2024/02/labeling-ai-generated-images-on-facebook-instagram-and-threads/
Facebook上のAI生成画像ラベルは上画像のようなイメージで「AI生成画像であること」が示されるようです。今回はアカウント画像自体がAI生成画像であることを意味する表示なのでしょうか?詳細は語られておりませんが、上画像のように「はっきりとAI生成データである」ことが示されるUIとなるようです。
Instagram上のAI生成画像ラベルの表示イメージ
引用:https://about.fb.com/news/2024/02/labeling-ai-generated-images-on-facebook-instagram-and-threads/
Instagram上のAI生成画像ラベルは上画像のようなイメージで「AI生成画像であること」が示されるようです。FacebookのAI生成データ表示と類似する表示形式を取っており、こちらも詳細は語られておりませんが、上画像から理解できることは「はっきりとAI生成データである」ことが示されるUIとなることです。
今後数か月以内に、各アプリの全言語でラベル適用を開始予定
Metaによる「FacebookとInstagramとThreadsのアプリ内でのAI生成画像のラベリング機能」の実装は今後数か月以内に実施されると公式発表されています。3種の各アプリにおいて全言語でラベル適用されるとのことです。
MetaがAI生成画像にラベルを付与する理由
ところで、MetaがAI生成画像にラベルを付与する理由は何なのでしょうか?以下にその理由を3点まとめます。
AI生成画像か否かの透明性の向上を目指しているため
MetaがAI生成画像にラベルを付与する理由の1つ目は「AI生成画像か否かの透明性の向上」をFacebookとInstagramとThreadsの3つのアプリで目指しているからです。
AI生成画像かどうかに関する透明性が向上すれば、FacebookでもInstagramでもThreadsでも、よりユーザーの判断材料が増えることになります。実在する人物のアカウントだと勘違いして該当アカウントからの情報発信を信じてしまうと、現実世界と仮想世界の区別がつかなくなります。
そういった問題点は今回のラベリング実装によってクリアできますから、SNS媒体の運営をおこなっているMetaとしては、ユーザーに必要最低限の判断基準を今回のラベリング実装によって実現しようとしているのかもしれません。
AI生成データのテクノロジーの進化を計測可能にするため
MetaがAI生成画像にラベルを付与する理由の2つ目は「AI生成データのテクノロジーの進化を計測可能にするため」だと考えられます。
今後将来的にAI技術を利用した情報発信は増加傾向にあるはずですし、今回のMeta公式発表を確認しても、AI技術による情報発信手法そのものを拒んではいない印象でした。MetaとしてもAI生成データの上手な活用方法を見いだすために「AI生成データの計測を可能な状況」に整備したいのだろうと読み解けます。
AI生成データによるSNS情報発信の有用性が計測できれば、その結果をMeta広告(Facebook広告/Instagram広告)に利用してもらうことで、Meta社としての収益増加にも貢献する可能性もありますし、きっとSNS運用社であるMeta社にもSNSユーザーにとってもAI生成データは重要となるはずです。
AI生成データによる犯罪を防止するため(ディープフェイク等)
MetaがAI生成画像にラベルを付与する理由の3つ目は「AI生成データによるディープフェイク等の犯罪を防止するため」だと考えられます。
AI生成データに対してSNSユーザーが視認できる形でラベル表示できなければ、有名人などの動画を利用したディープフェイクが今後頻発することが想定されます。ディープフェイクは有名人にとっても、そのディープフェイク動画を視聴して騙されたSNSユーザーにとっても不快なものです。Meta社としては「容易に想定されるディープフェイク動画対策」としてもAI生成データのラベリング実装が必要不可欠であると考えているはずです。
AI生成データか否かを完全に識別することはまだ不可能、AI生成データとどう向き合えばよいか?
ちなみにMeta社は「AI生成データか否かを完全に識別することは不可能である」と公式発表しています。では、そんな状況下で私たちはどうAI生成データと向き合えばよいのでしょうか?
コンテンツを共有しているアカウントが信頼できるかどうかを確認
まずはコンテンツを共有しているアカウントが本当に信頼できるアカウントなのかどうかを確認する必要があるはずです。SNSを利用しているあなたが頻繁に閲覧している特定アカウントがある場合、そのアカウントがAI生成データで作成された情報を発信しているアカウントなのかどうかは、ご自身の判断で確認すべきです。
不自然に見えたり聞こえたりする可能性のある詳細を探す
次に、あなたが頻繁に閲覧している特定アカウントの挙動が「不自然であるかどうかを確認」しましょう。AI生成データらしき挙動をしているのかどうか、これをあなたご自身で判断すべきです。
該当する「AI生成データらしき情報を投稿するアカウント」に対する他SNSユーザーの反応を確認したりすることも効果があります。該当アカウントの投稿に対する他ユーザーの反応など確認してみると良いでしょう。
【AI生成画像の将来展望】MetaはAI生成ツールは大きなチャンスをもたらすとしている!責任をもって活用しよう!
Meta社はAI生成ツールは大きなチャンスをもたらすと公式発表しています。つまり、Meta社がAI生成データそのものを完全否定しておらず、むしろ「どうやってAI生成データ/ツールを有効活用すべきか」に焦点を当てていることが理解できます。
今後数か月でMeta社が管理するFacebook、Instagram、ThreadsでAI生成画像にラベルが付与されるわけですが、それによってSNSアカウント運用方法が大きく変化することはありません。これまで通り、情報発信に誠実に、SNS利用者にとって有益な情報発信を継続するよう心がけましょう。
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矢野翔大
パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。
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