検索アナリティクスを使った検索キーワードの分析方法
あと400文字!のネタ探しに使える5つの方法
- ライティング
公開日:2014年10月06日
最終更新日:2021年02月12日
こんにちは。ライティング担当の東根です。
SEOを意識して記事を書く際、1記事当たり何文字書けばいいのか?という問題。昔は最低400文字というのが通説としてありましたが、今は800文字でも少ないと言われるくらい、コンテンツボリュームについての意識が変わってきました。量より質とはいうものの、現実的には、量についても一定のルールを設けないと質が担保できなくなることもあります。
しかし、ネタ探しが上手くいかず少ないボリュームで妥協せざるを得ないという結果になることも。そこで、「あと400文字くらい欲しい!」というときに使える5つの考え方を紹介します。以前「本文への「ちょい足し」技! 関連検索ワードやニュース情報の追加など」という記事を書きましたが、今回はもっとガッツリとボリュームを増やしたい時のテクニックです。
原稿を依頼されたものの規定文字数を超えられないライター、コンテンツ量産中でネタに苦しむアフィリエイター、コンテンツ案出しに悩むコンテンツ企画者などは参考にしてみてください。
新しい切り口をキーワード目線で探してみる
正攻法ではありますが、新しい切り口を探してみましょう。
そんなとき、「Google AdWords キーワード プランナー」が活用できます。
*Google AdWordsはGoogleの検索結果に広告を表示するサービスで、広告を出す際のキーワード選びをサポートするのがキーワードプランナーです。キーワードごとの月間検索ボリューム参考値を教えてくれます。
例えば「引き出物の選び方」というコンテンツを書いているとします。
メインのキーワード(「引き出物 選び方」)自体、キーワードプランナーを用いて決めたかもしれませんが、そこからまた改めて検索をしてみます。キーワードプランナーで「引き出物 選び方」というキーワードを入力し、キーワード候補をまず表示させます。現在であれば、500近い候補が表示されました。
数が多いのでファイルをダウンロードし、キーワードに目を通していきます。
「引出物 相場」「引出物 カタログギフト」「引き出物 親族」などはすでに書いた内容かもしれません。けれど、「引き出物 紙袋」「引き出物 のし」はどうでしょうか? 1コンテンツにするのには弱いものの、この2つを合わせれば、何とかプラス400文字はいけそうですね。
本質についてきちんと説明してみる
商品やサービスの紹介記事であれば、他と比べて優位性のある特徴について書かなければいけない、コラム系の記事でも、他で書かれていない特別な情報を書かなければいけないと考えるものです。
しかし実際書いてみると、そこまでの特徴や特別な情報が見当たらないということも多いでしょう。目標の文字数に到達せず、乏しい資料を元に、薄い内容で水増しを続けてしまうのです。
しかし本当にそれは読者の求めている情報なのか、読者に刺さる情報なのか、今一度自問してみましょう。実は本質についてきちんと語られていなかったということに気付くかもしれません。
例えば脱毛サロンの比較サイトにおいて、脱毛サロンのひとつを1ページで紹介する場合。
「ワキ脱毛の金額が安い」「予約がとりやすい」「特別なジェルを使っていてお肌に優しい」といった枝葉ばかりでなく、「どんな脱毛機器を使い、どれくらい実績があるか」「何回通えばお肌がすっきりするか」といった施術のことや、「脱毛するとどれだけ素敵になれるか」というところまで語ってもいいと思います。
統計データを使ってみる
世の中にはデータがあふれています。外部業者にアンケート調査などを本格的に依頼するにはお金がかかってしまいますが、「政府統計の総合窓口 e-stat」のサイトに行けば、国勢調査、労働力調査、家計調査など、様々な調査の結果を自由に閲覧することができます。
ただ、自分が想定したような数字が出てくるとは限らず、年代別の比較なども始めるとなかなかに骨の折れる作業にはなるでしょう。
漠然と探しに行っても、膨大な情報量から使えるデータを見つけ出すのは困難です。まず期待するようなデータがないか、web検索であたりを付けてから、裏どりとして使った方がスムーズかもしれません。
これらは信頼のおけるデータであり、内容に厚みを与えることができます。
特定の人物を立ててみる
読者のメインターゲットはすでに決めているかもしれませんが、ある程度のプロフィールまで設定された一人の人間を作り出してみるのはどうでしょう。
例えば「住宅ローンの選び方」という記事があったとして、変動金利や固定金利など基本的な内容を押さえた上で、では32歳共働き夫婦(これだと一人でなく、二人ですが…)、年収がいくらで、こんな職種の人の場合はどうでしょうという内容を加えてみるのです。
例えば脱毛に関するコンテンツであれば「子供も脱毛が受けられるのかどうか」、海外旅行のコンテンツであれば「高齢者の場合の注意点」といった風に、こんな人はどうなの?という視点からアプローチすることも可能です。
世の中に溢れかえる疑問を掘り出してみる
今書いている記事について、みんなはどんな疑問を持っているのか、どんな悩みを持っているかなどをQ&Aサイトなどからリサーチするという方法も考えられます。
同じようなことを書いている他のWebサイトから情報を探すよりも、こういった生の声に近いものを拾った方が幅を持たせられます。
例えば老眼鏡について調べてみると、「老眼鏡は老眼の進行を早めるのか」「常用してもいいのか」「普通のメガネと外観は違うのか」「価格により品質に差はあるのか」などなど、たくさんの疑問であふれているのがわかります。これらを参考に、丁寧に解決してあげる内容を書いてみると良いでしょう。質問と回答をただ拝借するのではなく(個人の回答を鵜呑みにするのもよくありません)、今書いているコンテンツの流れに合わせて、きちんと整理、調査した上で書く必要はあります。
400文字追加するためにネタ探しをする5つの方法について書きましたが、いずれも簡単ではなく、それなりに時間はかかることがおわかりになるかと思います。
そもそも「ボリュームが足りない!」ということにならないよう、最初にコンテンツの内容についてしっかり計画を立てておく方がスムーズですね。
コンテンツの立て方については当サイトの記事「ユーザーの思考・行動プロセスからコンテンツの内容を探す方法」を参考にしてみてください。
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