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クッキー(Cookie)とは?利用するメリット・デメリットや削除方法・管理方法を紹介!

公開日:2017年01月10日

最終更新日:2024年12月26日

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当記事では「クッキー(Cookie)」とは何か?クッキーを利用するメリット・デメリット、クッキーの削除方法と管理方法について分かりやすくご紹介いたします。簡潔に説明しますとクッキー(Cookie)とはウェブサイトに訪問した際にブラウザ上に保存されるIDのようなものを指すものです。

クッキーには訪問情報や属性情報(言語・地域など)などが含まれており、ECサイトなどで物品を購入する場合や同じウェブサイトに繰り返し訪問する際に利便性を高めます(ちなみにクッキーそのものだけで個人を特定できるものではなく、あくまで属性情報だけです)。

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クッキーを利用することのメリット

クッキーと聞いてもあまり身近に感じることがないかもしれませんが、インターネットを利用する人であれば実は頻繁に利用しています。代表例を挙げてみましょう。

1.ECサイトのカート・ログイン情報

例えばAmazonで買おうかどうか迷っていた本があり、ログインせずにカートに入れっぱなしにしておいたとします。1週間後、思い出したように同じブラウザでAmazonにアクセスすると、カートにその時に入れた本が残っています。これがクッキーによるもので過去に利用した情報を、後日アクセスした際に簡単に引き出すことができます。

またログインして1週間後に同じサイトにアクセスした際にログインの状態が続いているというケースも同様です。もしクッキーがないとIDとパスワードを再度入力し、ログインして……ということを繰り返さなくてはいけません。

2.情報の出し分け

クッキーでは訪問情報がわかるので、サイト側で情報を出し分けることができます。例えば初めてサイトを訪問するユーザーには「はじめまして」という文章を出し、2回目以降の訪問ユーザーには「再び来ていただきありがとうございます」といったような文章を表示させるようなことも可能です。

上記は簡単な例ですが、例えばページの遷移履歴から女性と想定されるユーザーであれば女性向けの商品を、男性と想定されるユーザーであれば男性向けの商品をレコメンドすることなども可能です。

3.Googleのパーソナライズド検索

自分のPCで自分のサイトが特定のキーワードで1位になっていたものの、他の人のパソコンで見たら10位にも入っていないといったことがないでしょうか。いわゆる「パーソナライズド検索」というものですが、これもクッキーによるものです。

自分自身のPCで頻繁に自分のサイトにアクセスしていると、自分が使用しているブラウザの検索結果上でランキングが優位になることがあります。Googleからすると「以前も訪問していたのでもしかするとこのサイトを探しているのではないか?」といった認識になるわけです。

クッキーを利用することのデメリット

このようにクッキーは非常に便利な機能で、クッキーを利用しないとなると頻繁に使うサイトで毎回ログイン情報を入力しなくてはいけなかったり、自分が欲しい情報にアクセスしにくくなったりします。その反面、クッキーを利用することのデメリットもあります。主にプライバシーの観点からのデメリットです。

1.共用PCでプライバシーが漏れる可能性がある

漫画喫茶・学校・家族共用のPCなど、他の人との共用PCで物を購入したり、特定のサイトにログインしたりするとクッキーが残っていて、他の人にもその情報が漏れてしまう可能性があります。他の人と共用でPCを利用するようなことがある場合にはこの点を認識しておきましょう。

※漫画喫茶、ネットカフェでは電源を切るのと同時にPCの設定が初期化されるようなところが多いようです。
※家庭や学校で共用のPCを使う場合にはパソコンのログインを分けるなどの方法で対処できます。

2.PC・スマートフォンの紛失による情報の漏洩

PCやスマートフォンを紛失した際なども同様にリスクがあります。普段自分がすぐにいろいろな情報にアクセスできるような状態になっているため、PC・スマートフォンが他の人の手に渡ってしまった場合には、同じくいろいろな情報にアクセスしやすいような状態になってしまいます。

現在はPC・スマートフォンにロックをかけることである程度のリスクを防ぐことが可能なので、紛失時のリスクに備えてロック設定を実施しておきましょう。

クッキーを削除する・残さない方法

クッキーを使用することのデメリットとしては情報の漏洩ということを書きましたが、実際に「使用しない」となるとウェブサイトの閲覧がとても面倒です。それでも利用したくないという場合にはブラウザ上で設定をする必要があります。

クッキーを削除する方法

クッキーの削除方法はブラウザによって異なります。Google Chromeでは「設定」>「プライバシー」から設定が可能です。特定のサイトのみを拒否する方法もありますので用途に応じて使い分けるといいでしょう。

Cookie を有効または無効にする – Google アカウント ヘルプ

クッキーを残さない

「特定のサイトにアクセスした際にクッキーを残さないようにしたい」という場合にはプライベートブラウジング(シークレットモード)が便利です。例えばGoogle Chromeではプライベートブラウジングを利用すると、ブラウザを切ったと同時にクッキーが切れます。

プライベートブラウジングはChromeを立ち上げた状態でWindowsは「Ctrl+Shift+N」、Macでは「Command+Shift+N」で表示されます。

(Google Chromeのプライベートブラウジング)

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クッキーを残したくないサイトにアクセスするということであればプライベートブラウジングでアクセスしても良いでしょう。

ポストクッキー時代の到来により1stクッキーデータの利用価値が高まっていく

2024年現在では、個人情報の取り扱いに関する議論が盛んになっており、その過程でクッキーデータの利用に関して「個人のプライバシーの観点」から個人情報を守るために規制が入りつつあります。

ポストクッキー時代と呼ばれる「従来のインターネット広告で利用されていたクッキー(Cookie)が段階的に廃止され、新たなプライバシーに配慮した広告手法が求められるこれから先の時代」において、他サイトで作り出された3rdクッキーデータを利用せず、自サイトで作り出す1stクッキーデータを利用する必要性が高まってきています。

クッキーは非常に利用価値が高いものではありますが、今後はクッキー利用に関する個人情報の取扱いにも十分注意が必要です。詳細はポストクッキー時代のWeb広告の最新戦略とは┃1stパーティデータの重要性を解説という記事にてご紹介していますので、当記事にご興味をお持ちになられた方は、併せてお読みいただけますと幸いです。

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この記事を書いた人
GrowthSeed編集部

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株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。

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