公開日:2016年10月27日
最終更新日:2021年06月18日
GoogleペナルティとはGoogleが提唱する「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」に違反した罰として、検索結果上のランキングを下げられたり、検索結果に表示されないようにされる(インデックス削除される)ことです。
※注:本記事では「ペナルティ」の言葉を使っていますが、Googleの社内ではペナルティという言葉は使っていないそうです。 「手動対応:マニュアルアクション」、「アルゴリズム対応:アルゴリズミック」と呼ばれています。 いずれにしても罰する行為には変わらないため、分かりやすい表現としてここでは”ペナルティ”の表現で説明いたします。
目次
Googleのペナルティには「手動ペナルティ」「自動ペナルティ」の2種類があります。ランキングの下落やインデックス削除という、結果としては同じようなペナルティが課せられますが、ペナルティを受ける経緯は全く異なるものなので確認しておきましょう。
手動ペナルティは、人間(Google社員)による目視チェックが入った上で、アルゴリズムではなく手動でペナルティを課されることです。手動ペナルティが入った場合、サーチコンソールのメッセージにペナルティの警告が届き、同ツール内の「検索トラフィック」>「手動による対策」の箇所にペナルティの内容が表示されます。 近年では「不自然なリンクに関してのペナルティ」「コンテンツの品質が低いことによるペナルティ」とが多い傾向にあります。 ※サーチコンソールのメッセージは全てがペナルティというわけではないのでご注意下さい。
人間の目視に頼らず、アルゴリズムによって自動的にランキングを下げられたり、インデックスを削除されたりするものです。厳密には「自動ペナルティ」というよりも「アルゴリズムによって自動的に処理された」という表現の方が正しいです。アルゴリズムによって処理をされているだけなので明確な確認の方法はありません。 ランキングの急激な下落や、インデックスの削除、検索流入の大幅な減少などから判断することが多いです。
ペナルティに引っかかる理由はGoogleのガイドライン違反が要因です。 手動ペナルティの場合はサーチコンソールに届くメッセージや「手動による対策」項目でどこが違反しているのかが明記されるので違反項目を確認しましょう。
自動処理の場合は自分でガイドライン違反を行っていないかどうかの確認をしなくてはいけません。Google公式の「Search Console ヘルプ」にガイドライン違反の事例があるので一部抜粋してみます。
(ガイドライン違反事例)
コンテンツの自動生成 リンク プログラムへの参加 オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成 クローキング 不正なリダイレクト 隠しテキストや隠しリンク 誘導ページ (ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) – Search Console ヘルプ)
(ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) – Search Console ヘルプ)
基本的には普通にサイト運営していれば該当しないものがほとんどですが、まれに無自覚のうちにガイドライン違反行為を行ってしまっていた、ということもあります。 上記以外にも項目がありますのでので、一度きちんと確認しておきましょう。
ペナルティを受けてしまった場合、ペナルティ解除に向けて対応する必要があります。手動ペナルティと自動ペナルティでは対応方法が異なります。
手動ペナルティの場合はサーチコンソールに届くメッセージ、「手動による対策」に記載されている項目に沿って対処します。対処後にはサーチコンソール内の「再審査リクエスト」の項目から再審査申請を行います。
例えば警告内容が「不自然なリンク」の場合、自分のサイトに付いている不自然なリンクを撤去した上で、サーチコンソールから再審査リクエストを実施、Google社員のチェックが完了後「問題ない」と判断された場合にはペナルティが解除されます。解除の際には解除された旨のメッセージが届きます。 逆にGoogle側から見て「まだ修正の余地がある」というような場合には、まだ修正されていないという旨のメッセージが届きます。 その場合、再度修正を行い、修正後に再度再審査リクエストをする必要があります。 再審査リクエストを送り、Googleから返信メッセージが来るまでに1ヶ月以上かかるようなケースもあるため、しっかりと修正をした後に再審査リクエストを提出するようにしましょう。
自動ペナルティの場合には自らガイドライン違反がないかどうかを確認する必要があります。公式ガイドライン項目をチェックして自分のサイトが違反していないかどうかを確認しましょう。 修正後、クローラが再度サイトを回遊して、アルゴリズムによって処理されることによってランキングが戻ることがあります。自動ペナルティの場合には再審査リクエストの必要はありません。
自動処理の場合、元々サイトの評価が過大評価されていたものが、適正な評価になり下がってしまったように見えるだけ、ということもあります。 自動ペナルティかどうか判断をすること自体が難しいため、ガイドラインを一通りチェックし違反していると思われるところを修正した後には通常のコンテンツ拡充などに注力していった方が良いでしょう。
GrowthSeed編集部
株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。
2年目Web担当者のための、Google Search Console使いこなし実践テクニック
ブラックハットSEOとは
検索エンジンスパムとは
ページエクスペリエンスとは?検索結果ランキング決定の要因となったシグナルの対策について解説
ホワイトハットSEOとは
あなたのサイトに必要?リッチリザルト(リッチスニペット)とは?サイト別に役立つ活用方法を解説
なぜNAVERまとめはサービス終了したのか!?SEO視点で調べてみた
ブログ記事リライトの手順や注意点をSEOのプロが解説!
Googleマイビジネス編集方法を徹底解説!登録方法から管理画面の使い方まで
URL「www」ありなしのSEO効果は?統一すべき理由や設定方法を解説
SEOとURLの関係とは? 検索順位への影響などをプロが徹底解説
Google、May 2022 Core Updateを展開!2022年初のコアアップデート
サーチコンソールの権限付与の設定方法┃2022年最新
モバイルフレンドリーとは?条件、確認方法、対応方法を解説
サーチコンソールのインデックス登録のリクエスト方法とインデックスできない時の解決方法
Webマーケティングにお困りの際は お気軽にご相談ください