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内部リンクとは? SEOへの効果や最適化のコツを解説

公開日:2016年08月16日

最終更新日:2024年02月27日

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内部リンクとは? SEOへの効果や最適化のコツを解説

Googleでの検索上位を目指すために行う施策であるSEOにおいて、サイトの内部リンクを最適化することは、SEO内部対策(自社Webサイト内の作業のみで完結できるSEO対策)の中でも優先度の高い項目になります。では、なぜこの内部リンクの施策は優先度が高いのでしょうか?

今回の記事では内部リンクがもつ意味や、最適化のコツ・注意点などを紹介します。ぜひ、この記事を読んで、みなさまも内部リンクの改善をしてみてください。

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内部リンクとは

内部リンクとは、自分のサイト(同じドメインのページ)へのリンクを張ることを指します。
よくSEO施策を行うときに聞く言葉として外部リンクがありますが、外部リンク(被リンク)は、自分のサイトと外部の別のサイト(別ドメイン)を繋ぐリンクのことを指します。そのため、同じリンクという言葉でも、意味合いは全く異なりますので注意しましょう。

内部リンクの最適化をすることで得られるSEO効果

内部リンクはSEOに効果的という紹介をしましたが、具体的には下記のような効果があります。

クローラビリティ向上が期待できる

クローラビリティとは、検索エンジンのクローラーというサイトの情報を探すロボットがサイト内のページを見つけやすいか、コンテンツの内容の理解がしやすいかを意味するSEOで使われる単語の一つです。これがサイトを巡回することでインデックスされ、検索結果に表示することができます。
上記の一連の流れをGoogle検索セントラルの「Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について」にて漫画で解説しています。併せて参照してみてください。

このGoogleのクローラーは、サイト内のページに設置されている内部リンクをたどり、内部リンクがつながっているページをクロールしつつ、インデックスをしていくので、内部リンクがきちんと繋がっていないと、クロールができず、インデックスもされないという状況になってしまいます。

そのため、サイト内のページすべてが、内部リンクでページが繋がるようにすることで、SEO施策の効果を高めることができます。

もっとクローラビリティについて詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。

関連性の高いページを繋げることによりサイト全体の評価が上がる

検索エンジンはページの評価の基準として被リンクを使っており、コンテンツの関連性が高いページから、たくさんの被リンクを得ていることが、高く評価されるための条件になっています。この評価基準に関しては外部リンクも内部リンクも該当します。

上記のことから、関連性が高いぺージがあれば相互リンクになるように内部リンクを張るようにしましょう。

逆に、関連性が低いのにも関わらずリンクを設置してしまうと、検索エンジンによって否定的に評価される場合がありますので、気をつけましょう。

ユーザーの滞在時間が長くなる

皆さんは、サイトの中に自分が知りたかった情報がないと判断した場合、見たかった情報がありそうなリンクを探し、あればそこをクリックし、別のページに飛ぶということをしたことはないでしょうか?

基本的には、内部リンクの最適化を行っていれば、訪れたユーザーが欲しい情報に辿り着きやすくなります。さらに、関連性の高いページを内部リンクとして用意しておけば、サイトの回遊率が上がり滞在時間が長くなります。

ユーザーの滞在時間が長くなれば、検索エンジンに質の高いコンテンツと評価される可能性が高くなり、検索結果の順位上昇に影響を与えることができます。

内部リンクが最適化されているかチェックするべきポイント3選

前章の「内部リンクの最適化をすることで得られるSEO効果」で解説した3つの項目から、内部リンクはユーザーに不便を感じないためにも必ず整備したほうが良く、検索エンジンからの評価を上げるためにも必要な施策になることをおわかりいただけたでしょうか。そして、自分のサイトの内部リンクが最適化されているかどうか気になったのではないでしょうか。

本章では、自身のサイトの内部リンクが最適化されているかチェックするべきポイントを3つ紹介します。

内部リンクのURLは正規化されているかどうか

URLの正規化とは、リンク先ページに同じ内容なのに複数のURLが存在する場合に、検索エンジンから評価を得たいURLに統一することです。

URLの正規化ができていないと、内部リンクを設置していたとしても、評価分散が起こる可能性があります。そのため、URLの正規化するべき、重複コンテンツがあれば、URLの正規化を行いコンテンツを統一してください。そしてサイトのページに張っている内部リンクに関しても、表記がバラバラになっていないかを確認し、統一したURLにリンクを張るようにしましょう。

アンカーテキストは、リンク先のページが分かるような内容か

アンカーテキストとは、他のページへのリンクに表示するテキストのことを指します。このアンカーテキストは、ユーザーに「このリンクをクリックするとどんなページなのか」を伝えることができます。さらに、クローラーにもページの情報を伝えることができるので、関連度の高いページだと認識させることができます。

よく「こちら」にだけにアンカーテキストを張ってしまっているサイトを見かけますが、きちんとページの内容について分かるようなテキストにするようにしましょう。ただし、アンカーテキストに過剰な文章にしてしまうと、不自然なリンクであると判断されてしまうため、品質ガイドライン違反に抵触し、Googleからのペナルティの対象になってしまう可能性もあります。また、リンクをバナーで設置するときには、alt属性にアンカーテキストの内容を記述するようにしましょう。

アンカーテキストの良い例・悪い例を参照してみてください。
アンカーテキストの良い例・悪い例

パンくずリストは設置されているかどうか

パンくずリストとは、Webサイトを訪れたユーザが今どこにいるかを視覚的にわかりやすくした誘導表示のことを指し、基本的にWebページの階層順にリンクがリストアップされており、Webページの上部箇所に表示されているケースが多いです(下に設置されている例もあります)。
パンくずリスト

パンくずリストを設置すると、ユーザビリティの向上だけではなく、検索エンジンが効率的にクローリングできますので、もしパンくずリストを設置していないようであれば設置するようにしましょう。パンくずリストの設定方法がわからない方は「パンくずリストの正しい設置方法を解説!SEOに効果的な訳とは?」を参照してみてください。

効果的な内部リンクの張り方

前章の「内部リンクが最適化されているかチェックするべきポイント3選」にて、自身のサイトの内部リンクの設置が適切かどうか分かりましたか?ここからは、SEO効果を高めるためにはどう内部リンクを貼ればいいのかを説明します。

重要なページへリンクを集めるように設置する

Webサイト内に、重要だと思っているページや優先的にインデックスして欲しいページや、クロールをして欲しいページがある場合には、そこのページに向けて内部リンクを設置することも大切です。

また、クローラーにページの情報を伝えることにも繋がるため、関連度の高いページだと認識させることができます。

内部リンクを設置することで、クローラーがWebページ間のリンクをたどり、インデックスへのすばやい登録や更新がなされます。その結果評価される回数が増える訳です。

逆に、そこまで重要視していないページばかりクロールされてしまうと本来訪れて欲しいページをユーザーに認識してもらえなくなってしまう可能性もあることから、内部リンクを設置するリンク先には注意しましょう。

新規で作ったコンテンツはかならず内部リンクを設置する

新規作成ページは、公開した直後はまだクローラーが来ていないため、より早く来てもらうために、内部リンクを設置します。
ちなみにですが、このテクニックはこのページでも実践しています。

ただし、過剰な量のアンカーテキストをページに設置すると不自然なリンクであると判断されてしまうため、ペナルティの対象にもなりかねません。リンク数は適度な数にしましょう。

内部リンクのアンカーテキストにはページのキーワードを含める

アンカーテキストについては前章の「内部リンクが最適化されているかチェックするべきポイント3選」の「アンカーテキストは、リンク先のページが分かるような内容か」で詳しく説明をしました。アンカーテキストにはリンク先のページに関連するキーワードを設置するようにしましょう。

決して、【こちら】の表記やURLだけのアンカーテキストのリンクを設置しないようにしましょう。

リンクであることが分かるデザインにする

ユーザビリティの話になりますが、リンクを貼っていたとしても、一目でリンクであるということが分からないようなデザインの場合だと、ユーザーがクリックしないということも考えられます。

一目でリンクであることがわかるようなデザインにするようにしましょう。
GrowthSeedではリンク部分の文字の色を青色にし、下線を引くことで一目でリンクであるとわかるようにしています。さらに、リンク部分にカーソルを合わせた時、色が変わる仕様にするとユーザビリティが高く、さらにわかりやすい内部リンクになります。

ユーザーの使いやすさを向上させることで検索エンジンの評価向上に繋がる

内部リンクについてユーザー目線で重要なポイントについてまとめました。

内部リンクの話をする際に「◯◯すると検索エンジンに理解しやすい」「◯◯の設定をするとランキングが上がりやすい」などの話がありますが、実際にサイトを使ってくれるのはユーザーです。

大前提として「どんなユーザーにも情報を見つけやすくするには、どうやって内部リンクを設定するのが良いか」を考えましょう。今の検索エンジンの評価はユーザーの評価と近くなってきており、多くのユーザーが使いやすい構成にしておくと検索エンジンもおのずと評価をしてくれるような傾向があります。

検索エンジンのためにではなく、あくまで自分のサイトを使ってくれるユーザーのために内部リンクを整備するようにしましょう。

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この記事を書いた人
鈴木 友希

鈴木 友希

13歳のときにWebサイトの仕組みに興味を持ち、Webサイトの運営を開始。その後、2015年にフルスピードへ入社し、コンテンツSEOディレクターとして従事。現在は、案件相談窓口の対応・セミナー登壇などSEOに関するPR業務を行っている。趣味は水族館に行ってエイの裏側の写真を撮ること。

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