2016年09月21日
アンカーテキストとはタグで括られたリンクのテキストのことです。ユーザーや検索エンジンが「リンクの飛び先に何があるのか」を参照する役割を果たします。 例えばこの「SEOのことならGrowth Seed」というテキスト。
ここで言うとリンクになっているテキスト「Growth Seed」の部分がアンカーテキストになります。
アンカーテキストはユーザーに向けても検索エンジンに向けても役に立つ情報です。 例えば次のような文章を見てみましょう。
「こちら」の部分がアンカーテキストになっていますが、何がリンク先に書かれているのか分かりづらいですね。 実際にSEOを行ったサイトの事例なのか、あるいはSEOのもっと詳しい説明なのか、何かの紹介サイトなのか…実際に遷移してみないとその先に何があるのか分からないアンカーテキストはユーザーにとっても検索エンジンにとっても理解しづらいです。
同じような事例で次のような文章を見てみましょう。
今度は「Growth Seed」がアンカーテキストです。こちらは実際に遷移しなくても「Growth Seed」が飛び先にあると分かります。 もっと言うと「Growth Seed」の中に「SEOでサイトへ集客できるという根拠」が書いてあるであろうことも予測できます。
先程の例と異なり、一目アンカーテキストを見ただけでユーザーが「リンクの飛び先に何があるのか」を判断できるため利便性が高いです。 ユーザーが内容を理解しやすい上に、検索エンジンもアンカーテキストの内容を飛び先ページの評価に加味しますので、このようにアンカーテキストは正確に設定しておくことが好ましいです。
アンカーテキストは飛び先ページとマッチした内容であることが基本です。こちらも実際の事例で見てみましょう。
もしもこの「Growth Seed」のアンカーテキストの飛び先がGoogle(https://www.google.co.jp/)のページだったらどうでしょうか。 ユーザーとしては「Growth Seedを見たい」と思ったのにリンクを踏んでみたらGoogleだったとなってしまうとストレスになります。
「Growth Seedのアンカーテキストの飛び先がGoogleだった」というのは極端な例ですが、リンクの設定ミスなどで違うページにリンクを設定してしまっている、間違ったURLを設定してしまっている、リンクミスで404ページが表示されるなど、小さなミスは日常的に起こるものなのでリンクを設定した際にはきちんとアンカーテキストと飛び先が合っているかを確認しましょう。
またアンカーテキストと飛び先の内容に不一致が生じている場合、検索エンジンもアンカーテキストと飛び先ページの整合性が取れず内容を理解しづらくなります。
アンカーテキストについて調べてみると「アンカーテキストの分散について注意すべき」「過剰なアンカーテキストを設定しないようにする」といったような言い回しが散見されます。これらについて簡単に説明すると次のような意味になります。
ざっくりと言うとアンカーテキストが過剰になってしまうと検索エンジンにネガティブな評価を受けるのでアンカーテキスト分散を意識しましょう、といった考え方です。 これだけ見ると「分散率はどれくらいがいいのか?」など気になってしまうかもしれませんが、一般的にはこれらの「アンカーテキスト分散」「過剰なアンカーテキスト」については気にする必要はありません。
気にしなくてはいけないのは外部リンクや自作自演リンクなどを用いて不正にランキングを上げようとしている人です。 前述の通り、アンカーテキストは検索エンジンもリンクの飛び先の内容が理解しやすいものなので、アンカーテキストのコントロールをして外部リンクや自作自演リンクなどを使うと特定のキーワードでランキングが上がりやすくなる傾向があります。 アンカーテキストを同じ言い回しのもので使えば使うほど特定のキーワードでランキングを操作しやすくなりますが、過剰に行ってしまうとペナルティを受けやすくなるので色々なアンカーテキストで分散しましょう、ということです。
ただし、そもそも外部リンクを使ったランキング操作自体がペナルティの対象となっており、分散するなどの工夫をしてもゆくゆく検索エンジン側に検知されペナルティとなることがほとんどなので、外部リンク操作はおすすめしません。(ランキング操作のための外部リンクや自作自演リンクはガイドライン違反です)
繰り返しになりますが「アンカーテキスト分散」「過剰なアンカーテキスト」については主に外部リンク寄りの話なので、一般的に不正なランキング操作をしていない限りは気にする必要はありません。
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