公開日:2017年07月20日
最終更新日:2021年08月04日
最近では、多くの企業が3大SNS(Facebook・Twitter・Instagram)を導入していますが、みなさんの会社では「SNSの使い分け」ができているでしょうか? Facebookで投稿した文章をそのままTwitterにアップしたり、Instagramの投稿をそのままFacebookに同期してアップしたりしていませんか。
SNSはそれぞれの媒体によって機能面に違いがあることはもちろんですが、「ユーザー層」や「空気感」が異なるので、ユーザーの特性合わせた運用をすることが大切です。 3大SNSがそれぞれどのような媒体なのか、ユーザーにどう使い分けをされているのかを知り、企業アカウントの運用に活かしましょう!(2017年6月時点)
目次
まずは、Facebook、Twitter、Instagramの基本情報から、それぞれどのようなユーザーが多いのかを見ていきましょう。
Facebookは『ビジネスユーザー』の定番SNSです。社会人同士が知り合った際にアカウントを教え合う、イベントで名前を聞いた人と後から連絡を取るために実名検索をして繋がるなど、『名刺代わり』として使われることが多いSNSです。また、昔の同級生と繋がることも少なくありません。
Facebookは幅広い年齢のユーザーが利用していますが、ほかのSNSと比べると、40代以上のやや高い年齢層のユーザーが活動的なのが特徴的。企業アカウントの投稿にコメントすることが特に多いのも、このユーザー層です。
海外ではTwitterの人気が落ち着いてきているという話を、みなさんも聞いたことがあるかもしれません。しかし、そうした中でも日本では非常に高い支持を得ていることで注目されています。
Twitterは「つぶやく」という言葉のとおり、ユーザーにとって最も投稿へのハードルが低いSNSだと言えます。投稿を共有する「RT」も気軽に行われるため、拡散性されやすいのも特徴です。
3大SNSの中では最も新しい媒体であり、今最も勢いがあるのが、Instagramです。写真・動画が無いと投稿できないという機能面からみても、ビジュアルが最も重要なSNSだと言えます。投稿を拡散させることはほぼありませんが、ハッシュタグを通じてさまざまなユーザーの投稿を見に行ったりフォローをしたりする文化が出来上がっています。
最近の若年層は「Googleではなく、SNSで検索をする」という話をよく耳にしますが、これは写真が一覧で表示されて見やすいということに加え、プロが広告用に撮影した写真ではなく、基本的には一般の方が自分で撮影した写真がアップされているため、自分が探しているものをリアルに想像しやすいということが大きな理由となっています。中でもInstagramは写真が一覧で表示されて見やすいため、ハッシュタグ検索を利用するユーザーは特に増えています。
ユーザーがどのように3大SNSを使い分けているのかを知り、その空気感に合った投稿を心がけましょう!
Facebookは3大SNSの中でも幅広い年齢層のユーザーが使っていますが、年齢層が高いユーザーは特に発信量が多い傾向にあり、企業アカウントへのコメントも活発に行うことが多くなっています。また、ビジネスユーザーが多いため、会社の人と共有したり議論をしたりしたくなる”時事ネタ”や”雑学”などの投稿をすると反応を得やすくなるでしょう。
若年層ユーザーは、どちらかというとコメントはせずに「いいね!」などのリアクションのみをする人が多い傾向にあります。リアクションを集めるには、”素敵な旅先の写真”や”感動する動画”などの投稿がおすすめです。
Twitterでは、個人的な日常をつぶやく「プライベート用アカウント」のほかに、自分の好きなものに特化した「専用アカウント」を別々に作って、使い分けているユーザーが増えています。 プライベート用アカウントは”鍵付き”にして、学生時代からの友人などと、たわいない話をすることが多いようです。専用アカウントでは、現実には知り合いではない、Twitter上でのみ繋がっているユーザー同士での会話をすることが多く、趣味関連や好きなアーティストなどに関する情報交換を活発に行っています。
一見して普通の会話でも、アーティストがテレビ番組で喋っていた一言などは、ファンにとっては貴重な情報です。自社の話題がテレビで取り上げられたときは、その情報を企業アカウントからも発信すると、ファンの中で話題になりやすくなるでしょう。自社の話題でなくても、世の中のトレンドに乗る形での投稿はRTされやすい傾向にあります。
InstagramもTwitterのように、プライベート用アカウントと趣味専用のアカウントを作って、それぞれを使い分けているユーザーが増えています。専用アカウントはフォロワー数も増えやすく、芸能人やモデルなどではない一般の方が、「インスタグラマー」と呼ばれるちょっとした有名人になることも。
また、Instagramといえば、「オシャレ」なイメージがあります。ユーザー数の急増により、最近は必ずしもオシャレでなければいけないという雰囲気は薄れつつありますが、やはり人気になるのは「素敵なものに囲まれた日々」や「洗練された美しさ」を連想させるアカウントでしょう。
Instagramでユーザーがフォローしたいと思うのは、「私もこんな日々を送りたい」と思わせるアカウント。逆に、「生活感・現実感が強い」投稿は好まれない傾向にあります。企業アカウントを運用する際は、自社の商品やサービスそのものをアップするのではなく、「あなたの生活の中にこの商品・サービスがあると……こんな素敵な毎日を送ることができる」とイメージさせるような写真や動画をアップすることが重要になってきます。
3大SNS(Facebook、Twitter、Instagram)それぞれの特徴や使い分け方についてご紹介しました。 自社の商品をより多くのユーザーに見つけてもらい、話題にしてもらうためには、告知したいことを一方的に発信するのではなく、ユーザーが思わずフォロー・拡散したくなる情報を発信することが大切です。企業アカウントを運用する際は、3大SNSをそれぞれ上手に使い分けることを心掛けましょう!
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