LINE広告とは?基礎知識から運用のコツまで徹底解説
【2024年最新】LINE広告のターゲティングの種類と配信面一覧
- LINE
- SNS広告
公開日:2021年03月16日
最終更新日:2024年06月02日
世代を問わず幅広い属性のユーザーにアプローチできるLINEは、多くの企業のマーケティングにも活用されており、LINE公式アカウントの運用や、LINEのプラットフォームを利用した広告配信が行われています。
本記事では、これからLINE広告を始めようとしているマーケティング担当者様向けに、LINE広告のターゲティングの特徴と種類をご紹介します。当記事を読む前にLINE広告の詳しい設定ガイドを読みたい方は「初心者向けLINE広告の始め方!特徴から配信設定まで徹底解説」の記事をご確認ください。
↓「これからのLINE公式アカウント運用のポイント」を無料で受け取る
目次
LINE広告のターゲティングの特徴
LINE広告は、LINEのトーク画面上部やタイムライン、LINEのファミリーサービスであるLINEマンガやLINE NEWSなどに広告を配信する運用型広告のプラットフォームです。
以前は「LINE Ads Platform」というサービス名でしたが、2020年1月から「LINE広告」というサービス名に変わりました。(参照:LINE for Businessお知らせ『一部サービス名称の廃止・変更について』)
LINEは日本国内でコミュニケーションツールとして普及しており、月間アクティブユーザー数は9,000万人(2022年4月時点)となっています。
関連記事:SNSの利用者数とユーザー属性や特徴まとめ
また、15~69歳のスマートフォンユーザーを対象にしたマクロミル社の調査によると、普段利用しているSNSとしてLINEを挙げたユーザーは83.4%、その中でも「LINEのみ」と答えたユーザーは41.6%にも上りました。LINE広告を利用することで、他のSNSではアプローチできないユーザーにも自社の情報を届けることが可能です。
画像引用:LINE for Business媒体資料『LINE Business Guide 2022年1月-6月期』
調査機関:マクロミル社・インターネット調査(2022年2月実施/全国15~69歳のスマートフォンユーザーを対象 サンプル数20,000)
LINE広告のターゲティングでは、年齢や性別、地域、興味関心、行動履歴など、さまざまな属性を指定することができます。また、ウェブトラフィックデータや電話番号などのユーザー情報をアップロードして配信することも可能です。商品やサービスを購入してくれる見込みの高いユーザーの属性や行動を想像してターゲットを絞り込むことで、ターゲティング精度が高まり、広告の費用対効果も高まります。
LINE広告のターゲティングの種類
ターゲティングは、広告グループの作成時に「ターゲット設定」の項目で設定します。
参照:LINE for Businessコラム『【公式】LINE広告のアカウント開設から配信までの手順|オンラインでの設定方法』
LINE広告のターゲティングには、大きく「LINEターゲティング配信」「オーディエンス配信」の2つがあり、そのほかいくつかの配信機能もあります。
ターゲティング方法 | 詳細 |
---|---|
オーディエンスセグメント配信 |
|
オーディエンス配信 |
|
その他の広告配信機能 |
|
オーディエンスセグメント配信
年齢、性別、地域、興味関心などのユーザーの基本属性を指定して配信します。ここで利用されるデータは、LINEファミリーサービス上でユーザーが登録した年齢や地域などの情報や、スタンプ購入履歴などの行動データをもとに分析・作成された「みなし属性」です。
参照:LINE Business Guide 2022年1月-6月期
地域セグメント
都道府県・市区町村単位または半径レベルで地域の選択ができます。
<配信対象>
- この地域に住んでいる人
- この地域で働いている人
- この地域に最近いた人
<指定方法>
- 地域を指定(都道府県・市区町村)
- 半径を指定(1km以上から設定可)
参照:LINE for Businessコラム『「LINEデモグラフィックデータ配信」がアップデート|特定地域の半径レベルでターゲティングが可能に!』
性別セグメント
すべて/男性/女性 から選択できます。
年齢セグメント
以下のように、14歳以下から65歳以上まで5歳ごとに切り分けたセグメントから選択できます。
- 14歳以下
- 15-19歳
- 20-24歳
- 25-29歳
- 30-34歳
- 35-39歳
- 40-44歳
- 45-49歳
- 50-54歳
- 55-59歳
- 60-64歳
- 65歳以上
興味関心セグメント
以下の18種類のカテゴリから指定できます。また、自動車については車種も9種類から選択して指定配信することができます。
- ゲーム
- デジタル機器・家電
- スポーツ
- 職・ビジネス
- ファッション
- 家・インテリア・園芸
- テレビ・番組
- 音楽
- 教育・学習・資格
- 金融
- 健康
- エンタメ
- ショッピング
- 書籍・マンガ
- 食べ物・飲み物
- 美容・コスメ
- 旅行
- 自動車
(軽自動車/コンパクトカー/ハッチバック/セダン/スポーツカー/ステーションワゴン/ミニバン/SUV(コンパクト)/SUV(ラージ))
また、β版として以下のカテゴリも指定することができます。
- ファッション(アクセサリー/ラグジュアリー/レディースファッション)
- 食べ物・飲み物(食品/チョコレート/ガム/アイスクリーム/麺類/スナック菓子/飲料/炭酸飲料/コーヒー/ジュース/スポーツドリンク/お茶/ミネラルウォーター/アルコール飲料/ビール/焼酎・日本酒/洋酒/居酒屋)
- 求人(転職/エンジニア)
- 金融(ローン/消費者ローン)
- 教育・学習・資格(大学受験/高校受験)
- 不動産(戸建て購入/新築・マンション購入/新築・賃貸・売却)
- デジタル機器・家電(季節家電/空気清浄機/季節家電/エアコン/生活家電/掃除機/調理家電/冷蔵庫/通信機器/スマートフォン/通信機器/タブレット端末/通信機器/PC/インターネット/インターネット回線/インターネット/スマートフォン回線)
- ペット(猫/犬/ペットフード/ペット向けサービス)
- 公営競技・公営くじ(公営競技/競馬/公営競技/競輪/競艇/宝くじ)
行動セグメント
以下の8つの項目を指定できます。
- テレビ視聴頻度(テレビ視聴頻度が高い/平均/低い)
- キャリアの変更(過去2年間でキャリアを変更した/変更していない)
- コンバージョン(ウェブサイトコンバージョンが多い/アプリのインストールが多い)
- ゲームプレイタイプ(アドベンチャーゲームプレイヤー/カジュアルゲームプレイヤー)
- モバイル端末の変更(過去2年間で端末を変更した/変更していない)
- ネットワークの利用状況(Wi-Fiを利用しない)
- 購買経験(ドラッグストア/飲食店/家具屋/インテリアショップ)
- 転居(直近3ヶ月以内に転居/直近6ヶ月以内に転居/引越しの予兆がある)
また、β版として以下のカテゴリも指定することができます。
- 自動車(高級車/SUV/バン/オフロード車/クラシックカー/コンセプトカー/オープンカー/ステーションワゴン/その他の車両/ミニバン・ワンボックス/高性能車/自動車部品/レンタカー)
- 美容・コスメ(ヘアケア/香水/コスメ/スキンケア)
- 暮らし・子育て(おむつ/マタニティ用品)
- ファッション(ラグジュアリー/ジュエリー/子供服)
- 小売(デパート/スーパーマーケット/コンビニ)
- 食品・飲料(ミネラルウォーター/コーヒー/紅茶/ジュース/エナジードリンク/炭酸飲料)
- 金融(株式・投資/消費者ローン/火災保険/医療保険/自動車保険/生命保険/学資保険)
- 書籍・マンガ(マンガ/電子コミック)
属性セグメント
以下の6つの項目を指定できます。
- 配偶者(既婚/未婚)
- 子供(子供あり/子供なし)
- 携帯キャリア(NTTドコモ/au/Softbank)
- 推定収入(収入上位51%以下/21~50%/11~20%/10%)
- 職業(フルタイムワーカー/パートタイムワーカー・アルバイト/専業主婦(主夫))
- 誕生日(近日中に本人または友人が誕生日を迎える)
参照:LINE for Businessマニュアル『オーディエンスセグメントを利用して配信する』
オーディエンス配信
自社で保有しているカスタマーデータをアップロードし、対象のユーザーに広告を配信したり配信ターゲットから除外したりします。
ウェブトラフィックオーディエンス
広告配信の成果やサイト訪問数などを測定することのできる「LINE Tag」のトラッキング情報をもとに、特定のWebサイトにアクセスしたことのあるユーザーのオーディエンスを作成します。また、Webサイト内で購入などのイベントに基づいたオーディエンスを作成することも可能です。
ECサイトに一度アクセスしたにもかかわらず商品購入に至らなかったユーザーに対して、購入を促すために広告を配信する場合などに活用することができます。
モバイルアプリオーディエンス
アプリ内で特定のアクションを起こしたユーザーのオーディエンスを作成します。イベントは「オープン」「インストール」「ホーム閲覧」「カテゴリ閲覧」「商品閲覧」「検索」「カート追加」「購入」「レベル達成」「チュートリアル完了」「カスタム」の11種類から設定できます。
アプリをインストールしたユーザーに対して、キャンペーンのお知らせを広告として配信する際などに活用することができます。
IDFA/AAIDアップロード
自社で保有しているIDFA/AAIDデータをもとにオーディエンスを作成します。IDFA/AAIDデータとは広告ID(広告識別子)のことで、OSがインストールされたデバイスごとに付与される固有のIDです。
Apple社のiOS端末に用いられるのが「IDFA(Identifier For Advertising)」、Google社のAndroidOS端末に用いられるのは「AAID(Google Advertising ID)」です。
電話番号アップロード
自社で保有している顧客の電話番号をもとにオーディエンスを作成します。既存顧客のターゲティングとなるため、新商品情報の配信などに利用すると効果的です。
メールアドレスアップロード
自社で保有している顧客のメールアドレスをもとにオーディエンスを作成します。こちらも既存顧客へ向けたプロモーションを行う際に有効です。
LINE公式アカウントの友だちオーディエンス
自社のLINE公式アカウントを追加している、またはブロックしているユーザーのオーディエンスを作成します。LINE広告だからこそ作成できる特徴的なオーディエンスです。
既に自社のことを知っているLINE公式アカウントの友だちに向けて配信することで、購入意欲をさらに高めたり、友だちの類似オーディエンスに配信することで潜在層への認知を広げたりすることが期待できます。
類似オーディエンス
「オーディエンス配信」で作成した任意のソースオーディエンスに類似したユーザーをLINE内で探し、新たにオーディエンスを作成します。
オーディエンスサイズは、自動もしくは1~15%で選択できます。類似性が高いほどユーザーがアクションを起こす可能性は高まりますが、オーディエンスサイズは小さくなるので注意が必要です。
動画視聴オーディエンス
過去に配信した動画広告から特定の動画素材を選択し、その視聴ユーザーのオーディエンスを作成します。視聴3秒、25%、50%、75%、95%、視聴完了の中から再生率を指定できます。
動画広告はスキップされることも多いため、動画広告を長く視聴しているユーザーはその商品に対する関心が高いと考えられます。動画広告の視聴時間が長かったユーザーに対してさらに広告を配信するなどすると効果が高まるでしょう。
画像クリックオーディエンス
任意のキャンペーン内の画像をクリックしたユーザーのオーディエンスを作成します。1〜180日で有効期限を設定できます。
商品への興味関心が高く、もっと情報を知りたいと考えているユーザーだと仮定できるので、さらに詳しい情報を広告として配信してみるとよいでしょう。
参照:LINE for Businessマニュアル『オーディエンスを使って配信する』
その他の広告配信機能
LINE広告にはターゲティングの他にもさまざまな配信機能があり、目的に応じて適したターゲットに広告を配信することができます。
友だち追加
参照:LINE for Businessコラム『【公式】LINE広告とは丨ターゲティング、配信面、費用、事例のまとめ』
LINE公式アカウントの友だちを増やすための広告商品です。LINE VOOM、LINE NEWS、トークリストに掲載されます。ユーザーが広告をタップすると友だち追加を促すポップアップが表示され、スムーズに友だち追加をすることができます。
LINE Dynamic ads
Webサイト上でのユーザーの商品閲覧履歴をもとに、関連性の高い商品を広告として表示します。1広告に最大20枚の画像を設定でき、それぞれに個別の遷移先を設定できます。
参照:LINE Business Guide 2022年1月-6月期
配信面は、LINE VOOM、LINE NEWS、LINEマンガ、LINE BLOG、LINEポイント、LINEショッピング、ウォレット、LINEチラシです。
リエンゲージメント配信
アプリをインストールしたにも関わらず利用していない休眠ユーザーに対して広告を配信します。ユーザー個々の過去のアクションに応じてターゲティングができるのが特徴です。設定できるアクションは「オープン」「インストール」「ホーム閲覧」「カテゴリ閲覧」「商品閲覧」「検索」「カート追加」「購入」「レベル達成」「チュートリアル完了」「カスタム」の11種類です。
参照:LINE for Businessコラム『【公式】LINE広告とは丨ターゲティング、配信面、費用、事例のまとめ』
一度商品を購入したことのあるユーザーに新商品情報を配信したり、商品をカートに入れたまま購入しなかったユーザーにセール情報を配信したりすると効果的です。
自動最適化配信
機械学習により、広告入札のオークションを自動的に最適化します。目標値と配信結果をもとに自動で入札調整するので、工数をかけずにPDCAを回していくことができます。「ウェブサイトへのクリック」「コンバージョン」「アプリのインストール」「アプリのエンゲージメント」「友だち追加」「動画の再生」の6つのイベントから選択できます。
参照:LINE for Businessコラム『【公式】LINE広告とは丨ターゲティング、配信面、費用、事例のまとめ』
予約型広告
予約型広告は、配信面や期間などの出稿内容を事前に定めた広告で、配信後に変更することはできません。
フリークエンシー(表示回数)と配信期間を指定し、月に1回以上上LINE VOOM上の広告に接触している4,900万人のユーザーに優先的に配信する「リーチ&フリークエンシー」は、タイムライン上の広告と接触頻度の高いユーザーに絞って配信するので、短期間で多くのユーザーに、効率的にリーチできることが特徴です。
また、ブランドリフトサーベイにより広告接触の有無でユーザーを抽出してブランドリフト調査を行うことができます。広告効果を可視化し、マーケティング施策への活用が可能です。
LINE広告の配信面
配信面は、広告グループの作成時に「広告の配信」の項目で設定します。「自動配置」または「配信先を編集」を選択し、配信先を編集する場合はLINE/LINE広告ネットワークのインフィード面/LINE広告ネットワークのリワード面から指定することができます。
以下で12種類の配信面を紹介します。ただし、これらの配信面を個々に指定することはできません。
トークリスト
LINEアプリのトークリスト最上部は、LINEアプリ上で最もユーザーのアクティブ率が高いことが特徴です。
2020年1月から、このトークリスト最上部に動画広告を配信できる「Talk Head View」というサービスが開始されました。1日1社限定で配信可能で、1日に5,000万以上のユニークユーザーにリーチできると言われています。
LINE NEWS
LINE NEWSはLINEアプリ内のニュースタブから利用できるニュースサービスで、 月間アクティブユーザー数7,500万人以上(2020年4月時点)、月間PV数175億(2020年7月末時点)を誇ります。LINE NEWSの記事一覧ページや340を超える提携メディアの記事一覧ページに広告を配信することができます。
LINE VOOM(旧タイムライン)
LINE VOOM(旧タイムライン)の月間アクティブユーザー数は6,800万人以上(2019年8月時点)で、そのうち4,900万人以上が月に1回以上LINE VOOM上の広告に接触しています。幅広い世代のユーザーへのリーチが期待できます。
自社のLINE公式アカウントのブロック状況に関わらず、LINE VOOMを利用する全てのユーザーに広告を表示します。
ウォレット
ウォレットはLINEアプリ内のウォレットタブから利用できるサービスで、月間5,200万以上(2020年9月時点)のユーザーに利用されています。
キャッシュレス決済サービスの「LINE Pay」を中心に、ポイントカードを一括管理するマイカード、LINE上のポイントサービスであるLINEポイントなどの機能がまとまっており、LINE上でお金の管理を一元化できるサービスです。
LINEマンガ
LINEマンガは、スマートフォン向け電子コミックサービスです。2013年4月にサービスが開始し、日本国内におけるLINEマンガのアプリダウンロード数は累計3,000万(2020年8月時点)となりました。特に20代の若い世代に多く利用されています。
LINE BLOG
LINE BLOGでは、アーティスト、タレント、アイドル、スポーツなどさまざまなジャンルのがブログを開設し、ファンとのコミュニケーションの場として利用されています。2016年11月から一般のユーザーもブログを開設できるようになりました。2014年11月のサービス開始からこれまでに2,500組以上(2019年8月時点)のブログが開設されています 。
ユーザーは20代~40代以上までと幅広く、男女比率は3:7で女性の方が多いです。
LINEポイント
LINEポイントは「動画視聴」「会員登録」「友だち追加」など指定されたアクションを完了させることでポイントが付与され、ゲームアイテムやLINEスタンプと交換できるサービスです。月間2.8億PV(2020年6月~8月平均値)と国内でも最大級のリーチ力を持っています。
ユーザーは約8割が女性で、年齢層は40代~50代が半数以上を占めています。そのため、他のSNSではリーチしにくい年齢層が高めのユーザーにも広告を見てもらえる可能性が高いです。
LINEショッピング
LINEショッピングは、LINEアプリ上から買い物ができるサービスで、約300社・3億点を超える商品が揃えられています。
20代後半~40代前半の女性ユーザーに多く利用されており、現在の会員登録数は3,500万人(2020年9月時点)です。
LINEチラシ
LINEチラシはLINEアプリ内のウォレットタブからアクセスできるデジタルチラシサービスです。40代以上の女性のユーザーが半数以上を占めています。
ユーザーごとに近隣店舗のチラシやレコメンド商品が掲載されるのが特徴です。チラシは商品の購入を検討している場合に閲覧されることが多いため、購買意欲の高いユーザーに広告を見てもらうことが可能です。
LINEクーポン
LINEクーポンは、飲食店やコンビニ、ドラッグストアなど全国約50,000店舗(2020年9月時点)のクーポンをLINEアプリ内のウォレットタブや「LINEクーポン」のLINE公式アカウントから閲覧・利用できるサービスです。
ユーザーは40代以上の女性が多く、普段からショッピングやセール情報に関心の高いユーザー層にアプローチできます。
LINEマイカード
LINEマイカードは、お店のポイントカードなどをLINEアプリで一括管理できるサービスで、「ウォレット」タブや「LINEマイカード」のLINE公式アカウントから利用できます。登録ユーザー層は女性が約6割、男性が約4割となっており、生活情報への感度が高いユーザーにリーチできます。
LINE広告ネットワーク
LINE広告ネットワークは、LINEファミリーアプリや3rd party アプリへLINE広告を配信できるモバイルアドネットワークです。配信先アプリは料理、マンガ、ライフスタイル、ビジネスなどジャンルが幅広く、月間アクティブユーザー数は1.1億人(2020年9月時点)と大規模なリーチを獲得できます。
参照:LINE for Businessコラム『【公式】LINE広告とは丨ターゲティング、配信面、費用、事例のまとめ』
参照:LINE Business Guide 2022年1月-6月期
参照:LINE for Businessサービス一覧『LINEクーポン』
参照:LINE for Businessサービス一覧『LINEマイカード』
クロスターゲティング機能でさらに高精度に
LINEでは現在、各プロダクトのデータをオンライン・オフライン関係なく横断して活用する「クロスプラットフォーム構想」というプロジェクトが進められています。その取り組みの一つとして、2020年1月から「クロスターゲティング」という機能が利用できるようになり、LINE公式アカウントやLINEポイントADなど各サービスのデータをLINE広告の配信に利用できるようになりました。
ここからはクロスターゲティングについて詳しくご紹介します。
クロスターゲティングとは
クロスターゲティングとは、LINE公式アカウント、LINE広告、LINEで応募のそれぞれのデータを連携し、各プロダクトを横断して配信できる機能です。
参照:LINE for Businessコラム『データの横断的活用で、LINE広告のターゲティング精度を高める「クロスターゲティング」』
例えば、LINE公式アカウントでメッセージとして配信したキャンペーン情報を閲覧したユーザーからオーディエンスを作成した場合、リターゲティングして商品購入に繋げる、除外して未接触のユーザーへと認知を広げる、といった利用ができます。
これまではLINE公式アカウントのデータをLINE広告に利用することのみ可能でしたが、2021年1月からは、逆にLINE広告のデータをLINE公式アカウントで利用することも可能になりました。
LINE公式アカウントでは以下のタイプのオーディエンスを作成することができます。作成したオーディエンスはそのLINE公式アカウントに紐づくすべての広告アカウントで共有されます。
オーディエンスタイプ | 内容 |
---|---|
ユーザーIDアップロード | TXT、CSV形式のファイルでユーザーIDをアップロードして作成 |
クリックリターゲティング | 過去に配信したメッセージに含まれるリンクをクリックしたユーザーを対象にしたオーディエンス |
インプレッションリターゲティング | 過去に配信したメッセージを開封したユーザーを対象に作成 |
チャットタグオーディエンス | チャットに付けたタグを対象に作成 ※チャットでユーザーへのタグ付けが必要 |
追加経路オーディエンス | 特定の経路で友だち追加したユーザーを対象に作成 |
ウェブトラフィックオーディエンス | LINE Tagのトラッキング情報を基に作成 ※LINE tagの利用を開始するとオーディエンスが作成可能 |
参照:LINE for Businessマニュアル『オーディエンス』
クロスターゲティングの活用方法
LINE広告での配信
LINE公式アカウント、LINEポイントAD、Talk Head Viewで取得したデータをLINE広告に共有し、広告配信に利用できます。共有されたデータに基づく類似拡張、リターゲティング、除外配信が可能です。
参照:LINE Business Guide 2022年1月-6月期
<活用方法>
- 購入意欲の高いユーザーへ広告を配信し、商品購入を後押しする
→LINE公式アカウントでの配信情報に接触したユーザーをリターゲティング - メッセージを見ていないユーザーへ広告を配信し、認知を拡大する
→LINE公式アカウントでの配信情報に接触したユーザーを除外配信 - 商品購入の見込みの高いユーザーへリーチする
→LINE公式アカウントでの配信情報に接触したユーザーを類似拡張して配信
LINE公式アカウントからの配信
LINE広告、LINEポイントADで取得したデータをLINE公式アカウントに共有し、メッセージ配信に利用できます。共有されたデータを基にした指定配信と除外配信が可能です。
参照:LINE Business Guide 2022年1月-6月期
<活用方法>
- 商品に関心があるユーザーのエンゲージメントや購入意欲を高める
→LINE広告からLPに遷移したユーザーを指定配信 - ブランドに関心があるが商品情報に未接触のユーザーへメッセージ配信し、商品認知を広げる
→LINE広告からLPに遷移したユーザーを除外配信
クロスターゲティングの設定方法
クロスターゲティングを設定するには、「LINE Official Account Manager」にログインし、LINE公式アカウントの管理画面でオーディエンスの共有設定をONにします。
参照:LINE for Businessコラム『データの横断的活用で、LINE広告のターゲティング精度を高める「クロスターゲティング」』
この設定により、LINE公式アカウントの管理画面上で作成したオーディエンスをLINE広告でも利用できるようになります。
LINE広告の管理画面からオーディエンスを確認するには、「LINE Ad Manager」にログインし、「共有ライブラリ」から「オーディエンス」を選択します。ここに、共有されたオーディエンスデータや推定サイズ、データが無効になる日などが表示されます。
リーチ力の高いLINE広告のターゲティングを活用しよう
国内のSNSの中でも最もユーザー数が多いLINE広告は、他のSNS広告ではアプローチできないような属性のユーザーにもアプローチできる可能性が高いです。アカウントの「友だち」に基づくLINE広告独自のターゲティングもあるので、上手く活用して効率的にターゲットへ広告を配信しましょう。
【お役立ち資料】これからのLINE公式アカウント運用のポイント
↑「これからのLINE公式アカウント運用のポイント」を無料で受け取る
LINEを活用したマーケティングでは広告配信だけでなく公式アカウントの運用も重要です。初期設定方法や友だちを増やすための施策、メッセージ配信やリッチメニュー作成のコツまで詳しくご紹介しています。無料ダウンロードできますのでご活用ください。
LINE広告運用代行サービスをお探しの企業様は株式会社フルスピードにお任せ下さい
↑LINEコンサルティング・LINE広告運用代行サービス紹介ページはこちら
これまで弊社フルスピードでは1000社以上の多岐に渡る業種のSNSアカウントを運用してきました。また、弊社フルスピードはLINE社の認定代理店でもございます。LINE広告を運用されておられるものの思ったような成果が出ずお悩みの企業様や、LINE広告運用代行が可能な広告代理店をお探しの企業様はぜひ、弊社、株式会社フルスピードのLINE広告運用代行サービスをご検討ください。
松崎 明日香
マーケティング部
2020年に新卒入社後、オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティングを中心に、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務に幅広く携わる。お問い合わせ数・売上アップを目標に日々奮闘中。趣味は喫茶店・カレー屋巡り。
-
【2024年12月最新】SNSの利用者数とユーザー属性や特徴まとめ
- SNSマーケティング
-
【図解】Facebook広告の出し方を分かりやすく解説(2024年最新)
- SNS広告
-
Facebookページの作成方法と運用方法のコツを解説!(企業向け)
- SNSマーケティング
- SNS運用
-
X(Twitter)のスレッドとは何か?リプライとの違いやスレッド投稿のやり方を紹介!
- SNS運用
- 最新ニュース
-
LINE公式アカウントのリッチメニューの作成方法から活用テクニック解説
- LINE
- SNS運用
-
mixi2とは?特徴・始め方・エモテキの使い方と種類まとめ
- 最新ニュース
-
Xでハッシュタグを使うのはやめてとのイーロン・マスク氏の発言が話題
- 最新ニュース
-
Instagramのリールやフィードの「おすすめのコンテンツ表示」をリセットする方法を紹介!
- 最新ニュース
-
YouTubeショート動画をスマホやPCで作る方法!ショート動画にならない原因まで解説!
- Youtube
-
XのGrokとは?特徴と最新モデル・利用条件・利用方法・注意点まとめ