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Instagram広告の費用は?料金相場・支払い金額などを配信の仕組みから解説

公開日:2021年05月31日

最終更新日:2024年05月29日

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Instagram広告にかかる費用は?費用対効果を高めるコツもご紹介

本記事では「Instagram広告の費用の決まり方や費用対効果を高めるためのポイント」についてご説明します。「Instagram広告を利用したいがどのくらい費用が必要か分からず始めにくい」と悩んでおられる担当者様も多いはずですので当記事で詳しく解説します。

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Instagram広告の予算目安は1ヶ月3万円~10万円がおすすめ

Instagram広告費は月間3万円が推奨┃配信慣れしたら徐々に増やす

まずは1ヶ月の予算として3万円~10万円を目安に広告予算を設定してみましょう。この理由はシンプルで、初めてで慣れていない広告出稿に多大な予算をかけてしまい採算が取れなくなることを防ぐためです。例えば1ヶ月3万円の広告費を支払うとした場合、単純計算で1日1000円ほどの広告費を支払う計算となります。この1日1000円という設定なら基本的に「短期的な資金繰りを圧迫しすぎる金額ではない」と考えられますので、無理なくInstagram広告を展開することができるでしょう。

Instagramの広告配信に慣れてたら徐々に広告費を増やしていけば不安なく進められるはずです。

3万円のInstagram広告費で発生する結果をイメージしてみると良い

例えば、CPC(広告を1回クリックした際に発生する費用)が50円だった場合、1日に20回ほどユーザーがクリックしてくれる結果を生むことができ、月間だと600回ほどのクリックを発生させることができます。もちろん商品のジャンルで費用が変動しますし、あなたが出向する広告のCPCがどれほどであるかはInstagram広告を実際に配信してみないと分かりません。そういう意味でも「まずは無理のない金額である1ヶ月3万円(1日1000円)の広告費で反応を確認するのがお勧めです。

Instagram広告に1日500円出す場合の費用対効果について

Instagram広告に1日500円ほど支払う場合の費用対効果ですが、1日1000円を出す場合と比較するとコストパフォーマンスが低下する可能性があります。反面、広告費は月間で15000円となりますので支払いの少なさに安心感は抱けるはずです。

ここで検討すべきは「今回のInstagram広告の出稿をどのような意味で実行するか」です。現状、Instagram広告を出稿する魅力は感じているものの、広告費に見合った結果が返ってくるかどうかに”大きな不安”を抱えているのであれば1日500円で初めてみると良いでしょう。1ヶ月ほど配信すれば、Instagram広告に実際に触れることで分かる事実も多いはずです。「Instagram広告に振れたことがないこと」が不安要素であった場合、2ヶ月目からはより安心感を持って配信に挑めると予測できますので、そのようなモチベーションになった場合、広告費を少し増やして費用対効果を求めてみても良いでしょう。

Instagram広告の最低予算は1日100円┃オークションに負ける注意点あり

Instagram広告は1日100円から出稿できます。つまり、最低出稿金額で配信する場合は1ヶ月約3000円で配信可能です。実は想像以上に安い金額で配信できます。

しかし、出稿予算が低すぎるとオークションに負けて効率よく広告出稿できなくなることがあります。ですので、先ほどお伝えしたように、例えば1ヶ月で3万円広告費用をかけるなど設定(つまり1日当たり1000円で広告費用をかける)するとオークションに簡単に負けてしまって広告出稿のタイムパフォーマンスが低下することを抑えると良いでしょう。1度この設定で広告出稿し、結果次第で次月の金額設定を再調整すれば不安なくInstagram広告を利用できるはずです。

Instagram広告の配信の仕組み

広告オークションにより表示する広告が決まる

Instagram広告の費用の決定方法を理解するために、まずはInstagram広告が配信される仕組みから知っておくことが重要です。

Instagram広告では、どの広告が表示されるかが広告オークションによって決定します。あるユーザーに広告を表示できる機会が生じると、そのユーザーをターゲットとして含んでいる広告主同士が競い合い、ユーザーと広告主の両方にとって価値の高い広告が選ばれます。

オークション結果が決まる要素

Facebookのプラットフォームでは、価値の高い広告を以下の要素から判断しています。

  • 入札価格:広告主がその広告を表示させるために支払う意思のある金額
  • 推定アクション率:ユーザーがその広告に反応したり、その広告を経由してコンバージョンに至ったりする可能性を示す推計値
  • 広告品質:広告を表示または非表示にしたユーザーからのフィードバックや「低品質とみなされる広告の特徴」の要素などをもとに判断された品質の指標

そもそも広告オークションに勝利して広告を表示できなければ、コンバージョンが生まれず成果に繋がらないので、これらの3つの要素を考慮して広告を作成しましょう。

Instagram広告の3つの課金対象

Instagram広告には「CPM課金」「CPC課金」「ThruPlay」の3つの課金対象があり、対象となるイベントが発生すると料金が発生する仕組みとなっています。キャンペーンの設定時に選択する「キャンペーンの目的」によって利用できる課金対象は異なります。

Instagram広告の各配信面では以下のキャンペーンの目的が選択できます。

目的内容フィードストーリーズ発見IGTV
ブランドの認知度アップブランドや商品の認知度を高めるため、広告を記憶す可能性の高いユーザーへ広告を表示
リーチ予算内でターゲットオーディエンスのできるだけ多くのユーザーに広告を表示
トラフィックユーザーがWebサイトやアプリなど任意のURLにアクセスするよう誘導
エンゲージメントいいね!やコメント、クーポンの利用などエンゲージメントする可能性の高いユーザーに広告を表示
アプリのインストールユーザーをApp StoreやGoogle Playストアに直接誘導
動画の再生数アップ動画の内容に関心が高く、長く視聴する可能性が高いユーザーに広告を表示
リード獲得広告主のビジネスに関心の高いユーザーにニュースレター登録などを促して連絡先を取得
メッセージMessengerで潜在顧客や既存の顧客とコミュニケーションを取り関心を高める
コンバージョンWebサイト、アプリ、Messenger上で商品購入などの特定のアクションを促す
カタログ販売カタログを掲載し、ユーザーごとに適切な商品を自動で宣伝
来店数の増加実店舗への来店と商品購入を促す

参照:Facebook for Business|ビジネスヘルプセンター『Instagram広告の目的』

ただし、初めてInstagram広告を配信する場合は、そのアカウントの信頼性を判断する目的から、CPM課金しか利用できないので注意してください。

CPM課金

CPM(Cost Per Mille)課金はインプレッション課金とも呼ばれ、広告が表示されるごとに料金が発生する仕組みです。Facebookの広告配信システムでは、基本的にCPM課金が利用されます。

効率良く広告を表示させるよう最適化されるため、リーチを増やして認知度をアップさせたい場合に特に効果的です。

CPC課金

CPC(Cost Per Click)課金はクリック課金とも呼ばれ、広告がクリックされると料金が発生する仕組みです。どれだけ広告が表示されても、クリックされるまでは課金対象になりません。

広告をクリックしてくれる可能性の高いユーザーに配信されるため、潜在顧客にアプローチして商品購入に繋げたい場合に効果的です。

ThruPlay

ThruPlayは動画広告が15秒以上視聴された場合、または15秒未満の動画の場合は最後まで視聴された場合に料金が発生する仕組みです。

動画の再生回数を増やし、認知度アップに繋げたい場合に効果的です。

参照:Facebook for Business|ビジネスヘルプセンター『ThruPlay』

Instagram広告の費用の決定方法

Instagram広告では広告主が事前に予算を設定し、その予算内で最大限のパフォーマンスが得られるよう広告が最適化されます。予算を超える金額が請求されることはありません。

最終的に支払う料金は、「合計消化金額」または「獲得した各結果の単価」により決定します。

合計消化金額

合計消化金額は予算の設定によってコントロールします。予算はキャンペーンまたは広告セット単位で設定でき、予算が大きいほど多くのユーザーにリーチできます。

キャンペーン・広告セットのどちらで予算を設定した場合でも、1日の予算か通算予算かを選択します。1日の予算は掲載期間中に1日あたりで消費したい平均金額、通算予算は掲載期間全体で支払うことのできる上限金額を示します。

また、消化金額の調整方法として、アカウントの上限予算・キャンペーンの上限予算の設定も可能です。上限予算を設定することで、想定以上の高額の請求が発生することを防ぎます。

以下では、キャンペーン予算と広告セット予算についてそれぞれ詳しくご説明します。

キャンペーン予算

キャンペーン予算設定

キャンペーンの設定時に「キャンペーン予算の最適化」をオンにすると、キャンペーン全体の予算を設定できます。キャンペーン内で最小のコストで最大のパフォーマンスが得られるよう最適化されるため、成果の高い広告セットがリアルタイムに判断されて多くの予算が配分されます。

初めてInstagram広告を配信する、Instagram広告の管理に工数をかけられないなど、手動での予算のコントロールを減らしたい場合に利用すると良いでしょう。

広告セット予算

広告セット予算設定

個々の広告セットに予算を設定することでより詳細に配信をコントロールします。

広告セットごとにオーディエンスサイズが異なるなど、広告セット内の要素に大きく違いがある場合は、広告セット予算を設定することでキャンペーン全体の広告配信をコントロールしやすくなります。

参照:Facebook for Business|ビジネスヘルプセンター『予算について』

結果の単価

結果の単価は入札戦略によってコントロールします。入札戦略では、ブランドの認知度アップや商品の購入など、広告の目的を達成するためにどのように予算を利用して入札を行うかを決定します。「消化金額に基づく入札」「目標に基づく入札」「手動入札」の大きく3カテゴリ、全部で5種類に分けられ、キャンペーンの目的によって選択できる入札戦略は異なります。

入札タイプ入札戦略特徴利用シーンFacebookビジネスヘルプセンター
消化金額に基づく入札最小単価予算を消化しつつ、最大限の成果が得られるよう最適化

注意点:CPAは厳密にコントロールされないため、オークションの競争度により変動する可能性あり

・単価を気にせず最大の成果を獲得したい場合
・CPAや費用対効果の目標が明確に定められていない場合
『最小単価について』
バリュー最大化予算を消化しつつ、最も価値の高い(購入金額の高い)広告に重点を置き、広告費用対効果(ROAS)を最大化

注意点:
・CPAが高騰する可能性がある
・コンバージョンイベントをトラッキングするピクセルまたはSDKの設定が必要

・商品ごとに販売価格が異なる場合
・コンバージョン数だけでなくコンバージョン値も重視したい場合
・購入金額を高めたい場合
『バリュー最大化について』
目標に基づく入札平均目標達成単価上限目標とする購入単価を平均目標達成単価上限として定めることで、その金額を超えないようにしながら成果を最大化

注意点:
・情報収集期間が他の入札戦略より長くなる可能性がある
・単価上限が低すぎると配信ボリュームが著しく小さくなる可能性がある

・CPAの目標が明確な場合
・コンバージョン数よりもCPAを重視したい場合
『平均目標達成単価上限について』
最小ROAS (広告費用対効果)設定した広告費用対効果(ROAS)以上の成果を得られるよう調整される

注意点:
・設定したROAS値は必ずしも保証されるものではない
・ROAS値を高く設定しすぎると配信ボリュームが減り、予算を消化しきれない可能性がある
・コンバージョンイベントをトラッキングするピクセルまたはSDKの設定が必要

・商品ごとに販売価格が異なる場合
・費用対効果の目標が明確な場合
・購入金額を高めるために詳細に管理したい場合
『最小ROASについて』
手動入札入札価格上限Facebookによる動的な入札調整ではなく、すべてのオークションにわたって広告主が手動で入札価格上限を設定する

注意点:
・CPAはコントロールされないため、頻繁に入札価格の変更が必要
・配信ボリュームが制限されるため、機会損失が発生しやすい

・オークションで入札できる金額をコントロールしたい場合『入札価格上限について』

参照:Facebook for Business|ビジネスヘルプセンター『入札戦略について』

Instagram広告の支払い方法

Instagram広告の支払い方法を設定するには、プロフィールの「設定」から「ビジネス」を選択し、「広告の支払い」から「支払い方法」に入ります。以下の支払い方法を利用できます。

  • Facebook広告アカウント:FacebookページとInstagramビジネスアカウントをリンクしている場合、Facebook広告アカウントから支払いをすることができます。Facebook広告アカウントでは、次の3つの支払い方法から選択できます。
    • American Express・JCB・Mastercard・Visaのクレジットカードまたはクレジット機能付きデビットカード
    • PayPal
    • オンライン銀行振込(手動決済)
  • クレジットカードまたはデビットカード:広告設定の最後にカード情報を追加することで、支払い情報として保存されます。
  • PayPal:InstagramアプリからPayPalにログインして支払うことができます。

参照:Instagramヘルプセンター『Instagramアプリから広告料金を支払う』

費用対効果を高めるコツは5つある

Instagram広告の料金が決定する仕組みを解説してきましたが、実際に予算や入札戦略を設定するとなると何を基準に設定すればよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。そこで、予算や入札戦略を決める際におさえておきたい、費用対効果を上げるための考え方のコツをご紹介します。

オーディエンスサイズを考慮する

設定したターゲティングのオーディエンスサイズが小さいほど単価は高く、逆に大きいほど単価は低くなります。単価が高いと配信量が減ってしまうので、そもそもユーザーに広告を見てもらえなくなってしまいます。一方で単価が低いと配信量は担保できますが、関連性の低いユーザーにも配信されてしまう可能性があり、予算を無駄遣いすることに繋がります。
オーディエンスサイズと予算のバランスはしっかり考慮しておきましょう。

ターゲットと訴求内容の関連性を考慮する

広告オークションでは「入札価格」「推定アクション率」「広告品質」の3つの観点から価値の高い広告が判断されますが、「推定アクション率」と「広告品質」をもとに「広告の関連度」も測定されます。ターゲットオーディエンスと広告の内容の関連性が高いほど、少ない費用で大きなパフォーマンスを得られることが分かっているので、適切なターゲティングを設定できているか見直してみてください。

広告の関連度は、Facebook広告マネージャから確認することができます。管理画面の右上から「列」をクリックして「列をカスタマイズ」を選択すると、列に加える指標をカスタマイズできます。広告関連度を測る指標として「品質ランキング」「エンゲージメント率ランキング」「コンバージョン率ランキング」を確認できます。

広告関連度診断の確認方法

また、広告の配信目的やユーザーのInstagram利用動向に応じてフォーマット・配信面を使い分けるとさらに効果を高めることができます。例えば、新商品の認知を広げたい場合はリアルタイム性の高いストーリーズ、商品購入を促したい場合は時間をかけて閲覧される可能性の高いフィードを利用すると良いでしょう。

目的に応じた予算設定をする

認知拡大を目的とする場合、より多くのユーザーにリーチできるよう配信量を確保するためには大きな予算が必要です。一方コンバージョン数の最大化を目的とする場合、リーチが多くなくても関連性の高いターゲット層に配信できれば、低予算でも成果を期待できます。目的を明確にした上で、その目的の達成を見込めるだけの十分な予算を設定することが重要です。

Facebookの広告配信システムでは、広告主の広告と関連性の高い最適なユーザーを見つけるために、予算は5ドル以上、期間は6日以上で開始することが推奨されています。(参照:Facebook for Business|ビジネスヘルプセンター『Instagram広告の予算を設定する』

配信前にシミュレーションする

Instagram広告では、広告セット内のターゲティングを設定すると、オーディエンスサイズやリーチ数、アクション数の推定値をシミュレーションすることができます。

配信シミュレーション

設定する予算によって結果の推定値は変わるので、1ユーザーの獲得もしくは1アクションの獲得にどれだけの費用が必要かを試算しておくとよいでしょう。ある程度の獲得単価を把握したら、そこに目標とする獲得数をかけ合わせることで適切な予算を割り出すことができます。

スピーディにクリエイティブを変更する

Instagramはビジュアル要素の強い媒体なので、広告においてもクリエイティブが非常に重要です。配信を行う中で成果の低いクリエイティブがあればすぐに削除したり、変更したりできる体制を整えておきましょう。予算や入札価格の調整ももちろん重要ですが、効果測定を行ってスピーディにクリエイティブを入れ替えることも費用対効果の向上に繋がります。

コツを掴んで費用対効果を高めよう

Instagram広告は自由に予算設定ができ、目的に応じて入札戦略を選択できるので、少額でも大きなパフォーマンスを期待できます。コツを掴んで適切な予算設定をし、PDCAを回しながら費用対効果を高めていきましょう。

Instagramコンサルティングサービスのご紹介┃株式会社フルスピード

株式会社フルスピードのInstagramコンサルティングサービス/広告運用代行サービス
↑株式会社フルスピードのInstagramコンサルティング・広告運用代行サービス

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~ブランディングに繋がる!Instagram広告活用方法と成功事例~
ブランディングに繋がる!Instagram広告活用方法と成功事例

この記事を書いた人
松崎 明日香

松崎 明日香

マーケティング部

2020年に新卒入社後、オウンドメディア『GrowthSeed』の運営/ライティングを中心に、メルマガ運用、広告運用など自社のマーケティング業務に幅広く携わる。お問い合わせ数・売上アップを目標に日々奮闘中。趣味は喫茶店・カレー屋巡り。

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