Instagramを企業で活用しよう!成果を出す10のポイントと成功事例
Instagramビジネスアカウントの作り方!企業での運用ポイントも
公開日:2019年07月31日
最終更新日:2024年05月29日
当記事ではInstagramのアカウントをビジネスアカウントに切り替える方法を紹介します。ビジネスアカウント切り替えると「Instagramアプリ内で設定できる表示物」や「Instagram内でのユーザー反応が確認できるインサイト機能」を利用できるため、企業アカウントにおすすめです。
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目次
Instagramビジネスアカウントとは?
Instagramのビジネスアカウントは、企業や経営者・インスタグラマーに役立つツールが導入されたビジネス向けのアカウントです。個人アカウントでは友達やフォロワーとの交流が主な目的ですが、ビジネスアカウントではフォロワーとの交流もある中での、集客やPRが目的となります。
以前はFacebookページがなければInstagramビジネスアカウントを開設できませんでしたが、2018年10月以降はFacebookページを持たなくてもInstagramをビジネスアカウントに変更できるようになりました。個人プロフィールをビジネスアカウントに切り替えることで、誰でも簡単にビジネスアカウントを利用できます。
ビジネスアカウントのメリット・できること
- 営業時間や住所、連絡先などを掲載できる
- 「席を予約する」「電話する」などのアクションボタンを追加できる
- ショッピング機能を利用できる
- インサイト機能を使ってフォロワーや投稿の分析ができる
- 投稿を広告として出稿できる
ビジネス目的でInstagramアカウントを利用する際に欲しい機能がビジネスアカウントに詰まっています。特にInstagramアプリ内から外部WEBサイトに遷移させることなく接触機会を作れるCTRボタンやショッピング機能は魅力的です。
ビジネスアカウントのデメリット
- 「非公開アカウント」にすることができない
- 連携できるFacebookアカウントが1つだけ
上記2点がデメリットですが、必要以上に身構えるほどの内容ではありません。むしろビジネスアカウントに切り替えて受け取ることができるメリットを前向きに検討することをお勧めします。
ではここからInstagramのビジネスアカウントの開設方法、効果的なプロフィール設定のコツ、インサイトの見方を徹底解説します!
Instagramビジネスアカウントを開設してみよう!
まずはInstagramアプリからログインして「設定」画面を開き、「プロアカウントに切り替える」を選択します。
「プロアカウントに切り替える」を押すとこのような画面が出ますので、当てはまるカテゴリを選択して「次へ」を押します。
次に「クリエイター」か「ビジネス」を問われる画面が表示されるので、「ビジネス」を選択しましょう。ちなみに「クリエイター」アカウントは著名人や芸能人、インフルエンサー向けの機能です。クリエイターアカウントでは、DMの受信ボックスをプライベート用とビジネス用の2種類持つことができたり、プロフィールに表示できるアクションボタンが限られていたりと、ビジネスアカウントと少々機能が異なります。
次に、プロフィールに公開する連絡先情報を設定します。ビジネスのメールアドレス・住所・電話番号の入力画面が表示されますが、入力せず情報を非公開にすることも可能です。
続いて、「Facebookアカウントにリンク」という画面が表示されます。InstagramアカウントとFacabookページをリンクさせることで、広告配信などビジネス関連の機能を利用しやすくなりますが、設定せずに「スキップ」することも可能です。
これでビジネスアカウントの開設は完了です。プロフィールに「広告ツール」「インサイト」などビジネスアカウントでしか利用できない機能のボタンが表示されます。
ビジネスアカウントにおけるプロフィール設定のコツ
プロフィールの設定は、フォロワーを増やすためにも、ユーザーと良質なコミュニケーションをとるためにも非常に重要になります。
プロフィールとして設定できるのは、「名前」「ユーザーネーム」「ウェブサイト」「自己紹介」「プロフィール画像」の5項目です。
その役割と設定すべき内容をチェックしていきましょう。
名前:覚えて欲しい正式名称を設定する
氏名や企業名、ブランド名です。英数字と一部の記号しか使えないユーザーネームとは違って日本語も使用できるので、正式な名称を設定します。企業アカウントは名前か自己紹介に「公式」であることを明記しておくようにしましょう。
ユーザーから企業の公式アカウントだと認識されやすくなります。キャンペーンなどのイベントの時だけに使うアカウントの場合は「〇〇キャンペーン」のように目的がわかる名前にすると良いでしょう。
ユーザーネーム:覚えやすい文字列にする
いわゆるアカウント名。ルールは以下の通りです。
- 半角英数字、アンダーライン、ピリオドのみ利用可能。
- ピリオドはユーザーネームの先頭につけることは不可。
- 既に他のInstagramアカウントで使用されているユーザーネームは登録できません。
一般にはユーザーネームでアカウントが認知され、キャプションやコメントで「@〇〇〇」のように先頭に付けられることが多いので、入力しやすいものが望ましいです。
ウェブサイト:ユーザーを誘導したいURLを入力する
サイトのURLを1つ設定できます。
Instagramで唯一の外部サイトへのリンクを貼れる場所となります。ブランドの公式サイトやECサイトなど、コンバージョンに繋がるURLを設定しましょう。
自己紹介:ユーザーの関心をつかむ内容を書く
企業やブランドの説明文を入力します。150文字の制限があるので、簡潔にかつターゲットの関心をつかむ内容を入れ込みましょう。
例えば、日々どんな投稿をしていくアカウントなのかを書いてあげると親切です。
ユーザーはどのような写真が期待できるのかがわかり、フォローするかどうかの指標となりやすくなります。
プロフィール画像:アカウントの“顔”となる画像を設定
投稿の左上に毎回表示される画像です。企業のロゴや公式キャラクターなど、一目見て認知してもらえるような画像が好ましいです。
Instagramでメインアカウントと複数にサブアカウントを作るメリット
企業が運営するInstagramのビジネスアカウントでは、メインアカウントとサブアカウントを使い分けて運用するケースをよく目にします。
ブランドやカテゴリ毎にInstagramアカウントを使い分ければ、投稿の統一性、一貫性を保つことができ、より明確なブランディングができたり、フォロワー(ターゲット)に分析がしやすくなったりします。
Instagramのアカウントはサブアカウントとメインアカウントも含め、計5つまでを作成でき、アカウント同士を紐づけすることが可能です。
さらに、紐づけされているため、複数のアカウントにフィード投稿を一斉投稿することも可能です。
また、サブアカウントの作り方に関してはTikTokやInstagramを始めとしたSNSのノウハウを発信している情報メディア「Marke Insight」の「インスタアカウントは何個まで作れる?6つ目を追加する方法は?」で解説しております。
「Marke Insight」では基本的なSNSの利用方法から、伸ばすための施策など具体例を混ぜながら紹介しています。
企業におけるInstagram運用の7つのポイント
ビジネスアカウントの作成が完了したら、コツをつかんで運用していきましょう。ここでは、7つの運用ポイントをご紹介します。
Instagramの企業活用のポイントは、こちらの記事でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。
目的とKPI、ターゲットを事前に明確化する
認知を拡大したいのか、売上を上げたいのかという目的によって具体的なKPI指標は大きく変わるので、事前に決定しておく必要があります。KPIとしては「フォロワー数」「エンゲージメント率」「ウェブサイトクリック数」などを設定するとよいでしょう。また、性別や世代、趣味などしっかりターゲット設定をすることで、どんな層にどんなアプローチをするかの方向性が明確になります。
当記事で説明しました通り、Instagramのビジネスアカウントに切り替えるとインサイト機能が利用できるようになります。Instagram運用におけるKPI設定をインサイト機能で確認できる指標から設定する方法もまとめていますのでご利用ください。
プロフィールを分かりやすく記載する
プロフィール欄に訪れたユーザーに「どんな企業なのか」「どんな投稿をしていくアカウントなのか」を分かりやすく伝えることで、フォローに繋がる可能性が高くなります。アカウント名、ユーザーネーム、プロフィール画像、自己紹介文、URL、ハイライトをしっかりと設定しておきましょう。
世界観・テーマを重視した投稿をする
Instagramでは、投稿の世界観が重視されています。統一感のある投稿で、ユーザーの興味関心を引きつけましょう。ユーザーのニーズにあった投稿が多いとフォローに繋がるので、最初に決定したアカウントの方向性に従って、全体を見て統一感のあるアカウント運用をしていきましょう。
ハッシュタグを活用する
ハッシュタグを付けるとリーチが広がり、Instagram上で情報を探しているユーザーにアプローチしやすくなります。日本のユーザーは特に多くハッシュタグ検索を利用しており、他国に比べ5倍多くハッシュタグ検索を行っているというデータもあります。(参照:Instagram公式ブログ『好きと欲しいをつくるInstagram』)
ハッシュタグは30個まで付けられるので、投稿の際は必ずハッシュタグを付けましょう。また、会社名・商品名のハッシュタグやオリジナルハッシュタグを作成して投稿するのも効果的です。
UGCを活用する
UGCとは「User Generated Content(ユーザー生成コンテンツ)」のことです。企業アカウントでのUGCの活用は、信頼性や親近感が生まれる、ユーザー目線の新しいアイデアが生まれる、コストが安いといったメリットがあります。
UGC投稿をすると、そのユーザーがリポストすることでフォロワーにも知ってもらえたり、その投稿を見た人がさらにUGCを創出したりすることが期待できます。
Instagram広告を活用する
ビジネスアカウントへの切り替えると、過去の投稿を広告として簡単に出稿することができます。
プロフィール画面の「広告ツール」もしくは投稿画面の「投稿を宣伝」ボタンから広告を作成します。
過去の投稿の中からクリエイティブとして利用したい投稿を選択し、画面の指示に従って広告の目的、オーディエンス、予算、掲載期間などの条件を設定しましょう。
Instagram広告の基礎知識について、より詳しく知りたい方はこちらの記事でご確認ください。
インサイトを使って分析・改善する
ビジネスアカウントには、ユーザーからの反響を分析できるインサイト機能が導入されています。
インサイト機能では、タイムラインに投稿した写真や動画、ストーリーズへのアクセス数やいいね数、プロフィールページへのアクセス数やURLへのアクセス数などが数値化され、今後の運用に役立つ分析が可能です。
<「インサイト機能」で確認できるデータ>
- 発見:フォロワー外の割合(この投稿を見たフォロワーではないアカウント率)
- フォロー:投稿経由でフォローしたアカウント数
- リーチ:投稿を見たユニークアカウント数
- インプレッション数:すべての投稿が閲覧された合計回数
- ホーム:タイムラインで表示された回数
- プロフィール:ID検索など直接ページに飛んでから表示された回数
- ハッシュタグ:ハッシュタグ検索で表示された回数
- その他:上記3つが表示された上でのそれ以外の項目の合計数
- ウェブサイトクリック:ビジネスプロフィールに登録されたウェブサイトのリンクをクリックしたアカウント数
- 性別:フォロワーの性別の割合
- 年齢層:フォロワーの年齢構成の割合(すべて/男性/女性)
- 場所:フォロワーの住んでいる地域の割合(市区町村/国)
- フォロワーアクティビティ:利用時間帯、曜日
- インプレッション:投稿が閲覧された合計回数
- リーチ:ストーリーズをを見たユニークアカウントの数
- 次:次へのタップ数
- 前:前へのタップ数
- ストーリーズからの移動:ユーザーがストーリーズを最後まで見ずに、離脱した数
ビジネスアカウントで効率的にInstgagramを運用しよう
Instagramのビジネスアカウントに切り替えることで、PCを開かずともスマートフォンアプリから手軽にデータ分析や、広告配信、ブランディングを行うことが可能です。
また、手軽に個人アカウントからビジネスアカウントへ切り替えできるのもInstagramならではの特徴と言えるでしょう。
Instagramをビジネスアカウントに移行するメリットは非常に大きいので、既存のInstagramアカウントをまだビジネスアカウントに切り替えていない企業は、ビジネスアカウントに変更してみてはいかがでしょうか?
Instagram運用のポイント解説はこちら
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