2016年08月22日
サイトマップとは検索エンジンに向けてサイト全体を巡回しやすくするためのツールです。 作成することによりクローリングを円滑にすすめることができます。
目次
サイトマップには2種類存在します。 1つがhtmlのサイトマップ、もう一つがxmlのサイトマップです。どちらも絶対になくてはいけないようなものではなく、あくまでクローラーのインデックスを促進する意味合いで使用します。 順を追って確認してみましょう。
htmlサイトマップはhtmlにサイト内のリンクを掲載して作成するものです。 当サイトのhtmlサイトマップは次のようなものです。
https://growthseed.jp/sitemap/
サイト内の主要ページのリンクを掲載し、1つのhtmlページにまとめます。
上記例で言うと「SEO専門記事」「SEO用語集」「SEOツール」などの大きなカテゴリ、「SEO専門記事」の中の「検索エンジン全般」「SEO関連研究」や「SEOツール」の中の「順位変動モニタリングツール」「順位変動キーワード」などの中カテゴリに分類してサイトマップを作成しています。 検索エンジンがこのサイトマップページを遷移することによりサイト内の主要なページを辿りやすくなります。 またユーザーがこのページを見ることで自分の探しているページがどこにあるのかを探すヒントになります。
xmlサイトマップはxml(Extensible Markup Language)形式で記載されたサイトマップです。htmlのサイトマップと異なり、ユーザー向けではなくクローラー向けのものになります。 当サイトのxmlサイトマップは次のようなものです。
https://growthseed.jp/sitemap.xml
ユーザーが見ても何のことだかわからないですね。 xmlサイトマップはあくまで検索エンジンがサイト内のURLを探しだすためのヒントとするものです。htmlのサイトマップと異なり、クローラー向けなのでカテゴリの大小に関わらずサイト全体のURLを記述して検索エンジンにURL情報を送信することが多いです。
ただし現在の検索エンジンは精度が高くなってきておりsitemap.xmlを送信しなくても、サイト内の内部リンクが適切に設定されていればほとんどのケースでURLを認識します。サイトの規模が大きく末端のURLまでクローラーがたどりにくいような場合や、新規サイト等のクローラーの訪問頻度が少ないような場合、クローラーがきちんと来ていない時などの補助的なツールとして考えるといいでしょう。
次にxmlサイトマップの作成から送信までの手順を説明します。 もっともシンプルなxmlサイトマップのパターンがURLのみを送信する次のような形式のものです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9"> <url> <loc>http://www.example.com/</loc> </url> </urlset>
上記は「http://www.example.com/」というURLのみをクローラーに教えています。 <?xml〜</urlset>までの形式は定形で、中央の<url><loc>〜</loc></url>の間にクローラーに知らせたいURLを記述します。
「http://www.example.com/」に加え「hogehoge.html」というURLも付け加えてサイトマップに記述する場合、次のようになります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9"> <url> <loc>http://www.example.com/</loc> </url> <url> <loc>http://www.example.com/hogehoge.html</loc> </url> </urlset>
<url><loc>〜</loc></url>の間に追加するURLを(httpから始まる完全なURLで)記述するだけです。 これをサイト内のURL分記述すればsitemap.xmlの作成が完了します。
ただしこれを手作業で行っていくのは非常に面倒なので、第三者ツールでサイトマップを自動生成するツールを確認してみてください。
※lastmod(最終更新日)、changefreq(ページの更新頻度)、priority(ページの優先度)などの補助的記述もsitemap.xmlにはありますが、省略可能なものでランキングに影響しないということ、Googleのサイトマップのヘルプからも項目として削除されていることからここでは割愛します。
※大規模サイトの場合、Googleの公式ヘルプで「サイトマップファイルで指定するURLは50,000個以下、ファイルサイズは圧縮されていない状態で10MB以下にする必要があります」とあるのでURL数とファイルサイズについてはご注意ください。
sitemap.xmlを作成したら次はウェブ上にアップロードをして、アクセスできる状態にあるかを確認します。 (当サイトで言うとhttps://growthseed.jp/sitemap.xmlのようにアクセスできる状態にあるかを確認する)
きちんとアップロードが確認できたら、次は検索エンジン側にsitemap.xmlの存在を知らせます。
サーチコンソール(旧称「ウェブマスターツール」)に登録を行い、サーチコンソールの管理画面から「クロール>サイトマップ」の項目に進み「サイトマップの追加/テスト」をクリックします。
ここにxmlサイトマップのURL(当サイトであればsitemap.xml)を入力し、「送信」を押せば完了です。 Google側で作成したxmlサイトマップを参照してくれるようになります。
サイト内のURLの追加や削除を行った際などサイト内のURL変更を行った際には、こまめにxmlサイトマップのメンテナンスをするのを忘れないようにしましょう。
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