1. HOME
  2. すべての記事一覧
  3. SEO
  4. ダイバーシティアップデートとは? 概要・特徴や背景と対策を紹介

ダイバーシティアップデートとは? 概要・特徴や背景と対策を紹介

公開日:2019年10月02日

最終更新日:2024年02月27日

  • twitter
  • facebook
  • はてB!

diversity-update

ダイバーシティアップデートとは、Googleの検索結果に同一ドメインから複数ページが表示されるのを抑えるためのアップデート(仕様変更)です。ではダイバーシティアップデートによって、どのような影響があり、それに対してサイト運営者はどのような対策ができるでしょうか。この記事では、ダイバーシティアップデートの概要や導入の背景、対策について解説します。

株式会社フルスピードのSEOコンサルティングサービスのご紹介(資料DLページ)
株式会社フルスピードのSEOコンサルティングサービス(株式会社フルスピードはAhrefs社のオフィシャルパートナーです)

ダイバーシティアップデートとは

ダイバーシティアップデートとは何なのか?その概要と、当アップデートが必要になった背景について説明します。

1-1. ダイバーシティアップデートの概要

ダイバーシティアップデートは、正確には「ドメインダイバーシティアップデート」といいます。このアップデート(仕様変更)では、Googleの検索結果に、同一のドメインから複数ページが表示されることを抑えるように検索アルゴリズムが変更されています。

最新のアップデートは2019年6月4日に実施され、同一ドメインが検索結果に2つ以上表示されないようになりました。

同一ドメインの定義ですが、Googleではルートドメインを一つの単位とみなします。
ドメインにはルートドメインとサブドメインがあります。「ルート(root)」には「根っこ」の意味があることからもわかるように、ルートドメインはそのドメインの根本の名前を指します。サブドメインはルートドメインにもう一つ名前をつけることで、ドメインを用途別に分けて使えるようにするものです。

  • (ルートドメイン)example.com
  • (サブドメイン)sub.example.com

よって、サブドメインが複数あっても、同じルートドメインなら同一ドメインとみなされ、全部で2つまでしか表示されません。

なお、検索キーワードと関連性が高いと判断した場合には同じドメインでも2つ以上表示される場合があるとのことで。

1-2.ダイバーシティアップデートの背景

Googleの検索結果は過去に、同じドメインのページでもGoogleによる評価が高ければ、いくつでも表示される仕様だったことがありました。そのため、検索キーワードによっては、検索結果上位に同じドメインの異なるページが表示されることが度々ありました。これでは検索結果から得られる情報に偏りが生じてしまいます。色々な情報ソースを求めるユーザーは多くの検索結果から同じドメインのものを取り除かなければならず、Googleに改善を希望するユーザーも存在し たようです。

1ページ目こそ同一ドメインからの表示を制限することはこれまでもありましたが、2013年5月に最初のダイバーシティアップデートが実施され、2ページ目以降にも制限がかかるようになっています。

この変更により、検索結果の偏りが排除され、検索結果から様々な情報ソースを探しやすくなり、Google検索で得られる情報の多様性が保証されるようになりました。Googleはその後も検索アルコリズムの更新に合わせてダイバーシティアップデートを行なっています。特に大きなものは、2013年5月の最初のアップデートと、2019年6月に行なわれた最新のアップデートです。

ダイバーシティアップデートへの対策はあるのか?

Webサイトの管理者はダイバーシティアップデート対策を行なう必要はあるのでしょうか?

2-1.複数ページを上位表示させる対策は?

少なくとも同一ドメインの内の2つは検索結果に表示される可能性があるとも言えますが、上位表示のアルゴリズム自体はダイバーシティアップデートとは関係なく、通常のSEOを意識し、あるキーワードで2ページ上位表示できる可能性があれば、それらのページに対策をするということになります。あるキーワードに強いサイトだからと欲張って、同じテーマのコンテンツを3つも4つも作成するのは得策ではないとはいえるでしょう。

2-2.ダイバーシティアップデートへの対策は?

同じようなテーマで複数ページ作成している場合は、類似コンテンツを統合するのは一つの方法です。ダイバーシティアップデートの影響もあり、それらが同じキーワードで上位表示される可能性は低いからです。
そして、複数の情報を集約することで、より情報密度が上がり網羅する情報も増えるので、従来より上位にランクインする可能性があります。

アップデートの概要を理解してユーザビリティ対策をしよう

ダイバーシティアップデートは、同一ドメインからのページが多く表示される事態を避けるための仕様で、ページの評価方法が変わるアップデートではありません。
同じキーワードでの多数ページ上位表示を狙っても意味がないことになるので、類似テーマのコンテンツがばらついて存在していたら統合するなど、コンテンツごとのテーマ、役割を明確にし、1ページの価値を高めるようにしましょう。

関連記事┃最新Googleコアアップデート情報と過去歴史まとめ記事のご紹介


↑【関連記事】Googleコアアップデートとは?最新アップデート情報と過去の歴史

上記URLではGoogleコアアップデートの最新情報と過去情報を網羅的に解説しています。当記事でご紹介したダイバーシティアップデート以外にもさまざまなGoogleアップデートが実施されています。ぜひこの機会に目を通してみてください。

株式会社フルスピードのSEOコンサルティングサービスのご紹介

株式会社フルスピードのSEOコンサルティングサービスのご紹介(資料DLページ)
株式会社フルスピードのSEOコンサルティングサービス(株式会社フルスピードはAhrefs社のオフィシャルパートナーです)

株式会社フルスピードはSEOコンサルティングサービスをご提供しています。株式会社フルスピードは2001年の創業から5,500社以上ものSEOコンサルティング実績を積み上げてまいりました。

株式会社フルスピードは世界で60万人が導入する最高水準のSEO分析ツールAhrefsのオフィシャルパートナーでもあり、これまで培ってきたSEOノウハウとAhrefsのサイト分析力を活かしたSEOコンサルティングサービスをご提供することが可能です。SEOコンサルティングサービスの詳細に関しましては上記バナーをクリックしてご確認くださいませ。お気軽にご相談ください。

【無料DL】「SEO内部対策チェックシート」を無料ダウンロードするSEO内部対策チェックシート(お役立ち資料)

この記事を書いた人
GrowthSeed編集部

GrowthSeed編集部

株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。

記事の関連タグ
資料ダウンロード            
SEOの人気記事
           
SEOの新着記事
関連タグから記事を探す
       

Webマーケティングに関する
資料請求・ご依頼はこちら