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クローラビリティとは? SEO対策に有効な理由と向上方法も解説!

公開日:2023年03月30日

最終更新日:2024年12月25日

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クローラビリティとは? SEO対策に有効な理由と向上方法

SEO対策について興味をもっているなら、一度は「クローラビリティ」という言葉を聞いた事はあるのではないでしょうか。クローラビリティは、検索結果で上位表示を狙う、つまりSEOのためには必要なことになります。

今回は、クローラビリティとは何か、クローラビリティ向上が必要な理由について紹介をします。

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クローラビリティとは?

クローラビリティとは、検索エンジンのクローラー(情報を探すロボット)が、ページを見つけやすいか、コンテンツの内容の理解がしやすいかを意味するSEOで使われる単語の一つです。

まず、検索エンジンにサイトが掲載されるには、検索エンジンのロボットにサイトやページを見つけてもらい、認識してもらう必要があります。世界中にあるWebサイト上のテキストや画像、動画等を這うことからそのロボットが「クローラー」と呼ばれており、その工程を「クロール」といいます。

クローラビリティ向上が必要な理由

クローラーは、常にWeb上に存在するWebサイトを探して発見することを繰り返し行なっています。

クローラーに発見してもらい検索結果にインデックスされなければ、そもそも検索エンジンから評価をされることはありません。そのため、クローラーに自分のサイトを発見してもらえるかどうかはSEO対策において重要な要素の1つです。

Web上には無数のサイトとページがあるため、その全てを適切にクロ―ルすることは不可能であることも、GoogleのJohn Muller氏も述べています。その言葉の通り、Googleは、無数のURLをデータベースで全て保持することができないので、クローラーは対象サイトがクロールする価値があるか、価値はないかで判断しようとします。

もし、その際にクローラーがあなたのサイトのクロールすることができず、価値無しと判断されたクローラーにきちんと認識してもらうための対策を行っていく必要があります。

クローラーがWebサイトにきているか確認する方法

クローラビリティを改善するために、まず先に、サイト内にクローラーがきているかどうか、インデックスされているかどうかを確認しましょう。

サーチコンソール内の「URL検査」にて、調べたいページのURLを入力することで、Webページを最後に訪問した日(最新クロール日)を調べることができます。
URL検査の画面
もし、下記の画像のように、「URLがGoogleに登録されていません」とでてしまった場合には、インデックス登録ができていない事になります。その場合は右下にある「インデックス登録をリクエスト」をクリックしましょう。
URLがGoogleに登録されていませんの画面
さらに、サイトにどれくらいクローラーがきているかの全体感を把握することもできます。

  1. Googleサーチコンソールにログイン
  2. 左メニューにある設定をクリック
  3. 「クロールの統計情報」をクリック

クロールの統計情報の画面
これらの方法であなたのWebサイトがどれくらいクロールされたのかが数値で確認できます。もしこの数値が何もしていないのに、低くなっていたり、高くなっているようであれば、なにか原因が隠れているかもしれません。一度サイト内のページを確認することをおすすめします。

クローラビリティを向上させるためにできること

ここまでで、クローラビリティを向上することが大切なことがお分かりいただけたでしょうか。ここからは、クローラビリティを向上させるためにできることについて解説していきます。もし、自分のサイトで下記が出来ていない箇所があれば対応するようにしましょう。

Googleにクロールリクエストを送る

手っ取り早い方法は、Google SearchConsoleを使用して、Googleにクロールをリクエストすることです。ページを公開したり更新した後には、このクロールのリクエストを行うことで、SEOの良い効果が期待できます。

Googleにクロールをリクエストする方法は、XMLサイトマップを送信する方法と、URL検査ツールからリクエストする方法の2つがあります。

①XMLサイトマップを送信する方法

URL検査ツールとは、“Webページのインデックス登録をリクエストすることができる機能”であり、こちらも、サーチコンソールの機能の1つです。
サーチコンソール画面内のメニュー「URL検査」をクリックすることでインデックス登録をリクエストしたいWebページのURLを入力することでGoogleにインデックス登録をリクエストすることができます。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

②URL検査ツールからリクエストする方法

URL検査ツールとは、“Webページのインデックス登録をリクエストすることができる機能”であり、こちらも、サーチコンソールの機能の1つです。
サーチコンソール画面内のメニュー「URL検査」をクリックすることでインデックス登録をリクエストしたいWebページのURLを入力することでGoogleにインデックス登録をリクエストすることができます。

詳しくはこちらのページをご確認ください。

ページに内部リンクを設置する

Googleのクローラーは、サイト内のページに設置されている内部リンクをたどり、内部リンクがつながっているページをクロールしつつ、インデックスをします。

そのため、他のWebページから内部リンクが張られておらず、自社サイトのどこにも内部リンクの張られていないページの場合、そのページを認識することができません。また内部リンクが少なく上記で紹介したように、「重要度が低い」と判断されてしまった場合、クローラーの巡回頻度が下がり、ページを更新をしても、古い状態のままのページがインデックスされてしまう場合があります。

そのため、サイト内のページすべてが、内部リンクで繋がっているかどうかを確認するようにしましょう。

被リンクを獲得する

被リンクを獲得することは、クローラビリティを向上する方法として効果的です。

被リンクとは、別のドメインのサイトから、自社のサイトへのリンクのことを指します。先ほど内部リンクの項目で紹介したように、クローラーは、リンクをたどってページをクロールしインデックスする特性があるので、外部サイトにリンクを張られていると自社のサイトにもクローラーが来てもらいやすくなります。

さらに、外部からリンクされているサイトは、他社が推薦する良いサイトとして検索エンジンに認識されることから、評価が高くなりやすくなっています。現在はランキング要因としての影響は少ないものの以前のGoogleはこの外部リンクの数でサイトを評価している時代もありました。

しかし、低品質なコンテンツしかないサイトからのリンクばかりを獲得してしまった場合には、Googleからペナルティを受けるなど悪影響もあります。現在は被リンクの「数」ではなく、被リンクの「質」や「サイトテーマとの関連性」が重要視されているため、検索エンジンから評価される「良い被リンク」を得ることを意識してサイトを運営するようにしましょう。

パンくずリストを作成する

内部リンクの設置と近い物として、パンくずリストがあります。パンくずリストはサイト内に訪れたユーザが今どのページにいるかを視覚的にわかりやすくした誘導表示のことですが、これはクローラーにも有効で、パンくずリストがあることによってサイトの構造が明確化され、クローラーが内容を理解をすることができるようになります。

もしパンくずリストを設置していない場合には、設置するようにしましょう。
SEOに効果的な「パンくずリスト」の設置方法について詳しくはこちらのページをご確認ください。

重複ページをなくし、ページの正規化を行う

ページの正規化とは、URLの正規化とも呼ばれ、同じ内容のページがサイト内に複数ページ存在してしまう場合に、検索エンジンからの評価を集めたいページのURLを統一することを指します。

URLが正規化されていないことで生じるデメリットとして、URLが正規化されていないことによって、クローラーがサイトにある全てのページをクロールすることになりますが、内容が被っている不用意なページもクロールすることとなり、クローラビリティの低下に繋がってしまいます。

重複ページは、Googleからの評価が分散するなどのデメリットもありますので、必ず正規化をするようにしましょう。

ページをシンプルなURLにする

そもそもGoogleはシンプルなURL階層を推奨しています。例えば、下記のように階層が多く複雑化してしまうとクローラーにも発見されにくくなります。
URLの付け方
シンプルかつ、どのようなページなのかが分かりやすい場合は、URLが重視され、見つけてもらいやすくなります。もし、階層が深すぎたり、URLを見ただけではどのようなページなのかが分かりづらい作りになってしまっている場合には、リダイレクト処理をした上でページURLを変更することも検討してみましょう。

ファイルを最適化する

冒頭で述べたように、クローラーは、サイトを巡回する際にテキストや画像、動画などの情報を収集します。画像やCSS、JavaSriptなどのファイルが不必要にサイズが大きくなっているとクローラーの負荷がかかってしまい、サイト内の巡回するページが減ってしまう可能性があります。
また、ファイルサイズが大きいとページの表示速度にも影響しますが、ページの表示速度はランキング要因でもあります。放置しておくと、クローラビリティの低下だけではなく、順位が下がってしまう可能性があるため、不必要なソースコードや画像は、ファイルサイズや数を減らし表示速度の最適化を行っておきましょう。

クローラビリティを向上させる以外にもやった方がいいこと

今回は、クローラビリティを向上させる方法をご紹介させていただきました。せっかくサイトのコンテンツを作っても、クローラーに認識されなければ、検索順位は上がらないのです。そのため、新しいコンテンツを作ったら、クローラーが来ているか確認しましょう。さらに自身のWebサイトをSEOしたいので、あればクローラビリティ向上でだけでなくSEO内部対策をすることおすすめします。
例えば、SEOの内部対策する際の以下のポイントも確認すると良いです。

  • タイトルの中に上位化させたいキーワードが盛り込まれているか?
  • ディスクリプションの設定においてわかりやすい紹介文になっているか?
  • 構造化マークアップできる情報があるか?又は構造化マークアップを使っているか?

SEOをする上で確認した方がいいポイントはいくつかあります。
SEO内部対策について知りたい方はこちら

また、ご自身でSEO内部対策を行いたいようであれば、下記バナーからダウンロードできる内部対策チェックシートをご活用して頂けたらと思います。
内部対策チェックシートでは、計34項目のチェックポイントの確認方法から改善方法までまとまっています。きっと皆様の内部対策の作業にお役立ちできると思います。

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また、SEOタイムズ by GMOでは【最新版】おすすめのSEO会社一覧!特徴別にわけてご紹介します!という記事にておすすめのSEO会社をまとめて一覧化されておられます。

そもそもSEO対策の全般の施策について知りたい方は、株式会社ecloreのオウンドメディア「Rank-Quest」【2024年7月最新版】SEO対策とは?SEO対策の基本から具体的な施策手順や注意点を解説こちらもご覧頂けたらと思います。

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この記事を書いた人
鈴木 友希

鈴木 友希

13歳のときにWebサイトの仕組みに興味を持ち、Webサイトの運営を開始。その後、2015年にフルスピードへ入社し、コンテンツSEOディレクターとして従事。現在は、案件相談窓口の対応・セミナー登壇などSEOに関するPR業務を行っている。趣味は水族館に行ってエイの裏側の写真を撮ること。

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