【業界別】2024年企業のYouTubeチャンネル活用事例まとめ
2024年最新┃YouTubeアルゴリズム解説!再生回数を増やす方法!
- Youtube
公開日:2023年09月05日
最終更新日:2024年08月29日
●3種類のYoutubeアルゴリズムが分かる
●動画制作者がアルゴリズムを理解するメリットが分かる
●各YouTubeアルゴリズムの詳細が分かる
●YouTubeアルゴリズムの評価指標が分かる
当記事ではYouTubeアルゴリズムについて解説します。具体的には、動画視聴者のアクセス数が多い「ホーム画面」、「検索結果ページ」、「急上昇ページ」の各画面専用のYouTubeアルゴリズムについてご紹介します。当記事を読むことでYouTubeアルゴリズムを加味しながら動画制作することが可能となりますので、ぜひ最後までお読みください。
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目次
YouTubeのアルゴリズムとは
YouTube視聴者に最適な動画を表示するための根幹システム
YouTubeのアルゴリズムとは”視聴者へ最適なYouTube動画を表示するための根幹システム”です。YouTubeはYouTubeのアルゴリズムによって視聴者が好む動画コンテンツを最適に提供することを可能にしています。
例えば、あなたがアニメ動画を視聴している場合、あなたを”アニメ動画に興味を持つ視聴者”だとYouTubeアルゴリズムが判断して”あなたが好みそうなアニメ動画”の画面表示を増やそうとします。あなたが音楽動画を好んで視聴していれば、YouTubeアルゴリズムはあなたに”音楽動画を提供するよう調整”しますし、スポーツ動画を視聴する機会が多ければYouTubeアルゴリズムは”スポーツ動画に関連する動画を提供”しようと試みます。
上記のように、YouTube視聴者が快適にYouTubeを楽しめるように設計されているのがYouTubeアルゴリズムであり、動画視聴者の満足度を向上させるためにYouTubeアルゴリズムは機能しています。
動画配信者はアルゴリズム理解で動画再生回数を向上できる
YouTube動画コンテンツ配信者にとってもYouTubeアルゴリズムを理解することは重要であり価値があります。YouTubeアルゴリズムの特性を理解したうえで動画制作する場合と理解せず制作する場合では、動画への反応率も異なります。
YouTubeアルゴリズムの特性に沿うように動画コンテンツを制作することができれば、届けたい動画視聴者へ制作した動画を配信しやすくなります。つまり、アルゴリズムから評価されやすい動画を公開することで動画再生回数を向上させることも可能であるということです。
主要な動画ページ毎にアルゴリズムが異なる(ホーム/急上昇/検索結果)
上図のようにYouTubeアルゴリズムは「ホーム画面」、「急上昇画面」、「検索結果画面」にそれぞれのアルゴリズムが専用に用意されています。これら主要な動画表示ページは特に動画視聴者が多くアクセスするページであり、動画サムネイルがクリックされる期待が持てるページです。つまり、自身が作成した動画コンテンツをこれら画面に表示できれば、大きな成果としてインパクトをもたらすでしょう。
当記事ではこれら3つの画面が「いったいどのようなアルゴリズムを利用して動画コンテンツを表示しているのか」を説明します。YouTubeの主要3画面に”狙って配信動画を表示させるには各画面のアルゴリズムを理解する必要」があります。当記事にて各アルゴリズムの特徴を理解し、動画制作に役立てていただければと思います。
動画制作者がYouTubeアルゴリズムの仕組みを理解するメリット
これからご説明します「動画制作者がYouTubeアルゴリズムの仕組みを理解するメリット」については上図の通り、かつ、既に説明済みではありますが、具体的に詳しく理解されたい方のために改めて以下にまとめました。気になる方だけご一読ください。
YouTube動画の再生回数の向上に多大に貢献する
動画制作者がYouTubeアルゴリズムを理解する1つ目のメリットは「YouTube動画の再生回数の向上に多大に貢献する」ことです。動画をYouTubeという媒体に配信して、YouTube動画視聴者から反応を得たいと考えるのであれば、まずは動画配信媒体であるYouTubeが採用しているアルゴリズムを理解すべきです。
アルゴリズムに最適化された動画を配信することができれば、届けたいYouTube動画視聴者へ自然にリーチすることができるはずです。「具体的にYouTubeアルゴリズムがどんなことを動画配信に求めているか」は当記事の後半でご説明していますのでご確認ください。
「YouTubeのホーム画面」で動画表示されやすくなる
2つ目のメリットは「YouTubeのホーム画面」で動画表示されやすくなることです。ホーム画面はYouTubeのトップページですので、多くの視聴者がまず初めに確認する画面であり”露出度の高いページ”となります。ホーム画面に動画表示されるとクリックされるチャンスが増えるわけですので、結果的に再生回数の向上に貢献します。
「YouTube検索結果ページ」で動画表示されやすくなる
3つ目のメリットは「YouTube検索結果ページ」で動画表示されやすくなることです。視聴者がYouTubeページ内で動画検索する行為は「視聴したい関連動画が明確に定まっている」ことが多いため、検索キーワードを意識した動画制作ができれば動画再生回数の向上が期待できます。
「YouTube急上昇ページ」で動画表示されやすくなる
4つ目のメリットは「YouTube急上昇ページ」で動画表示されやすくなることです。急上昇ページでは「今話題になっている動画」が確認できるため、話題性のある動画を探している視聴者が好んで表示するページです。急上昇ページに投稿動画を表示させることができればトレンドに乗って動画を拡散することができ、結果として動画再生回数を増加させることができるでしょう。
では、ここから先にて、「ホーム画面のアルゴリズム」、「検索結果ページのアルゴリズム」、「急上昇ページのアルゴリズム」について詳細にご紹介します。
「YouTubeのホーム画面におけるアルゴリズム」について解説
「各視聴者の嗜好と関連性の高い動画」がホーム画面に表示される
Youtubeのホーム画面に表示される動画は「各視聴者の嗜好と関連性の高い動画」が表示される調整となっており、”Youtubeのトップページ画面で各視聴者の心を積極的かつキャッチーに掴むアプローチをとっています。
ホーム画面におけるアルゴリズムは「パフォーマンス」と「再生と検索の履歴」が考慮される
「パフォーマンス」という指標では、嗜好が似ている他の視聴者が動画に対して示した興味度と満足度(その他の指標も考慮される)が数値化されます。シンプルに「視聴者満足度を満たせたか?」という問いに「満たせた」と言い切れる動画コンテンツを配信することが配信者に求められます。また、「再生と検索の履歴」という指標では、視聴者の”動画再生の履歴”と”キーワード検索履歴”が反映されます。
つまり、指名検索されるとホーム画面に動画表示される確率が高まる
Youtubeのホーム画面のアルゴリズムは視聴者の「動画再生履歴」や「キーワード検索履歴」を参照して各視聴者にとって満足度の高い動画をホーム画面に表示しようとします。つまり、チャンネル名を指名検索された後に動画視聴されることで、その視聴者の再生履歴にも、検索履歴にもチャンネル名が記録されるわけです。これはホーム画面で動画表示させたいと考える動画コンテンツ配信者にとって非常に強力は手法であると考えます。
ホーム画面におけるアルゴリズムが評価する「パフォーマンス」指標については、動画自体のクオリティーを十分に担保していれば高評価となりえるはずですので、はやり重要なのは「指名検索を受けて動画再生されること」です。具体的には、指名検索されるための動画構成施策を考えたり、動画タイトルやサムネイル構成を検討することは、結果的にホーム画面に自身の動画を表示させる確率を高めることに貢献するでしょう。
「YouTube検索システムにおけるアルゴリズム」について解説
検索キーワードと関連性が高い動画が表示される(=SEO)
YouTubeの検索結果に動画が表示されるランキングはGoogleの検索エンジンと同様に、検索キーワードと関連性が高い動画が表示されるようになっています。YouTubeは2006年10月にGoogleに買収された動画配信サービスであるため、Googleが提唱するSEOを理解することはYouTubeの検索結果画面で自身が配信する動画をどのように表示させるかの参考になるはずです。
「動画内容を的確に表したタイトル設定とサムネイル設定」で検索キーワードとの関連性を高めよ
タイトルやサムネイルを最適化して、検索結果から視聴者が動画を見つけやすくするには、「動画の内容を的確に表したタイトルとサムネイルで調整する」と良いです。誤解を招くような釣りタイトルを付けたり釣りサムネイルを表示することは、リピーター獲得などへプラスに働かないとYoutubeヘルプで記載されていますので、真摯に動画制作と向き合いましょう。
収益化のステータスは検索結果のランキングに影響しない
YouTubeの検索システムに「収益化のステータスは影響しない」ようです(=動画から収益化を行っているかどうかの有無は、動画の検索結果ランキングに影響を与えません)。対して、暴力的または生々しいコンテンツを含む場合は”視聴者に動画表示することが不適切である”と判断された場合、多くの視聴者に動画表示されない可能性が高まるようです。動画を継続に配信する過程で「動画内容が次第に過激になっていないか?」を定期的に確認すると良いでしょう。
「YouTube急上昇ページにおけるアルゴリズム」について解説
幅広い視聴者にとって魅力的であることが求められる
急上昇ページはユーザーごとにパーソナライズされた画面表示になっておらず、1つの国単位ですべての視聴者に同じ動画をおすすめ表示する仕組みになっています。よって、急上昇ページに自身の配信動画を表示させたいと考えた場合、「幅広い視聴者にとって魅力的なコンテンツに仕上がっているか」が非常に重要になります。
急上昇ページのアルゴリズムは動画情報の鮮度(=話題性)を評価する
急上昇ページのアルゴリズムは動画情報の鮮度、つまり話題性を評価するようです。動画指標としては「視聴回数」、「動画の視聴回数の伸びの速さ(現在、話題になっているか)」、「視聴された地域(YouTube以外のソースを含む)」、「動画の新しさ」、「同じチャンネルから最近アップロードされた他の動画と比べたパフォーマンス」などが評価ウェイトを占めます。
YouTubeや世界のトレンドを取り上げていることが求められる
急上昇ページでは、Youtube自体の関連情報や、世界的なトレンドを掴んでいる動画になっているかどうかが評価され、ランキング付けされることで急上昇ページに動画表示されるかが決定するようです。前述の通り、急上昇ページは1カ国単位で表示される動画を決定しますので、より大きな話題性を含んだ動画コンテンツが求められるといった具合で理解しておくと良いでしょう。
驚きや目新しさがあることが求められる
加えて「驚きや目新しさがある」ことも急上昇ページで動画表示されるための大きな評価基準となっているようです。つまり、話題性があり、世界的トレンドを掴んでおり、驚きや目新しさがある動画構成を整理することで急上昇ページで自身の動画が表示される確率を高められるようになる、といえるでしょう。
誤解を招くタイトルやサムネイルではないことが求められる
動画タイトルや動画サムネイルは視聴者を迷わせないように設定しましょう。誤解を招くタイトルやサムネイルで設定したことによる一時的な成果は長期的な成果に紐づかず、返ってデメリットとなることがあります。Youtubeが公式的に発表していることですので、的確で分かりやすいタイトルやサムネイルで設定しましょう。
最終的なフィルターとしてスタッフによる動画確認が実施される
また、急上昇ページに表示させる動画の安全性と適切性を確保するために、最終的なフィルターとしてスタッフによる確認も実施されています。つまり、暴力的な動画や、中傷動画など、過激な内容の動画は表示されずらい環境であると言えるでしょう。アルゴリズム内に人的チェックが入り込んでいることからも、誰に見られても不快さを感じさせないコンテンツを作り上げることが重要です。
急上昇ページに表示される動画は15分間隔で更新される
補足ですが、急上昇ページに表示される動画は15分間隔で更新されます。動画の表示位置は更新のたびに画面内で上下することもあれば、同じ位置に留まることもありますので、豆知識として理解しておくと良いでしょう。
【補足】YouTubeアルゴリズムで評価される動画視聴者の指標一覧
YouTubeアルゴリズムに評価される動画視聴者の指標一覧は上図の通りです。これら指標はYouTube Studioにアクセスし、アナリティクス画面を表示することで確認可能です。各動画配信者のアナリティクス画面に表示されている指標であるということは、YouTubeアルゴリズムが評価対象として見ている指標であると理解できるはずです。上図でも記載しておりますが、注目すべきは「すべての指標が視聴者の反応を数値化したもの」であることです。YouTubeアルゴリズムが動画視聴者のアクションをチェックしていることがはっきりと理解できます。では、各指標について以下に説明を記載いたしますので、気になる指標説明を確認してみて下さい。
視聴回数
前の期間と比較したチャンネルの視聴回数です。長期的な視点で、人気の高い動画を見分けたり、季節ごとの変化を予測したり、新しい動画をアップロードするタイミングを決めたりするのに役立ちます。公開、非公開、限定公開、削除済みの動画が含まれます。
総再生時間
前の期間と比較したチャンネルの総再生時間です。公開、非公開、限定公開、削除済みの動画が含まれます。
チャンネル登録者数
前の期間と比較したチャンネル登録者数の変化です。長期にわたって追跡すると、視聴者がチャンネルを登録または登録解除する要因を理解するのに役立ちます。
インプレッション数
動画のサムネイルが視聴者に表示された回数です。YouTube での表示回数のみが含まれ、外部サイトや外部アプリでの表示回数は含まれません。
インプレッションのクリック率
インプレッション 1 回あたりの再生回数です。これは、インプレッションが表示された後に視聴者が動画を視聴する頻度を測定します。インプレッションのクリック率を知ることができます。
平均視聴時間
指定したコンテンツ、期間、地域、およびその他のフィルタにおける 1 回の視聴あたりの推定平均再生時間(分)を測定します。
リピーター
動画視聴した視聴者のリピーター数を表示します。補足ですが、新しい視聴者数とリピーターに関するデータは推定値となります。時間の経過とともにデータの精度が上がり補正されるため定期的に変動します。
ユニーク視聴者数
選択した期間内に自分のコンテンツを視聴したユーザーの推定数です。
まとめ
アルゴリズムのためではなく動画視聴者のための動画制作が重要
ここまでYoutubeアルゴリズムについての解説を続けてまいりましたが、重要なのは「YouTubeアルゴリズムに向けた動画制作を行うのではなく、動画視聴者が満足度を満たせる動画を提供する」ことです。アルゴリズムの学習を進めると、どうしてもアルゴリズムをハックしようという気持ちに陥ってしまいがちですが、YouTubeは「視聴者の満足度を満たせる動画の制作」を推奨しています。「視聴者に評価され、その評価をアルゴリズムを汲み取り、結果的に動画のランキングが上昇する」という流れを理解しておきましょう。
視聴者の行動変容を契機にアルゴリズムが働き動画の評価が変化する
最後に改めてご説明しますが、動画ランキングは「視聴者の行動変容を契機にアルゴリズムが働いた結果、変動する」とYouTubeヘルプに説明されています(具体的には、「動画のタイトルやサムネイルを変更することでアルゴリズムによる動画の表示ランキングが変わる可能性がある」と記載したのちに、「ランキングが変化する可能性は視聴者の反応に変化が生じるためであり、その変化によってアルゴリズムでランキングが変更される」とされています)。
アルゴリズムの知識は動画制作のための予備知識として蓄え、本質的には「視聴者が満足度を満たせる動画提供を実現するための仕組みや動画構成を練る」ことに時間を利用しましょう。「楽しい、また見たい、チャンネル登録しておこう」といった気持にさせる動画制作にまい進するのみです。
矢野翔大
パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。
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