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YouTubeショートの投稿方法と活用事例とは?企業YouTubeチャンネルにおすすめ!

公開日:2021年08月25日

最終更新日:2023年01月13日

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YouTubeショートの投稿方法と活用事例とは?企業YouTubeチャンネルにおすすめ!

当記事では2021年7月からスタートしたYouTubeショートの具体的な投稿方法の説明と、実際にYouTubeショートを活用した事例をご紹介いたします。

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YouTubeチャンネル運用のメリットとコスト

企業でYouTubeチャンネルを運用するメリット

動画プラットフォームとして日々成長を遂げているYouTubeですが、そのユーザー数は世界でも20億人、日本でも月間6,500万人以上となっています。

動画コンテンツは、画像や文字の媒体よりも圧倒的に情報量が多いので、エンタメ展開でも商品訴求でも、非常に高い効果を発揮します。

またTVなどに比べ、動画はユーザーが能動的に検索などして到達することが多いため、動画をより注視する場合が多く、訴求効果も高いと言われています。

最近では、企業公式でチャンネルを開設、動画を発信して、企業自ら認知拡大、ブランディングに役立てるというスタイルも非常に多くなってきました。

YouTube動画の基本的な尺・構成

YouTube動画で多い、レビュー動画やハウツー動画、トーク動画の多くは5分~10分程の動画の尺(長さ)です。
挨拶→本編→結果(オチ)のシンプルな構成となっている場合が多いです。

企画内容として、具体的には以下のような内容があります。

  • 安価でできる面白い実験的な企画『やってみた系』
  • 特定の商品を紹介する『商品レビュー系』
  • メイク動画や料理、DIY、ビジネスマインドなどの『ノウハウ系』

企業公式チャンネルの場合では、CMやPVをそのままアップする場合ありますが、YouTube用に定期的に企画動画を投稿する場合は、上記のような構成や内容で作成していることが多いです。

動画制作にかかる時間やお金・機材

動画は非常に魅力的なコンテンツですが、一方で制作コストも大きくかかるのが課題です。
動画は画像と異なり、テンポ感、音声、BGM、SE、各種エフェクトなど、さまざまな要素があります。また、撮影時は天候や小道具、衣装に左右されたり、編集時は機材の性能に左右されたりするため、質や効果の高い動画を制作するにはスキルや知識が必要となります。

自社で制作する場合、編集ソフト等のノウハウがなければその使い方を覚える時間も必要です。5〜10分ほどの動画を、テロップを入れたり、BGM・SEを付けたりして作ろうとすると、数時間から丸1日かかってしまうことも考えられます。

さらに、ある程度以上のクオリティを求める場合、カメラや照明など、機材も高価なものを導入しなければならないケースもあります。

一方、動画制作会社に外注して企画から撮影、編集を一括でお願いすると、動画の内容によってもかなり変動しますが、1本あたり20万円近くかかることが多いです。

このように、動画制作は自社で行うのも制作会社に依頼するのもコストや時間がかかってしまいます。しかし、最近YouTubeに実装された『YouTubeショート』という機能を利用すれば、とても気軽に動画を作成することができます。

YouTubeショートとは?

YouTubeショートは2020年9月にインドで開始され、2021年7月から日本でも利用できるようになりました。最大60秒までの縦長の動画を作成、投稿、閲覧することができます。

参照:日本版 YouTube 公式ブログ『いよいよ日本で YouTube ショートが始まります』

通常のYouTube動画と大きく異なる点は下記の3点です。

  • 動画時間は最大60秒
  • スマホで撮られた縦型動画を想定している
  • 視聴者への表示も縦向きの比率になる

これは、TikTokや、Instagramのリールとよく似ています。
下記にそれぞれの違いを表にまとめました。

<YouTubeショートとTikTok、Instagramリールの違い>

YouTubeショートTikTokInstagramリール
動画の長さ~60秒~180秒~30秒
編集機能アプリ内で可能アプリ内で可能アプリ内で可能
ホーム画面での見え方(モバイル)動画サムネを押して視聴アプリ側から順番にサジェストリールアイコンを押して視聴

※各アプリの仕様は2021年8月時点のものです。仕様変更が頻繁に行われるため、記事作成時と多少異なる場合がありますがご了承ください。

企業でYouTubeショート動画を活用するメリット

企業がYouTubeショート動画を出すメリットとして一番大きいのは、コストの節約です。

上述したように、動画制作は通常大きなコストがかかります。
例えば、YouTube運用の専門部署を持たず、担当者が通常業務と兼任してYouTubeチャンネル運用をする場合、非常に大きな負担となります。

しかし、ショート動画であれば、動画自体が短く、スマホ一台で撮ることが基本なので、撮影から投稿まで30分〜1時間ほどで終わらせることも可能です。

さらに、YouTubeアプリ内で編集までできるので、高性能PCやカメラなどの機材の購入は必要ありません。
ほとんどの場合、従来の動画と比較して圧倒的に動画制作コストを削減できます。

低コストで従来の動画と同じ再生数や登録数などの指標に到達できれば、そこからの具体的なアクションも期待でき、大きな費用対効果となります。

2022年までの収益制度も

YouTubeショートは普通のYouTube動画と違い広告を付けることができないので、収益を上げることはできません。

ただし、2021年〜2022年にかけて、YouTubeショートファンドから合計1億ドルの報奨金が出ることが発表されています。

通常、YouTubeで収益を得るには、「総再生時間が直近1年間で4,000時間以上」「チャンネル登録者数1,000人以上」などの条件を満たす必要がありますが、この報奨金制度はチャンネルが収益化していなくても対象です。
「過去180日間に少なくとも1本以上動画が上がっている」ことなどが条件で、採用されると毎月100ドル~1万ドルの報奨金を受け取ることが可能です。

詳しくは、こちらの公式ヘルプをご覧ください。
YouTubeヘルプ『YouTube ショートの利用を開始する』

YouTubeショート動画の投稿方法

YouTubeショート動画の投稿方法は基本的に通常の動画と同じですが、ショート動画と判定されるためには下記の3つの条件があります。

  • 動画は縦長の比率であること
  • 動画の尺は60秒以内であること
  • 動画のタイトルに『#Shorts』と記載すること

現在、かなり頻繁に仕様変更が行われているので今後変更する可能性もありますが、一番簡単なのは、モバイル版YouTubeアプリから撮影・投稿する方法です。なんとこの方法であれば、スマホ一台で撮影から編集まで可能です。

ここでは、モバイル版YouTubeアプリからのYouTubeショートの投稿方法を簡単にご説明します。

1.YouTubeのホーム画面で「+」のボタンをタップします。

2.「ショート動画を作成」をタップします。

3.録画ボタンの上にある「15」をタップすると「60」に変更できるので、投稿したい動画の長さに合わせて設定してください。

4.撮影する場合は録画開始ボタンを押して撮影、カメラロールから動画をアップロードする場合は画面左下をタップします。

画面左下のカメラロールを選択すると、カメラロール内の動画が表示されるので、任意のものをタップします。

動画をトリミングし、「追加」をタップします。

5.編集が完了したら画面右下のチェックマークをタップします。

6.音楽やテロップなどを追加したら、「次へ」をタップします。

7.タイトルや公開範囲などを設定して、「アップロード」をタップします。
『#Shorts』の記載を忘れずに。

これで、YouTubeのショート動画の投稿完了です。

YouTubeショート動画の費用対効果を高める3つのポイントと事例

企画内容を工夫する

投稿の企画内容は様々ですが、下記の2つのパターンが非常に参考になります。

マイナビ転職【公式】:【仕事あるある】評価のされ方 #Shorts

こちらは『マイナビ転職』さんの事例です。
ショート動画で非常に人気の『あるある系』の動画です。今の職場へ不満がある方の共感を集め見事にサービスへの興味を誘導しています。

岡野タケシ弁護士【アトム法律事務所】:もしもジャイアンが法律知識を身に付けたら~配達に行きなさい編~#Shorts

こちらは法律事務所『アトム法律事務所』さんの動画です。
専門性の高さを生かして、日常や有名なアニメなどのシーンで法律がどう働くのかをエンタメチックに解説しています。
ユーザーとの心理的距離を縮め、50万人以上のファンを獲得し、圧倒的知名度向上につながっています。

この他にも、既存のCMをショートで出せるように比率を変更して展開するという方法もよく行われています。既存の動画の変形なので製作コストをある程度低く抑えられる可能性が高いです。

できるだけ投稿頻度を上げる

投稿頻度について、理想は毎日です。上述のアトム法律事務所は基本的にほぼ毎日のペースで動画を投稿しています。

そんなに多く出せない!という企業様がほとんどかと思いますが、月1本くらいのペースだとデータが少なく、傾向分析がかなり困難になります。はじめは週に1~3本から始めて、どんな動画がユーザーの反応が高いか、傾向を分析していくのがよいと考えます。

そのため、企画段階から、たくさんの動画を投稿する前提で内容や動画のテイストを決定することが重要です。

投稿後も分析・改善を行う

YouTubeには「YouTubeアナリティクス」という高性能な解析ツールがついていて、無料で利用することができます。
様々な指標がありますが、まず簡単に分析するポイントとして下記に3つ上げさせていただきます。

再生数

YouTubeショートは動画が短いので、「いかに長く見られるか」よりも「いかにたくさん見られるか」の指標が重要です。

到達キーワード

そのユーザーがどんなキーワードでその動画に到達したのかを抑えることで、人が検索したいキーワードの企画とそうでないキーワードの企画を仕分けできます。

動画ページでのチャンネル登録数

YouTubeショート動画にはチャンネル登録ボタンが表示されます。
これはユーザーが「また見たい」と思った動画であることを推測する大きな指標になるので、この数値が高い動画は、テイストを変えてまた制作する価値があると言えます。

2023年2月1日からYouTubeショートで収益化がスタートしました


YouTubeショートで収益化開始!広告収入を得るための資格要件と分配金の仕組みを紹介

2023年2月1日からYouTubeショートで広告収入を得ることができるようになりました。これまでYouTubeショートを収益化することはできませんでしたが、今回の発表でショート動画クリエイターも広告収入を得ることができるようになっています。上記のリンク記事で、YouTubeショートで収益化する情報を詳しくまとめております。当記事をここまでお読みになった方々はぜひともご一読ください。

まとめ

YouTubeは細かなアップデートで、画期的な機能が追加されることがあります。
特に今回ご紹介したYouTubeショートは、本格的な動画の作成時間が確保しづらい企業公式チャンネルにとって、メリットの大きいものであると考えます。ぜひこの機会に活用して、認知拡大、ファン獲得の機会につなげてみてはいかがでしょうか?

また、フルスピードでは「公式チャンネルを運用してみたいがノウハウがない」「企業チャンネルを持ってはいるが、今一つ使いこなせていない」といった企業様をご支援しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

YouTubeの最新動向からアルゴリズム、VSEO対策、YouTuber施策まで、YouTube運用の効果を高めるために知っておきたい知識とノウハウをこちらの資料にまとめました。企業のYouTube運用のヒントが詰まっていますのでぜひご覧ください。

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この記事を書いた人
根本碧

根本碧

ソーシャルメディアマーケティング事業部エンゲージメントマーケティング部

福島県出身。2014年より、動画制作、YouTubeチャンネルプロデュースに従事してきた。企業公式チャンネル、VTuber、声優、芸人、タレント、陰陽師など、多種多様なYouTubeチャンネル運用の経験あり。

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