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企業アカウント運用者なら知っておきたい! 3大SNS(Facebook・Twitter・Instagram)の使い分け方法とは?
- SNSマーケティング
公開日:2017年07月20日
最終更新日:2024年05月29日
最近では、多くの企業が3大SNS(Facebook・Twitter・Instagram)を導入していますが、みなさんの会社では「SNSの使い分け」ができているでしょうか? Facebookで投稿した文章をそのままTwitterにアップしたり、Instagramの投稿をそのままFacebookに同期してアップしたりしていませんか。
SNSはそれぞれの媒体によって機能面に違いがあることはもちろんですが、「ユーザー層」や「空気感」が異なるので、ユーザーの特性合わせた運用をすることが大切です。
3大SNSがそれぞれどのような媒体なのか、ユーザーにどう使い分けをされているのかを知り、企業アカウントの運用に活かしましょう!
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目次
3大SNSの基本情報
まずは、Facebook、Twitter、Instagramの基本情報から、それぞれどのようなユーザーが多いのかを見ていきましょう。
Facebookの基礎情報
- 国内の月間アクティブユーザー数:2,700万人。
- ユーザーの年齢層:20~60代と幅広い。
- タイムライン:独自のアルゴリズムエッジランクを導入。
- 拡散性:友人の繋がりを通じて拡散。
- ユーザー情報:実名制のため、名前、年齢、性別をはじめとする情報の正確性が高い。
Facebookは『ビジネスユーザー』の定番SNSです。社会人同士が知り合った際にアカウントを教え合う、イベントで名前を聞いた人と後から連絡を取るために実名検索をして繋がるなど、『名刺代わり』として使われることが多いSNSです。また、昔の同級生と繋がることも少なくありません。
Facebookは幅広い年齢のユーザーが利用していますが、ほかのSNSと比べると、40代以上のやや高い年齢層のユーザーが活動的なのが特徴的。企業アカウントの投稿にコメントすることが特に多いのも、このユーザー層です。
Twitterの基礎情報
- 国内の月間アクティブユーザー数:4,000万人。
- ユーザーの年齢層:10~20代の学生層が最も多いが、30代以上のユーザーも幅広く活用。
- タイムライン:アルゴリズムが導入されているものの、基本的には”時系列”。
- 拡散性:RT機能によりフォロワー以外にも広く拡散。
- ユーザー情報:匿名性のため、年齢性別などの正確性は低い。趣味専用のアカウントを持つユーザーが多いため、趣味嗜好性は強く出やすい。
海外ではTwitterの人気が落ち着いてきているという話を、みなさんも聞いたことがあるかもしれません。しかし、そうした中でも日本では非常に高い支持を得ていることで注目されています。
Twitterは「つぶやく」という言葉のとおり、ユーザーにとって最も投稿へのハードルが低いSNSだと言えます。投稿を共有する「RT」も気軽に行われるため、拡散性されやすいのも特徴です。
Instagramの基礎情報
- 国内の月間アクティブユーザー数:1,600万人。
- ユーザーの年齢層:10代後半~30代前半がコア層。女性の割合が高い。
- タイムライン:”時系列”が基本だが、最近はエッジランクが強化される傾向にある。24時間で消える動画「ストーリー」や 生中継動画「ライブ」などはリアルタイム性が非常に高い。
- 拡散性:投稿を拡散させる機能は基本的には無い。特定のアプリを使うと、投稿をシェアすることもできる。
- ユーザー情報:Facebookと連携してアカウントを作るユーザーが多いため、Facebookに記載している正確性の高い情報が登録されているケースが多い。
3大SNSの中では最も新しい媒体であり、今最も勢いがあるのが、Instagramです。写真・動画が無いと投稿できないという機能面からみても、ビジュアルが最も重要なSNSだと言えます。投稿を拡散させることはほぼありませんが、ハッシュタグを通じてさまざまなユーザーの投稿を見に行ったりフォローをしたりする文化が出来上がっています。
最近の若年層は「Googleではなく、SNSで検索をする」という話をよく耳にしますが、これは写真が一覧で表示されて見やすいということに加え、プロが広告用に撮影した写真ではなく、基本的には一般の方が自分で撮影した写真がアップされているため、自分が探しているものをリアルに想像しやすいということが大きな理由となっています。中でもInstagramは写真が一覧で表示されて見やすいため、ハッシュタグ検索を利用するユーザーは特に増えています。
ユーザーは3大SNSをどう使い分ける?
ユーザーがどのように3大SNSを使い分けているのかを知り、その空気感に合った投稿を心がけましょう!
Facebookはこう使う!
- Facebookの主な用途
- 名刺代わり
- Facebookで繋がる主な相手
- 学校や会社の人
セミナーで知り合った人
昔の同級生 - Facebookでする主な投稿
- ご報告
私の考え
こんな投稿をします
- 「部署のみなさんに誕生日をお祝いしてもらいました。」
- 「お休みをいただいて、 〇〇に来ています。寒いけど、いいところです。」
- 「先日、結婚しました!」
Facebookで人気の投稿カテゴリ
- 旅行……「ここに行きたい」、「行ってきた」という投稿は定番です。
- 記念日……結婚報告や誕生日のお祝いなどの投稿は、ユーザー同士でのコメントも活発になります。
- ビジネス……ニュース記事や仕事に関連する記事などは、ビジネスユーザーを中心にシェアされやすいです。
- 1分動画……メイク方法やレシピなどの「ハウツー」動画が、ここ数年で大きな流行を生み出しています。
Facebookは3大SNSの中でも幅広い年齢層のユーザーが使っていますが、年齢層が高いユーザーは特に発信量が多い傾向にあり、企業アカウントへのコメントも活発に行うことが多くなっています。また、ビジネスユーザーが多いため、会社の人と共有したり議論をしたりしたくなる”時事ネタ”や”雑学”などの投稿をすると反応を得やすくなるでしょう。
若年層ユーザーは、どちらかというとコメントはせずに「いいね!」などのリアクションのみをする人が多い傾向にあります。リアクションを集めるには、”素敵な旅先の写真”や”感動する動画”などの投稿がおすすめです。
Twitterはこう使う!
- Twitterの主な用途
- 日常のつぶやき、情報収集
- Twitterで繋がる主な相手
- 学校の友達
同じアーティストを好きな人 - Twitterでする主な投稿
- 日常のつぶやき
面白いネタ
こんな投稿をします
- 「忙しすぎわろた」
- 「今期のドラマ熱すぎ」
- 「#ドラえもんが絶対に言わないこと」
Twitterで人気の投稿カテゴリ
- アイドル・アニメ……普段は人前で話しにくいと感じている人も、匿名性のTwitter上では饒舌に。
- テレビ……夜の時間帯などは特に、ドラマ関連のワードがTwitterのトレンド上位を占めています。
- おもしろ……”2ちゃんっぽい”自虐ネタや、風刺的なハッシュタグなど、ちょっとした面白ネタがTwitterでは大人気です。大喜利系も人気が安定しています。
Twitterでは、個人的な日常をつぶやく「プライベート用アカウント」のほかに、自分の好きなものに特化した「専用アカウント」を別々に作って、使い分けているユーザーが増えています。
プライベート用アカウントは”鍵付き”にして、学生時代からの友人などと、たわいない話をすることが多いようです。専用アカウントでは、現実には知り合いではない、Twitter上でのみ繋がっているユーザー同士での会話をすることが多く、趣味関連や好きなアーティストなどに関する情報交換を活発に行っています。
一見して普通の会話でも、アーティストがテレビ番組で喋っていた一言などは、ファンにとっては貴重な情報です。自社の話題がテレビで取り上げられたときは、その情報を企業アカウントからも発信すると、ファンの中で話題になりやすくなるでしょう。自社の話題でなくても、世の中のトレンドに乗る形での投稿はRTされやすい傾向にあります。
Instagramはこう使う!
- Instagramの主な用途
- 豊かな暮らしをアピール
- Instagramで繋がる主な相手
- 学校や会社の人
同じような投稿をする人
同じようなものが好きな人 - Instagramでする主な投稿
- 美しい景色
おいしそうなごはん
お洒落なインテリア
こんな投稿をします
- 「ずーっと行きたかったカフェ!! 」
- 「夏なので、ネイルも新しくしてみた。」
- 「#ファインダー越しの私の世界」
Instagramで人気の投稿カテゴリ
- 旅行……旅行先での写真を載せるのは、SNSの定番です。最近は「インスタ映え」するスポットとして話題になる観光地も増えています。
- アパレル……オシャレな投稿が多いInstagram。ユーザーもオシャレな人が多いので、自身のコーディネートをアップするユーザーも多くいます。
- ペット……ペットの写真や動画のみを載せる専用アカウントも増えています。
- 女子力……可愛いネイル。新しいパジャマ。パッケージが素敵なボディクリーム。女性ユーザーの割合が多いInstagramでは、”女子力”が高いものをアップするユーザーも多い傾向にあります。
InstagramもTwitterのように、プライベート用アカウントと趣味専用のアカウントを作って、それぞれを使い分けているユーザーが増えています。専用アカウントはフォロワー数も増えやすく、芸能人やモデルなどではない一般の方が、「インスタグラマー」と呼ばれるちょっとした有名人になることも。
また、Instagramといえば、「オシャレ」なイメージがあります。ユーザー数の急増により、最近は必ずしもオシャレでなければいけないという雰囲気は薄れつつありますが、やはり人気になるのは「素敵なものに囲まれた日々」や「洗練された美しさ」を連想させるアカウントでしょう。
Instagramでユーザーがフォローしたいと思うのは、「私もこんな日々を送りたい」と思わせるアカウント。逆に、「生活感・現実感が強い」投稿は好まれない傾向にあります。企業アカウントを運用する際は、自社の商品やサービスそのものをアップするのではなく、「あなたの生活の中にこの商品・サービスがあると……こんな素敵な毎日を送ることができる」とイメージさせるような写真や動画をアップすることが重要になってきます。
3大SNS(Facebook、Twitter、Instagram)それぞれの特徴や使い分け方についてご紹介しました。自社の商品をより多くのユーザーに見つけてもらい、話題にしてもらうためには、告知したいことを一方的に発信するのではなく、ユーザーが思わずフォロー・拡散したくなる情報を発信することが大切です。企業アカウントを運用する際は、3大SNSをそれぞれ上手に使い分けることを心掛けましょう!
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