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オウンドメディアのSEO対策!具体的なやり方とチェックリスト16個を紹介!
- オウンドメディア
公開日:2019年09月10日
最終更新日:2024年07月31日
この記事では、初めてオウンドメディアを立ち上げる方に知って欲しいSEO対策について、簡単なチェックポイントも紹介しながら解説していきます。
オウンドメディアは企業が自社関連の情報を含め、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することで流入を増やし 、ユーザーの興味を喚起したり既存顧客とのエンゲージメントを高めたりするのが主な役割。流入を増やすにはコンテンツの投稿頻度や内容はもちろん、基礎的なSEO対策も必要となります。
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目次
オウンドメディアのSEO対策が重要な理由
オウンドメディア内のコンテンツすべての資産価値を高められるから
オウンドメディアにSEO対策を施すことで「オウンドメディア内に存在するすべてのコンテンツを自然検索流入の窓口にする」ことが可能です。
単純にコンテンツをオウンドメディアにストックするだけだと自然検索流入の増加は微々たるものとなる傾向が高い一方、各コンテンツにSEO対策を施すことによって、すべてのコンテンツは資産価値を高め、自然検索流入の増加をもたらすことを実現します。
オウンドメディア経由でサービスの認知度を広められるから
オウンドメディアにSEO対策を施ことで、あなたがオウンドメディア内で紹介しているサービス内容の認知度を広めることが可能となります。前述しました通り、オウンドメディアにSEO対策を施すと自然検索流入の増加が見込めるようになります。
つまり、SEO対策を施す以前と比較するとオウンドメディアのインターネット上での露出度が高まる結果をもたらしますので、結果的にオウンドメディア内で紹介しているサービスの露出度も高められる結果となるというわけです。
自然検索流入の増加によりWeb広告費を抑制できるから
オウンドメディアにSEO対策を施すことで自然検索流入の増加が期待できると前述しましたが、これすなわち、SEO対策を施す前に投下していたWeb広告費の総額をSEO対策後は抑制できることを意味します。
Web広告を展開することで集客していたアクセス数をSEO対策することで得られるようになる自然検索流入で担保出来るようになるため、結果的にWeb広告費を抑えられるようになります。
オウンドメディアでSEO対策をするタイミングは?
オウンドメディアのSEO対策は、立ち上げ時と開設してから時間が経過した時とで異なります。自分のメディアが今どのフェーズにいるのかを見極めて、適切にSEO対策をしていきましょう。
オウンドメディアの立ち上げ前後のフェーズ、数カ月経過してからのフェーズ、そして運営を数年継続するフェーズごとに、SEO対策のポイントを紹介します。
オウンドメディアの立ち上げ前後にやるべきSEO対策
まずは、オウンドメディアの立ち上げ前後の時点でやるべきSEO対策から解説します。Webサイトの構造 は、一度決めてしまうと後から改修するのに工数がかかるため、この時点で策定しましょう。
策定する内容 としては、
- ディレクトリ構造
- サイト内部のリンク構造
- URLの作成ルール
- タグページの作成ルール
- パンくずリストの設置
- HTTPS化
- サイトマップの作成
- GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなど、アクセス解析ツールの導入
などが挙げられます。
また、ここでは立ち上げるWebサイトが、Googleの求めるガイドラインを満たしているか(≒適切なSEO対策がなされているか)、振り返りができる体制になっているか確認することも大切です。
Googleは「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド(外部サイトに遷移します)」と呼ばれる資料を公開していますので、実際にWebサイトを作成する方もそうでない方も、オウンドメディア運営に関わる方は必ず目を通しましょう。
立ち上げてから数カ月後にやるべきSEO対策
オウンドメディアを公開し、数カ月間安定してコンテンツを更新できるようになってきたら、一度振り返りをすることをおすすめします。
次に、現在のアクセス数や検索流入が多いコンテンツについて確認 します。
開設から3カ月~半年前後の状況を見て、最初に設定した目標のアクセス数とどれだけ乖離があるか、現在最もアクセスを稼いでいるコンテンツは何か、アクセスを稼いでいる要因は何か、そのコンテンツはコンバージョンに繋がっているか、などコンテンツがWebサイトにどんなアクセスをもたらしているか確認してください。
そして、アクセスを稼いでいるコンテンツは、どのようなキーワードで流入しているかを確認しましょう。流入キーワードはGoogleサーチコンソールで見られるほか、Ahrefs (エイチレフス)など外部ツールでも確認できます。
アクセスを稼ぐコンテンツでの流入キーワードを参考に、それに派生するキーワードによる記事も網羅してみようかなど、今後作成するコンテンツのテーマ設定に活かします。
以上の振り返りは毎月ペースで行うと、より早いサイクルで軌道修正が可能です。
1年~数年後にやるべきSEO対策
最後に、細かな軌道修正を行いながらオウンドメディアを運用し、1年以上経ったときにやるべきSEO対策について解説します。この時期まで運用されている場合、公開されたコンテンツはある程度のボリュームに至っており、内部リンクの構築はもちろん、被リンクや何らかのコンバージョンもある程度獲得できているのではないでしょうか。
ここで見直して欲しいのが、Webサイトの構造と、今後公開するコンテンツの方針の2つです。
まずはWebサイトの構造から 。Googleは数か月に一度、大規模なアップデートを行っています。このようなアップデートの中には、Webサイト側が対応をしないことで検索エンジンから評価されにくくなる、とGoogleが明言することもあります。
過去にGoogleが検索エンジンの評価に関係がある、と明言したものとしては、ページの表示速度、WebサイトのHTTPS化などがあります。
また、細かいアップデートについては毎日のように行われているとも言われ、新しい検索機能が追加されることもあります。
このように、Googleが推奨するWebサイトの仕様変更については、できるだけ早く対処しておきたいところです。もちろん、工数や予算の都合ですぐに対応することが難しい場合もありますので、最新情報を確認しつつ現在のSEOに適したWebサイトに改修しましょう。
次に、今後のコンテンツ方針について。これまでコンテンツがもたらしたアクセスが、目標に繋がっているかどうかを振り返りましょう。アクセス上位ページを見るだけでなく、コンバージョン(サービス紹介ページへの遷移、資料ダウンロード、問い合わせなど)の多いページと、そのページにおける検索エンジンでの流入キーワード、順位を確認します。これらはGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどで確認します。
そして順位が上がる余地があれば、対象ページのリライト、追記をして、さらなる順位上昇を狙ってみましょう。
オウンドメディアのSEO対策の効果測定指標
ざっくりオウンドメディアのSEO対策の効果測定指標を3つご紹介いたします。オーガニック検索数とキーワード順位と検索結果でのクリック率(CTR)について以下の通りご紹介しますので、参考にしながらオウンドメディアのSEO対策に励んでみてください。
オーガニック検索数
オウンドメディアのSEO対策の効果測定指標の1つに「オーガニック検索数(=自然検索数)」があります。オーガニック検索数を確認することで、これまでのSEO対策の効果を振り返ることが出来ますので、積極的にチェックしましょう。
オーガニック検索数はGoogleサーチコンソールにて確認可能です。サーチコンソールにログインしたら、メニューから「サマリー」を開き、サマリー画面内にある「検索パフォーマンス」確認してください。ウェブ検索の合計クリック数が表示されていますので、そのグラフが右肩上がりになっているか、クリック数の増減が直近どうであるかなど確認されると良いでしょう。
【参考】オウンドメディアにサーチコンソールを紐づけデータ確認!
キーワード順位
オウンドメディアのSEO対策の効果測定指標の1つに「キーワード順位」があります。キーワード順位を確認することで、各コンテンツがどのキーワードでどの程度の検索順位を獲得しているかが確認できます。
キーワード順位もGoogleサーチコンソールから確認可能です。サーチコンソールを開いたら、メニューから「サマリー」を開き、サマリー画面内の「検索パフォーマンス」画面内にある「レポート全体」を開きます。切り替わった画面で「平均掲載順位」という数値が確認できますので、その数値の増減を確認しましょう。
平均順位掲載順位が1に近いほど、あなたのオウンドメディア内に存在する各コンテンツが検索結果上で表示順位が1位に近い位置にいることを意味します。検索結果上で高い順位に表示されていた方が検索者はクリックしてくれやすい傾向があります。こちらの指標も積極的に意識してみましょう。
【参考】オウンドメディアにサーチコンソールを紐づけデータ確認!
検索結果でのクリック率(CTR)
オウンドメディアのSEO対策の効果測定指標の1つに「キーワード順位」があります。検索結果でのクリック率(CTR)が高いコンテンツが多く存在するオウンドメディアは、自然検索読者の興味関心の的を得ているコンテンツが多くぞんざいすることを意味します。
検索結果でのクリック率(CTR)もGoogleサーチコンソールで確認可能です。サーチコンソールを開いたら、メニューから「サマリー」を開き、サマリー画面内の「検索パフォーマンス」画面内にある「レポート全体」を開きます。切り替わった画面で「平均CTR」という数値が確認できますので、その数値の増減を確認しましょう。
平均CTRのパーセンテージは高ければ高いほど検索読者にコンテンツ表示されていることを示します。平均CTRが高くなるようなコンテンツ制作を意識することで、必然的に読者ニーズに答えられるコンテンツを作成しやすくなりますの。積極的に平均CTRを高めるよう努力しましょう。
【参考】オウンドメディアにサーチコンソールを紐づけデータ確認!
オウンドメディアのSEO対策向けチェックリスト16個!
以下は、オウンドメディアを運用するときにチェックしておきたい、SEO対策のポイントをまとめたリストです。コンテンツを公開する前のチェックリスト として、ご活用頂ければ幸いです。
- タイトルと見出しは適切か…検索エンジンのクロール、検索ユーザーの興味を惹くために必要
- パーマリンクはslug設定のルールに沿っているか…ユーザー/サイト管理者が扱いやすくするために必要
- モバイルフレンドリーか…Googleのモバイルフレンドリーテストツールで確認を!
- 画像に合ったaltタグが設置されているか…画像にリンクを設置する場合は、アンカーテキストとしても機能する
- h1~h6タグの構造は適切か…各ページタイトルにh1を設定し、以下小見出しの階層順に設置
- nofollowで外部への発リンクを管理しているか…検索エンジンが適切にクロールするために必要
- ページの表記速度は早いか …GoogleのPageSpeed Insightsで確認を!
- コンテンツごとに順位チェック設定(GRC、Ahrefs 、目視リストなど)はしているか…振り返りに必要
- 内部リンクの設置ルールはあるか…内部リンク構築に必要
- コンテンツを定期的に追加、更新できる体制か…時にはリライトも重要に!
- カテゴリやタグのルールは遵守しているか…内部リンク構造にも関係してくる
- 画像が重すぎないか、最適な圧縮はできているか…ページの表示速度を高める ために必要
- 編集・校正担当者は存在するか…記事の品質維持に必要
- コンテンツの読者像を設計しているか…ユーザーを把握するために必要
- ユーザーの役に立つ内容のコンテンツか…ユーザーにとって有益なコンテンツを上げるのがGoogleの使命でもある
- SNSに投稿 する仕組みがあるか…自然な被リンク獲得促進のために必要
以上、オウンドメディアにおけるSEO対策の基本をお伝えしてきました。
ユーザーにとって価値のあるオウンドメディアを目指すこと、SEOの技術的な面を意識して運用すること、この両方が合わさることで、検索エンジンでの上位表示という結果にもより良い影響を与えるはずです。
逆にそれらがおろそかになっていると、閑散としたサイトになってしまう恐れもあります。今回のチェックリストも参考に、丁寧に一つずつ検索エンジンへの最適化を進め、継続的にコンテンツの公開、更新ができる体制を整えていってみてください。
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