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ナレッジグラフとは?SEOに活用する方法まとめ!

公開日:2016年12月09日

最終更新日:2024年03月08日

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この記事ではナレッジグラフの基本とSEOにおけるその活用法について詳しく解説します。ナレッジグラフはGoogleの検索結果に豊富な情報を提供するための強力なツールです。ナレッジグラフは関連性の高いデータを結びつけ、ユーザーが求める具体的な情報を直感的に表示します。

SEO戦略においては、ウェブサイトやビジネスの可視性を高め、信頼性を構築するための重要な要素となります。効果的に活用することで、検索経験を改善し、最終的にはウェブサイトへのトラフィックを増加させる可能性があります。

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ナレッジグラフの概要とSEOの基礎

ナレッジグラフとは何か?

ナレッジグラフは、Google検索結果に表示される情報の集約体で、ユーザーが求める情報を効率的に提供するために設計されています。ナレッジグラフは関連性の高い情報をリンクさせ、検索キーワードに基づいて具体的なデータや事実、関係性を視覚的に表示します。ナレッジグラフが表示される目的は、検索者が迅速かつ直接的に必要とする情報を得られるようにすることです。ナレッジグラフにより、ユーザーはクリックを重ねることなく直接的な回答を検索結果から得られるため、検索体験が向上します​​。

ナレッジグラフの表示イメージ

言葉だけでまとめると理解しづらい部分もあるかと思いますので、実際のナレッジグラフを「アメリカンショートヘア」というキーワードから確認してみましょう。以下の検索結果画面の画像を確認してください。

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上図のように、「アメリカンショートヘア」と検索した際に画面の右側に表示される「アメリカンショートヘアとはどういったものなのか」という実態を記述している箇所を「ナレッジパネル」と呼び、その元となっているデータがナレッジグラフです(※厳密にはデータベースのことをナレッジグラフと呼称しますが、本項では便宜上、ナレッジパネルやカルーセルなどの表示を含め総称として「ナレッジグラフ」と呼称します)。

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実際に「アメリカンショートヘア」のナレッジグラフを確認してみると「学名」「分類階級」「上位分類」「原産地」などのデータが表示されます。人物や学校など、検索するキーワードによって表示される情報が変わってくるので色々と検索してみると面白いかもしれません。

このように、ナレッジグラフは様々な形で検索結果に表示されます。例えば、著名人、地名、企業などに関する詳細な情報がカード形式で表示されることが多いです。ナレッジグラフには、写真、概要、関連情報などが含まれることがあり、直接的な質問や概念に対する明確な回答を提供します。またイベントや歴史的事実などについても、タイムラインや重要なデータポイントを通じて情報が提示されます​​。

ナレッジグラフがSEOに及ぼす影響

ナレッジグラフはSEOに大きな影響を与えます。特に、ウェブサイトやビジネスがナレッジグラフに表示されることによって、その可視性と信頼性が向上し、結果的にトラフィックや認知度の向上に繋がります。しかし、一方でナレッジグラフが直接回答を提供することで、ウェブサイトへの直接訪問が減少する可能性もあり、この点はSEO戦略において慎重に考慮する必要があります​​。

具体的なナレッジグラフの事例

君の名は 出演

「アメリカンショートヘア」のような単一の言葉から、複合のキーワードでもナレッジグラフが用いられています。

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右側に映画「君の名は」のナレッジパネルと検索結果の一番上に出演者一覧のカルーセルが表示されます。
こちらもGoogleのデータベース(ナレッジグラフ)を利用したものです。

土佐犬 性格

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検索結果上部に「疑い深い」「恐れ知らず」など土佐犬の性格をパネル形式で表示しています。

オレンジジュース カロリー

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オレンジジュースのカロリーが表示されます。

フルスピード 住所

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フルスピードの住所がアンサーボックスに大きく表示されます。電話番号などでも表示されます。

※アンサーボックスが全てナレッジグラフと関連しているわけではなく、主に「ナレッジカード」と呼ばれるGoogleのデータベースから引用されたものがナレッジグラフと関連したものです。(サイトの引用の有無で区別します。詳しくは「アンサーボックス」の項目を参照下さい)

ナレッジグラフのSEO戦略への統合

ナレッジグラフを最適化する方法

ナレッジグラフの最適化には、Googleマイビジネスへの登録、適切な構造化データの使用、そして質の高いコンテンツの提供が重要です。これらの要素は、Googleが提供する情報の精度を高め、結果としてナレッジグラフにおけるビジネスの表示を改善します​​​​。

成功事例から学ぶナレッジグラフ

成功事例を検討することで、どのような情報がナレッジグラフに掲載されやすいか、またどのように情報を整理すれば効果的かを理解することができます。特に、明確で一貫性のある情報提供が重要であり、ユーザーが求める情報に応えることができれば、SEO効果を最大化することが可能です​​。

自社サイト情報をナレッジグラフに表示する方法

自社のウェブサイト情報をナレッジグラフに表示させるには、Googleマイビジネスへの正確な登録、構造化データの適切な利用、そして定期的なコンテンツの更新が有効です。これらは、Googleに対して信頼性の高い情報源であることを示し、検索結果においてより良い位置に表示される可能性を高めます​​。

ナレッジグラフに間違った情報が掲載されていたらGoogleに修正依頼を出せる

もしナレッジグラフに間違った情報が掲載されていた場合には「フィードバック」という形で修正の提案をすることが可能です。
提案方法は2種類あります。

ひとつはナレッジパネルの正式な権利者の場合で自分の情報を適切に変更してほしいと提案するケース、もうひとつは権利者ではなく一般ユーザーとして情報の修正をフィードバックするケースです。
順を追って解説します。

自分自身が情報の権利者の場合

例えば前述のフルスピードの情報に対して、フルスピードの権利者としてGoogle側にきちんと認識されていれば「住所が違う」「電話番号が違う」「不適切な画像が掲載されている」など変更の提案が可能です。

代表者として認識させるためにはサーチコンソールで公式サイトの所有者認証をしている必要があります。
(認証した上でログインを行う、アクティビティの有効化などいくつかの手順を踏む必要がありますので、詳細は公式のヘルプをご確認下さい)

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所有者の場合、カード上部に「変更を提案」という箇所があるのでクリックし、申請内容を送信します。

審査後、メールで連絡が来ます。申請したからといって必ず申請の内容が通るわけではありません。

また権利者となることが多いビジネス情報については別途Googleマイビジネスから自社の情報をあらかじめ登録・管理しておくことも重要です。
参考:Google マイビジネス

自分自身が権利者ではない場合

会社名などではなく一般的な物事を指し示すナレッジパネルなどで自分自身が権利者ではない場合には、パネル下の「フィードバック」から変更内容を送信します。

実際の例を見てみましょう。

「田中真弓」

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声優さんのナレッジグラフですが「クリリン」というアニメのキャラクターとして表示されています。
(このようなミスがまれにナレッジグラフにも現れます)

ナレッジパネルの下部に「フィードバック」の文字があるのでクリックします。

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「間違っているところを指摘してくだい」と表示されるため、誤っている箇所をできるだけ具体的に指摘します。

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送信をして完了です。(ログインしていなくとも送信可能です)

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権利者のケースと同様に申請したからと言って必ず通るわけではありません。

権利者の場合も権利者ではない場合も、パネル内の「サブタイトル」「メイン以外の画像」「Wikipediaのスニペット」「他の人はこちらも検索」などはデフォルトで変更できない設定になっている点には注意しましょう。

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株式会社フルスピードはSEOコンサルティングサービスをご提供しています。株式会社フルスピードは2001年の創業から5,500社以上ものSEOコンサルティング実績を積み上げてまいりました。

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この記事を書いた人
GrowthSeed編集部

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株式会社フルスピードのGrowthSeed編集部です。企業のマーケティング担当者へ向けてWebマーケティングの成長の種となる情報を発信しています。 Twitter , Facebookで記事の更新情報やセミナーの最新情報などを日々発信しているので、ぜひフォローしてみてください。

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