Googleが検索ランキングシステム一覧を公開(用語変更も発表)
ディープフェイクの危険性に対するアップデートをGoogleが実施!ランキングシステム変更!(2024年7月31日)
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公開日:2024年08月01日
最終更新日:2024年08月08日
Googleは2024年7月31日、ディープフェイクに対するアップデートを実施しました。このアップデートは人工的に生成された画像や動画などの同意のない露骨なコンテンツに対処することを目的としています。当記事では今回実施されたGoogleによるディープフェイク対策用アップデートの「実施目的」と「具体的な実施内容」に関する情報をご紹介いたします。
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目次
「露骨なディープフェイクに対するGoogle検索アルゴリズムのアップデート」を実施する目的
露骨なディープフェイクによる苦痛リスク抑制のため
Googleの公式ブログによると、今回のGoogleのディープフェイク対策用アップデートが実施された背景には「露骨なディープフェイクによる苦痛リスク抑制」が存在しているようです。特に注目されているのが性的で露骨な画像や動画が本人の同意なく生成され、Web上に公開されていることのようです。
後述しますが、Googleはこれらのディープフェイクによる問題に対して専門家や被害者からフィードバックを受けつつ、人々を保護するために今回のアップデートとして「検索ランキングシステムの改善」と「コンテンツを検索から削除リクエストする方法の手順簡素化」を実施しています。
検索エンジンの検索結果上の健全性と品質維持のため
今回のディープフェイク対策用アップデートの実施目的の1つには「検索エンジン経由の検索結果上の健全性と品質維持」が存在するでしょう。Googleの公式ブログでも語られている通り、Googleとしても「露骨なディープフェイクコンテンツが検索結果上に表示される」ことは好ましいと捉えていません。
「検索エンジン経由で表示される検索結果画面」はGoogle目線で考えたときに自社商品とほぼイコールです。よって検索結果を健全に保つことはGoogleとしても大きな意味を持ちます。Googleは過去にも「検索結果という自社サービスを健全かつ高品質に保つ」ために、時代の流れに合わせてアップデート調整していますので、今回も過去同様に現在のトレンドに合わせて調整をすすめているのだと捉えることが出来ます。
Googleのディープフェイク対策用アップデートで実施された内容一覧
検索ランキングシステムの改善(露骨な偽コンテンツをランクダウンさせる)
今回のGoogleによるディープフェイク対策用アップデートの実施によって、「検索ランキングシステムの改善」が行われています。具体的には露骨な偽コンテンツのランキングをダウンさせるよう調整したようです。
ここでWebコンテンツ作成者目線で再確認したいことは、そもそも”露骨な偽コンテンツ”とはどこからが露骨であり、どこからが真のコンテンツなのかがはっきりしないことです。何が言いたいかというと、つまり、今回のディープフェイク対策用アップデートによって、生成AIコンテンツを多用しコンテンツ制作しているWebサイト運用者は、自サイトのコンテンツが「今後Googleからどのように評価されるのか」をしっかりと確認したほうが良いということです。
検索順位が大幅に低下したり、コンテンツ自体がインデックスされなくなるなどの問題に直面した場合は、これからのコンテンツ制作方針を再検討したほうが良いでしょう。
「露骨で合意のない偽コンテンツを検索から削除リクエストする方法」を容易に実施できるよう調整
もう1つ、今回のGoogleによるディープフェイク対策用アップデートの実施によって、「コンテンツを検索から削除リクエストする方法の手順簡素化」も行われました。
具体的な削除リクエスト操作手順は「不本意な偽のポルノ画像を Google から削除する」というGoogle公式ページにアクセスして、削除リクエストを実施するだけです。シンプルな手順で操作できますので、万が一の時に備えて一度内容をチェックされますと良いでしょう。
【まとめ】SEO従事者は読者ファーストなコンテンツを継続作成するのみ
正直、私たちSEO従事者としては、今回のディープフェイク対策用アップデートを受けて気にすべきことは実際にはさほど多くはないはずです。これまで通り、読者ファーストな有益で高品質なコンテンツを作成、公開、再調整することを継続していくのみです。
1点、気を付けるべきこととしては「生成AIの扱いがどの程度厳しくなるのかが明確でない」ことです。生成AIを多用してWebコンテンツを作成している方は、今回のGoogleによるディープフェイク対策用アップデート実施後にどのような評価を受けるのかは要確認すべきです。評価結果を確認したら、その後のベストな対策をとってあなたにとって理想的なWebサイト運営を継続しましょう。
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矢野翔大
パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。
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