【最新2024年12月】Googleコアアップデートとは?概要と対策、最新情報と歴史まで解説
Googleが検索ランキングシステム一覧を公開(用語変更も発表)
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公開日:2022年11月28日
最終更新日:2024年12月25日
Googleは2022年11月21日、「検索ランキングシステムの一覧」をGoogle検索セントラルにて公開しました。当記事は発表された”検索ランキングシステムの一覧に関する情報”を整理し、且つ各システムの参考URL(補足説明)までご紹介します。
また同タイミングで「用語の利用変更」の発表も行われています。唐突な名称変更となり、動揺しないよう、当記事で併せてご確認ください。
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目次
【用語変更】「アップデート」は「システム」に用語変更される
まずは「用語変更の発表」に関してご説明します。上図ですべて解説していますがテキストでも以下の通り補足説明しておきます。
例えば今年は「ヘルプフルコンテンツアップデート」というアップデートが実施されましたが、”アップデートをアップデートする”という難解な文章でした。過去にも類似内容で理解しずらい文章となることが多かったため、今回Googleは「アップデート」を「システム」という用語に置き換えると発表しています。
つまり「ヘルプフルコンテンツアップデート」は、今後「ヘルプフルコンテンツシステム」と表記されるということですね。
この発表を把握しておかないと急な名称変更に動揺しかねませんので、まず当記事冒頭でご紹介させていただきました。では次に今回Google検索セントラルで公開された「検索ランキングシステムの一覧」についてご紹介します。
Google検索ランキングシステムの一覧(注目すべき20個の指標)
ここではGoogle検索セントラルで公開された20個の検索ランキングシステムについてそれぞれ簡易説明し、さらに参考リンクを掲載しています(前述の通り、”アップデート”は既に”システム”という表記に置き換わっていますので再認識してください)。
検索ランキングシステム名称 | 各検索ランキングシステムの簡易説明 | Google公式の参考URL |
---|---|---|
BERT | BERT(バート)と呼ばれるAIの自然言語処理技術を利用して自然言語処理能力を向上させるシステム | https://blog.google/products/search/how-ai-powers-great-search-results/ |
個人の危機(危機情報システム) | 個人が危機的状況にあるときに役立つ情報をタイムリーに提供するシステム | https://support.google.com/websearch/answer/9988513 |
SOS警告(危機情報システム) | 自然災害や人為的災害が発生したときに役立つ情報をタイムリーに提供するシステム | https://support.google.com/sosalerts/ |
重複排除システム | 不要な検索結果の重複を避けるための排除システム(※類似する検索結果がいくつも表示されても読者メリットがない) | https://support.google.com/websearch/answer/9603785 |
完全一致ドメインシステム | ドメイン名に含まれる単語の関連ジャンルを過大に評価しすぎないよう調整するシステム | – |
フレッシュネスシステム | “情報鮮度の高いコンテンツ”を評価するシステム | https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide#usebreadcrumbs |
ヘルプフルコンテンツコンテンツシステム | ユーザーつまり人にとって役に立つコンテンツを評価するためのシステム(=検索エンジンに向けたコンテンツではないコンテンツを評価するシステム) | https://developers.google.com/search/updates/helpful-content-update |
リンク解析システムとページランク | ページがどのようにリンクされているかを理解し、どのページがクエリに最も役立つかを判断するためのさまざまなシステム | http://infolab.stanford.edu/~backrub/google.html |
ローカルニュースシステム | 検索キーワードに関連するニュースのローカルソースを特定して表示するシステム | https://blog.google/products/news/local-news-update-census-mapper/ |
MUM(マルチタスクユニファイドモデル) | 言語の理解と生成の両方が可能なAIシステム(※現在、検索での一般的なランキングには使用されていないが、強調スニペッドの表示改善などに貢献している) | https://blog.google/products/search/information-literacy/ |
ニューラルマッチング | クエリやページ内の概念の表現を理解しそれらを相互に照合するために使用するAIシステム | https://www.blog.google/products/search/improving-search-next-20-years/ |
オリジナルコンテンツシステム | 作成したオリジナルコンテンツが検索結果で目立つように表示されるようにするためのシステム | https://blog.google/products/search/original-reporting/ |
削除に基づく降格システム | “著作権侵害や個人情報侵害に関するコンテンツ削除の依頼”から生じる検索ランキング降格システム | https://search.googleblog.com/2012/08/an-update-to-our-search-algorithms.html |
ページエクスペリエンスシステム | ユーザー体験の優れたページを評価するシステム(ページの読み込み速度、モバイル対応、ページに煩わしいフルスクリーン広告などのインタースティシャルがないか、ページが安全な方法で提供されているかなど) | https://developers.google.com/search/docs/appearance/page-experience |
パッセージランキングシステム | Web ページの個々のセクションまたはパッセージを識別して、ページが検索にどの程度関連しているかをよりよく理解するために使用するAIシステム | https://www.blog.google/products/search/search-on/ |
プロダクトレビューシステム | 高品質の製品レビューであるかを判断するシステム(”高品質”とは、洞察に満ちた分析や独自研究内容が含まれているか、そのジャンルの専門家であるかなどの意味を含む) | https://developers.google.com/search/updates/product-reviews-update |
ランクブレイン | 単語が概念にどのように関連しているかを理解するためのAIシステム(検索で使用された正確な単語がすべて含まれていなくても、関連するコンテンツをより適切に検索結果に表示するためのもの) | https://blog.google/products/search/how-ai-powers-great-search-results/ |
信頼性のある情報システム | 最も信頼性の高い情報を可能な限り検索結果に表示するためのシステム(権威性の高いページを上位表示させたり、低品質ページの表示を下げたりなどするシステム) | https://blog.google/products/search/how-google-delivers-reliable-information-search/ |
サイトの多様性システム | 上位の結果に同じサイトから2つ以上のWebページリストを表示しないように機能させるためのシステム(特定の検索に対して特に関連性が高いとシステムが判断した場合は2つ以上の表示もありえる) | – |
スパム検出システム | スパム ポリシーに違反するコンテンツや動作に対処するためのシステム。最新のスパム行為に対応するため常に更新されている。 | https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies |
廃止された6個のGoogleランキングシステム(システムの一部になった)
今回、検索ランキングシステム一覧が公開されたと同時に”廃止されたランキングシステム”も公開されました。廃止されたランキングシステムは以下の6個です。廃止されたといっても別のシステムに継承されたりコアランキングシステムに取り込まれたりしていますので、参考程度に確認していただくと良いでしょう。
検索ランキングシステム名称 | 廃止された各検索ランキングシステムの簡易説明 |
---|---|
ハミングバード | 砕けた会話型の検索キーワードでも的確な検索結果を表示するためのシステム |
モバイルフレンドリーランキングシステム | モバイルデバイスでより適切に表示されるコンテンツを評価するためのシステム(※ページエクスペリエンスシステムの一部になりました) |
ページスピードシステム | モバイル検索結果で素早く表示されるページを評価するためのシステム(※ページエクスペリエンスシステムの一部になりました) |
パンダシステム | 高品質でオリジナルのコンテンツが検索結果に確実に表示されるようにするために設計されたシステム(※コアランキングシステムの一部になりました) |
ペンギンシステム | SEOスパムや低品質なリンク獲得から検索結果の上位表示を狙うサイトを排除し、検索結果の品質を向上させるために実施されたシステム(※コアランキングシステムの一部になりました) |
セキュアサイトシステム | HTTPSで保護されたサイトを評価するためのシステム(※ページエクスペリエンスシステムの一部になりました) |
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矢野翔大
パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。
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