2014年04月30日
こんにちは。Growth Seed編集部です。
普段はクライアント様のWebサイトの技術的な問題を解決するサポートをしたり、Webサイトのコンテンツの企画、ライティング、編集などを担当しています。 私の連載では、多くのクライアント様のWebサイト改善のお手伝いをしてきた経験から、特にコンテンツを作成する時のポイントに焦点を当ててノウハウをご紹介したいと思います。
唐突ですが、企業が発信する良いコンテンツとは何でしょうか? よく「誰かの役に立つコンテンツ」「何かの価値を読んだ人に提供するコンテンツ」が良いコンテンツであると言われます。 しかしこの説明では不十分です。
「今日食べたお昼ご飯」といった日記コンテンツは、企業が発信するコンテンツとしては適切ではないといった事が言われます。 しかし本当にそうでしょうか?
例えばソフトバンクの孫社長やファーストリテイリングの柳井社長なら、今日どんなお昼ご飯を食べたのかといった情報でも知りたいと思う人がいるはずです。 またそういった日記コンテンツを公開する事で、遥か遠くにいた大きな会社の有名社長を身近に感じる事もできます。 外から見た時の会社のブランドイメージや、中で働いている社員が社長へ意見を言いやすくなる、といった心理的な壁を低くする効果があると考えられます。
このように「誰に向けてどんな目的で書かれているか」が明確になっているコンテンツを良いコンテンツと定義すれば、具体的なイメージができるのではないでしょうか。
誰に向けてどんな目的を持たせるかを考えながらコンテンツを練っていくと、様々な場面でコンテンツが活用できる事が分かります。
例えば自社製品に興味を持ったばかりのユーザーに対しては、カタログのようなコンテンツを提供する事で喜んでもらえるでしょうし、購入しようかと迷っているユーザーに対しては、判断材料となる他社との比較表などを作れば喜んでもらえるでしょう。
もうお分かりでしょうか。 こういったコンテンツは、すでに製品のパンフレットやカタログで実体化している可能性が高いコンテンツなのです。 しかし、そういったコンテンツを最大限に活用しているでしょうか。
いままでの経験上、「実はこんなものを過去に作ったんだけどあまり使われていない」といった例も少なくありませんでした。 御社の中にも、まだまだ活用できるコンテンツが眠っている可能性があるのです。 もしそういったコンテンツがあるならば、今すぐWebサイトに掲載してください。
しかし、眠っているコンテンツを最大限活用するといった事だけではまだ十分ではありません。 これまでご紹介したコンテンツの多くは、すでに自社製品を知っている顕在ユーザーに向けたコンテンツだからです。
世の中には、まだ自社にとって顕在化していないユーザーも相当数存在しています。 そしてそういった潜在ユーザーの多くは、困った事を解決する為に、分からない事を調べるためにインターネットを使います。 このような潜在ユーザーと接触できる機会をみすみす逃していて良いのでしょうか。 いまの売り上げを作っている顕在ユーザーの、何倍・何十倍といった数のユーザーがインターネット上にはいるのです。
企業のWebサイトには、自社製品を知らない潜在ユーザーに向けたコンテンツが圧倒的に不足していると言えます。 潜在ユーザーに向けて、自社が持っているノウハウや知識を公開して接触機会を増やし、明日の売り上げの源泉とする事こそ、企業のWebサイトに必要な役割ではないでしょうか。
次回以降では、こういった潜在ユーザーに向けたコンテンツをどのように設計し作りあげていくのか、具体的な手順をご紹介していきたいと思います。
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