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AVIF画像がGoogle検索でサポート可能対象に!AVIF画像とはどんなファイル形式か?
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公開日:2024年09月12日
最終更新日:2024年10月03日
2024年8月30日、Googleは画像ファイル形式「AVIF」をGoogle検索でサポート可能としたことを発表しています。当記事ではGoogleによる「画像ファイル形式AVIFのGoogle検索サポート発表」に関する情報と、AVIFとはどんな画像ファイル形式なのか、今後の動向など分かりやすくご紹介いたします。
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目次
AVIF画像ファイル形式がGoogle検索でサポート可能対象になった(2024年8月30日)
Google検索セントラルブログでAVIFのサポートが正式発表された
2024年8月30日付けでGoogle検索セントラルブログにて画像ファイル形式「AVIF」がGoogle検索にてサポートされたことが正式発表されれています。これによってAVIF形式の画像がGoogle検索でインデックス登録されるようになったことが理解できます。
AVIFファイル形式とは?
AVIFは「画像圧縮能力が高い次世代の画像ファイル形式」
AVIFファイル形式とは「AV1 Image File Format」の略称名で、ファイル拡張子としては「.avif」と表示される画像ファイル形式です。AVIFは「画像圧縮能力が高い次世代の画像ファイル形式」として注目を集めています。
AVIF形式はグーグル、アマゾン、ネットフリックスなどのテクノロジー業界の大手企業が参加した「Alliance for Open Media(AOM)という映像コーデックやフォーマットに関するオープンスタンダードを推進する非営利団体」というよって開発されています。
AVIFを利用するメリットとデメリット
AVIFの利用メリットは「高画質なのに軽量」であり、「可逆圧縮」と「非可逆圧縮」の両方に対応し、「アニメーションGIF」に対応、「透過処理」に対応している、などの複数点が挙げられます。
対して、AVIFの利用デメリットは「多くの画像表示サービスにAVIF表示サポートが実装されていない」ことが挙げられます。
AVIFはJPEGやPNGやWebPと何が違うのか?(性能比較)
AVIFのメリット・デメリット
・高圧縮率かつ高画質を兼ね備える
・ページの表示速度を改善できる(SEO)
・ブラウザのサポート普及状況が悪い
・エンコーディング速度が遅い
JPEGのメリット・デメリット
・フルカラーの1,677万色を表現できる
・一度圧縮した画像は元に戻せない
・透過ができない
PNGのメリット・デメリット
・画像が劣化しにくい
・透過(透明化)ができる
・フルカラー画像の保存でファイルサイズが重くなる
WebPのメリット・デメリット
・画質を維持したまま圧縮できる
・透過処理・アニメーションに対応している
・ページの表示速度を改善できる(SEO)
・非対応ブラウザがある
・画像変換の手間がかかる
・画像編集ソフトが制限される
AVIF画像の利用はSEO対策になるか?
AVIF画像の利用によるWebコンテンツページの軽量化はSEO対策に有効
(引用:モバイルページ速度に関する新しい業界ベンチマークとの比較)
・1秒→3秒…直帰率32%増加
・1秒→5秒…直帰率90%増加
・1秒→6秒…直帰率106%増加
・1秒→10秒…直帰率123%増加
上図はGoogleの公式ブログから引用したものですが、モバイルページの表示速度が遅延するほど読者の直帰率が高まっていくという結果がまとめられています。要するに、AVIF画像を利用することで画像データを軽くすることは「ページ表示速度が早める」のに有効であり、結果的にSEOとして有効だと考えられます。
特に画像を多用するWebサイトに関しては、どれだけ画像データを軽くできるかが注目点となるはずです。対して、画像データを多用しない「テキスト中心に構成されるブログ形式のWebサイト」などでは、現状普及しているWebPやPNGをそのまま利用し続けても良いでしょう。読者が不満を抱えるようなコンテンツページの表示があまりにも遅い設計になっていないのであれば、今のところAVIF画像の利用が必須という話ではないという事です。
Googleの公式ブログでも「小売、旅行、ヘルスケアの各分野で改善の余地が最も大きいことがわかりました」と記述がありますので、画像データを多用しているサイトはAVIF画像の利用検討をなされるべきかもしれません。
AVIF画像の編集ツールの普及状況が追い付いていないのが現状(=作業効率が悪い)
AVIF画像が他画像ファイル形式(WebP、PNG、JPEGなど)よりも最新で性能が良い事実が確認できましたが、だからと言って今すぐAVIF画像を利用し始めるべきかという点については「AVIF画像の編集ツールの普及状況」を加味しなければいけません。
利用メリットが高いから今すぐ利用すべき⇒「編集ツールの作業が快適ではなく、制作コストが増えてしまう」の流れになってしまっては、元も子もありません。現状では、PNGの編集ツールが快適で使用に慣れている作業者が多いはずです。利用する画像形式ファイルの変更検討はWEBコンテンツ制作者の意見も聞きつつ進められることをお勧めします。
AVIF画像サポート開始(Google検索エンジン)でAVIF普及率はどうなるか?
AVIFを利用するWebサイト普及率が高まる可能性あり
前述しました通り、これまで「AVIFの画像表示技術は優れているものの、AVIF画像の表示を実現するための検索エンジンなどの他サービスのサポートが充実していなかった」ためにAVIFの利用普及率は低い状態でした。
しかし今回のGoogleのアップデート発表によって「AVIFに対するGoogle検索のサポートが開始」されましたので、AVIFを利用するWebサイトが今まで以上に普及する可能性が高まったと言えます。
AVIF形式の画像編集ソフトの普及率が今後高まることに期待
今回のGoogle検索でのAVIFのサポート開始によってAVIFの利用価値はSEO的に高まっていますが、とはいえ「AVIF形式の画像を編集できる画像編集ソフトの普及率が低い」のが現状です。
「AVIF形式画像が編集可能な画像編集ソフトの普及率」が今以上に高まれば、Webコンテンツ制作者的にはAVIF画像の編集ハードルが下がりAVIF画像の利用頻度が高まることが期待できます。理想としてはJPEGデータやPNGデータの画像編集くらいに「ストレスない編集環境」を画像編集ソフト開発サイドが整備してくれると理想的です。
【まとめ】今はAVIFの編集可能な画像編集ソフトの普及待ち
Google検索でのAVIFサポートが開始されたことによって「高画質かつ高圧縮なAVIFを利用するSEO価値は高まった」ように思います。しかし個人的には、AVIFが編集できる画像編集ソフトがなかなか普及しない現状では、PNGデータもしくはWebPデータでのWebコンテンツ作成が継続するだろうと予想します。今後、画像編集ソフトのAVIFサポートが充実してきたタイミングでAVIFの利用人気が高まるのではないでしょうか。
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矢野翔大
パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。
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