Webマーケティングを極めるなら覚えたい!調査に使える「検索演算子」まとめ
信ぴょう性の高い情報をインターネットから探し出す方法
- 炎上対策
公開日:2016年03月23日
最終更新日:2024年06月03日
スマートフォンの普及により従来よりも一層インターネットに触れる時間が長くなってきています。平成25年に総務省が発表した統計データだと、20代では平日でも約136分間もインターネットに触れているとされています。
(参考:総務省ホームページ)
また、インターネットに触れる時間が長くなるにつれて、さまざまな情報を目にする機会も非常に増えています。インターネットでは誰もが自由に情報を発信できるため、裏付けのない情報も多く公開されており、誤った情報を信じてしまわないように注意する必要があります。
今回はインターネットから「信ぴょう性が高い」情報を探し出す方法を紹介します。
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目次
信ぴょう性が高い情報とは
信ぴょう性が高い情報とはどのような情報を指すのでしょうか。今回は下記のような基準を設けて話を進めていきます。
- 一次情報
- 関連性が高い企業が提供している情報
- 政府が提供している情報
- 専門家が提供している情報
一次情報とはオリジナルな情報のことで、情報発信者が自ら仕入れた情報のことを指します。一方で二次情報とは書籍に書いてあった、インターネットで公開されていたなど、又聞きされた情報のことを指します。
情報ははじめに発信した人から間に介入する人数が多いほど、個人の主観が入ってしまい、信ぴょう性が薄まるとされているため、よりオリジナルな情報を探すことが重要です。
キュレーションメディアやニューズメディアなどでは、多くの場合で「引用元」として情報のソースが紹介されていますので、必ず引用元(オリジナル)の情報を確認するようにしましょう。
それでは、以下より具体的な情報の探し方を紹介していきます。
なお、今回は無料で手に入る情報に絞って紹介します。
企業が提供している情報を探す方法
誤った情報をインターネット上で公開することは、企業自体の信頼にも関わってくるため、企業が提供している情報には一定の信頼が置けるといえます。
では、企業が提供している情報を探しだすにはどのような検索をすればいいのでしょうか。以下順序を立てて説明していきます。
はじめに理解しておきたい企業ドメイン
一般的にドメインは企業、個人問わず自由に設定可能です。しかしながら、co.jpドメインは企業ドメインと呼ばれ、原則1つの企業で1つしか保有できないとされています。
つまり、企業が提供している情報を探し出すには、co.jpドメインで公開されている情報を探すことが一番の近道ということになります。
ドメインを絞って検索する手順
手順は極めて簡単です。まず、検索窓に「inurl:co.jp」と打ち込み、スペースを空けて検索したいキーワードを撃ちこみます。
例「inurl:co.jp 検索エンジン最適化」
上記で検索するとGoogle(google.co.jp)やYahoo!(yahoo.co.jp)をはじめとしたサイトが表示されます。
「inurl:」とはURLにコロン直後の文字列が含まれるページを検索してくださいという命令文です。
今回は検索エンジン最適化の情報をインターネット上で得ることを目的として検索しました。しかし、検索結果では書籍を販売するAmazonなどのECサイトが表示されています。
検索効率を高めるためにも、不要なドメインを除外してみましょう。検索窓に下記を打ち込んでみてください。
例「inurl:co.jp 検索エンジン最適化 -inurl:amazon」
これでamazonのURLを含むページを除外することができました。
「-inurl:」は「inurl」とは反対に、URLにコロン直後の文字列が含まれるページを除外して検索してくださいという命令文です。
「inurl」のような命令文は、他にも沢山ありますので、興味がある方は探してみてください。
行政や研究機関が提供しているデータを探す方法
政府が提供している情報は、国内でもっとも信ぴょう性が高い情報です。
もちろん、検索エンジンを使用して検索することも可能ですが、政府が用意しているプラットフォームを利用したほうが効率がいいでしょう。
政府の統計情報を探す
当記事ではじめに説明したインターネットの利用時間や、人口の推移などを検索することができる政府統計の総合窓口e-Statを利用してみましょう。
探し出したい情報が明確な場合はキーワード検索を利用します。探し出したい情報が不明確な場合は、政府統計全体から探すのページを利用するといいでしょう。
政府の統計情報からは「特定の商品・サービスの1世帯当たり1か月間の支出(二人以上の世帯)」や、「初任給関係職種の職種別事業所数等及び平均初任給月額」などの情報を得ることができます。
e-Statの他にも法令を検索できるe-Govや、国勢調査を検索できる統計局ホームページというサイトもありますので、用途に応じて使い分けてみてください。
⇒電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
⇒統計局ホームページ
研究機関のデータを探す
各研究機関が発表している論文を検索できるCiNiiを利用してみましょう。学術的な論文ではありますが、研究機関名や著者情報が明記されているため、信ぴょう性が高い情報であるといえます。
⇒CiNii Articles – 日本の論文をさがす – 国立情報学研究所
研究機関のデータでは幅広い情報を得ることが可能です。
例えば、「恋愛」について検索してみると、『青年期における過去の恋愛体験による心理的変化』や『大学生の恋愛傾向に関する研究』など、主観が入りやすい事象や、アンケートを取らないと分からない情報を見つけることができました。
「CiNiiに本文あり・連携サービスへのリンクあり」を指定して検索することで、インターネット上から論文を閲覧することが可能です。
しかし、CiNiiには有料会員プランがあり、無料で閲覧することができる論文に限りはありますので、注意が必要です。
まとめ
信ぴょう性が高い情報を探すためには下記の手法を活用してみましょう。
- 企業が提供する情報を探す
- 政府の統計データを探す
- 研究機関の学術論文を探す
インターネット上では集客力を高めるために、裏付けのない情報でもガンガン掲載していく傾向も見受けられます。誤った情報を公開してしまうことで、企業としての信頼を落としてしまったり、時には刑事問題に発展してしまうケースがあることを念頭に置いて情報収集をしてください。
企業として情報を公開する際には、信ぴょう性が高いサイトから情報の裏取りを行うようにしましょう。
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