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SEOとURLの関係とは? 検索順位への影響などをプロが徹底解説

2021年04月30日

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Webサイトの新規構築やリニューアル時には、URL設計をどうすべきか悩みがちです。サイト運営者にとって、URLのつけ方が検索順位に影響するのか否かは特に関心のあるところでしょう。気になるSEOとURLの関係、WebサイトにおけるURLのさまざまな疑問についてSEOのプロが詳しく解説します。

SEO(検索エンジン最適化)とURLの関係

「URLに狙いたいキーワードをいれるとSEO(検索エンジン最適化)によい影響を与える」と聞いたことがある人もいるでしょう。これについて、Googleからは過去に、全く関係ないという内容の見解と、とても小さいが影響があるという内容の見解が出されたことがあります。結論からいうと、URLにキーワードを入れるかどうかで「直接的に」検索順位に影響することはないと考えてよいでしょう。

ただし、これはどのようなURLにしても、SEOに全く無関係という意味ではありません。

SEOに取り組む上で、GoogleがURLについてどのような記述を推奨しているかを知っておくことは大切です。例えば、サイト内のURLをGoogleと相性の良いシンプルな構造にすることはサイト内のクローラビリティの向上につながります。結果としてSEOに間接的な影響を与えることはあると考えられます。

このようにURLの記述一つが検索順位に直接的に影響しないとはいっても、間接的ながらSEOに影響する可能性があると考えられるため、URLの記述は適切に行う必要があります。

Googleと相性のよいURL設計の6つのポイント

ここでは、Googleが推奨しているURL設計をご紹介します。検索エンジンの目的はユーザーの検索意図をかなえることにあり、Googleは基本的にユーザーファーストで、検索エンジンではなくユーザーの利便性を最優先に考慮すべきという方針です。ですから、URL設計もユーザーファーストで考える必要があります。では、SEOに適したURL設計について、そのポイントを紹介します。

1. シンプルなURLにする

GoogleはシンプルなURL構造を推奨しています。サイト内でコンテンツがディレクトリごとに適切に分類されており、URLを見ただけでユーザーがそのコンテンツにどのような情報が掲載されているのか分かる状態が望ましいです。

URLの長さは、クローラーが認識できるか否か、Googleにインデックスされるか否かという観点からいえば、理論上の上限はありません。ただし、主要なブラウザで扱える文字数の上限(2,082文字)や、サイトマップXMLで扱える文字数上限(2,048文字)が存在するため、2,000文字程度に抑えていれば、Googleの評価を受けることはできます。とはいえ、極端に長いURLは、ユーザーに分かりやすいか否かの観点からいえば望ましくないため、避けた方がよいといえるでしょう。

2.静的URLか動的URLか選べる状況なら静的URLにする

URLには、静的URL(「.html」や「.php」「/」などが末尾に来るURL)と動的URL(ユーザーの要求に応じて生成される、パラメータが付与された「?」「=」「&」などを含むURL)があります。この静的URLと動的URLについては、SEO上、必ずしもどちらでなければいけないということはありません。

しかし、いずれかを選べる状況であれば、あまり長くないシンプルな静的URLがおすすめです。その理由は、ユーザーに視覚的に分かりやすく親切であり、管理者もサイトを管理しやすくなるからです。

また、複数のパラメータやセッションIDが付与されて複雑化した動的URLの場合は、クロールに問題が生じる可能性もあります。動的URLを使用する際には、不要な要素は削除し、URLをできるだけ短くするなどの対策をしておきましょう。

サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
シンプルな URL 構造を維持する – Search Console ヘルプ


3. ページ内容に即したディレクトリ名やファイル名にする

ユーザーやクローラーがURLからコンテンツの内容を推測できるように、ディレクトリ名には分類したカテゴリに関連したキーワードを、ファイル名にはページの内容に関連したキーワードを入れましょう。

前述のとおり、URLにキーワードを入れることが直接的に順位に影響することはありません。しかし、コンテンツのファイル名やslugに狙いたいキーワードを入れることは、ユーザーファーストなURL設計の観点からは望ましく、間接的にSEOにもよい影響を与えると考えられます。

コンテンツと無関係のディレクトリ名を設定したり、ディレクトリやファイル名に過度にキーワードを使用したりするのは避けましょう。

4. 英語・数字を使用する

URLには英語や数字を使用しましょう。Googleは日本語の文字列を含んだURL(以下、日本語URL)にも対応しており、クローラビリティや検索順位の面だけでいえば有利も不利もなく、問題なく使用できます。

Googleは日本語URLを否定していません。しかしながら、ユーザーの利便性を下げる可能性があることから弊社フルスピードでは非推奨です。
具体的には、日本語URLを対応していないブラウザで表示したり、URLをコピー&ペーストしたりすると、Punycode変換により英数字の意味のない長い文字列に置き換えられ、ユーザーが共有しようとした場合などに不都合が生じます。このような事態を避けるために日本語URLは避け、英語と数字のURLにしておくことをお勧めしています。

5. アンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用する

URLに単語を連続して使用する場合は、単語をそのままつなげて並べるのではなく、ハイフン(-)でつなぎましょう。区切り記号としては、一般的にアンダーバーとも呼ばれているアンダースコア(_)も使用されていますが、Googleはハイフンを推奨しています。

Googleはハイフンとアンダースコアを次のように区別しているとされています。

【アンダースコアの場合】
http://www.example.com/green_dress.htmlのgreen_dressは「green_dress」というひとかたまりの文字列として認識。

【ハイフンの場合】
http://www.example.com/green-dress.htmlのgreen-dressは「green」と「dress」という単語として認識。

Google以外の検索エンジンではハイフンとアンダースコアの区別がないケースもあります。Googleでも過去にハイフンとアンダースコアを同列に扱うとの見解が出されたこともありますが、以下の通りの見解が出ていますので、どちらか迷った場合はハイフンを使用しましょう。

url では区切り記号を使うと効果的です。http: //www.example.com/green-dress.html という URL の方が、http://www.example.com/greendress.html という URL よりずっとわかりやすくなります。URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。
シンプルな URL 構造を維持する – Search Console ヘルプ


6. ディレクトリ階層とリンク階層

ディレクトリ階層とはURLの「/」で区切られた階層で、リンク階層はトップページから何回クリックすればそのページに到達できるかを意味します。ディレクトリ構造やリンク構造はどのようにあるべきか、それぞれの望ましい形について説明します。

ディレクトリ階層は、関連性を意識したツリー構造で構成します。関連するテーマで階層をまとめる、詳細ページを同一テーマの階層でまとめるなどを行うことで、どのコンテンツを重要と考え、どのページがどのような役割を果たしているのか、検索エンジンにサイトの構成を適切に伝えることができます。ユーザーにとっても迅速に目的のページに辿りつけるメリットが備わります。
1ページ1テーマで構成することもポイントです。また、サブディレクトリを“…/dir1/dir2/dir3/dir4/dir5/dir6/page.html”のようにする深い階層構造は避けましょう。

シンプルなディレクトリ構造を作成する
コンテンツが適切に整理され、訪問者がサイト上のどこにいるのか判断しやすいディレクトリ構造を使用します。ディレクトリ構造を利用して、その URL で見つかるコンテンツの種類を表すようにします。

コンテンツが適切に整理され、訪問者がサイト上のどこにいるのか判断しやすいディレクトリ構造を使用します。ディレクトリ構造を利用して、その URL で見つかるコンテンツの種類を表すようにします。
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド – Search Console ヘルプ

リンク階層は、浅い方がよいとされています。あるページからリンクを張ると、そのページからリンク先のページにページの評価を受け渡すことになります。この受け渡されたページ評価は、さらにリンクによって受け渡しが行われるごとに、徐々に価値が失われていきます。特定のページの順位を上げたい場合、一般的にサイト内で最も評価の高いページとなるトップページから1~2クリックで到達できるように設計すると良いでしょう。

SEOに大きく影響する「URLの正規化」

Googleと相性のよいURL設計に加えて「URLの正規化」を意識することも重要です。このURLの正規化は、重複するURLの中から正規URLを指定することで、SEOにも大きく影響します。

GoogleはURLについて、以下のようなhttpかhttpsか、wwwの有無、index.htmlの有無、URL末尾の「/」の有無などの部分的な相違を、すべて異なる個別のURL(重複するURL)として認識します。

  • http://www.example.co.jp/
  • http://www.example.co.jp
  • https://www.example.co.jp/
  • https://www.example.co.jp
  • https://example.co.jp/
  • https://example.co.jp/seo
  • https://example.co.jp/seo/

URLの正規化を行わず、複数の同一テーマを持つURLが存在する状態では、本来1つのURLで受けるべきGoogleからの評価が複数のURLに分散されてしまい、検索順位に悪影響を及ぼします。

この問題を回避するために有効な方法が、301リダイレクト設定やcanonical(カノニカル)設定です。統一するURL(正規URL)を決め、ほかのURLにアクセスしても常に統一したURLで評価を受けられるように設定をしておきましょう。

301リダイレクトとは、あるURLからの恒久的な転送を行うものです。アクセスを指定先のURLに転送するだけでなく、元のURLが持っているページ評価も指定先のURLで引き継ぐことができます。設定は「.htaccessファイル」で行うのが一般的です。

canonicalは、URL正規化タグです。コンテンツ内容は同じでもURLが異なるページが生成されるケースのほか、PCとモバイルで別URLのページを提供しているなど重複コンテンツ問題が発生したケースでも使用されるタグです。
タグはhead内に、次のように記述します。

<link rel=“canonical” href=“http://優先するURL/”>

既存ページもSEOに適したURL設計に変更すべき?

URL設計について悩むのは、サイトの新規構築やリニューアル時が多いですが、中には後からSEOの観点でURL設計を意識し始め、今サイトで公開している既存コンテンツのURLを修正したほうがよいのではないかと考える人もいるかもしれません。

しかし、URLを変更する場合は、旧URLから新URLへGoogleの評価が引き継がれるように301リダイレクトを設定する必要があるほか、各ページのcanonicalタグの書き換え、内部リンクの修正なども必要になってきます。サイトの規模によっては、多大な労力を要することはもちろん、作業中にミスが起こるリスクもあるでしょう。

ここまで説明したとおり、URLがSEOに与える影響は間接的な、ごく軽微なものであり、直接的な影響はないといえます。ですから、無理にURL設計を見直して修正することは避けた方がよいでしょう。

既存コンテンツのSEOを考えるなら、リライトやHTMLの改善など、より効果が見込める施策がほかにもあります。実際にどのような施策が適しているかは、目的やコンテンツの内容によっても異なりますので、判断に迷ったら一度プロに相談してみるとよいでしょう。

まとめ

SEOにおいてURLによる直接的な影響は、基本的にはないと考えて構いません。しかし、Googleが推奨する、Googleと相性のよいURL設計があります。この記事を参考に、ユーザーの利便性を意識して分かりやすいURLを付けるように心がけましょう。

[この記事は2019年8月29日に公開した記事を再編集しています。]

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