ウェブマスターツール「検索クエリ」で表示回数が実際の数値と合わない事例
スパムページとは?あなたのサイトの中に潜む外部からの危険要素について理解を深めよう
- Google Search Console
- Google検索結果
公開日:2014年06月27日
最終更新日:2025年01月09日
こんにちは。Growth Seed編集部です。当社では多くのキーワードを定点観測し、研究分析をしています。今回はその中でもかなり特殊な検索結果を紹介します。
具体的なキーワード名は伏せさせていただきますが、誰もが知っているブランド名の複合キーワード「ブランド名 アウトレット」や「ブランド名 アイテム名」などです。それらの検索結果の1ページ目の多くが迷惑サイトで埋まっている事例です。
※注:何が埋め込まれているか分からないので怪しいと思われるサイトにはアクセスしないようにしてください。
↓【無料DL】「SEO内部対策チェックシート」を無料ダウンロードする
実際の検索結果を見てみましょう
こちらは某ブランド名複合キーワードの検索結果です。
一部ぼかしを掛けていますが日本語キーワードの検索に対して、別の国のドメインが入ってきています。そしてスニペット(説明文箇所)を見ると何故か日本語。つまり、ギリシャサイト(ドメイン)の中に日本語のサイトが入っているようなイメージです。
通常日本向けのドメイン、あるいは一般ドメインに日本語サイトがあるのが普通なのでこの検索結果が異質なのは分かりやすいでしょう。
仕組みは?
サイトの中身を確認してみると面白いことが分かります。トップページやその他のページにアクセスすると普通に運用されているサイトが確認でき、そのサイトの一部に先程のスパムページが生成されていました。
図解すると以下のような感じです。
海外のサイト運用者がこのようなページをわざわざ(しかも日本語で)作ったとは思えないので、おそらくはどこかの何者かにハッキングされたのではないかと想定しています。(※実際に一部のページではサイト名で検索を掛けると「このサイトは第三者によってハッキングされている可能性があります。」という表記が出てきます)
こういったあからさまなスパムページは一時的に上位表示されるもののすぐに下落してしまいます。Googleはスパムアップデートを定期的に実施しており検索結果にスパムサイトが表示されることを常々防いでいます。Googleのスパム捕獲能力が高いことがわかりますね。
ただしいくつものドメインで膨大なスパムページが生成されているため一時的に下落をしても、今度は他のドメインに寄生したスパムページが上位表示される・・・といった流れになっており一部検索キーワードではスパムが全く消えないという悲惨な状況になっています。
あなたのサイトは大丈夫?
これらの事例は計測している限りでは海外のサイトに寄生するケースが非常に多いですが、日本のサイトでも寄生されている事例がありました。全くの他人ごとではないということですね。実際にどのような経路でハッキングされるのかは不明瞭な部分が多いですが、検知対策の一つとしてウェブマスターツールの登録を推奨いたします。
Google側でハッキングを検知した場合、ウェブマスターツール「セキュリティの問題」からURLなど詳細を確認することができます。ウェブマスターツールを導入する有用性については特集記事で紹介していますので以下の記事も参照下さい。
今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
株式会社フルスピードのSEO関連サービスのご紹介
-
Webサイト
コンサルティングSEO、コンテンツSEO、UIUXの三軸でアプローチし、流入数・コンバージョンをアップさせます。 -
SEOコンサルティングサイト課題や問題の本質をつかみ、先を見据えた戦略策定と課題解決に繋がるSEOコンサルティング -
法人向けSEO研修企業のマーケティング担当者が第一線のプロからSEOを学べるリスキリングサービスです。
株式会社フルスピードは世界で60万人が導入する最高水準のSEO分析ツールAhrefsのオフィシャルパートナーでもあり、これまで培ってきたSEOノウハウとAhrefsのサイト分析力を活かしたSEOコンサルティングサービスをご提供することが可能です。SEOコンサルティングサービスの詳細に関しましては上記バナーをクリックしてご確認くださいませ。お気軽にご相談ください。

-
【2025年最新】SNSの利用者数とユーザー属性や特徴まとめ
- SNSマーケティング
-
【図解】Facebook広告の出し方を分かりやすく解説(2025年最新)
- SNS広告
-
Facebookページの作成方法と運用方法のコツを解説!(企業向け)
- SNSマーケティング
- SNS運用
-
なぜNAVERまとめはサービス終了したのか!?SEO視点で調べてみた
- Ahrefs
-
X(Twitter)のスレッドとは何か?リプライとの違いやスレッド投稿のやり方を紹介!
- SNS運用
- 最新ニュース
-
YouTubeショートの視聴回数のカウント方法が変更された!変更内容を解説!
- Youtube
- 最新ニュース
-
Xのエンゲージメントとは?エンゲージメントを上げる方法・計算方法・平均・目安まとめ
-
「インデックスされているのに検索結果に表示されない理由」をGoogle関係者が回答!
- Google検索結果
- 最新ニュース
-
X(旧Twitter)のインプレッションとは?定義・増やし方・分析方法・伸びない時の改善方法を解説
-
404ページをトップページに301リダイレクトするのは検索ランキングにもUXにも悪影響
- Google検索結果
- 最新ニュース