インデックスとは┃Google検索エンジンにコンテンツが認識される仕組み
Googleしごと検索とは?特徴・機能や導入方法を解説
- Google検索結果
公開日:2019年09月30日
最終更新日:2024年06月03日
Googleしごと検索とは、Googleの検索結果上で求人情報を掲載・検索するなどができるサービスです。2019年1月23日に正式リリースされました。ユーザーの誰もが、Google検索によって効率的に仕事を探し出せるようになるだけでなく、人材募集をする企業にとっても新しい露出先としての活用が広がっています。本記事では、Googleしごと検索の基礎知識や特徴・機能、導入する方法を解説します。
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目次
Googleしごと検索とは?基本的な概要を解説
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、Googleの検索結果に、検索キーワードに関連する求人情報を表示させる機能を指します。通常の検索と同じように、Googleの検索ボックスに「業種 + 求人」「地域 + 求人」などと入力すれば、検索結果上部、ユーザーの目に留まる場所に求人情報が3つ表示されるようになっています。ユーザーは、特定の求人サイトやプラットフォームに入らなくても、ブラウザでの通常の検索で求人情報を検索できるということです。
さらに、Googleしごと検索の検索結果のいずれか、もしくは、他○件以上の求人情報という文言をクリックすると、Googleしごと検索の専用ページに移ります。この専用ページでは、求人情報の詳細(企業名や勤務地、待遇や福利厚生など)や、より多くの求人情報の検索に進めることも可能です。求人情報を保存して、後で確認することもできます。
Googleしごと検索の特徴や機能は?
Googleしごと検索の特徴や、どのような機能があるかについて解説します。
2-1.上位3つの求人情報が表示
ユーザーがGoogleの検索エンジンで求人に関する検索を行うと、通常検索と同じように、ヒットしたサイトの一覧や広告が出てきます。Googleしごと検索は、その結果画面の上部に求人情報が3つ表示されるものです。数ある求人案件がある中、どれがピックアップされてくるかのロジックは公開されていません。求人情報と検索キーワード、地域や現在地など、複数の関連する要因で決定されているものと考えられます。
Googleの戦略は、ユーザーにとって有益な情報を提供し、多くのユーザーを囲い込むことでGoogleの価値を高めていくことにあります。そのため、検索で上位表示される求人情報は、ユーザーのニーズにマッチする内容になってくると推測できるでしょう。
2-2.求人情報の高機能検索が可能
ユーザーは、Googleしごと検索の専用ページで、より多くの求人情報を一覧で確認することができます。「カテゴリ」や「地域」をはじめ、求人広告の「投稿日」、会社名や店舗名を表示する「企業」のほか、雇用形態など、さまざまなフィルタ項目で検索結果をさらに絞り込んでいくことも可能です。
業種や職種を示す「カテゴリ」では、同じ業種ジャンルの中でも、より細かい職務内容や関連した業種などを選択できるようになっています。「地域」では、特定の地域や現在地から○kmと地理的な距離範囲で絞り込むことも可能です。もちろん、希望勤務地として区や市を指定することもできます。「投稿日」は、掲載企業が求人広告を公開した日で絞り込むためにあります。たとえば、24時間以内、3日以内、1週間以内など、ユーザーがよりタイムリーな求人情報にたどり着けるようにするためのものです。
また、これらの絞り込みを行ったときの検索条件は、随時保存しておくことができます。次回からの検索の際に条件を呼び出せば、簡単に同条件での求人検索が可能になるのです。
Googleしごと検索を導入する方法とは?
では、Googleしごと検索を導入し、求人情報を検索結果に表示させるために、企業は何をすればいいのでしょうか。Googleしごと検索では、クローラ(Web上の情報を巡回するロボット)が、Webサイト上にある求人情報を収集しています。そして、ユーザーが検索する際に、検索キーワードとマッチングの度合いの高い求人情報をピックアップし、検索結果として返すという仕組みになっているのです。
つまり、求人を出す企業が、Googleしごと検索に求人情報を表示させるためには、まず、求人情報ページを作成し、公開しておく必要があります。求人プラットフォームでも可能ですが、できれば自社独自に採用サイトを持たれることをおすすめします。自社サイトであれば、掲載内容の自由度も高まり、検索で見つけてもらったときに、十分な情報を届けることができます。
さらに、サイト上の求人情報をGoogleが認知できる状態にしておかなければなりません。そのために必要となってくるのが、自社の求人情報に構造化データを埋め込むマークアップという作業です。Googleしごと検索で表示させるためのマークアップは、「schema.org」で定義された仕様で構造化し、「JSON-LD」というデータフォーマットに則って記述しなければなりません。この作業には、最低限の専門知識が求められます。
便利なGoogleしごと検索の活用を検討しよう
求職者にとっても、企業にとっても便利なGoogleしごと検索をご紹介しました。Googleしごと検索に求人情報を掲載すれば、求職者の目に留まる確率を高めることができます。導入するには、一定の技術的スキルが必要になりますが、リソースが整っているのであれば導入する価値は高いと考えます。人材募集の選択肢として検討されてみてはいかがでしょうか。
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