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「全米が泣いた」は賛否両論!?映画が見たくなる口コミ、萎える口コミとは?
- SNSマーケティング
- 独自調査
公開日:2016年10月20日
最終更新日:2024年08月08日
前回の記事に引き続き「映画鑑賞とWebマーケティングの実態調査」に関連するコラムですが、今回は少し違う角度から考察をしていきたいと思います。
過去の調査結果では、男女どちらも「絶賛の口コミが多いと見に行こうと思う」人が圧倒的でした。
では、実際にみなさんは、どんな口コミだと見に行きたくなるのでしょうか?反対に、どんな評価をされていると見に行く気持ちが萎えてしまうのでしょうか?
今回はアンケート中に頂いたコメントをもとに、その傾向をまとめてみました。
映画の口コミが気になるプロモーション担当の方、Webマーケターの方はぜひご覧ください!
過去に行った実態調査の記事はこちらから!
■男性編:「絶賛の口コミをきっかけに観に行く」人が約6割! 半数近くの人がWeb上に感想を書いた経験あり ~社会人
男性の映画鑑賞とWebマーケティングの実態調査~
■女性編:女性は男性よりSNSで映画の評判を集める! Instagramで感想を書く人も2割~社会人女性の映画鑑賞とWebマーケティングの実態調査~
目次
男女共通! これが書いてあると見に行きたくなる!
見に行きたくなる口コミ1:「今、映画館に行くべき」理由にグッとくる!
「アクション好きなら見るべきなど(20代、男性)」「映画館で見た方がいいって理由(20代、女性)」「”今までで”や、”ここ最近の中で”などの言葉が書いてあったら見たくなる、(20代、女性)」「今観ないと後悔する。(20代、女性)」「映画館でしかこの良さは味わえないなど(30代、男性)」「絶対に観た方が良いと書いてある(30代、女性)」「絶対見るべき(30代、女性)」「今年ナンバーワン(30代、女性)」「今までにみたことがないくらいとか、ファン必見とか、こんなのあり?みたいな感じ。(40代、男性)」「観て良かったという感想が多いとき(40代、女性)」
やはり、映画館で公開されている作品では「今、映画館に行くべき」と絶賛されていると、観に行く気持ちが高まるようです。「後悔する」「今までにない」といった限定的な表現は、映画館に行く気持ちを後押しするきっかけになっています。
特定のジャンルや傾向が好きなら見るべきなど、これからその作品を見る人のうち、どういうタイプの人なら楽しめそうかを意識した口コミも刺さりますね。
見に行きたくなる口コミ2:「感動した」という口コミが気になる!
「最後に感動が待っていると書き込みしてる(20代、男性)」「感動した、どんでん返し、予想外の結末(20代、女性)」「泣ける!感動!(20代、女性)」「感動します、と書いてあると気になります。(30代、女性)」「アクションシーンが面白いとか自然に涙が出たとか、感情に起伏があるような投稿がきになる(40代、男性)」「全米が泣いた(40代、女性)」「感動した(50代、女性)」「心に響く、感動もの。(50代、女性)」「感動したと書いてあったら(50代、女性)」
こちらは女性からのコメントが少し多い傾向でした。
「感動」という言葉自体は何か心を揺さぶられる時に使われますが、ヒューマンドラマや恋愛、バトルものなど感動するポイントはそれぞれかと思います。
みなさんは、どんな映画で感動したことがありますか?
見に行きたくなる口コミ3:「共感できる」という評判にグっとくる!
「共感できること(30代、女性)」「その映画を見る観点が自分の価値観にあっていたなら観に行きたい(30代、女性)」「同じ年代の方が観て、いいとレビューしているとき(40代、男性)」「自分がこうだったらイイなぁとイメージしていたものと一致した時。(40代、男性)」「どんな年齢層だと、共感出来るか?が書いてあると嬉しい。(50代、女性)」「好きな作品が似通っている友達からの好評(50代、女性)」
共感できることを見に行く参考にしているというコメントは、30代以上の方から頂いています。
特に「自分の年代に合うかどうか」を重視しているのは、その作品を観に行きたいけど、自分より下の世代じゃないと楽しめないのかな?と少し気がかりになっていることを感じる内容ですね。
見に行きたくなる口コミ4:「テンポの良い映画」は観に行きたくなる!
「ストーリーの流れがよい(20代、女性)」「息を呑むストーリー展開とかストーリーが面白いとか、映画の筋がしっかりしていそうな口コミを読むと観にいきたくなる。(40代、女性)」「展開が速いコメントがよい。(50代、男性)」
ストーリーの良さを構成する要素として、テンポが良いことも大切なことです。
終わる時間を気にしなくなるほど作品に集中できたという評価は、見に行きたくなりますね。
見に行きたくなる口コミ5:「的確な評価」は読みたくなるし、その作品を見たくなる!
「知らないジャンルまたは物事をその作品から知って、それについて造詣を深めたいと思えるほど映画が楽しかった。という旨が書かれていた場合(作品例、舟を編む、ガールズ&パンツァー)(20代、男性)」「良いとこ悪いとこ両方書いてある(30代、男性)」「好みが別れる作品、という書き込み(30代、男性)」「関連作品についてコメントされている(40代、女性)」「作品の世界観を適切に表現していること(50代、男性)」「単なる「好き・嫌い」を越えた的確な指摘がある(50代、女性)」「ネタバレにならないような見どころや感想があるとイイねと思う。(50代、女性)」
ただ褒めるだけではなく、良いところと悪いところを適切にレビューしている口コミ、自分の知らないことや好きなものをさらに広げてくれる的確なレビューは、好奇心を刺激する口コミとしてグっと来るようです。
気になってはいるけど、どんな作品なんだろう?というときに、あらすじや見どころを丁寧に伝えてくれる口コミは、見て損するんじゃないかという不安を解消してくれる、ありがたい存在です。
男性の場合、こんな口コミもグっとくる!?
ここからは、男女で少し傾向が異なったコメントを見てみましょう。まずは男性から!
数字で語るスゴさにグっとくる!
「賞を取ってたら見に行く(20代、男性)」
「興行収入(40代、男性)」
絶賛する「人」にグっとくる!
「辛辣な人が絶賛(50代、男性)」「信頼のおける人が評価をしている(50代、男性)」「普段映画の話をしない人が面白いと言ったら気になる(30代、男性)」「映画に詳しいな、と思える著名人のコメント(40代、男性)」
いただいたコメントから考えると、男性の場合は受賞歴や興行収入といった定量的な評価が後押しになっている方がいらっしゃいました。コメントにはあがりませんでしたが、動員ランキングやTVで特集されるほど話題になっていることなども、後押しとなるのではないでしょうか。
定性的な評価を挙げる方では、辛辣なレビュアーや普段映画を観ない人によるものなど、レビューをした人の背景にもとづいた感想が良いと判断できることで、見に行く気持ちが高まるようです。
女性の場合は、どんなところがグっと来る!?
一方、女性の場合はどうでしょうか?
「どんでん返しのストーリー」が気になる!
「どんでん返し(20代、女性)」「予想を裏切らない面白さとか(30代、女性)」「想像もしなかった結末が待っている(30代、女性)」「神秘的な成り行きと、どんでん返しのあるストーリーの作品(50代、女性)」「観ないと結末がわからないような内容の口コミ(40代、女性)」
「ストーリーの良さや見どころ」にグっとくる!
「終わり方がもやっとするのか、しないのか。きっちり伏線回収できているかは予め知りたい。(40代、女性)」「ストーリーについて、役者の演技について(20代、女性)」
口コミした人自身の「感覚の変化」にグッとくる!
「もう一回観たい。(50代、女性)」「自分の世界観が変わった とか(40代、女性)」「口コミが良かったから期待していたが、想像の斜め上を行く面白さだった。(20代、女性)」
女性の場合、見に行こうか迷う作品で特に刺さる口コミは、どんでん返しが予想されるもどんなオチになるかわからないという、ワクワクしながら楽しめる良い意味での不確実性が約束されていること、そして鑑賞者(レビュアー)自身がその後どう行動したかが気になっている、という印象を受けます。
その一方で受賞歴や興行収入、ランキングといった定量的な評価は見られませんでした。
男女どちらかのみで出たコメントをまとめると、このようなイメージでしょうか。
男性……「(観ようか迷う作品は)客観的な評価も高い。だから自分も見に行っておこう」という気持ちも少しある。
女性……「(観ようか迷う作品は)損した気持ちになりたくないので、ワクワク感が保証されると良い。口コミした人の行動や感情を変えるほどすごい作品なら、見に行ってみたい。」という気持ちも少しある。
私個人としては「脚本や演出面を」「的確な文章で」紹介しており、「好き嫌いが出るが名作」という絶賛の評価だと、観に行く気持ちが一気に増します。
さまざまなコメントを読みつつ、わかるわかる!と思いながらまとめていました。
みなさんはこれらのコメントで、当てはまるものはありましたか?
これは観に行かなくていいや…せっかくの気持ちが萎える口コミとは…??
続いては「萎える口コミ」を見て行きましょう。
高まる気持ちを一気に落とす「NGワード」は誰もが持っていると思いますが、具体的にどんなことを書かれていると映画館に行く気を失くすのでしょうか?
なお、こちらのコメントについては「見に行きたくなる口コミ」ほど男女で大きな違いはありませんでした。きっと皆さんも、これらのコメントに対して「わかる、これは見に行く気を失くす。」と言いたくなると思います。
それでは、読んでいくだけで観に行く気持ちが萎える口コミを見てみることにしましょう。
萎える口コミ1:予告と本編の違いにガッカリ…
「内容がイマイチとか、本編から掛け離れていたとか。(40代、男性)」「予告編を越えていない(40代、男性)」「予告が全て」発言があった場合は、見に行くのを考える。(40代、女性)」「予告との隔たりがあること(50代、男性)」
まずは、期待を高める予告編と本編に違いがあったという口コミです。
予告が全て、という表現はとても萎えますね…。では、なぜ予告との違いにガッカリしたのでしょうか?
これについては次の2タイプが当てはまりそうです。
萎える口コミ2:内容の薄さを指摘する口コミにガッカリ…
「内容が薄い(20代、男性)」「雑な作り、意味がわからない、過去の酷かった作品と同じ感想の場合(20代、男性)」「エンターテイメントとして成り立っていなさそうだったら観に行かない(20代、女性)」「面白く無い(という)票が多い時(40代、男性)」「醜い描写(50代、男性)」「演出が下手(50代、女性)」
萎える口コミ3:オチにガッカリ…
「この作品は終わり方が微妙で分かりにくい(20代、男性)」「あまりにも予想通り過ぎる(30代、女性)」「内容がありきたり(30代、女性)」「ストーリーがわかりきっているとき(40代、男性)」「ストーリーが、陳腐(40代、女性)」「ストーリーがありきたりとか、つまらないとか書いてあると観るのを止めることが多い(40代、女性)」「みたことがある結末(40代、女性)」「オチが不明瞭なイメージ(50代、男性)」「盛り上がりがない、何が言いたいか分からない。(50代、女性)」
内容の薄さ、ありきたりなストーリー、そしてオチがつまらないという口コミは、確かに本編を観に行く意味をなくしてしまいますね。先ほどご紹介した、見に行く気持ちが高まる口コミ(感動する、予想がつかない結末、ストーリーが良い、など)と真逆の評価は、やはり見に行く気持ちを失くしてしまうようです。
見に行く気持ちを失くしてしまう口コミでは、もっと直球なものもあります。
萎える口コミ4:映画館に行くほどじゃないみたいでガッカリ…
「DVDで観ればいいや(20代、女性)」「見て損した、映画館で見る必要がない(20代、女性)」「印象に残らなかった・原作と違いすぎてガッカリ・DVDで見れば充分、など(20代、女性)」「映画館でみなくてもレンタルなどで充分など(30代、男性)」「レンタルでよかった(30代、女性)」「他の見ればよかった(40代、女性)」
こちらも「映画館に行くべき!」という口コミに対する真逆の評価です。「映画館でなくレンタルで十分」 という意見は、とてもわかります。
ここまでは「映画作品自体」に対する評価で萎えるという口コミでしたが、それ以外にもこんな評判があると萎えてしまうようです。続けて見ていきましょう。
萎える口コミ5:原作改変にガッカリ…
「(原作付きまたはシリーズ物の場合)その映画のストーリーや、俳優の演技力が酷評されている(40代、男性)」「原作と異なる(20代、女性)」「字幕の声が変とか(30代、女性)」
萎える口コミ6:ゴリ押しにガッカリ…
「ゴリ押し芸能人が広告に絡んでいる時(40代、男性)」「ある俳優さんのコアファンの、なんでもかんでも褒めちぎるような中身のない口コミ。(50代、女性)」「主人公がイメージに合わないなど(40代、女性)」
小説やアニメ、漫画を原作とする映画はここ数年で数多く公開されていますが、原作のファンだからこそ「これは違う!!!」と言いたくなる気持ちはとてもわかります。原作とは違うストーリーになったことで良作となった映画もありますが、原作がある作品の映画化は毎回賛否両論になる印象を持っています。
同様に映画作品そのものではなく、作品を構成する一部となる出演者にフォーカスされすぎた口コミやニュースも、見に行く気持ちが萎える理由となるようです。
こちらも実際に作品を見てみると「思ったより良かった!」と感じることがありますが、それはあくまでも「思ったより」であって、鑑賞前から期待しているわけではない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
見に行きたくなる口コミより、萎える口コミの方が細かく言及されやすい?
今回いただいたコメントを集めてわかったこととして、萎える口コミについてのコメントは、見に行きたくなる口コミよりも細かく答えている方が多くなりました。
その例をご紹介しましょう。
「コメディでもないのにシナリオに整合性かない。カット割りが下手でただただ見辛い。主人公(または主役クラス)の行動に一貫性がなく、何がしたかったのか分からない。外画で吹き替え作品なら、タレント起用のセンスが悪くて親和性がなく物語に集中出来ない。(20代、男性)」
「予告編と実際のイメージが違った・主人公の行動や考え方が不自然だった・ストーリーの辻褄が合っていなかった・メインキャストの演技が下手で観るに耐えなかった・(原作ありの映画の場合)原作と全然違うストーリー、役のイメージ、演技だった(20代、女性)」
このように、これまで紹介した萎える口コミを全て網羅した熱い文章を送って頂いた方もいました。せっかく貴重な時間とお金を使うのだから、面白い映画を観たいという情熱がとても伝わります…!!
コメントを寄せていただき、本当にありがとうございました。
他にもあるよ!こういう口コミなら観に行かなくていいや…となるものたち
「寝る(40代、女性)」「たいくつな映画(40代、女性)」「寝た(30代、女性)」「つまらなくて、半分寝ていた。(20代、女性)」「しらけるなどのコメントがある場合(20代、女性)」「退屈した、眠くなった、などのコメントが目立つ。(50代、女性)」
ホラー要素がありそうで…
「ストーリーがよくわからない。グロい。(20代、女性)」「ホラーが嫌いなのでホラー要素があると分かったとき(30代、女性)」
グロテスク、ホラー要素をハッキリと敬遠する方は女性に多いかもしれません。
「あのフレーズ」で絶賛されるとちょっと…
「どんでん返し(40代、男性)」「全世界が泣いた(30代、男性)」「全米(日本中)大絶賛 とか(40代、女性)」
観に行く気持ちの後押しにもなった「全米が泣いた!」「どんでん返し!」は、実は賛否両論なフレーズかも……と感じるコメントを頂いています。
「感動した(する)作品」「共感できる」という評価も、人によっては見に行く後押しとなるどころか、萎えるコメントになってしまうのではないかと感じました。
長い映画≠つまらないと感じる映画?
観に行くのを止めようかと感じる映画の口コミとして「長い。(30代、女性)」「無駄に長い(30代、男性)」というコメントもいただいたのですが、確かにつまらない映画って実際の時間より長く感じますよね…。
長いがゆえに「テンポが悪い、つまらない(20代、女性)」と感じることもあります。
ただし、長い映画というだけでつまらないと言い切れないのも、映画の面白いところです。
設定が細かな映画や伏線の多い映画の場合、尺が短すぎるとかえって理解しづらかったりすることもあるので、そのバランスは非常に難しいものと思います。たとえば「シンドラーのリスト(94’)」や「タイタニック(97)」「インターステラー(’15)」などは3時間以上の大作として扱われることの多い映画ですが、いずれも高い評価を得ています。
最も長い映画作品の最長記録は?
ちなみに、現時点のギネス記録における世界最長の映画は「The Cure For Insomnia(不眠症の治療)」という、1987年にアメリカで一度だけ上映された映画なのだとか。気になる上映時間は上映時間は5,220分(87時間)!
その内容は、俳優と作家活動を行うL.D. Groban氏の書いた、4,080ページに渡る詩をひたすら朗読するだけ、というもの。ストーリーもなく、映画というよりはもはや実験映像に近い作品で、今回萎える口コミとして挙がった「たいくつ」「オチがない」「長い」の三拍子が揃っています。
この作品がもしも再上映された場合、「つまらなすぎて寝た」という感想が、タイトル通りに意図した評価になる、というのが皮肉ですね…。
まとめ:もし、これらの口コミが「公開してすぐ」に広まったら
今回もここまでお読み頂き、ありがとうございました!
最後の考察として、寄せて頂いたコメントたちが、もしも「公開してからすぐ」に登場した口コミだった場合、プロモーションをする立場からは、公開終了までの間どのように施策を展開していけばいいのかを想像してみましょう。
◎見に行こうという気持ちを後押しする口コミが多い場合
それが有効じゃない人にも届く方法を考えてみましょう。
「全米が泣いた!」「有名人出演」「どんでん返し」「感動した」「共感できる」この5フレーズは、男女共に気持ちの後押しとして有効とみられますが、一方で萎えると言う方もいます。そのため、試写会などの評判を伝える記事や、ポスターといった一次情報にこれらの文言を使う場合、本当に適切な表現なのか慎重に考えるべき、賛否両論のフレーズなのかもしれません。
仮にこれらの要素をアピールするとしても、「的確なレビュー」が後押しとなる方がいらっしゃるように「意外なところにあの有名人が!」「この展開がとてもうまくて感動する」など、丁寧な表現が大切と感じます。
×見に行く気持ちが萎える口コミが多い場合
初期ターゲット以外へのプロモーションを再考してみましょう。
見に行く気持ちが萎える口コミは、主に演出やストーリーの薄さについて指摘している傾向が強く、レビュアーは作品を楽しめないことに不満を感じています。さらに、原作がある作品の映画化は、原作に忠実であることを望む人も一定数いることがはっきりとコメントされています。
映画作品を面白い、もしくはつまらないと感じるポイントはそれぞれですが、口コミの内容によってはプロモーションで狙うターゲットにズレが発生している可能性もあるのではないでしょうか。
たとえば「ホラーは苦手」など、ジャンルそのものに対してネガティブな方に対しては、「最後までどんよりした気持ちになれる、最恐のホラーサスペンス!」と表現する口コミはホラーが好きな方にはたまりませんが、ホラーが苦手な方には刺さりません。
しかし「ホラーが好きな人には絶対おすすめ!でも、それが苦手な人もきっと泣けてしまう場面があるから見てほしい!なぜなら…」といったように、その作品を見る気がなかった人も見に行きたくなるようなレビューを見かけることもあるでしょう。
つまり、態度変容のきっかけとなるような説明を行っているプロモーションやレビューは、より多くの人を巻き込むきっかけづくりになると考えます。
大ヒットする映画は「見に行こうと思うきっかけ」が多い?
過去に大ヒットした映画は、最終的に「万人受け」という評価を得ることがあります。
しかしそれは、もともとターゲットとしていた人はもちろん、それ以外の立場の人も関心を持てる要素が作品の内外にあり、その評判があらゆる視点と場所で発信されることで「じゃあ見に行ってみようかな」という気持ちに変容していることがあるのではないでしょうか。
映画のプロモーションや口コミについて、どんな人をターゲットにしているのかはたびたびインターネットでも話題になりますが、改めて考えさせられるコメントをいただけたように感じています。
次回は「あの映画」のPRについて、口コミをもとに分析します。
次回はアンケートではなく、より幅広い意見を知るため、口コミを解析したシリーズをお送りします。
分析するテーマは今年のヒット作で、私も4周した「シン・ゴジラ」について分析してみようと思います!
旬が過ぎた、とか言わないで。良い作品はずっと良いんです!
それでは、次回をお楽しみに!
※この記事は、フルスピードが運営する[探す]を楽しむメディア「サチラボ」にて公開した記事を加筆修正したものです。
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