X(旧Twitter)運用におけるKPIはどう設定する?目的別にKPI指標を解説
X(旧Twitter)のインプレッションとは?定義・増やし方・分析方法・伸びない時の改善方法を解説
公開日:2025年03月24日
●Xのインプレッションを増やす方法が分かる
●Xのインプレッションの分析方法が分かる
●Xのインプレッションが伸びない時の改善方法が分かる
●Xのインプレッションを増やす時の注意点が分かる
当記事ではX(旧Twitter)におけるインプレッションの定義やカウントルールを解説し、具体的な増やし方や分析方法、改善策を詳しく紹介します。
Xを活用する上で「インプレッション」は非常に重要な指標です。投稿がどれだけの人に表示されたかを示すこの数値は、情報発信の効果を測るうえで欠かせません。当記事でXのインプレッション関連情報を学んでみましょう。
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目次
X(旧Twitter)のインプレッションとは?
Xにおけるインプレッションの定義(=表示回数)
Xにおける「インプレッション」とは、投稿がユーザーのタイムライン上に表示された回数を指します。つまり「表示回数」です。これは、投稿がどれだけの人の目に触れたかを示す指標であり、リツイートやリプライ、リンクのクリックなどの具体的なアクションを伴わなくてもカウントされます。SNSマーケティングにおいて、インプレッションは認知度の指標として重要視されます。
インプレッションのカウントルール(=表示回数の計測ルール)
Xでは、ユーザーがタイムライン上で投稿を目にするたびにインプレッションとしてカウントされます。同じユーザーが複数回表示した場合、それぞれがカウントされるため、総インプレッション数はユニークユーザー数とは異なります。また、プロフィールページや検索結果に表示された場合もカウントされるため、単純な閲覧回数以上の影響を持つことがあります。
インプレッションとエンゲージメントの違い
インプレッションが単に「表示回数」を指すのに対し、エンゲージメントは「ユーザーのアクション回数」を示します。視聴者の「いいね」、「リポスト」、「リプライ」、「引用ポスト」、「保存」、「リンクのクリック」などのアクションがカウントされ、エンゲージメントとされます。
インプレッションに対するエンゲージメントの割合(エンゲージメント率)を分析することで、投稿の魅力度やユーザーの関心度を測ることができます。
Xのインプレッションを増やす方法
「投稿数」と「投稿頻度」を意識する(=接触頻度を増やす)
インプレッションを増やすには定期的な投稿が重要です。投稿数、投稿頻度を高めることで、フォロワーのタイムラインに表示される回数が増え、結果的にインプレッションの向上につながります。例えば「投稿の質を維持すること」は重要ですが、投稿の質を意識し過ぎることで、「投稿数」が一定数担保されなくなると意味がありません。ターゲット層にとって価値のあるコンテンツの数を頻度高く提供しましょう。投稿間隔を一定に保ち、フォロワーにとって予測しやすいリズムを作ることも効果的です。
「ビジュアルコンテンツ」を投稿する(=魅力度を高める)
テキストのみの投稿よりも、画像や動画を含む投稿のほうが視認性が高く、ユーザーの興味を引きやすくなります。特に、動きのある動画やGIFはユーザーの目を引きやすく、Xのアルゴリズム上でも優先的に表示されやすい傾向にあります。ブランドカラーを活用した視覚的に統一感のある投稿を作成することで、フォロワーに覚えてもらいやすくなり、リーチの向上につながります。
「リポスト」や「リプライ」を利用する(=巻き込む)
リポスト(旧リツイート)やリプライを活用することで、フォロワー以外のユーザーにも投稿を見てもらう機会が増えます。特に、影響力のあるアカウントにリポストされることで、インプレッションが大幅に向上することがあります。リプライを活用し、フォロワーと積極的に交流することで、エンゲージメントを増やし、投稿の拡散力を高めることが可能です。
「投稿時間タイミング」を見極める(=視聴者が多く存在するか)
インプレッションを増やすためには、投稿のタイミングも重要です。フォロワーが最もアクティブな時間帯を把握し、そのタイミングで投稿を行うことで、より多くのユーザーの目に触れることができます。一般的には、朝の通勤時間帯、昼休み、夜のリラックスタイムがアクティブな時間帯とされています。Xアナリティクスを活用して、フォロワーが最も反応する時間を分析し、それに基づいて投稿のスケジュールを最適化することが効果的です。
「トレンドに乗る」ことを意識する(=話題性を利用する)
トレンドのキーワードを活用することで、投稿のリーチを拡大できます。Xの「トレンド」欄に表示される話題に関連する投稿をすることで、多くのユーザーに見てもらえる可能性が高まります。ただし、無理にトレンドに便乗すると信頼性を損なう恐れがあるため、自身のアカウントのテーマと関連のある話題を選ぶことが大切です。
「オーガニック投稿を広告で活用」する(=広告拡散力を利用)
オーガニック投稿(自然に拡散された投稿)の中で、エンゲージメントが高いものを広告として活用することで、さらなるインプレッション増加を狙うことができます。Xの広告ツールを活用すれば、特定のターゲット層にリーチすることができ、投稿の拡散効果を最大化できます。特に、新しいフォロワーを増やしたい場合や、ブランドの認知度を高めたい場合に有効な手法です。
Xのインプレッションの分析方法
「Xアナリティクス」で分析する
Xには「Xアナリティクス」という公式の分析ツールがあり、インプレッション数やエンゲージメント率、フォロワーの行動データなどを詳しく確認できます。また、特定の投稿の詳細なパフォーマンスを把握することで、どのような投稿が多くのユーザーにリーチしているのかを分析し、次回の投稿戦略に活かすことができます。
「外部の分析ツール」で分析する
外部のSNS分析ツールを活用することで、Xアナリティクス以上に詳細なデータ分析が可能になります。代表的なツールとして「SocialDog」「Hootsuite」などがあり、投稿ごとのエンゲージメント率やフォロワー増加傾向などを細かくチェックできます。これにより、どの投稿がより多くのインプレッションを獲得し、エンゲージメントを生み出しているのかを明確に把握できます。
「Excel」や「スプレッドシート」で分析する
エクスポートしたデータをExcelやGoogleスプレッドシートで整理し、投稿ごとのインプレッション推移やエンゲージメントの傾向を分析するのも有効な方法です。特に長期的なデータを可視化することで、どの時期に投稿のリーチが増加したのか、または減少したのかを把握し、より効果的な投稿スケジュールを立てることができます。
Xのインプレッションが伸びない時の改善方法
「Xアナリティクスなどの分析ツール情報」を詳しく確認する
Xアナリティクスを活用して、投稿ごとのインプレッション数やエンゲージメント率を詳細に確認しましょう。特に、特定の投稿が他と比べてインプレッションが低い場合、その要因を分析することが重要です。投稿の時間帯、フォロワーのアクティブ率などをチェックし、改善ポイントを明確にします。また、外部の分析ツールを活用すると、より詳細なデータを取得できるため、包括的な視点でアカウントのパフォーマンスを分析できます。
「インプレッションが伸びた投稿の共通点」を分析する
過去にインプレッションが多かった投稿と少なかった投稿を比較し、成功要因を分析しましょう。例えば、ビジュアルコンテンツを含む投稿が効果的だったのか、特定のトレンドに関連する投稿が広く拡散されたのかを確認します。また、投稿に含めたCTA(コール・トゥ・アクション)の有無や、フォロワーとのエンゲージメントが影響しているかどうかも検証すると良いでしょう。これらの共通点を把握することで、次回の投稿戦略に活かせます。
「有益で魅力的な投稿」であるか見直す(視聴者目線で確認)
ユーザーは有益で興味を引くコンテンツに対して積極的に反応します。インプレッションが伸び悩んでいる場合、自身の投稿がターゲットユーザーにとって価値のあるものになっているかを再評価しましょう。具体的には、情報提供型の投稿、ストーリー性のある投稿、感情に訴えかける投稿などが効果的です。また、簡潔で分かりやすい文章構成を心がけることで、ユーザーの関心を引きやすくなります。
「アカウントのブランディングとズレた投稿」ではないか見直す
アカウントのブランディングと投稿内容に一貫性がない場合、フォロワーの興味を引くことが難しくなります。例えば、ビジネス系の情報を発信しているアカウントが急にエンタメ系の投稿をすると、フォロワーの期待とズレが生じる可能性があります。アカウントの方向性に沿った内容を発信し続けることで、フォロワーのエンゲージメントを高め、結果的にインプレッションの向上につながります。
「Xのアルゴリズム」を意識した投稿を行う
Xのアルゴリズムは、エンゲージメントが高い投稿を優先的に表示する傾向があります。そのため、インプレッションを増やすには、リポストやコメントを促す投稿を意識することが大切です。質問を投げかける形式の投稿、ユーザーの意見を求める投稿、アンケート機能を活用した投稿などを取り入れると、エンゲージメントが増え、アルゴリズムに好まれやすくなります。また、ブランディング、トレンド、視聴者のニーズを意識した投稿を行うことで、Xのアルゴリズムに促されるように、より多くの視聴者に情報をリーチさせましょう。
Xのインプレッションを増やす時の注意点
「意図的で過度なインプレッション集め」はペナルティ対象のリスクあり
Xのアルゴリズムは、不自然なインプレッションの増加を検出する仕組みを備えています。例えば、ボットを使った自動閲覧や、大量のフォロワー購入を利用した拡散はペナルティの対象になる可能性があります。これにより、投稿のリーチが制限されたり、最悪の場合アカウントが凍結されるリスクもあります。インプレッションを増やす際は、自然な方法でユーザーの関心を引き、エンゲージメントを高める戦略をとることが重要です。
「インプレゾンビ化」は視聴者に有益ではなく避けるべき
インプレゾンビ化とは、投稿のインプレッション数は増えているものの、エンゲージメントがほとんど発生しない状態を指します。この現象が続くと、ユーザーからスパムアカウントとして認識され、報告される可能性が高まります。これを防ぐためには、フォロワーとのコミュニケーションを強化し、リプライやリポストを促進するなど、エンゲージメント率を高める工夫を行うことが大切です。視聴者にとって価値があると思えるアカウント運用を継続すべきです。
ハッシュタグは使わない(イーロン・マスク氏より)
2024年12月18日に「Xでポストする際にハッシュタグを利用しないでほしい」とイーロン・マスク氏がポストしています。従来はポストにハッシュタグをつけて投稿をすることで利便性を高めていた傾向がありますが、2024年12月時点でハッシュタグの利用は不要になっています。Xのアルゴリズム的に評価がされないようですので、注意してください。
【まとめ】Xのインプレッションが増やすには「X運用に真剣に向き合う」ことが大前提
Xのインプレッションを増やすには、単に投稿回数を増やすのではなく、戦略的に運用することが大切です。質の高い投稿を適切なタイミングで発信し、ユーザーとのエンゲージメントを意識することで、インプレッションを持続的に伸ばすことができます。また、データ分析を定期的に行い、成功した投稿の特徴を把握することで、効果的な運用が可能になります。
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矢野翔大
パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。

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