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FacebookのKPI設定とは?設定メリットや実名登録アカウントから成果を出す方法を解説!

公開日:2023年11月17日

最終更新日:2024年10月17日

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FacebookのKPI設定┃実名登録アカウントから成果を出す方法

この記事を読むと理解できること

当記事ではFacebook運用でKPIを設定するメリットと、FacebookのKPI設定方法についてご紹介します。実名登録アカウントでのSNS運用が求められるFacebookの特徴を加味したFacebookのKPI設定方法や、KPI指標を計測するの役立つツールまでご紹介していますので参考にしてください。

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目次

Facebook運用におけるKGIとKPIを定めよう

まずはFacebookのKGIとKPIを設定しよう

KGI(重要目標達成指標)に最終達成目標を設定する

まずはFacebookのKPI設定を定める前にKGI(重要目標達成指標)を定めましょう。KGIは「最終的に達成したいゴール」のことを意味します。例えば「Facebook経由でのサービス受注を年間60件受けたい」など、具体的な最終目標をKGIに設定すると良いです。

KPI(重要業績評価指標)に中間達成目標を設定する

KGIが定まったらKPI(重要業績評価指標)を設定しましょう。KPIは最終達成目標であるKGIを達成するために計測する中間達成目標のことです。簡単に説明すると、「年間60件のサービス受注をFacebook経由で獲得したい」というKGI設定を達成するために、例えばKPI設定として「半年間で25件のサービス受注を達成しておく必要がある」と中間目標を設定することができるはずです。この中間目標がKPIです。

もっと具体的にKPI設定したい場合は複数個のKPIを設定しましょう。例えば1つ目のKPI設定を「Facebook経由の月間お問合せ獲得数を20件」とし、2つ目のKPI設定を「お問合せ経由の受注確率を25%」としてみます。

この2つのKPIを毎月達成することができれば毎月5件のサービス受注を達成できることが分かります(問合せ20件×受注確率25%=5件受注)。このKPI設定を12ヶ月達成できれば「1年間で60件のサービス受注を達成する」というKGIを達成できることになります。

Facebook運用時にKPIを設定するメリット

Facebookの運用目的を見失わずに長期的な運用に組めるようになる

KPI設定を取り入れることで、長期的なFacebook運用となった場合でも達成したい本来の目的を見失わずに正しく運用できるようになります。Facebookに限らずすべてのSNS運用に共通していることですが、長期的にSNS運用していくほどに「本来の運用目的を見失う確率」が高まる傾向にありますので、KPI設定は積極的に活用しましょう。

可能であれば、Facebook運用をスタートさせる前にKPI設定を実施すると良いでしょう。もちろんFacebook運用をスタートしている場合でも、途中からKPI設定を利用することはFacebook運用目的を思い出せるため推奨です。

日々の目標を可視化でき検討材料を洗い出せるようになる

より具体的なKPIに落とし込むことができれば”そのKPIそのものが毎日の行動指標”となります。例えば前述した2つのKPI設定(月間お問合せ数20件、受注確率25%)を想定してみた場合、以下のように毎日の検討材料が洗い出しやすくなるはずです。

・月間お問合せ数を20件獲得できる認知度が現状あるか?
・月間20件のお問合せ数に対応可能な社内環境が存在するか?
・受注確率25%を担保できる商談のプロが存在するか?
・そもそも受注確率50%まで引き上げられないか?

上記内容は一例ですが、上記のようにKPI設定することで「KPIを達成するための検討材料が可視化できる」ためメリットが大きいことが理解できるはずです。

Facebook運用におけるKPI設定の作り方と具体例

FacebookのKPI設定はKPIツリーを使って作成しよう

FacebookのKPI設定はKPIツリーを使って作成しよう

上図のように、Facebook運用におけるKPI設定はKPIツリーを使って作成すると全体像が把握しやすくお勧めです。上図はKGIを「売上金額」とした場合のKPIツリーとなっています。当記事では1つ目のKPIを「お問合せ件数」、2つ目のKPIを「受注確率」としてお話を進めていますので、上図でそのようなKPIツリーを作成しています。

上図では「お問合せ件数」というKPI設定にぶら下がるようにさらに細かなKPIを設定しています。例えば「月間のお問合せ件数20件」を達成するには「Webサイト訪問者数」や「商品ページの遷移率」などの要素が必要になります。これらを「お問合せ件数というKPI」にぶら下げておけば、日々の行動指標がKGI達成にどう影響するのかが明確にできます。

上図でまとめたKPIツリーは一例ですので、あなたの達成したいKGIと、そのKGI達成に関連する要素をKPIとして設定し、いつでも俯瞰確認可能なKPIツリーを作成してみましょう。

ブランド認知の向上をKGIとした場合のKPI設定例

ブランド認知の向上をKGIとした場合のKPI設定例

例えば、KGIを「ブランド認知の向上」とする場合、KPI設定として「リーチ数」や「インプレッション数」を設定すると良いでしょう。例えば、月間10000リーチを設定した場合、1週間で2500リーチが必要となります。同様に「インプレッション数」に関しても、例えば月間でどの程度の数値を獲得したいのかを設定すると良いです。

もちろん、今回のKGIである「ブランド認知」に関して上記2つの指標が必ず必要であるかと言えばそうでもありません。リーチ数のKPIだけでKGIを追っても問題はありません。ただ、この場合、「KGI=KPI」の関係性になってしまいます。このような状況になった場合は「リーチ数」をKGIとし、より詳細なKPI設定ぶら下げると良いです。

例えば、「目標のリーチ数を達成するためのクリエィティブの作成数」をKPIとして設定したり、「目標のリーチ数を達成するための投稿数」をKPIとして設定するなどが考えられるはずです。より詳細なKPI設定は毎日の行動指標となり活動目的をはっきりさせます。結果的に迷いのないFacebook運用を実現しやすくなりますので、小さなKPI設定でもおろそかにしないよう注意しましょう。

売上金額の向上をKGIとした場合のKPI設定例

売上金額向上をKGIとした場合のKPI設定例

例えば「売上金額の向上」をKGIとして設定した場合、「Webサイトへのリンククリック数」や「インプレッション数」をKPI設定すると効果的です。自社のWebサイトで商品やサービスを販売している場合に有効な手段で、Facebook運営目的を”自社Webサイトへの流入窓口”にする場合に活用できます。

ちなみに上記のように「Webサイトへのリンククリック数」をKPI設定した場合でも「Webサイトへのリンククリック数というKPI」の下に「リーチ数」がぶら下がります。なぜならリーチ数はFacebook運用における基本的で基礎的な最小単位の指標だからです。

「Webサイトへのリンククリック数」を上流のKPIとして設定としたことで”どのような投稿ならリンククリックするリーチ層が獲得できるのか?”といった具合に「リーチの質」を追求できるようになります。これがリーチ数を上流KPIに設定しない大きなメリットです。獲得したリーチが自社にとって本当に有効なリーチなのかどうかまで想定できることは次回のFacebook運用施策検討時にも役立ちます。

上記のように、同じ指標を追う場合でも「KPI設定をどのように設定するかで指標の追い方が変化する」ことを理解するとFacebook運用においてKPI設定する意味や価値が理解できるようになるでしょう。

Facebookの特徴(実名登録制)に注目しKPI設定してみよう

実名登録制のFacebookの特徴に注目してKPI設定しよう

実名アカウントが繋がり合うローカル地域を意識しKPI設定する

Facebookは実名アカウントで運用する必要があるため「現実世界の繋がりがそのままSNSに反映されやすい傾向」があります。例えば、大学時代の友人同氏がFacebook上の友達として繋がっていたり、生活圏の地域の知り合いとFacebook上の友達として繋がっていたりなど考えられます。

つまり「アカウントがローカル地域単位で繋がる傾向があるFacebookの特徴」を意識してKPI設定するのも効果的だということです。例えば学生時代の記憶を想起させるクリエイティブを投稿し、「学生時代の仲間とのコメント数がクリエイティブ投稿に100件付くことをKPI設定」にするなどです。

このようにFacebookの特徴を加味しながらKPI設定すると、単純に「月間1000いいね」をKPI設定するよりも高いエンゲージメントを伴う成果を獲得する可能性も高まります。この場合、サービス内容も「学生の記憶と紐づくサービス」であるとなお効果が高いはずです。

実名アカウントで活動するビジネスマンを意識しKPI設定する

Facebookは実名アカウントで活動する事が求められるためビジネスマンも多くSNS登録しています。「ビジネスマンが実名で繋がるFacebookの特徴」を意識してKPI設定するのも効果的です。

例えば実名でフリーランス活動している方々がFacebook上に多数存在しています。彼らフリーランサーに向けたオフラインイベントを開催する回数をKPIにするのも良いでしょう。もちろんオフラインイベントでも良いですが、あえてオフラインイベントにすることで実名を公開して活動しているフリーランサーとの繋がりを深く築けるかもしれません。

このように、いいね数などのFacebook指標でKPIを設定せずに「イベント開催数をKPI設定」することも効果的です。Facebookを利用したKPI設定はを実名登録制のアカウント運用に着眼したKPI設定とすると、Facebookだからこそのターゲティングが可能となります。

実名アカウントを行動変容させる価値は非常に大きい

Facebookは実名でアカウント運営することが求められるSNSです。匿名性が強いX(旧Twitter)などとは異なり、各アカウントが実名運用しているため「1いいね」をアクションするにも実名であることを意識しながらアクションすることになります。つまり「実名アカウントを行動変容させる価値」は匿名アカウントを行動変容させる価値よりも高いと想定できます。

例えば「月間1000いいね」をKPI設定した場合、Facebookを匿名制SNSの反応とイコールで想定しているとKPI達成できない可能性があるかもしれません。実名運用しているために「いいねアクション」を実行するにもそれなりの理由が必要となり、ユーザーの反応が鈍く、難易度が高いかもしれないからです。

仮に「月間1000いいね」が必須KPIであるなら、さらに下位KPIとして「高品質なクリエイティブの作成」や「トレンド性のある鮮度の高い情報発信」などを設定すると良いでしょう。匿名アカウントでも「いいね!」をしてしまいたくなるような仕掛けが用意できるよう、KPI達成のための下位KPIをツリー上に設計しておくと良いでしょう。

「Facebookページ」を作成しKPI設定を指標計測しよう

Facebookの「いいね数」などのFacebook指標を「Facebookページ」を利用して計測しましょう。Facebookページを利用するメリットとFacebookページの作成方法を以下に記載します。

Facebookページを利用するとFacebook内の指標計測が可能

まず理解していただきたいのですが、Facebookには「Facebookアカウント」と「Facebookページ」という2つが存在します。FacebookアカウントはFacebook利用者が必ず1つ作成しなければならないアカウントのことで、Facebookページは「Facebookアカウントから作成できる自由度の高いページ」です。Facebookページは実名登録を必須とせず、例えば企業名で作成することも可能です。

Facebookページを利用するとFacebook内の指標が計測できますのでKPIを設けてFacebook運用する場合は積極的に活用することをお勧めします。FacebookアカウントでもKPIを追うことは可能ですが、FacebookアカウントではFacebookの指標結果を計測できないデメリットがあります。つまり、Facebook指標をKPI設定する場合はFacebookページでの運用が必須となります。

Facebookページの作成方法はこちら


企業向け┃Facebookページ(ビジネスアカウント)の作成方法と運用ポイント

Facebookページの作成方法は上記の関連記事から確認いただけます。FacebookでKPIを追った運用を実施する場合はFacebookページを利用すべきと考えますので、上記記事の手順解説を見ながらFacebookページを作成してみて下さい。

Facebookページの投稿結果が計測できる指標一覧

プロフェッショナルダッシュボードで確認可能な指標一覧

・投稿のリーチ
・投稿へのエンゲージメント
・ページへの新規「いいね!」
・ページの新規フォロワー
・リアクション
・コメント
・シェア
・写真ビュー
・リンクのクリック数
・すべての投稿を非表示にする
・フォローをやめた数

上記内容がFacebookページのプロフェッショナルダッシュボードから確認できるFacebook指標です。以下の画像のようにFacebookページの左メニューにある「インサイト」から確認できます。

プロフェッショナルダッシュボード内のインサイト確認手順

Facebookのプロフェッショナルダッシュボードでインサイトを確認する手順1

↑Facebookページの左メニューにある「インサイト」をクリックします。

Facebookのプロフェッショナルダッシュボードでインサイトを確認する手順2

↑表示されたインサイト画面に表示された上図の赤枠部分からFacebookの指標結果が確認できます。プロフェッショナルダッシュボードでより詳しく確認したい方は、上図の赤枠内にある「詳細を見る」をクリックして確認してみて下さい。

Meta Business Suiteからはより詳細に配信結果が確認できる

またプロフェッショナルダッシュボードで確認可能な指標よりも詳細に配信結果を確認されたい方は「Meta Business Suite」を利用しましょう。このMeta Business SuiteとはFacebookとInstagramのマーケティング活動と広告活動を一元管理できるツールです。配信結果の指標を確認できるだけでなく、お知らせの確認やメッセージへの返信、投稿、ストーリーズ、広告の作成および日時指定なども可能ですので、本格的にFacebookでKPIを追いたい方は是非利用されることをお勧めします。

Meta Business Suite内のインサイト確認手順

FacebookのMeta Business Suiteから詳細なインサイトを確認する手順1

↑Facebookページの左メニューにある「Meta Business Suite」をクリックします。

FacebookのMeta Business Suiteから詳細なインサイトを確認する手順2

↑Meta Business Suiteページに切り替わったら左メニューにある「インサイト」をクリックします。

FacebookのMeta Business Suiteから詳細なインサイトを確認する手順3

↑上図のようにMeta Business Suiteページのインサイトページが表示されましたらここで各指標を詳細に確認することが可能です。

Facebook広告の配信はKPI設定を達成するために役立つ


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FacebookのKPI設定を必ず達成する必要があるにも関わらず、投稿配信のみの業務のみではKPIを達成できない場合はFacebook広告を利用するのも手段です。Facebook広告を利用すればあなたが届けたいユーザーに一般投稿よりも効率的に伝えたい情報をリーチさせることが可能です。

Facebook広告の利用には費用が発生しますので、コスト面の前検討をしておくことをお勧めします。特に一般投稿のみでのKPI達成が現実的ではなくなった時、または、最速でKPI達成を目指すと決めた時などにFacebook広告は有効です。

Facebook広告の配信方法に関する関連記事はこちらに用意しておりますので、ご興味ある方はチェックしてみましょう。

FacebookのSNS特徴を加味したKPI設定でKGIを達成しよう!

様々な角度からFacebookのKPI設定方法についてご紹介しましたが、やはり「実名登録制であるFacebookの特徴」を加味したKPI設定を施すことがFacebook運用でのKGIを達成する要因だと考えます。

当記事でご紹介したFacebookのKPI設定方法はほんの一例に過ぎません。「自信の企業が提供するサービスがユーザーにとってより魅力的に映るアプローチは何であるか」とイメージを膨らませつつ、FacebookのSNS特徴を加味し、あなたにとっての勝ち道を見つけてみてください。

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これまで株式会社フルスピードでは1000社以上の多岐に渡る業種のSNSアカウントを運用してまいりました。Facebookアカウントをどう運用すればよいかお悩みの企業様、Facebook広告を運用するためのリソースが少なくFacebook広告の運用に挑戦できずにおられる企業様はお気軽に弊社までご相談ください。

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この記事を書いた人

矢野翔大

パチンコ遊技機開発者としてパチンコパチスロメーカーで8年間の業務を経たのち、2022年から株式会社フルスピードのオウンドメディア『GrowthSeed』のマーケティング担当として入社。"WEBサイト運営は商品開発である"というモットーのもと、自身が得意とするエンタメ思考を取り入れつつ日々マーケティング業務に取り組んでいる。趣味はキャリアそのままにWEBサイト運営、パチンコ、パチスロ、ゲーム。

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