Googleが検索ランキングシステム一覧を公開(用語変更も発表)
Yandexのランキング要素流出がSEOに与える影響
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公開日:2023年02月02日
最終更新日:2024年06月03日
当記事ではロシアの検索エンジンであるYandex(ヤンデックス)の検索ランキング要素流出が発生したことでSEOにどのような影響を及ぼしそうかまとめています。今回Yandexに起こったこと、SEO対策に変化が起きるのかまでご紹介いたします
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目次
Yandexとは
Yandex(Yandex.com)とは2023年1月調査時点で、市場シェアが世界第4位となるロシアの検索エンジンです。
同様にStatcounterによれば、ロシアでのシェアはGoogleに次ぐ2位、日本では7位のシェアとなっている検索エンジンです。
Yandex | ||
世界シェア | 92.90% | 0.85% |
ロシアシェア | 43.54% | 54.37% |
日本シェア | 77.17% | 0.12% |
Yandex | ||
世界シェア | 1位 | 4位 |
ロシアシェア | 2位 | 1位 |
日本シェア | 1位 | 7位 |
参考:Statcounter
Yandexに何が起きたのか
YandexのソースコードがBreachForumsというオンライン コミュニティに流出したことがSNS上で共有され、急速に拡散されました。
YandexはGoogle同様に地図情報など様々なサービスを展開していますが、検索エンジンを筆頭に多岐にわたる全てのサービスに係るソースコードが流出したとされています。
Ой, 44.71G yandex git sources утекло)https://t.co/wvITjk4hkI
— Dmitry Balakov (@dbalakov) January 25, 2023
Yandexのソースコード流出とSEO
このニュースは、主にSEO専門家などをはじめとする世界中のSEOコミュニティーで一躍話題となりました。最も大きな理由は、検索アルゴリズムで使用される1,922件のランキング要素について記載されたコード、リストが共有されたことが原因です。
その要因の先頭には「ページランク」が記されていたり、アクセス解析タグが入っていること、URLに数字が入っていてはいけない、などと読み取れる要素の記載が並んでいました。
SEO対策に変化はおきるのか
結論から言うとそれは起きないでしょう。リストアップされた1,922件もソースコードのうちのごく一部にすぎない事も分かっていますし、そもそもYandexもMatrixNetという機械学習テクノロジーを開発運用しており、ランキングの要因もリスト化された静的なものだけには限らない事を説明しています。
YandexはGoogleではない
YandexとGoogleの検索結果は70%一致するといった言説もでたが、その論拠となるものは提示されていません。また、メインページからの内部リンクへや検索結果からの平均滞在時間など、やはりそうだったのか!といった叫びをあげたくなるSEO専門家が信じたい答えが一部書いてある事も事実ですが、裏を返せば今まで知っていたことしか書いていないという事と同じです。
検索エンジンを作る、あるいはもっと別の技術的な関心という視点からは興味深い情報がそこにあることは間違いないでしょう。しかし、本来ユーザーとの正しいコミュニケーションのためにあるSEOを実現するには、今まで言われている通り質の良いコンテンツを提供していくことにより注力することに変わりはありません。
参考URL:Yandex Services Source Code Leak · Arseniy Shestakov
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田中義一
WEBマーケティング部
ガラケーの時代からWEBマーケを始める。2018年からフルスピード勤務。SEOを中心としたコンサルティングを行う部署でマネージャーの傍らAhrefsのアンバサダーを自称している。
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